先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。
一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。
詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回香港版のXperia 5Ⅴを約2週間使ってきたのでメリット/デメリットについて主観的にまとめたいと思います。
不満な点は3つ。
最初に結論を言ってしまうとネットで批判されまくるような悪い機種には到底思えないです。とはいえ気になる部分もありイマイチに感じる部分もあります。
スピーカーの音量。
まず一つ目はスピーカーで海外サイトの評価では新しいアンプを搭載したこともあり前モデル対比で音質が改善との評価。まず音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
基本スピーカーテストをする時他の機種と同じ条件で再生できるようにGoogle Drive経由で再生。改めて純正のMusicアプリやYouTubeなどでも再生してみましたが全体的な印象は変わらず。
個人的にはXperia 5ⅤよりXperia 5Ⅳのステレオよりのスピーカーの方がすきだったこと。そしてXperia 5Ⅳのスピーカーがかなり良過ぎたからこそ期待値が高過ぎたのかもしれません。
どうしても音が篭って聞こえる印象でその原因となっているのが音量の小ささという感じです。音量がでかければいいというわけではありませんがXperia 1ⅤやXperia 5Ⅳと比較して小さい。
共振とのバランスを考えると難しいのかもしれませんが音量をもうちょい頑張って欲しかった。これだと少し前のXperiaのように音量が物足りないと思うユーザーが増えるかもしれません。
カメラのラグ。
次に2つ目としてカメラ使用時において負荷が高い撮影だと画像処理に時間がかかること。高速オートフォーカスにバースト撮影が特徴の機種としては画像処理でもたつくのは厳しい。
とは言っても秒20コマのバースト撮影や最大6倍までしか対応していないとはいえズーム撮影に通常の撮影ではほぼもたつきが発生しません。ちなみに秒30コマのバースト撮影に対応していますがXperia 1Ⅴだと連続で200枚くらい撮影するとガタガタになるのに対してXperia 5Ⅴは100枚程度。
約半分の枚数で画像処理に時間がかかってくるのでXperia 1Ⅴと比較すると負荷に弱いのかも。同じくSnapdragon 8 Gen 2を搭載していることからも差があるとすればRAMですが要因か不明。
HDRのバースト撮影になるとすぐに重くなってしまうのでXperia 1Ⅴとちょっと違います。
そしてこのもたつきが一番気になるのがポートレート撮影をしている時で撮影の難易度が上がる。前モデル対比でボケ感やフォーカス精度は大幅に改善されたとはいえ最短撮影距離は割と長めと使いやさの部分はそこまで改善していない。
その上で植物などを撮影するとシャッターボタンを押してからもたつきが発生してその間に動かしてしまうとブレてしまうことがあります。開封してから数日間の間はかなりもたつきが発生していて2週間近く経過して地味に改善した。
ただそれでももたつきが発生してしまうとポートレート撮影の難易度を上げている可能性がある。風が吹いたりしても動かないものであればじっくりと撮影できるので失敗はしにくいです。
一方で植物など動いてしまうものに関してはもたつきがあることからもちょっと厳し目という感じ。これは単純に自分の手持ちの個体で何かしらのバグが発生しているだけの可能性もあります。
ただポートレート撮影の精度がかなり改善したからこそ勿体無いなと感じてしまう部分でもある。とりあえず2週間経ってももたつきはあるので今後とも様子見をしていきたいと思います。
ケースが汚れやすいかも。
約2週間自分のいつもの使い方だと気になった部分としてこんな感じですが強いて言えばという感じ。ネットではカラーシフト問題が話題となっていますが手持ちの個体だと斜めから見ても問題ない。
ちょっとくすんだように見えないこともないですがそもそもスマホを斜めから見ることがほぼない。手に持たずテーブルに置いたまま何かする時はありますがその時も問題なく使えるという感じです。
また前モデル対比で重くなった上で本体の厚みも増したことで取り回しは悪化したと思います。Xperia 5Ⅳと比較すれば実感できますが重要なのは今使っている機種と比較してどうなのか。
自分は普段大型モデルばかり使っており直近はPixel Foldなど折畳式機種のことが多かった。そのことからもXperia 5Ⅴは圧倒的に持ちやすく軽いことに違いはないという感じです。
なので最近はずっと不調だった手首の調子もすごぶるいいので個人的にはストレスなしで使えている。
あとは本体とあまり関係ないですが購入特典だった純正ケースは汚れやすい印象です。今回Xperia 5Ⅴが手元に届いた次の日から旅行だったので外で使う頻度は確かに高かったです。
ただ帰ってきてからも比較レビューのために外に持ち出した程度でも汚れが目立つようになった。偶然汚れやすい環境が揃ってしまったのかケース自体が汚れやすいのかまでは不明です。
今までXperiaの純正ケースでもここまで明るい色は使ってこなかったのでそう感じるだけかも。ただ2週間使った程度とは思えないくらい自分の中では汚れたなという印象なのが正直なところです。
本体のカラバリに合わせて購入する人が多いと思いますがブルーを購入予定なら注意して下さい。単純に自分の使い方が汚かっただけの可能性もあるので頭の隅に置いておいてもらえると助かる。
お気に入りの部分。
そして実際に使ってみて良かったと思う一つ目としては電池持ちがかなり安定していること。開封直後はバックグラウンドで色々と動作していることからも発熱がしやすく最適化もされていない。
ただその状態かつ旅行中で普段より圧倒的にカメラを使う機会が多かったですが寝る前の電池残量が50%以下にならず割と優秀。そして開封から3日半程度経過してから一気に安定。
直近で見ると仕事が忙しすぎて触っている時間が少ないということもあるかもしれませんが寝る前の電池残量が70%前後のことが多く自分の使い方だと60%前半まで減ることもないという感じ。
あまり触れていないなと思う日だと夜の8時くらいでも80%以上残っていることもあります。ちなみにこの原稿を書いている時は久しぶりにゆっくり触れたという感じで午後4時時点で84%で最近使った機種の中でも電池持ちはかなり安定しており海外サイトのバッテリーテスト通りです。
自分の使い方だとGalaxy S23 Ultraよりも電池残量が多いことが多いという印象で満足です。少なくともハイエンドでこれだけの電池持ちを実現できるならミドルレンジに逃げる必要もなし。
ちなみにですがXperia 10Ⅴのスコアは175なのでXperia 5Ⅴよりさらに電池持ちがいい化け物です。ここ2週間大体朝の6時から午後の10時くらいまでを平均的に使っていますが待機状態における消費電力は2%と安定しておりTwitterやChromeであれば電池持ちそこまで減らない印象です。
ただゲームをやると減るのが地味に速いという感じですがXperia 1Ⅴほどではないという感じです。なのでゲームを割とやるかやらないかで印象が変わる可能性が高く自分のようにぽこぽこなどライトなゲームしかやらない人間にとっては十分に満足できる電池持ちを実現していると思います。
ポートレート撮影が楽しい。
最後に2つ目としてデメリット部分とも被りますがポートレート撮影はやはり楽しいです。自分はXperiaが好きですがポートレート撮影に関しては今まで全く期待していなかった。
変に明るく補正されているのかHDRの問題なのか不明ですがフォーカス精度もイマイチという感じ。ただXperia 5Ⅴでは撮影のしやすさはそこまで変わらずとも撮れる写真は大きく変わった。
もちろんシーンや画角を考えてあげる必要がありますが個人的に満足できる写真が撮れる。これで動体の撮影もしっかり撮れるなら文句なしでしたが物撮りなどはかなりいい感じです。
ネットでは望遠レンズがカットされ劣化したと言われますがメインカメラセンサーが高画素化。そのお陰で画質劣化も最低限に抑えつつ最大2倍でポートレートが撮れるので十分という感じ。
自分の中でお気に入りのvivo X90 Pro+も3.5倍のポートレート撮影ができますが結局画質を考慮する1倍か2倍で撮影することが多いのでポートレート重視なら2倍程度で十分。
Xperia 5Ⅳの時点でポートレートにフォーカスしていたので個人的には嬉しい進化に感じます。今後Sonyがポートレートをどのように進化させていくのか不明ですが今後が楽しみという感じです。
まとめ。
今回はXperia 5Ⅴの香港版を約2週間使ってきたので短期レビューをしてみました。個人的にはこれだけ楽しめたのであれば十分でちなみに香港版は約16万円だったのでさらに高いです。
ただフラッグシップを使いたいとなった時に10万円以上はもう当たり前の世界になりつつある。何より使いやすさより使ってて楽しいかどうかの方が重要なのでXperia 5Ⅴは満足です。
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