Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また先日には香港版のXperia 5Ⅳを購入して開封レビューをしてみましたが発熱以外は想像以上に良く良機種に仕上がっている印象を受けます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 開封レビュー。満足度激高。けど発熱はひどめ」をご参照下さい。
さて今回直近の情報に基づいて2023年上半期新型Xperiaのラインナップについてまとめたいと思います。
Xperia 10Ⅴ
まず今回リークしたミドルレンジであるXperia 10Ⅴから確認したいと思います。ディスプレイサイズは現行モデルが6.0インチに対して6.1インチと僅かに大型化との予測。
おそらく有機ELやFHD+の採用などは一緒。なぜディスプレイサイズを大型化するのか不明で僅かなサイズとはいえXperia 5シリーズと地味に筐体サイズでの差別化に貢献していました。
ただ大型化することでXperia 5Ⅳと同じになるので筐体サイズもほとんど一緒になる可能性。単純にディスプレイを共通化してコストカットを図るということなのかそれともXperia 5Ⅴは6.1インチよりさらに大型化するという布石なのか不明。
Xperia 10Ⅳは前モデル対比で最大50%のディスプレイ輝度に繋がっていますが海外サイトのディスプレイテストの結果を参考にすると最大でも700nits弱とXperia 1ⅣやXperia 5Ⅳの900nitsには及ばない。
電池持ちに余裕がある機種だからこそもっとディスプレイ輝度を改善して見やすくした方がいい。そして残念なことに今回の情報ではリフレッシュレートには言及しておらず60Hzが維持なのか。
それとも強化されるのか不明で個人的にはXperia 1IIが採用していた残像低減技術を採用した擬似的90Hz表示に対応するだけでも印象が変わると思っています。
ミドルレンジ以下であれば高リフレッシュレートに対応している機種は稀なので気にするユーザーも少ないです。ただ高リフレッシュレートを経験したことがあるユーザーからすればストレスの塊です。
現時点で稀だからこそせめて擬似的にでも対応してくれればそれだけでもアドバンテージに。
またそのままたXperia 5Ⅳのディスプレイを搭載して120Hz表示に最大950nitsのディスプレイ輝度にでも対応してくれればそれだけでも他社の機種とかなりの区別化になります。
その分Xperia 5Ⅴが可変式120Hz表示に1000nitsを超えるディスプレイ輝度に対応など強化すればいいだけと感じてしまいます。OSはAndroid13でメジャーアップデートは2回にセキュリティが2年になる可能性。
そして容量構成はRAM6GB/ROM128GBと現行モデルと一緒。
そして最大の特徴とも言えるのがSnapdragon 6 Gen 1を搭載する可能性があること。
QualcommがSnapdragon782などを正式発表していますが現行モデルが搭載しているSnapdragon695の後継がSnapdragon 6 Gen 1なのでほぼ間違いなく搭載すると思います。
カタログスペックではSnapdragon695対比で処理性能は最大40%/GPU35%と大幅に強化。Xperia 10Ⅳのベンチマークが40万点前後なのでXperia 10Ⅴは50万点前後になる可能性。
となるとSnapdragon855とSnapdragon865の間くらいの動作性とだいぶ快適かもしれません。
またSoC自体は高リフレッシュレートにミリ波対応や最大2億画素のカメラセンサーに対応。
そして処理性能は改善しながらも消費電力は維持としている一方でバッテリーは5150mAhに増えるとされておりディスプレイサイズの大型化とリフレッシュレートによる影響次第ですが現行モデルよりもさらに電池持ちが改善する可能性があります。
一方で不安に感じるのがSamsungの4nmプロセスルールを採用しておりパフォーマンス的にも発熱してもおかしくない。
今までミドルレンジは発熱と無縁に近かったですが搭載SoCのパフォーマンスが良くなればその分発熱しやすくなる可能性があり絶対的な安定性の部分がどうなるのか気になります。
また今回の情報で充電速度は最大30WとしておりXperia 1Ⅳなどと同じになる可能性。バッテリー容量が5000mAhオーバーでバッテリーケア機能だと充電に要する時間は多い。
これが30Wになるだけでもだいぶ印象は変わりますがワイヤレス充電に対応するか不明。
個人的にXperia 10Ⅴに求めていることは高リフレッシュレート/ワイヤレス充電にステレオスピーカーの搭載とSoCによる動作性の底上げという感じで残念なことに今回の情報では気になる部分がほとんど確認することができません。
また直販モデルの登場に期待出来ずキャリアモデルしかないからこそ元々割高なのにさらに割高になる傾向が強い。Xperia 10Ⅴはせめて6万円以下に抑えてほしいところで叩き売りには頼らないで欲しいです。
Xperia AceⅣ
そして現行モデルと異なりグローバル展開される可能性があるXperia AceⅣですが海外のユーザーからすればXperia Lシリーズが久しぶりに復活したという感じだと思います。
完全に見逃していてしっかりと確認したいと思うのが搭載SpCでSnapdragon 4 Gen 1です。現行モデルが搭載しているSnapdragon480の後継SoCで順当なら搭載する可能性が高い。
Snapdragon 4 Gen 1は6nmを採用しておりSnapdragon765Gが7nmを採用していた事を考えると廉価モデル向けのSoCもだいぶ小型化したとの印象。
そして自分が見落としていたのがSnapdragon 4 Gen 1はSnapdragon480対比ではなくSnapdragon695対比で処理性能が15%程度改善しておりGPUも10%改善していること。
つまりSoCだけで見るとミドルであるXperia 10Ⅳより廉価モデルであるXperia AceⅣの方が優秀な可能性があるということに。ベンチマークで見れば45万点前後になる可能性があり廉価モデルなら正直十分なパフォーマンス。
SoCの最大パフォーマンスを発揮できるかSonyのチューニング次第ですが事前情報通りなら価格的にもXperia 10ⅣよりもXperia AceⅣの方がかなり魅力的な存在になるかも。
また事前情報通りならアスペクト比21:9で5.5インチのディスプレイを搭載するとの噂も。アスペクト比21:9でこのディスプレイサイズになった場合ディスプレイは相当小さいです。
おそらくですがiPhone 13 miniクラスのサイズ感になり取り回しの良さはピカイチ。また従来と異なり水滴型ノッチを採用せず他のXperiaと同じくノッチは採用せずとの予測。
デザイン自体が他のXperiaと統一される可能性があるのでそれはそれでいいですよね。
ただXperia Ace自体が3G契約ユーザーを4Gや5Gへの乗り換えを促進するための機種という立ち位置である可能性が高く何方かと言えば一般かつ高齢者向けの機種という感じ。
そうなってきた時に5.5インチのディスプレイだとコンテンツや文字が小さくて見にくいかも。
そもそも現時点で噂されているスペック自体の信憑性は不明で現行モデルから多くの部分で踏襲される可能性があります。現行モデルもSoCくらいしかアップデートされていません。
ちなみにバッテリー容量は4500mAhと現行モデルから維持されると予測されていますが筐体サイズを考えればかなり大きい方でiPhone 13 miniと同程度の筐体サイズならiPhone 13 miniの2倍近くのバッテリーを搭載していることなり本当に搭載できるのか疑問。
実際にどんなスペックになるのか確定的な情報はありませんがSnapdragon 4 gen 1の可能性は地味に高く従来のXperia 10シリーズに近いパフォーマンスになるだけでも魅力的。
Xperia 1Ⅴ
そして上半期に発表される可能性があるハイエンドはXperia 1Ⅴのみの可能性があります。
Xperia 5Ⅳが今年の9月に発表されたことを考えると2023年は上半期に発表されることは考えにくく仮にXperia 5Ⅲの時と同じく上半期に発表されるのであればXperia 5ⅤはXperia 5Ⅳ対比で中途半端な存在になるかも。
また現時点でXperia PROシリーズが2023年に登場するのか不明です。
個人的にはXperia Proとシリーズ化しておいて1世代で終わらせることはしてほしくないですがXperia PROシリーズ自体は岸田体制の下で開発されたいたシリーズだと思うので現行体制に移行して継続するのかは何ともです。
だからこそ今年Xperia PROシリーズから最新機種が発表されなかったのがちょっと不安です。
世界初のSnapdragon 8 Gen 2搭載機種を発売するのはXiaomiの特権なのでそれに合わせてSnapdragon 8 Gen 2を搭載したXperia PROシリーズの発表を控えている状態だったらかなりの激アツ展開なのですが執筆時点では動きがなく何ともです。
年明けにでも新製品イベントがあればラッキーという感じに捉えるべきなのかもしれません。
そしてXperia 1Ⅴに関してはかなりの噂がありますがどれこれも信憑性が微妙という感じ。6.95インチの4Kディスプレイを搭載するとか可変式120Hz表示には対応しないとか。
ディスプレイサイズがここまで大きくなるなら筐体サイズも地味に大きくなる可能性があります。また筐体にセラミックを採用するとか1.0型以上のカメラセンサーを搭載しているとか。
さらにIMX989を搭載する可能性があるとか。個人的に現時点である噂の中ありえると思うのが改善された冷却システムを搭載する可能性があること。
Snapdragon 8 Gen 2がどの程度発熱が改善しているのか不明ですがおそらくSnapdragon 8 Gen 1よりはマシな可能性。とはいえSoCに頼った発熱対策だとまた発熱に悩まされユーザーの評価が落ちると思います。
なので発熱対策はちょっと頑張って欲しいと期待しています。やはりプレミアムモデルに一番期待しておりデザイン含めて今からどうなるのか非常に楽しみです。
まとめ
今回は2023年上半期に登場する可能性があるXperiaのラインナップについてまとめてみました。ハイエンドは尖ったコンセプトを維持してもらった上で発熱対策とカメラを頑張って欲しい。
一方でミドルレンジと廉価モデルはSoCのお陰でしっかりとパフォーマンスが底上げされ驚異的な電池持ちも維持できる可能性があるので逆にハイエンドより楽しみかもしれません。
2022年はなんかさっぱりとした感じで終わってしまったので2023年は頑張って欲しいです。
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