今年のフラッグシップモデルとなるGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proを購入したので開封レビューをしてみました。詳細は「Pixel 8 & 8 Pro 開封レビュー。この機種の魅力はまだまだ語りきれない」をご参照下さい。
一方で既存機種に関してAndroid14へのアップデートで電池持ちと発熱が改善されたとの報告も多く、また先日にはPixel 7aなどの電池持ちを改善させる方法を共有して頂きました。詳細は「Pixel 7aなど。電池持ちを劇的に改善させる簡単な方法が判明」をご参照ください。
さて今回ホリデーシーズンに向けておすすめしたいハイエンドモデルについて簡単にまとめたいと思います。
Galaxy S23 Ultra
まず一つ目の機種としては今年のAndroidの中でも抜群の安定性を誇るGalaxy S23 Ultraです。ソフト面の完成度が高いのはもちろんですがGalaxy S23 Ultraは安定性が抜群という感じ。
Snapdragon 8 Gen 2が当たりだったのか今年はExynos搭載モデルが存在しないことからも最適化がしやすかったのか不明ですが発熱はそこそこする一方で電池持ちは抜群です。
海外サイトのバッテリーテストの結果において数年前までは100を超えていたら優秀な方だった。ただ今年はフラッグシップでも100超えは普通で115前後の機種もかなり増えてきた印象です。
そしてここ数年はiPhoneの最上位がトップという感じでしたがGalaxy S23 Ultraは抜いて126のスコアを獲得しておりゲームをやらない自分の使い方では3日弱は持つ電池持ちです。
120を超えている時点でもかなり電池持ちが良いと感じますが126でしっかり使っても減らない。ハイエンドはパフォーマンスが高い分消費電力が多いため電池持ちが悪いというのが妥当な流れ。
ただGalaxy S23 Ultraはその流れを覆すくらいの電池持ちを実現しているという感じです。もちろんハイエンドの電池持ちの改善が進んでいるということはミドルレンジモデルも改善。
今期で見ればXperia 10Ⅴは175を獲得しておりライトユーザーなら5日前後は持つかもしれない。ただ何よりハイエンドでも電池持ちがいい機種が増えてきており筆頭がGalaxy S23 Ultraです。
多くのユーザーは高いお金を出すなら高い品質に安定性を求めニーズをしっかり満たしています。
またニッチだと思いますがスタイラスペンが内蔵されているためメモ用途などにも使える。スペック全体で見ると何か突出した特徴があるわけではなくバランスが非常にいい機種です。
他社と比較するとカメラやディスプレイとかではなく安定性が突出した特徴になるのかも。さらにメジャーアップデートが4回にセキュリティが5年とアップデートサポート期間も長い。
良いものを長く使いたいと思うユーザーにとっては今年圧倒的におすすめしやすいという印象。また直近で見るとauにおいてGalaxy S23 Ultraの256GBが約3万円の値下げで約16万円。
各社最上位は今や20万円前後が当たり前となっている中で16万円ちょいはかなり安いです。もちろんですがキャリアのプログラムを利用すればさらに実質負担金を抑えることができます。
安くなったことでかなり魅力が増した感じで今年のハイエンドの中でもかなりおすすめしやすい。
一応合わせてデメリットの部分も確認しておくとカメラは過剰補正と言っていいくらい好みが出る。そしてバランスが良く安定性に優れていますが逆にこれといった特徴がないのもデメリットです。
発売当初は20万円近くしてたことを考えるともうちょっと面白さが欲しいかなと思っちゃう。あとは単純に筐体サイズが大きいので大型モデルでも構わないという人向けになると思います。
これだけ完成度が高いとExynosが復活するGalaxy S24 Ultraは大丈夫なのか心配になる。何より使いやすさと安定性を求め出来るだけ長く使いたいユーザーにおすすめの機種です。
Google Pixel 8 Pro
次に2つ目の機種として先日発売されたばかりですがGoogle Pixel 8 Proです。前モデルが安すぎたこともあり今年はかなり値上がりしましたがそれでもまだ安い方だと思います。
Google Storeでみると512GBモデルでさえ20万円以下で購入できるのでそこまではない。ハイエンドは購入するなら面白い機能があった方がいいと思うユーザーにおすすめの機種です。
Pixel 8 ProはAIがより強化されていますがざっくり言ってしまえば写真や動画の編集力。編集マジックを使用することで被写体の大きさや配置場所を変更することが可能で背景も変更可能。
また消しゴムマジックには今まで対応していましたが編集マジックを通して削除するとやばい。
消しゴムマジックはオフライン処理に対して編集マジックはGoogleのクラウドAIを経由の可能性。
そのため同じく被写体を消すというタスクでも完成度が雲泥の差で本来被写体があることで見えなかった部分の補正力に大きな違いがある。また動画に関して音声消しゴムマジックに対応しており被写体の声以外のノイズや声などをAIが判断して削除してくれる機能です。
子供と遊びに行って何回か動画を撮って試してみましたが声が子供の声とかぶっているかつ大きな声の場合は上手く処理できませんが他の子供の声が入っているくらいならある程度消せる。
また割り切っていて面白いなと思いますが娘も自分も声を発していない場合は周囲の声やノイズは削除されないという感じであくまでも被写体や撮影者の声に基づいて判断しているみたい。
もちろん補正にも限界がありますがシネマティックで撮影して音声マジックで削除で使う事が多い。また写真に関してはベストテイクで顔を補正して編集マジックで周囲の不要なものを削除する。
全ての写真や動画でやるわけではありませんがこれは綺麗に残しておきたいものは補正します。
編集マジックにおいて補正の荒さをより目立ちにくくさせるためにポートレートで撮影するなど完全に補正しきれないこともあるので撮り方も少し拘っておくと尚更いい写真になりやすい。
またベストテイクも同じシーンで1枚しか撮影していないと他に選べる候補にまともなのがない。そのためポートレートで失敗してもいいから何枚も撮っておくと上手く補正できることが多いです。
極論を言ってしまえばスマホ自体で一発で上手く撮れて編集しないのが一番分かりやすいです。ただ子供相手だとなかなか難しくPixel 8 Proの編集力の高さはかなり気に入っています。
またPixel 8 Pro自体も最短撮影距離が短くポートレート含めて接写が非常にしやすい。さらにポートレートでも動体の撮影が上手く撮れることが多いので使いやすいカメラに感じます。
カメラ自体も使いやすいけど編集でさらに遊ぶことが出来るのは他のスマホにない魅力です。また執筆時点では動画ブースト機能が開放されておらず今後低照度の動画などが強化される。
パフォーマンス的にも電池持ち的にもガッツリゲームをやるには向かないスマホだと思う。ただ自分のようにゲームよりもカメラが優先的なユーザーにはかなり面白い機種に感じます。
普段撮った写真や動画を編集しない人でも一度ハマるとやみつきになるという感じです。
Galaxy Z Fold 5
そして3つ目の機種としてちょっとスマホで贅沢したい人に折畳式機種をおすすめしたいです。折畳式機種はクラムシェル型とブック型に分かれ個人的にクラムシェル型はおすすめではない。
従来のガラケーのように縦折りが可能な形状ですが使い方として通常のスマホと変わらない。セルフィーが撮りやすいというメリットがありますがそもそも搭載しているカメラが弱いです。
一方で折畳式機種らしい使い方ができるのがブック型で今年で見るならGalaxy Z Fold 5かPixel Foldの2択という感じで初めての折畳式機種にはGalaxy Z Fold 5をおすすめしたい。
今まで自分はそれなりに折畳式を購入してきて扱い方や癖などが分かってきているので折畳式機種のメリットやデメリットが分かっているならPixel Foldでもいいと思います。
ただソフトの作り込みやハードの品質などで見ればGalaxy Z Fold 5の方が高いと思う。そのため強いて言うならという話なりますがまだGalaxy Z Fold 5の方が安心感があるかも。
折畳式機種の現時点における最大のデメリットはアプリの最適化不足だと思います。少なくとも市場シェアが1%程度しかない折畳式機種に対してアプリ開発者側も最適化に積極的ではなくGoogleの純正アプリは最適化されていってますが多くの場合はそうではない。
なのでアプリの表示をどうするかがメーカーの考え方によって分かれておりSamsungは基本拡大表示で余白などがあまりできないように配慮。また表示する際のアスペクト比もアプリごとに設定可能でユーザーの好きなようにできる。
そしてフレックスモードが一つの特徴となってきますが対応しているアプリはYouTubeや純正カメラアプリなどごく僅か。そのため多くのアプリはフレックスモードで表示すると全画面表示になり逆にみにくいです。
ただSamsungは強制的にフレックスモードに対応させるオプションを用意しているのが嬉しい。その他サブディスプレイとメインディスプレイでホーム画面のアプリの配置を別々に設定などこんな機能があると嬉しいなと思う機能が搭載されているためユーザーのニーズに応えやすい。
結局アプリの表示が一番ネックになりやすいのでここをしっかり対処しているから満足度も高い。カスタマイズしなければいけないという手間がありますがアプリが完全に対応するのは正直いつの話になるか分からないので逆にカスタマイズがあった方が満足度が高くなると思う。
一方で気になる部分の一つ目としてはカメラでしかたないですがあまりいいカメラを搭載せず。また2つ目としてサブディスプレイの使いにくさで視認性も悪ければ入力もしにくいです。
個人的に折畳式機種はサブディスプレイとメインディスプレイの使い分けが重要だと思っておりサブディスプレイがいかに普通のスマホのように使えるかが重要だと思っていますが。
Galaxy Z Fold 5のサブディスプレイはお世辞にも使いやすいとは言えない状況です。むしろPixel Foldのサブディスプレイの方が圧倒的に使いやすいかなという印象です。
本体価格が25万円と高いですがキャリアの保証プランに入っておけば故障しても安く済む。またキャリアのプログラムを利用することで実質負担金をしっかりと抑えることが出来るのもいい。
普通のスマホと使い方が大きく変わると思うので新鮮味が欲しい人にはおすすめです。
まとめ
今回はハイエンドモデルの中からちょっとスマホで贅沢したい人向けにまとめてみました。ひと昔前と比較すれば高いですが今回紹介した機種の価格が異常なほど高いわけでもない。
むしろ今後これがスタンダードになっていく可能性もあるのでちょっとした投資はありかも。
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