先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回Android PoliceによるとGoogle Pixel 8シリーズのメインカメラセンサーが変更される可能性があると報告しているのでまとめたいと思います。
スタッガードHDRに対応
先日の情報からもGoogle Cameraアプリの内部コードだったと思いますが未発表のPixelのコードネームが新たに2つ判明。そのコードネームはシバとハスキーとなっており2022年モデルに採用されているネコ科のコードネームと異なることから2023年モデルの可能性があるとの予測。
シバとハスキーは現時点ではPixel 8とPixel 8 Proのコードネームだと予測されています。
今回開発者兼リーカーがCamera Goの内部コードからもシバとハスキーに関する新たな記述を見つけたとしておりスタッガードHDRサポートに対応していることが判明したとしています。
自分は完全に初耳だったスタッガードHDRですがHDRは長時間露光と短時間露光とそれぞれ連続で撮影するのに対してスタッガードHDRは長短時間露光/中時間露光/長時間露光と3つの異なる露出で同時に撮影した画像を1枚の写真に仕上げるという技術みたいです。
写真のクオリティが向上する可能性がありますがどの程度改善するのかは現時点では不明です。
ただスタッガードHDRに対応することで撮影時間がさらに短くなる可能性があることそれによりアルゴリズムが同じ写真内で長時間露光と短時間露光で上手く合成できない時に発生するゴーストやストロボが発生を低減させられる可能性があるとしています。
ここまで見ると新しいHDRに対応するんだと程度であまり心踊らないですが今回の情報によるとPixel 6シリーズやPixel 7シリーズが搭載しているSamsungの50MPのGN1は非対応なこと。
今回の内部コードからもスタッガードHDRに対応しているとされていることからメインカメラはGN1以外のセンサーに変更されている可能性が高い。
GoogleはPixel 2シリーズでメインにIMX363を採用してからPixel 5までフラッグシップで見れば約4年間搭載してきたことからもPixel 6シリーズで採用されたGN1も4年とは言わずも長期間継続使用するかと思っていましたが今回の情報通りなら2年で役目を終えることになります。
Pixel 8シリーズでメインカメラが変更されるのであれば何年も同じカメラセンサーを採用しカメラセンサーを最大限に活用するために周囲のアーキテクチャを繰り返し改善するという戦略ではなくハードウェアとソフトウェアの両方を同時に改善していく戦略に切り替えたことになります。
Pixel 4シリーズの時にカメラ部門のトップが辞任したこともあり現在残っている開発メンバーが従来と異なり様々なアプローチを試していてもおかしくなくユーザーとしても短期間でカメラのハード面が強化されるのは嬉しい。
GN2を採用?
ただ一方でGN1をやめて今度はどのカメラセンサーを搭載するのか。一部海外サイトによるとスタッガードHDRに対応しつつGN1に似たセンサーの一つとしてSamsungのGN2があるとしています。
一応GN2を軽く確認すると画素数は5000万画素と同じですが一方でセンサーサイズは1/1.12インチ。GN1が1/1.31インチであることを考えるとかなり大型化することになりより多くの光量を取り込め画質の改善に期待することができます。
一部噂だと開発中のPixelで超大型センサーを採用しているものがあると予測されているのでもしかしたらGN2を搭載して開発を進めているかも。現状だと1.0型センサーといえばIMX989くらいしか選択肢がなくGN2も十分な大きさだと思います。
少なくともハードに固執しないGoogleがこのレベルのセンサーを搭載してきたら激アツ展開です。
ちなみにGN2は2021年に発表されたセンサーでそこまで古くもなくGN3とGN4は欠番の状態。一方でGalaxy S22やGalaxy S22 PlusにGalaxy Z Fold 4などが最新のGN5を搭載しています。
GN5は1/1.57インチとそこまで大きくないのでGNシリーズでは貴重な大型センサーです。またGN2を搭載した機種としてXiaomi Mi 11 Ultraなどハイエンドモデル向けのセンサーです。
執筆時点で正式発表されていませんがGalaxy S23 Ultraが搭載する2億画素のHP3センサーは少なくとも1.0型まで大きくないと予測されておりもしかしたらGN2よりも小さい可能性があります。
現状だとスタッガードHDRに対応したセンサー以上の情報がないためGoogleがPixel 8シリーズでどのセンサーを採用するのか不明ですがトータルでのコストカットのためにSamsung製のカメラセンサーを搭載してもおかしくない。
となるとGM5はGN1より小型化するのでGN2が採用される可能性は考えられます。あとはPixel 7aやPixel Foldが搭載すると予測されているIMX787との兼ね合いのようにも感じます。
IMX363から同じSony製を採用していると考えれば違和感はありませんがトータルコストでカットするのであればセンサーは共通化した方がいい。もしくは同じSamsung製にした方がコストカットできるような感じを受けますが実際にどうなのか。
ちょっと知識不足で申し訳ないですがIMX787がスタッガードHDRに対応している確認は取れずです。
ただ仮定の話としてGN2を搭載するのであれば中華メーカーの多くが採用しているIMX989がPixel 8シリーズで採用されなかったとしてもそこまで遅れは取らないのではないかと期待。
逆にPixelまでセンサーが大型化するとなるとXperiaはXperia 1Ⅴでどうなるのか不明ですが中途半端なセンサーを搭載したとしても見劣りするだけでせめてiPhone 14 Proクラスは欲しい。
センサーサイズが大きくなることで最短撮影距離が長くなりますがレーザーオートフォーカスを上手く使って現行モデルと同程度の距離感で撮影できればかなり使いやすいカメラかも。
またポートレートに頼らず光学ボケだけでもかなり楽しめるようになると考えると激アツです。
さらにPixel 8 Proではマクロ撮影は継続だと思うので大型センサーのデメリットもズーム性能と合わせて上手くカバーできる可能性があるので一般ユーザーが使いやすいかも。
Google Tensor G3の重要性。
実際にGN2を採用するか分からないですがスタッガードHDRに対応することでもう一つのメリット。それは従来のHDRと異なり3つの異なる露出で同時に撮影するためキャプチャ力の改善。
つまり動体を撮影した時の露光時間のずれから生じるブレなどが発生しにくくなるとしています。
現時点のPixel 7シリーズでも動体が被写体の撮影に強く通常撮影はもちろんポートレートでも走り回る子供を綺麗に撮れることが多いのでこれ以上進化するとなると正直恐ろしいです。
一方で低照度の環境だと流石に厳しくなるのでむしろスタッガードHDRの効果は高照度の環境よりも低照度の環境の方が恩恵を受けやすいかも。そうなるとさらに大型センサーとなるGN2を採用すればGoogleがやりたいことにさらに近づくことができるのかもしれません。
Pixel 8シリーズでセンサーが変更されればティックトック戦略を採用しているとの話からもPixel 9シリーズではより最適化してPixel 10シリーズでまた刷新されるかもしれません。
一方でカメラセンサーが大型化すれば消費電力が増加するため発熱しやすくセンサーがでかい分内部スペースも逼迫するため本体の厚み含めて筐体サイズに影響が出るのかも気になるところ。
そしてカメラセンサーがどんなに良くなっても重要なのがSoCでGoogle Tensor G3の完成度。Google TensorではExynosやSnapdragonと異なりメインコアを2つ搭載する異質な構造。
またどこまで本当なのか不明ですがGoogle Tensor G2では消費電力が多く発熱の原因になっていたCortex- X2の採用を避けGoogle Tensorと同じくCortex-X1を継続採用。
ただCPU側のコアのクロック数を上げた上でGPUは大幅強化。また気になったのは5nmを継続採用。
現時点での情報だとExynos2300をベースにしたカスタマイズモデルになるとの予測。Samsungのプロセスノードは間違いないと思いますが4nmを採用なのか3nmを採用なのか不明。
Pixel 8シリーズの登場時期は10月頃の可能性が高くSnapdragon 8 Gen 2は4nmとはいえほぼ同時に発表されるiPhone 15 Proシリーズが搭載するA17 Bionicは3nmを採用との予測。
またSnapdragon 8 Gen 3も3nmを採用すると予測されている中Googleがどちらを採用するのか。
おそらく4nmだと思いますが仮に3nmを採用すればGoogle Tensor G3のパフォーマンスはライバル機種の搭載SoCにも引けをとらなくなる可能性がありますが過度の期待はできない。
何よりSamsungの4nmはSnapdragon 8 Gen 1やExynos2200など発熱の地雷みたいな感じで正直不安しかないので4nmを採用しても3nmを採用しても発熱と電池持ちは懸念事項です。
一方でSoCがより底上げされれば画像処理も強化されるのでカメラの進化も楽しみです。
まとめ
今回はPixel 8シリーズのメインカメラセンサーに関する情報が出てきたのでまとめてみました。GN2という線は割と妥当な範囲でGN2であれば大型センサーの搭載と楽しみが増えます。
今まで小型センサーで4年間戦ってきたPixelが大型センサーでどれだけ勝負できるのか楽しみ。Pixel 7aのコスパはやばそうですがPixel 8シリーズもかなり楽しみになってきました。
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