先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。
また型落ちした直販版も徐々に値下げされておりXperia 5シリーズでは最初で最後のペリスコープを搭載しているXperia 5Ⅲが8万円以下と非常に購入しやすい価格となっています。
詳細は「Xperia 5ⅢがSony Storeで大幅値下げ。そろそろ買い時かも」をご参照下さい。さて今回は昨年と同じであれば9月頃に正式発表される可能性があるXperia 5Ⅴを待つべきなのか簡単にまとめたいと思います。
電池持ちが改善する可能性。
上半期に発表されるXperia 1シリーズの新機能や改善点はXperia 5シリーズに踏襲する流れ。また歴代モデルで見るとXperia 1Ⅴ対比でXperia 5Ⅴがどうなるのかざっくり推測できる。
その上でXperia 5Ⅴで進化が期待できる部分を確認してきたいと思います。一つ目としては電池持ちの改善でSnapdragon 8 Gen 2の搭載による影響はかなり大きい。
Sonyは基本オーバクロック版のSnapdragonを搭載することはないので余計にギャップがある。
現にXperia 1Ⅴも海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると100から115に改善。元々Xperia 1シリーズの方が4Kディスプレイの搭載などで燃費が悪いので改善の余地はあります。
とはいえXperia 5Ⅴでも仮に1割程度改善するのであれば116から127前後まで改善するかも。ちょっと期待しすぎは良くないですが仮に127前後のスコアを獲得すれば電池持ちが最強クラスのiPhone 14 Pro Maxを超えGalaxy S23 Ultraと同程度の電池持ちを実現に。
もちろんユーザーの使い方によって印象が変わってくるとは思いますが改善に期待したくなる。大型モデルの方が大型バッテリーを搭載していることが多く逆にコンパクトモデルは不利に。
その中でXperia 5Ⅳの時点で5000mAhのバッテリーを搭載していたので踏襲する可能性大。大型モデルに負けない電池持ちを実現できる貴重なコンパクトモデルとして重宝されるかも。
発熱の改善。
そして2つ目としては電池持ちの改善とセットになってくると思いますが発熱の改善。Snapdragon 8 Gen 1では燃費の悪いCortex-X2を採用していることからもSnapdragon 8 Gen 2に変わるだけでも消費電力が改善すれば発熱もしにくくなります。
Xperia 1シリーズと比較するとXperia 5シリーズは筐体サイズが小さいため排熱が苦手です。ただXperia 1Ⅴと同じくグラファイトシートの強化に発熱制御のアルゴリズムの強化。
そしてカメラ使用時における消費電力の抑制で不快になるような発熱はしにくくなるかも。おそらくですが今までの流れを見るとSonyはXperia 1シリーズ対比で早めにスロットルダウンに。
ハイパフォーマンスでの持続時間は短いかもしれませんが全体的に安定させる可能性があります。
発熱がするということは消費電力が多いということになるので発熱を上手く制御出来れば電池持ちも改善すると安定性の部分でXperia 5Ⅴは現行モデルより改善する可能性があります。
メインカメラセンサーの刷新。
そして3つ目としてはカメラセンサーの強化でXperia 1Ⅴと同じならメインカメラのみ刷新。超広角は現状維持で望遠に関してもペリスコープではなく実質ポートレンズ専用を採用。
ただメインカメラセンサーは世界初の2層式を採用したIMX888を搭載する可能性があります。一方で気になる部分としては現行モデルが搭載しているIMX557と比較してIMX888はどの程度内部スペースに与える影響があるのかでカメラ部分で本体サイズも決まってくるかも。
Xperia 1ⅤのようにXperia Streamの縛りがないためXperia 5Ⅴは割と臨機応変にいける。個人的には大きくなってほしくないですがサイズ感を優先してIMX888を搭載しないなら筐体サイズが大きくなったとしてもしっかり刷新して欲しいと思ってしまいます。
メインカメラセンサーが刷新されればセンサーサイズの大型化に伴い表現力の改善。
さらにS-CinetoneやPhoto Proなどの縦UIなどカメラソフトの進化にも期待できます。Xperia 1Ⅴではカメラセンサーの強化も注目すべき部分ですがカメラソフトの進化も大きいです。
そのため望遠センサーが変更なくてもどのような写真が撮れるようになるのか非常に楽しみです。もちろん全画角での最大秒30コマのバースト撮影や4K/120fps撮影に対応する可能性。
Xperia 1Ⅴと同じくオート判定のナイトモードに対応することも期待することが出来ます。あとはなぜかXperia 1シリーズよりXperia 5シリーズの方がカメラソフトが強化されることも。
個人的には高倍率ズーム撮影より3倍程度の低倍率ズーム撮影の方が重宝しているのでXperia 1ⅤよりXperia 5Ⅴの方が自分の用途に合っている可能性があり楽しみに感じます。
スピーカーの改善。
次に4つ目としてはスピーカーで基本筐体サイズが小さい関わらずXperia 5シリーズが優秀。スピーカーに力を入れて始めてからXperia 1シリーズの方が良かったのはXperia 1Ⅲの時のみ。
なので順当にいけばXperia 1ⅤよりXperia 5Ⅴのスピーカーの方が優秀に感じます。
自分はまだ子供が小さいため家に子供がいる状態で両耳をイヤホンで塞いで音楽や動画を楽しむことは厳しいからこそスピーカーは重要視しておりSonyなら尚更そうという感じです。
多くの人はイヤホンを使うことが多いのかもしれませんが自分の今の生活では基本無理。その状況下だとXperiaのスピーカーは楽しみで開発者の方も意地でも進化させたみたいです。
ならXperia 5ⅤのスピーカーもXperia 1Ⅴより進化していて欲しいと期待したくなるかも。
メインカラバリの変更。
次に5つ目としては本体のデザインで先ほどの話と重複する部分もありますがおそらく踏襲。
サイドフレームはグリップ力を改善させるためにスリット形状を採用してバックパネルもXperia 1Ⅴと同様に独自コーティングを採用することで独特の質感が採用されるかもしれません。
筐体サイズなどは現時点で情報がありませんがXperia 1Ⅴより大きくなることはないはず。また気になる部分としてカラバリで何方かと言えばグリーンがレギュラー色として採用。
ただXperia 1Ⅴではメインカラバリとして採用されたことからもXperia 5Ⅴもメインカラバリが変更になりXperia 5IIにXperia 5Ⅳとキャリア限定色だったパープルが採用される可能性もあるかも。
少なくともXperia 1Ⅴと同じ色をメインカラバリに採用してくることはないと思います。Xperia 5Ⅳではドコモ限定のカラバリが2色用意されていたので今回はどうなるのか気になる。
やはり限定色という言葉に弱い人はXperia 1ⅤよりXperia 5Ⅴの方が面白いかも。
まだ購入しやすいフラッグシップかも。
最後に6つ目としては価格でXperia 1Ⅳはキャリアモデルが約21万円で直販版は20万円弱です。前モデル対比で約2万円の値上がりという感じなのでXperia 5Ⅴも15万円前後が目安の一つ。
ちなみに直販版においては現行モデルが12万円なので13万円前後が一つの目安かもしれません。おそらくですがXperia 1Ⅴと比較して5万円以上は安い可能性があるので魅力の一つになる。
正直なところ20万円近くの機種になると買って実際に満足できるかは判断できたとしても価格に見合った価値をこまかく判断できるかと言えばかなり難しいように感じます。
判断する上でスペックが一つの指標になりますがスペックだけで判断するのも難しいです。
よくXperiaは高すぎと言われますがスペックだけで判断すればiPhoneやGalaxyなど使いやすさにフォーカスした機種も高いと言わざるをえない状態でどれも一緒に感じます。
一方でXperia 5Ⅴで13万円ちょいに収まれば見合った価値があるのか判断しやすいかもです。
世界的なインフレで同じスペックで同じ材質でも去年と同じコストで作れない状況にその中でスペックを進化させるとなれば高くなるのは仕方ないです。
メーカーもコストカットに努め価格の据え置きに尽力していますが流石に限界があります。自分たちでみれば給料は据え置きなのに求められるスキルは年々増えているのと一緒です。
自分たち視点で見ればやることが増えるのであれば給料を上げてと思う人が多いと思います。極端な例かもしれませんがそれと一緒で値上げを受け入れるしかないのが現状で逆に値上げを拒否するのであれば自分の昇給も諦めるしかないという感じです。
まとめ。
昨年と同じ流れであれば9月頃に正式発表される可能性がありそろそデザインがリークかも。また登場時期からも昨年と同様に搭載SoCについて批判される可能性があると思います。
執筆時点で正式名称は不明ですがSnapdragon 8 Gen 2のオーバクロック版が存在。ただ毎年Qualcommはオーバクロック版に関してハワイではなく中国でイベントを開催。
このことを考えるとどのメーカーがオーバークロック版を搭載するのか一目瞭然という感じ。何よりXperia 5ⅤはXperia 1Ⅴを上手く踏襲出来ればかなり完成度が高くなりそうです。
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