これなら20万円でも喜んで買う。Xperia 1Ⅴの一部スペック判明?

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回海外サイトのコメント欄においてXperia 1Ⅴの一部スペックについて投稿されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

基礎スペックの底上げ。

まず前提として今回の情報は海外サイトのXperia 1Ⅴの記事に投稿されていたコメントなので匿名からの情報。個人的には今回の情報通りなら非常に魅力的に感じる一方で信憑性はそこまで高くないように感じます。

まずディスプレイから確認していきたいと思います。ディスプレイサイズが6.5インチに表示解像度は3840×1644と現行モデルから変更なし。また先日リークしたプロトタイプ通りならアスペクト比も21:9が継続されている可能性。

一方で進化点としてはSamsungの最新となるE6ディスプレイを搭載。そして1Hzから120Hzの可変式ディスプレイを搭載するとしています。歴代Xperia 1シリーズを見るとコストカットのためかSamsung製とはいえあまり新しいディスプレイを採用していない。

ただE6であれば今年の中華メーカーの一部機種と同様でさらに可変式に対応することを考えると原価コストが上昇する可能性。またディスプレイ自体のスペックが上がると対応できるハード面のスペックも上がるので一部情報にあったようにディスプレイ輝度の改善は期待することが出来ます。

1500ntis程度まで改善することが出来れば他のメーカーの機種にも見劣りすることはなくなる一方でディスプレイの焼き付け問題や電池持ちのバランスは気になります。

そして容量構成に関してはヨーロッパやアメリカなどではRAM12GB/ROM256GBモデルが発売されアジアの一部地域ではRAM16GB/ROM512GBモデルが発売されるとの予測。

従来と同じくRAM12GBモデルがベースモデルで中華圏など一部市場ではオプションとして512GBモデルが用意されRAMも強化される感じかも。ちなみにストレージに関しては最新となるUFS4.0を採用すると予測されておりSDカードスロットの搭載も継続としています。

またSoCに関してはSnapdragon 8 Gen 2を搭載するとの予測ですが順当。

一部情報ではSamsungと同様に特別版を搭載するとの話がありましたがほぼ間違いなく通常版です。

SamsungはGalaxy S23シリーズではベイパーチャンバーのカバー領域を拡大しながらも最適化をより進めたことで海外サイトのレビューを見る限りでは電池持ちがしっかり改善されているとの話。

Galaxy S23シリーズ全体で電池持ちが底上げされていると評価されておりGalaxy S23 UltraはiPhone 14 Pro Maxと同等の電池持ちとしていることから現状フラッグシップモデルの中では最高クラスの電池持ちになるかもしれません。

実際には試してみないとわからない部分でもありますがやはり重要になってくるのは搭載SoCよりハード面での発熱対策の強化と最適化が重要です。

現時点でXperia 1Ⅴがどの程度最適化されているのか不明ですがハード面で発熱対策が強化されず最適化も微妙だと結局のところ電池持ちもイマイチで発熱もひどいという流れになるかもしれません。

バッテリー容量が5000mAhは継続みたいでバッテリー容量がこれ以上増えることは当面ないかも。

Xperia 1ⅣやXperia 5Ⅳは歴代Xperiaの中でも最高クラスの電池持ちを実現していますが発熱すると燃費がめちゃくちゃ電池持ちに影響が出るのでやはり最適化を頑張って欲しいです。

カメラが大幅進化。

そして防水/防塵に関してIP68に対応といつも通り。そしてカメラに関して確認していくとメインカメラは12MPでセンサーサイズは1/1.28インチと現行モデルが1/1.7インチで考えると大幅に大型化する可能性。

ちなみにXperia PRO-Iは1.0型センサーを搭載していますが写真を撮影する際は60%までクロップしてしまうため実質1/1.3インチのため今回の情報通りであればXperia 1Ⅴが歴代Xperiaで最も大きいカメラセンサーを搭載することになります。

またXperia PRO-I以上のセンサーとなれば妥当な流れですが今回の情報によるとF1.7からF4.0とF値が変更可能になっていることから絞り機能を搭載しているかも。

ちなみにXperia PRO-IはF2.0からF4.0で調節できるためXperia 1Ⅴの方がセンサーサイズが大きいことを考えるとより明るい写真が撮影可能になるかも。

次に超広角を確認すると12MPで画角が14mmと現行モデルの16mmから変更されておりセンサーサイズは1/1.65インチでF2.0との予測

現行モデルを確認するとF2.2でセンサーサイズが1/2.5インチであることからも大幅に大型化しておりここまで大きくなるとマクロ撮影にもしっかり対応しているのではないかと期待したくなります。

そして望遠レンズですが12MPで画角は70mmから105mmでセンサーサイズは1/2.9インチでF2.2からF2.6との予測。現行モデルは85mmから125mmとまず画角が異なりF2.3からF2.8でセンサーサイズは1/3.5インチ。

このことからもセンサーサイズが大型化していることからもより明るくノイズが少なく撮影できるかも。むしろ今回の情報通りなら望遠レンズのスペックはXperia 1Ⅲの時に画角的にもサイズ的にも近い。

一部情報ではLGの新型カメラモジュールを搭載して光学ズームがより強化されるとの話がありますが個人的には今回の情報通り2.9倍から4.4倍程度と5倍以下での画質をしっかり底上げしてほしい。

今回の情報通りのカメラスペックなら個人的には理想的でチューニング次第の面があるとはいえかなり期待したくなります。先日リークしたプロトタイプからもカメラバンプがひどくなっていますが今回のカメラスペックなら納得という感じです。

何よりメインカメラセンサーの刷新は3年ぶりで1/1.28インチで絞り機能まであればかなり使いやすい。また今回の情報ではインターバルモードにタイムプラスにナイトモードにアストロモードに対応しています。

ただ個人的にはナイトモードやアストロモードに対応するのか正直疑問です。今や多くのスマホに搭載されているナイトモードに対してSonyは現実を描写出来ていないと否定的です。

ナイトモードといってもSonyがどのように仕上げてくるかにもよりますが単純に明るく撮影できるという意味のナイトモードはおそらく搭載する可能性が低くメインカメラセンサーの大型化で低照度撮影がより進化するくらいのイメージ。

正直Xperia PRO-Iの時のように1.0型センサーを搭載してもクロップしているけど最短撮影距離は長いとかシャッターボタンを押してから撮影開始までのタイムラグがありバースト撮影が狙ったタイミングで上手く使えないなど中途半端になるなら1/1.3インチ程度で今のXperiaのカメラの良さをしっかり踏襲してほしいです。

発表/発売時期

そして発表時期に関しては2月28日としており今回の情報通りならMWCで発表される可能性。従来であればプレカンファレンスを開催して新製品を発表するという流れですが今回の情報通りならMWCの開催期間中に発表するという流れです。

執筆時点では特段動きがありませんが仮にプレカンファレンスが開催されるなら2月中旬頃には正式にイベントを開催することを明らかにするかも。

そして発売日に関して3月中旬に日本で発売としていることからも発表から2週間から3週間程度で発表することになりますがタイムラグ自体はXperia 1Ⅳの時とほとんど同じという感じです。

これより先に発売する地域が他にあるのか今回の情報では言及していませんが一部情報では日本での発売が世界最速になるとの噂もあり一致しています。

ただ自分がXperiaの情報を追うようになってから日本が世界最速で発売されたのはXperia 1IIのau版のみでほとんどの場合では日本以外の市場での発売が世界最速という感じなので個人的にはちょっと疑問を感じてしまいます。

ただユーザーからすれば日本が最速は嬉しいところでタイムラグも2週間程度なら申し分はないです。

今回の情報通りのスペックで発売されるのであれば現行モデル対比でもかなり進化している印象ですが一方でコストカットどころではないのでほぼ間違いなく値上げされる流れになると思います。

国内で見ると直販モデルとキャリアモデルで発売にタイムラグがあるため先に発売するキャリアモデルが高くて直販モデルが安く感じるのか直販モデル自体がそもそも高いのか分からなくなることがある。

日本だけのモデルで生産数が限定的なことに加えストレージがキャリアモデルと比較すると2倍なので個人的には安く感じますがこれがキャリアモデルなしで直販モデルのみ発売された時にこの価格が高く感じるのかは何とも言えないです。

現時点で国内での価格が明らかになっている春夏モデルが一つもないため何ともですが円安である状況を考えると高くなってもおかしくないです。

また今更ですがアメリカ市場でみるとXperia 1Ⅳが$1599で販売されているのに対してGalaxy S22 Ultraが$1199と$400も価格差があるのにdocomo版でみると1万円も価格差がない。

こう見るとなんか不思議でSonyが国内での価格を頑張っているのかSamsungがテキトーなのかは正直何ともですが面白いですよね。ちなみにSonyは日本企業ですがXperiaが生産されているのはタイでありSony自体がグローバル企業であることからもドルベースでコスト計算しています。

そのため円安の状況は不利で個人的にはキャリアモデルで20万円以内なら御の字に感じます。ただSoftBankはほぼ間違いなく20万円を超えると思うのでauとdocomoがどれだけ頑張るか。

まとめ

今回はXperia 1Ⅴのスペックに関する情報が出てきたので簡単にまとめてみました。正直信憑性は低いと思っていますがカメラはこれくらい進化してくれればめちゃくちゃ嬉しい。

逆にこのスペックなら個人的には20万円を超えても文句はなく喜んで購入したくなる機種だと思います。

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