Xperia 1Ⅳの一部スペックを有名リーカーが推測。カメラのみ進化?

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。

さて今回Xperia関連の情報に精通しているZackbuks氏がXperia 1Ⅴの一部スペックを推測していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。

同氏のリーク情報。

今回の情報はweibo上で信憑性が高いリーク情報を投稿することが多い人物で同氏は2018年に有機ELディスプレイを搭載したXperiaが登場すると予測しておりXperia XZ3で見事に的中。

また2019年モデルからはアスペクト比21:9が採用されることを的中させるなど信頼性が高い。

ただ一方で直近で見ればあまりリークに積極的ではなくもしかしたら同氏はSonyの生産工場が北京にあった頃に活発的だったので北京工場関連から情報を仕入れていたのかもしれません。

現在SonyはタイでXperiaを生産しているため情報を入手しずらく積極的ではないのかも。

基礎スペック。

一方で今回同氏が2023年のプレミアムモデルになるXperia 1Ⅴの一部スペックを推測しています。

過去の同氏の実績を考慮すれば推測としていても何か含みがあるかもしれませんが逆に直近の動向を見れば単純に推測なのかもしれず今回の情報も一応噂半分程度で捉えることをお勧めします。

まず搭載SoCは順当ですがSnapdragon 8 Gen 2との予測しておりむしろこれ以外の選択肢はないです。

ちなみに一部情報ではSamsungのGalaxy S23シリーズと同様にSnapdragon 8 Gen 2の特別版を搭載するとの予測もありますが今まで特別版や派生版を搭載したことがないことから通常版かも。

またXperia 5Ⅳの時に当時最新となるSnapdragon 8+ Gen 1を搭載せず大批判を浴びました。ただ一部噂によるとメーカーがQualcommからSoCの割り当てが決まるのは1年以上前としています。

そのため当初からSnapdragon 8+ Gen 1を搭載する予定がなかったと捉えることもできます。割り当てが早期に決定するのは納得ですが一方で気になるのは供給の時期でやはり優先度があるのか。

仮にSonyへの供給が後回しで供給時期が遅いことからも新機種の発表が4月頃になるのかも。実際のところはどうだか不明ですがSnapdragon 8 Gen 2を搭載する可能性はかなり高いと思う。

そして容量構成に関してはRAN16GBとしておりXperia 1Ⅳの直販モデルで採用された例があるので個人的には違和感はありません。ただ全ての地域のモデルで採用しているとは考えにくいです。

ストレージに関しては256/512GBとしておりXperia 1Ⅲ以降と同じ流れなので違和感がありません。国内で見れば直販モデルが512GBでグローバル市場であればアジア圏の一部で発売されています。

容量構成はまさに妥当という感じでそのほかにSDカードスロットの搭載などがあると思います。そしてバッテリー容量に関しては現行モデルと同じく5000mAhになると推測しています。

現時点でXperia 1Ⅳのデザインが不明ですが現行モデルと同じデザインを踏襲するのであればこれ以上大型のバッテリーを搭載することは厳しくカメラセンサーを大きくする余裕もないと思う。

そして充電速度ですが現行モデルは有線で30Wとなっておりワイヤレスで最大15Wです。今回の情報ではワイヤレス充電に対応するとしていますが充電速度には言及していません。

ただ有線の場合は40Wに強化されるとしています。技術的に40Wにすることは難しくないと思いますがSonyが求めるバッテリーの負荷を充電速度を上げた場合にどれだけ避けることができるか次第です。

バッテリー自体の進化もしくはSonyのソフト制御でどれだけ改善できるか次第です。

自分は30Wでもそこまで困ったことはありませんがよく使う人にとってはXperia 1Ⅳの電池持ちでも心許ないと思うので改善することでユーザビリティが改善。

海外のバッテリーテストの結果を参考にすると同じバッテリー容量のGalaxy S22 Ultraが25Wで充電した場合のフル充電に要する時間が1時間4分に対してXperia 1Ⅳは30Wで充電した場合に1時間42分の時間を要する。

バッテリーへの負荷を避けるためXperiaの方が電池残量に合わせてより厳しく充電速度は制限。その結果W数で見た場合充電速度がXperia 1Ⅳの方が遅いという逆転現象が発生している。

このことを考えるとW数での最大充電速度を速くするより単純に速度制限を緩和してほしいかも。最大30Wでも5000mAhのバッテリーが1時間程度で充電できてバッテリーへの負荷が少ない方がユーザーにとっても望ましいと思います。

またSonyは現行のXperiaで見れば最大3年はバッテリーがへたらないとアピールしていますがだとすればアップデートサポート期間も最低3年にしてほしいように感じます。

バッテリーが長持ちしてもサポートがその前に切れたら意味がないです。また搭載OSはAndroid13としており上半期に登場する可能性が高いことからもAndroid14はない。

そして6.5インチの4Kディスプレイでリフレッシュレートは120Hz表示に対応と特段変化なし。またより明るいディスプレイを搭載との予測。Xperia 1ⅣやXperia 5Ⅳは最大で950nits前後なのでこれが1200nits程度に改善するだけでもかなり屋外での使いやすさが変わると思います。

正直基礎スペックの部分では目立った進化はしにくくSnapdragon 8 Gen 2を搭載することで燃費がどの程度改善するのか。また発熱対策と合わせて電池持ちがどの程度改善するのかが重要。

残念なことに今回の情報では言及されていませんが発熱が改善すれば印象は大きく変わると思います。そろそろSonyの本気の発熱対策が見たくデザインに変更があってもいいからしっかり強化してほしい。

カメラの進化。

そしてカメラに関しては48MP+12MP+12MPのトリプルレンズカメラを搭載と予測しています。言及されていませんが現行モデルと同じであればTOFセンサーを搭載する可能性が高いです。

今回の情報ではセンサーに言及している訳ではないのでカメラセンサーが大型化するか不明です。ただメインカメラセンサーは48MPと高画素化されるとの予測なのでセンサーは変更されています。

個人的にはメインカメラセンサーくらいはそろそろ大型化してほしいところですが高画素化する=大型化するとは言えずXperia 1ⅣのIMX557は12NPで1/1.7インチですがPixel 7aなどが搭載すると予測されているIMX787は64MPで1/1.7インチでセンサーサイズは一緒です。

今後Xperia PROシリーズの最新機種が出ないのであればXperia 1シリーズに統合してほしい。

となった時にIMX989を採用してAQUOS R7のようにクロップして採用するとかでも面白い。発熱に不安しかないXperiaが消費電力が増え発熱の原因になる大型センサーのフル開放は怖いです。

同氏の48MPがどこから出てきた数字なのか不明ですがIMX989のクロップをイメージしているかも。またXperia 1Ⅳでは全画角で4K/120fps撮影に対応しましたが今回の情報では全画角でのオブジェクトトラッキングに対応と予測。

フォーカス精度が改善することでよりシネマライクに撮影が可能になるので映像のクオリティも上がります もちろんカメラソフトの進化も必要ですが現行のXperiaを見る限りはハードの進化が重要でXperia 1Ⅴではしっかり進化してほしい。

もちろん今のコンセプトを崩してまで無理に進化をする必要はないと思いますが両立しつつも進化。

残念なことに同氏はこれ以上は推測していない。一方で今回の情報と全く関係ありませんが海外の投稿フォーラムで気になる投稿を発見。

その投稿フォーラム自体の信憑性がイマイチですがその中でも比較的信憑性が高い情報を投稿する人物が次期Xperiaのプロトタイプを見たとした上で現行モデルから大きな変化はなく非常に退屈だと評価。

さらにこれ以上プロトタイプには言及しないとした理由として今プロトタイプの詳細を明らかにするとファン離れが加速する。

プロトタイプのデザインだけでの判断なのかスペック込みでの判断なのか不明ですがこの投稿だけを見てしまうとXperia 1Ⅴでも大きな進化はないと覚悟しておいた方がいいのかもしれません。

まとめ

今回は有名なリーカーがXperia 1Ⅴの一部スペックを推測していたので簡単にまとめてみました。次にフルモデルチェンジが発生するとすればシリーズが変更されるタイミングのように感じます。

岸田体制の下で開発されたXperia 1シリーズですが現行体制移行にして最初の最新機種は従来の流れを引き継いだものになるのか。それとも新たな取り組みが発生しているのか気になる。

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