Xperia 5Ⅲの直販版が衝撃的な価格に。安くても買うべきなのか?

先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。

詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回Sony StoreにおいてXperia 5Ⅲの直販版が大幅値下げされていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

衝撃的な価格に。

先日にはXperia 1Ⅴの直販版が発売以来最初の価格改定が行われておりXperia 1Ⅳも合わせて価格改定が行われましたが今回Xperia 5Ⅲもしれっと値下げされたことが判明しました。

Sony Storeで販売されている新品と考えると恐ろしいですが一括価格で4万9500円に値下げ。かなり型落ちしているとはいえ公式ストアでこの価格で販売されることがあるのかとびっくりです。

ちなみに36回分割で購入した場合初回は4000円ですが2回目以降は月々1300円とかなり安い。また残価クレジットで購入する場合は初回のみ2100円ですがそれ以降は月々1800円です。

そして2年後に本体を返却して残債を消滅させることも出来れば6000円で買取することも出来る。ハイエンドのXperiaをとりあえず使ってみたいと思う人にとってはかなり魅力的な機種です。

Xperia 5Ⅲのメリット。

改めてXperia 5Ⅲの直販版のメリット部分を確認するとXperia 5シリーズ最初で最後のペリスコープを搭載した機種でXperia 1シリーズと全く同じカメラ構成を採用した機種です。

最新世代のXperia 5Ⅴで見ると望遠レンズはなく実質光学2倍にデジタル6倍で撮影可能です。一方でXperia 5Ⅲは光学2.9倍/光学4.4倍で撮影することできズーム性能は割と強めです。

また望遠画角は秒20コマのバースト撮影には対応していませんがオブジェクトトラッキングに対応。

Xperia 1Ⅴなどのように3.5倍から5.2倍であれば光学ズームに対応とより微調整ができた方が便利に感じる時もあるかもしれませんが個人的にはXperia 5Ⅲのようにワンタップで画角を切り替えられたと方が楽に感じることもあり70mmに105mmとあまり画角差がないのも使いやすい。

そして2つ目としてあまり気にするユーザーはいないのかもしれませんが物理のDual SIMに対応。2022年モデルからはキャリアモデルと合わせて物理+eSIMのDual SIMに対応しているのでXperia 5Ⅲの直販版はある意味最後の物理Dual SIMに対応した機種と割と貴重な存在です。

その他イヤホンジャンクの搭載やSDカードスロットの搭載などXperiaの良さはもちろんあります。また120Hz表示に対応した上でゲームエンハンサー機能にも対応と細かな調節も対応です。

すでに2世代分型落ちしているため見劣りする部分も多いですが対応すべき部分はしっかり対応。下手なミドルレンジを購入するならXperia 5Ⅲを5万円で買った方が満足度が高い可能性も。

Xperia 5Ⅲのデメリット。

一方で安くなったとはいえ今更Xperia 5Ⅲを購入するのはありなのか確認したいと思います。

アップデートサポート期間がほぼ終了。

まず一つ目としてアップデートサポート期間は短めですでにメジャーアップデートは終了したかも。Sonyは機種別のアップデートサポート期間を発表しないため現時点では終了したか断定は出来ず。

ただ従来通りであればメジャーアップデートは2回なのですでに終了した可能性があります。またセキュリティアップデートに関しても現時点での最新は2023年12月頃との話です。

Sonyは基本セキュリティアップデートを90日に1回としているのでまだ終了していない可能性も。ただ最長でも3年と言われているので今購入しても残り半年程度であっても残り3回程度かも。

AndroidはiPhoneと比較するとアプリにマルウェアを感染させやすいことに違いはなく割と致命的な脆弱性も地味に見つかることが多いのでセキュリティアップデートがないのはリスク。

どこまで気にするかはユーザー次第ですがサポート期間が短いのは型落ちや今回のように大幅に値下げされた時にボディブローのように効いてくる感じで注意が必要だと思います。

フロスト系のカラバリがない。

そして2つ目として個人的にもどハマりしたキャリア限定色が直販版には残念なことにないです。

キャリア限定色としてフロストシルバーとフロストブラックがラインナップされていてXperia 5シリーズでは初めてマット仕上げが採用されたカラバリでしたが直販版は良くも悪くもグローバルモデルと同じなのでブラック/グリーン/ピンクの3色展開になっているのが残念。

ただブラックはキャリアモデルにはない光沢仕上げとなっておりグリーンは緑というよりは光の反射によってはシルバー寄りで以前のプレミアムモデルにあった鏡面仕上げに近い色味です。

指紋はめちゃくちゃ目立ちますが特にグリーンはちょっと懐かしさを感じる色味という感じです。ただ個人的にはフロストシルバーがめちゃくちゃ好きだったのでないのが残念という感じです。

発熱対策が不十分。

そして3つ目として小型モデルでSnapdragon888を搭載しているので排熱処理が苦手です。2022年モデルのようにソフトで分かりやすい発熱対策をしている感じでもなく単純にきつめのスロットルダウンをかけているだけで本体に負荷をかけるとすぐに制御される感じです。

また内部温度が40度を超えるとすぐにスロットルダウンになるので重いゲームはあまり向かずです。そして4つ目としてXperiaを選ぶ人は音楽を有線やワイヤレスで楽しみたい人が多いかもしれませんがスピーカーは残念なことに前モデル対比で音量も音質も悪化した感じです。

スピーカーがイマイチ。

現状で5世代目までありますが歴代で2番目にスピーカーが悪い機種という感じで物足りないです。Xperia 5IIがかなり良くてXperia 5Ⅳはめっちゃ良かったからこそ余計に残念に感じます。

自分のようにスピーカー重視の人間にとってXperia 5Ⅲは近年のXperiaの中でもハズレです。このデメリットの部分を5万円だから許せるかどうかがユーザー次第になってくると思います。

めちゃくちゃ安いけど少しでも妥協したくない人は今回の購入は見送った方がいいと思いますが安いから我慢できると思うならXperia 5Ⅲはより魅力的な選択肢に入ってくるかなという印象。

型落ちでもハイエンドの方がいい。

また今回の値下げとは関係ないですが変に妥協してXperia 10シリーズを購入するなら個人的にはXperia 5シリーズを買った方がよく現時点で見ればXperia 10Ⅳの直販版が5万3900円なのでXperia 5Ⅲの方が4000円近く安く買えるのはすごいと思います。

Xperia 10シリーズの近年の動向を見ると一般層のニーズに割り切って全力で振り切っています。自分のようなオタク界隈でみるとSoCや価格などが注目されがちですがライトユーザーからすればSoCやベンチマークなんてどうでも良いことであってそれよりも持ちやすさや電池持ちの方が重要。

そのため近年のXperia 10シリーズを見ていると本体の横幅に重さに電池持ちが重視されている。本体サイズはXperia 5シリーズを僅かに小型化させた感じですがミドルレンジのためスペックをカットしやすく内部スペースも節約しやすいことに加え筐体にはプラスチックを採用。

コストカットをしやすい一方でマット仕上げの採用で質感を高めて変に安っぽさを感じない。さらにガラスではないため落としてしまった場合の衝撃性にも優れているとメリットが多い。

カメラに関しては最低限ですがハイエンドのXperiaと比較すると加工感がちょっと強めなのでライトユーザーからすれば分かりやすい写真が撮りやすくなっている一方電池持ちは最強クラス。

もちろんもっと優秀な機種も存在していますがXperiaの中では頭一つ抜けている感じです。ちなみに自分の使い方でも3日程度持つのでライトユーザーなら5日程度は充電なしでいけるかも。

なのでXperia 10シリーズはライトユーザーに全振りしており特徴はシンプルで分かりやすい。一方でマルチに使いたいとなった時の汎用性は低いので使い勝手は逆に悪くなる可能性がある。

こうなったときにXperiaの場合はXperia 10シリーズを買うよりハイエンドの型落ちを買った方が満足度が高い可能性がありアップデートサポート期間もXperia 10シリーズはメジャーが2回にセキュリティが最大2年なので良くも悪くも大きく変わらないという感じです。

なので現状でみるとXperia 10シリーズを買うよりはXperia 5Ⅲを買った方がいいかも。ただ逆にXperia 5Ⅲはこの価格になるまで売れ残っていることを考えるとちょっと残念です。

Xperia 5ⅣやXperia 5Ⅴに関してはよりシビアな在庫管理が行われるかもしれません。

まとめ。

今回はXperia 5Ⅲの直販版が大幅値引きされているので簡単にまとめてみましたが新品かつキャリアのようなプログラムがない状態でこの価格で購入できるのは衝撃的という感じです。

ただ逆に今後も直販版は売れ残りがひどければ価格はかなり下がる可能性が出てきたことになる。

PR)購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG