先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。
そしてSonyは先日にXperia 5Ⅴを正式発表しており、前モデルではデメリットにもなっていた安定性の部分をしっかり改善した良機種に仕上げてきています。詳細は「Xperia 5Ⅴがついに正式発表。安定性が抜群に改善され超欲しい」をご参照下さい。
さて今回Xperia 5Ⅴがめちゃくちゃほしい理由を主観的にまとめたいと思います。
電池持ちの大幅改善。
まず一つ目の理由として前モデル対比で電池持ちが大幅に改善していることで単純に使ってみたい。海外サイトのバッテリーテストによるとXperia 5Ⅴは130のスコアを獲得していることが判明。
Snapdragon 8 Gen 2搭載機種の多くが電池持ち改善傾向にあるため期待はしていましたがXperia 5Ⅳの116に対してXperia 5Ⅴは1割近くの改善しておりハイエンドでトップクラスです。
今年使った機種の中で個人的に最も電池持ちが良いと感じたのがGalaxy S23 Ultraで126です。それより電池持ちが優秀であることを考えると自分の使い方なら充電なしで3日弱持つ可能性。
ちなみにGalaxy S23 Ultraは日常的な使い方で寝る前の電池残量が60%から70%の間です。仮にXperia 5Ⅴの寝る前の電池残量が70%以上であれば個人的には驚異的な電池持ちに感じる。
何より小型モデルで今年トップクラスの電池持ちを実現しているとなれば単純にすごい。今後正式名称は不明ですがiPhone 15 Ultraなどに抜かされる可能性は十分にあり得ます。
ただフラッグシップモデルが下手なミドルレンジより電池持ちが優秀と考えるとすごいです。正直個人的にはここまでの電池持ちを求めていませんが先に繋がる機種なので試してみたい。
電池持ちが最優先で今までミドルレンジで妥協していた人にとってもいい選択肢になると思う。ちなみに海外サイトによると充電開始30分で50%の充電が可能でフル充電は1時間33分です。
充電速度が有線の場合は30Wとされていることからも充電速度は決して速いとは言えません。ただ電池持ちが良ければ充電頻度も減り自分の使い方であれば寝る時に充電すれば十分です。
Xperia 10Ⅴもそうですがユーザビリティに直結する電池持ちをしっかり強化してきた感じ。この電池持ちの良さだけでも大きな特徴の一つになり今年のXperiaの共通の特徴とも言える。
スピーカーが改善に。
次に2つ目の理由として個人的に重要視している部分であるスピーカーが改善している可能性。海外サイトによるとXperia 5Ⅴは新しいアンプを採用したことで電力効率が改善した上でノイズを少なく音を出力することが可能になった。
さらに上下にある2つのスピーカーは同じサイズであることに加え完璧なバランスと評価。また従来のXperiaはスピーカーの音量が小さめということもありましたがXperia 1Ⅴでは音量も改善されXperia 5Ⅴでも同様の流れ。
その上で音量を100%に設定してもノイズが少なく低音から高音まで表現は豊かだと評価。Xperia 5Ⅳとそこまでの違いはないとしていますが音質はより充実したと評価しています。
Xperia 5Ⅳの時点でも音質はトップクラスという印象でしたがXperia 5Ⅴではさらに改善。Xperia 5Ⅳよりも優秀であることを考えるとXperia 5ⅤはXperia 1Ⅴよりも優秀の可能性。
ユーザーによって音の好みがあるので実際に使ってみないと何ともですが今から非常に楽しみ。
またイヤホンジャックの搭載はもちろん対象のイヤホン接続時は360 Reality Audioに対応。ちなみにXperia 5Ⅴは本体のスピーカーでも再生可能なので他社よりアドバンテージがある。
スピーカーで楽しめるのはもちろん発売されたばかりのWF-1000XM5と合わせて楽しむのもあり。あと歴代Xperiaでは今再生している音源がどの音質で再生しているのか不明でした。
ただ今はクイックメニューで確認することができ簡単にハイレゾや360 Upmixに切り替えも可能。Xperia 5Ⅴはイヤホンでもスピーカーでもオーディオに拘りたい人におすすめという感じです。
Xperia 5Ⅳの時点で進化の余地はあまりなかったように見えたので進化したのはすごいです。
ポートレート撮影の進化。
そして3つ目としてメインカメラセンサーが刷新されたのはもちろんポートレート撮影の強化。個人的にXperiaのカメラが他社と比較して特に物足りなさを感じたのがポートレートモード。
Xperiaではポートレートという名称ではなくボケモードという名称が採用されていますが実質一緒で歴代Xperiaは露出オーバーになりやすいというか白飛びが特にしやすい。
Xperia 1Ⅴでは歴代Xperiaの中ではかなり改善した方だと思いますがそれでもフォーカスが甘め。さらに被写体に寄れず他社と比較してもちょっと扱いにくいなという印象でした。
ただSonyによるとXperia 1Ⅴ対比で改善したことをアピールとしており今から使うのが楽しみ。ちなみに海外サイトによると1倍撮影であれば非常に印象的な写真撮影が可能と評価しています。
色表現は豊かに加えシャープでノイズは少なくダイナミックレンジも広めでボケ感もしっかり出る。
ただ光学2倍で撮影した場合だとフォーカス精度がちょっと甘めになると評価していますが1倍でもポートレート撮影自体がしっかり改善されているのであれば個人的にはかなり期待したい。
実際に使ってみないと評価は出来ませんがこれで使い勝手が良ければXperia本来の持ち味である高速オートフォーカスに秒30コマのバースト撮影と動体の撮影に強くポートレートも優秀と個人的にはかなり理想のカメラを搭載した機種に。
ちなみにボケモードの改善は今後Xperia 1Ⅴもアップデートで改善することが明らかにされており非常に楽しみです。基本Xperia 1Ⅴは広角で撮影する場合はピクセルビニングを採用して12MPで出力しています。
ただ今後アップデートでXperia 5Ⅴのようにクロップして光学2倍対応するなら鬼に金棒です。Xperia 5Ⅴが望遠レンズなしでズームを強化したことからもXperia 1Ⅴも対応するなら1倍の次が3.5倍と画角差がありすぎての使いにくさが大幅に改善される可能性があります。
そこまで値上がりしないかも。
そして4つ目として現時点で国内での価格は正式発表されていませんが価格が安くなる可能性。ヨーロッパにおいて付加価値税込みの価格ですがXperia 5Ⅳが1049ユーロに対してXperia 5Ⅴは999ユーロと値下げ。
一方で香港で確認するとXperia 5Ⅴは256GBモデルの一択。その上でXperia 5Ⅳは6999香港ドルでしたがXperia 5Ⅴは7499香港ドルと値上げです。すごく単純な考え方ですがヨーロッパでは約8000円の値下げで香港では約9300円の値上げ。
Xperia 5Ⅳの時にSonyがどのような価格設定をしているか次第で地域によって差があります。為替の影響などを考えると日本では高くなる可能性があると思っていた方が分かりやすいです。
ただコロナ禍であるXperia 5IIからXperia 5Ⅲの直販版は価格が据え置きになっておりXperia 5Ⅳに関しても世界情勢や円安の中で5000円程度の値上げに踏みとどまっています。
このことからもXperia 5Ⅴの直販版もSonyが頑張ってくれたら12万円前後に収まる可能性。おそらくですがPixel 8やZenfone 10などには及ばないと思いますが競争力はあると思う。
仮に直販版がこの程度の価格に収まることが出来ればキャリアモデルも14万円前後になるかも。もちろん蓋を開けてみないと分からないですが意外と高くならない可能性があるので楽しみです。
今やフラッグシップの無印は10万円オーバーが当たり前で当てはまらない機種は安いだけです。ユーザーとしては難しいところですが物価が上昇している以上スマホの値上げも普通です。
なので今までと同じ定価というのは期待出来ないので購入方法を変えるか買うタイミングを変える。もしくはハイエンドが厳しいのであればミドルレンジへと考え方を変える必要があります。
何よりこの雰囲気だとXperia 5Ⅴはちょっと価格を頑張ってくれそうなので非常に楽しみ。個人的には直販版が13万円以内でキャリアモデルが15万円以下で御の字という感じです。
何より価格を頑張ってくれたらおすすめもしやすくなるので非常に楽しみです。
決して万人向けではない。
Xperia 5Ⅴはデザイン的にもXperia 1シリーズと明確に差別化してきた感じで分かりやすい。スペックで見れば電池持ちに取り回しのしやすが優先でズーム撮影に拘りがない人向けです。
Xperia 1Ⅴのマニアック向けと比較すればXperia 5Ⅴはより一般層向けになったとは思う。ただそもそもハイエンド自体が一般層向けではなくXperiaはその中で癖が強めなことに違いなし。
カメラに関してはPhoto ProのautoもしくばBasicで撮影する感じになりますがMモードやPモードにするとAutoなら対応している画像重ね合わせ技術やノイズリダクションなどマニュアル撮影だからこそ適用されない機能も出てくるので分かりにくいと思います。
また一方でハイエンドなのでガチでゲームをやりたいと思う人もいると思いますがXperia 5Ⅴは正直不向きという感じで海外サイトのストレステストを参考にすると持続性は微妙なところ。
あくまでもベンチマークだけで見ればXperia 5ⅣやXperia 1Ⅴよりスコアが低いです。
Xperia 5Ⅳの時のように発熱するとリフレッシュレートが制御されガタガタになることはない。ただXperia 1ⅤのようにXperia Streamがあるわけでもアクセサリーも不十分に感じます。
ちなみに公式サイトを確認するとXperia 1Ⅴは前モデル対比でCPUの電力効率が30%改善。さらに熱拡散シートの面積が60%改善しておりカメラ動作時の消費電力は20%改善とアピール。
一方でXperia 5ⅤはCPUの電力効率が改善と具体的な数字に触れずカメラには言及なし。熱拡散シートに関しては前モデル対比で40%拡大とXperia 1Ⅴより発熱対策が弱めなのか。
だからこそスロットルダウンをきつめに設定しており電池持ちなどは改善したけどストレステストなど長時間の高負荷にはあまり向かないパフォーマンスになっているのかも。
少なくとも万人におすすめできる機種ではなくユーザーを選ぶ機種なので注意が必要です。
まとめ。
今回はXperia 5Ⅴがめっちゃ欲しいと思う理由を主観的にまとめてみました。香港においては9月15日から発売予定となっているのでアジア圏の発売はちょっと早いかも。
あとは直販版がいつ出てキャリアモデルには限定のカラバリがあるのか非常に楽しみです。
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