Pixel 8aの一部スペック判明。価格維持のために今後大変革期に突入?

ネット上の評判はあまり良くありませんが後出しだからこそGoogle Pixel FoldはGalaxy Z Fold 5など他の折畳式機種と比較しても違うコンセプトを採用した良機種に仕上がっている印象を受けます。

詳細は「Pixel Fold 1ヶ月レビュー。本当にネットで言われるほど悪い機種なのか?」をご参照下さい。一方で先日にはGoogle Pixel 8シリーズのほぼフルスペックがリークしており想定以上に進化していることを確認できます。

詳細は「ついにiPhoneを超えた?Pixel 8のほぼフルスペックが判明」をご参照下さい。さて今回/LEAKSがGoogle Pixel 8aのベンチマークに言及しているのでスペックやデザインについて簡単に推測してみたいと思います。

ベンチマークがリーク。

Googleは10月に正式発表するフラッグシップで年度を変えている可能性が高い。その理由の一つとしてコードネームで2022年に発売されたPixel 7にPixel 7 Proと今年の5月に正式発表されたPixel 7aにPixel Foldに関しては猫科のコードネームが採用。

またPixel 6シリーズから独自SoCであるGoogle Tensorを搭載するようになってから搭載SoCの世代もコードネームと紐づいている。一時期Pixel FoldはGoogle Tensor G3を搭載するべきだとの声がありましたが2022年モデルがGoogle Tensor G3を搭載しないです。

逆に言えばGoogle Tensor G3は2023年モデルが搭載する可能性が非常に高いことになります。現時点で2023年モデルとされているコードネームはシバ/ハスキー/アキタの3種類が判明。

シバとハスキーはPixel 8にPixel 8 Proと言われておりアキタがPixel 8aとの予測。2023年モデルは犬科のコードネームが採用されており今後犬科のコードネームを採用した製品がリークすればそれは来年の5月までに正式発表されることになりますが現時点で3機種のみです。

そして今回の情報によるとアキタのベンチマークがリークしたことが判明したとしています。繰り返しになりますがアキタとなっていることからもPixel 8aである可能性が高いです。

そして今回のベンチマークから確認できることの一つ目としてAndroid14を搭載していること。Pixel 8aは順調にいけば来年の5月に開催されるGoogle I/Oで正式発表される可能性。

そうなればAndroid14を標準搭載していることは妥当で2つ目としてはGoogle Tensor G3を搭載。2023年モデルはGoogle Tensor G3を共通搭載している可能性が高いのでこれも妥当。

ただPixel 7aのようにコストカットのためにPixel 7が搭載しているGoogle Tensor G2と異なるパッケージング技術が採用されているGoogle Tensorになっているか不明です。

アーキテクチャは一緒でもパッケージング技術が異なることで発熱しやすいとの予測。現にPixel 7aは発熱しやすく結果電池持ちも悪いので噂通りである可能性が高いように感じる。

Pixel 8aではPixel 8シリーズと全く同じGoogle Tensor G3を採用してほしいと思います。

そして3つ目としてシングルスコアが1218でマルチコアが3175とベンチマークを確認できます。ただ今回の情報によるとアンダークロック版とされており正直スコアは分からないです。

ちなみに事前情報通りGoogle Tensor G3のメインコアがCortex-X3を採用しているならマルチコアは5000近くになってくる可能性があるので大幅にスコアが上昇することになります。

そもそも今回のベンチマークがフェイクの可能性もあり仮に正しいとしてもプロトタイプでの計測。そのことを考えるとリークしたベンチマークスコアほどあてにならないことはないです。

またGPUとしてはMali-G715を採用していることも合わせて確認することができます。先ほどの話とも重複しますがPixel 7aの売れ行き次第ではPixel 8aは来年発表されないかも。

ただ状況を見極めるためにもPixel 8aを開発しないわけにはいかないと思われます。事前情報通りであればPixel 8aの存在が判明しても来年必ず発表されるかは別の話です。

ただアメリカ市場以外ではPixel 6aの併売も行われておらず毎年最新機種が欲しいところです。

推測できるスペック。

現時点でGoogle Tensor G3以外の具体的なリーク情報は残念なことに全くありません。ただ歴代Pixel aシリーズを見ると同じナンバリングを採用した無印の廉価モデルという立ち位置。

そのためざっくりとした推測は可能でデザインに関してはPixel 8から踏襲される可能性。Pixel 3aはPixel 3がベースとなっておりPixel 7aで見ればPixel 7がベースになっています。

そのためリークしているPixel 8のレンダリング画像に似たデザインになってもおかしくない。ただサイズ感は必ずしも踏襲されるとは言い切れずPixel 5をベースにしたPixel 5aは大型モデルに近いサイズ感だったのでPixel 8aがPixel 8より小さいとは言い切れません。

Pixel 8は事前情報通りであればPixel 7対比で小型化されると予測されています。また今までの流れを見ると無印よりaシリーズの方が小さいことが多いためPixel 8aはPixel 8よりコンパクトになると期待したくなりますが現時点では情報がないため判断できず。

ちなみにPixel 7aのCADを元に作成されたレンダリング画像は2022年11月にリークしています。なので来年Pixel 8aが正式発表されるのであれば年内にはほぼ確定的なデザインが分かるかも。

現時点で推測できることとしてはPixel 8aはPixel 7aに非常に似たデザインの可能性。結局Pixel 8とPixel 7のデザインが似ているので廉価モデル同士のデザインも似ると思う。

次に勝手な推測ですがスペックが劇的に進化することは考えにくいのではないかなと思います。Pixel 7とPixel 7aはデザインが近くスペックも似ており価格も近いことからユーザーにとっては混乱する要因となりましたがGoogleがなぜこのようなことをしたのか。

仮に事前情報通りPixel 7aが今後2年で現役で戦えるスペックを搭載するとなった時にPixel 7に近いスペックになってしまったのではないかと考えると整合性がつくように感じる。

仮にこの推測通りであれば2年分の進化を1年でしたことになるのでPixel 8aが出るなら超マイナーアップデートにしてPixel 8シリーズとより区別化してくる可能性があります。

事前情報通りであればPixel 8は120Hz表示に対応した上でディスプレイ輝度が大幅に改善。さらに超音波式画面内指紋センサーの搭載に充電速度の改善など基礎スペックが底上げ。

ただ現時点ではRAMなどが不明でPixel 7aと同じく8GBのままなのか12GBに強化されるのか。少なくとも現行のラインナップと同じく廉価モデルと価格が近過ぎて分かりにくいことは避けると考えた方が良くPixel 8aが出るとしてもPixel 8としっかり区別化してくる可能性。

となればPixel 8aはPixel 7aから大してスペックが進化しないと考えた方が分かりやすい。ただPixel 8シリーズで対応する新機能などはPixel 8aでも対応してくる可能性があります。

2年周期に変更する理由を推測。

一方でGoogleが事前情報通りaシリーズのアップデートサイクルを変更する理由として一つ目はコストカットの狙いがあるかも。勝手な推測になりますが廉価モデルでも価格が世代を重ねるごとに上昇しており現地価格で$499と限界の域に達している印象です。

めちゃくちゃ安いけどフラッグシップに近いカメラを搭載していることで注目を集めたaシリーズですがただ今や価格がスペック相応になってきているので以前ほどの魅力がなくなってきている。

アメリカではインフレが発生している一方で給与も高くなっているのでスマホの価格が上昇したとしても問題ないのかもしれませんがユーザーの価値観はアップデートされない。

また国内で見れば世界的なインフレに加えて円安の影響もあるのでかなり厳しい状況に。

今年のエントリーやミドルレンジを見ると分かりやすいですがマイナーアップデートで値上げ。もしくはスペックダウンで価格の据え置きという感じで仮に全く同じスペックで同じデザインの機種でも2021年と2023年ではコストの問題から同じ価格にするのは厳しい可能性がある。

毎年新型を出せば研究開発費が嵩むことはもちろんスペックを強化すれば値上げの要因に。なので毎年出すより2年周期くらいにした方が値上げのペースを落とせる可能性があります。

また2年販売するとなればコンポーネントの仕入れ量も増えるのでコストカットしやすいかも。各メーカーの企業努力で価格を頑張ってくれていますが今年の後半に登場するハイエンドは値上げが行われる可能性が高いと言われておりミドルレンジも厳しい状況にあると思います。

アメリカでは2年周期で買い替える人が比率的に最も多いことからもアップデートサイクルも2年周期くらいでいいと考えている可能性がありAppleのiPhone SEのやり方は上手いです。

企業のため新製品を出さなければ売り上げを伸ばすことが出来ないためジレンマになる。結局のところで各メーカーは毎年新型を出す流れになっていますがGoogleはこの流れを見直したいと考えている可能性があり現に現在判明している犬科のコードネームは3種類。

2022年モデルと同じであれば4種類判明していないといけないですが3種類なのでPixel Foldの後継機種が来年の上半期に出てくるかは微妙なところです。Googleが毎年折畳式機種をアップデートするかも現時点では不明という感じで1年半周期かも。

価格の優位性を維持するにはラインナップのアップデートサイクルの見直しも重要かも。

まとめ。

今回はPixel 8aと思われる機種のベンチマークがリークしたので簡単にまとめてみました。Pixel 7aは価格の優位性があるとはいえ発熱と電池持ちはちょっと残念な感じに。

何より今はGoogle Tensor G3の完成度が気になるところで今後の命運を占うと思います。

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