国内においては前モデルが安すぎたのか高価格化して批判されているGoogle Pixel 8 Proですが以前よりターゲット層が分かりやすく、さらにGoogleの拘りも明確になっています。
詳細は「使ってみて分かった。Pixel 8とPixel 8 Pro。どちらを買うべきか」をご参照下さい。また先日には12月のFeature Dropが配信を開始しており、これでようやくPixel 8 Proがスタートラインに立てたという感じです。
詳細は「まさに神アプデ。Pixel 8 Proが12月のアプデでゲームにカメラを強化」をご参照下さい。さて今回はここ数年でよく発生しているGoogle Pixelの不具合やハードの品質について簡単にまとめたいと思います。
ハードの品質があまり高くない。
最初に前提としてハード的に問題がなくソフト面で不具合やバグが発生しない機種はないです。Appleなど品質は安定していますが全ての個体で不具合がないなんてことは全くないです。
その上でここ近年のPixelの大きな問題点の一つとしてハードの品質があまり高くない。一部情報によるとPixel 7シリーズまでは中国で製造をしていたはずなので生産工程における品質は低いとは考えにくいですが大体各世代で一つくらいは分かりやすい問題があります。
Pixel 5の時はディスプレイがボディからはずれて隙間が出る不具合が発生しています。簡単に言えばある日突然ディスプレイが浮いてきてしまう感じですがGoogleとしてはこの現象を不具合と認めておらず原因としてはディスプレイを固定している接着剤に問題があった可能性。
またPixel 7で2022年の12月頃から発生した現象としてカメラ部分のガラスが勝手に破損。発生当初Googleはこの現象が発生した個体に対してまともなサポートをしていませんでしたがただ現状だと発生した場合に無償で交換してくれるとの話なので対応は改善された感じです。
原因がいまいちはっきりしてしていませんが寒暖差とされておりTwitterとかを見てると夏の間は全く報告がなかった一方で寒くなってきた今の時期に再び発生している個体がいる。
少なくともガラス部分が破損してしまった場合は修理ではなくサポートに連絡した方がいいです。ただちょっと興味深い部分としてはPixel 7のみが発生しておりPixel 7 Proではほぼない。
そして逆にPixel 7 Proのみで発生している現象としては音量ボタンや物理ボタンがはずれる。これはPixel 5の時も発生していた現象なので世代を重ねても改善していないのは問題です。
他のメーカーの機種で物理ボタンがはずれたとかほとんど聞かないので早く改善してほしい。そして自分の手持ちだけの問題なのか不明ですがPixel Stand 2がほぼ使えなくなった。
Pixel 6シリーズを購入した時にもらえたストアクレジットで3台購入して愛用してきました。ちなみに一台は妻の仕事部屋で一台は自分の仕事部屋でもう一台はリビングに置いていました。
ただ使用頻度に明らかに差がある中で自分の仕事部屋とリビング用がほぼ同時期に壊れた。Pixelでも充電出来ないことを考えると寿命だったのか今はただスタンドとして使っています。
今回触れたハードの不具合に自分は今まであたったことがなく問題なく使えていることが多い。ただ販売台数を考えると不具合が発生している個体は他社より多いことに違いはないです。
つまりハードの品質は現状であまり高いとは言えないのでやはり保証は重要になります。
Samsung製の問題。
次にハードの問題に近いですがアップデートで改善しにくいものとしてEynos5300の採用。Pixel 6シリーズからGoogle Tensorに切り替えたこともありSamsung製の5Gモデムを採用。
ただ発売直後から通信関連の不具合が多発して2021年12月のFeature Dropを1ヶ月の延期。
それくらい深刻で発信/着信のどちらかが出来ないとデータ回線契約のSIMのように音声通話関連が全く出来ないなどGoogleもかなり丁寧にアップデートを重ねた印象ですが結局発売から1年経過しても完全に解決できず5Gモデムが欠陥である可能性が高いとの話。
Pixel 7シリーズでは同じくSamsung製とはいえ最新となるExynos5300を採用しました。Pixel 6シリーズ対比で通信関連の不具合が発生する個体は大幅に減少しましたが解決にならず。
サポート次第の面もあるのかもしれませんが発生した個体は無償交換が多かったみたいです。また電波感度を大幅に上げたことが影響したのか電波が悪い場所では異常なほど電池を消費。
その他5Gと4Gの境目みたいな場所でも異常なほど消費電力が増加することが判明しています。ちなみにこのExynos5300はPixel 8シリーズでも継続採用されており問題を抱えています。
さらに消費電力が多いということは発熱がしやすく電池持ちにも悪影響を及ぼす可能性が高い。なので海外サイトは5Gモデムをかえない限りでPixelの電池持ち含めて改善しないとの結論。
ちなみにGalaxy S24のExynos2400モデルは同じ5Gモデムを採用するとの予測があります。つまりPixelで起きていた通信関連の不具合がGalaxy S24シリーズでも発生する可能性がある。
またSamsung製でPixelに影響が出ているのがGoogle Tensorで発熱問題を抱えている。発生個体は限定的だと思いますが直近の情報からPixel 6のヒートシンクが焼けこげた不具合。
投稿した人物によると10分間電話した後にこのような現象が発生したとしています。ただ10分の電話で一気に焼けこげたのか購入してから2年近く使ってきて徐々に焦げたのか不明。
何よりヒートシンクが焼けこげたことを考えるとSoCの発熱を処理しきれていないことになる。Googleは発熱対策としてきつめのスロットルダウンをかけますがPixel 6シリーズはそれでも酷かったとの声が多く改めてGoogle Tensorの発熱がひどいことが露呈した感じです。
なのでPixel 8シリーズではメインコアはCortex-X3を採用しながらもベンチマークスコアが低いのは発熱回避の側面がかなり強い可能性がありSamsung製だとどうしようもないのかも。
結局Google Tensorに5Gモデムが統合されていることを考えると事前情報通りTSMC製に切り替わるタイミングで発熱のしやすさや電池持ちが一気に改善する可能性があります。
こればかりはアップデートでも限界ありある意味解決するのが難しい問題という感じです。ちなみに最近のスマホはパフォーマンスの持続性を優先するために放熱を強化していますが内部温度が高温の状態が継続するとPixel 6のように焼けこげる可能性も十分にあり得ます。
なのでスロットルダウンなしで長時間パフォーマンスが安定するのも考えものという感じです。
アップデートで全てが解決するわけではない。
そしてソフト面を確認していくと最近は減った印象ですがNFC関連の不具合が多い印象です。国内版でみればおサイフケータイが使えない不具合はいまだに一部個体で発生している印象。
次にBluetooth関連の不具合が多い印象でワイヤレスイヤホンとのペアリングが安定しないとか。そもそもペアリングが出来ないとか地味ですが不具合が発生している個体が地味にいます。
特にメジャーアップデート直後は不具合がかなり多い印象で本来であればすぐのアップデートは避けた方がいいという感じで先日にはAndroid14にアップデートした一部個体かつ複数のデュアルアカウントで使用していた個体ではデータが飛ぶ現象が発生していました。
今は緊急の修正用アップデートが配信されているため同じ条件でも発生することはないです。Pixelのフラッグシップは10月に発売されることが多く12月のアップデートが終了するまでは様子見というのが一番でAndroidを作っているからこそもっと安定させてほしいところです。
またコメントでよく見ますがアップデートでなんでも改善できると思わない方がいいです。Android14ではGoogleがバックグランドかつキャッシュの挙動を見直したことで電力効率が改善しましたがに電池持ちが改善するアップデートなんてほぼないと思った方がいいです。
何か不具合が発生していることによって消費電力が増え電池持ちに影響が出ている場合アップデートで不具合が改善して消費電力が減れば結果電池持ちが改善することはあると思う。
ただ電池持ちがバグなど関係なく改善できるのであればアップデートではなく最初から組み込んでくる可能性の方が高くアップデートになんでもかんでも期待するのは良くない。
ただ一方でパフォーマンスをアップデートで大幅制限すれば電池持ちは改善すると思いますが多くのユーザーはそれを望んでいるわけではなく今ある電池持ちを受け入れるしかないです。
アップデートや電池持ちを改善させる方法は基本本来の電池持ちから何かしらの原因でマイナスになっている部分を修正するというもので本来の電池持ち以上にするには制限しかない。
何よりGoogleは基本毎月1回はセキュリティパッチを包括したアップデートを配信してくれるので他社の機種と比較したら圧倒的にアップデートの回数は多いので不具合は修正されやすい。
まとめ。
今回はPixelによくある不具合についてざっくりとまとめてみましたがここ近年の注目度が高いからこそ話題になりやすく不具合やバグが多いという印象を受けている可能性もあります。
何よりどの機種であってもハズレ個体はあるので避けられたらラッキーという感じです。ハズレ個体をひいた時の対処方法がやはり保証なので保証も合わせて重視した方がいいです。
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