先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回国内ではライバル機種になるPixel Foldを待つべきかGalaxy Z Fold 4を買うべきかまとめてみたいと思います。
最初に結論。
折畳式機種が気になるユーザーは限定的ですが実際に購入したユーザーの声は少しずつですが増えてきた印象で一度ハマってしまうとかなり中毒性が高い分野の機種に感じます。
最初に結論を言ってしまえばPixel Foldがどんなに魅力的に仕上がったとしてもその完成度がGalaxy Z Fold 4を超える可能性は低いと思います。本体価格が高いことからも使いやすさを優先で折畳式機種が欲しい人はGalaxy Z Fold 4を購入してPixel Foldを待つ必要はないかも。
デザインの比較。
とりあえず現時点で判明している情報を元にデザインから確認していきたいと思います。Pixel Foldの本体サイズは不明ですがデザインの特徴が対照的でPixel Foldは横長に対してGalaxy Z Fold 4は縦長のデザインとなっています。
ディスプレイサイズは同じく7.6インチと予測されていますがアスペクト比が異なることからもコンテンツの見え方も異なる可能性。
Galaxy Z Fold 4は縦長のため一度に表示できる情報量が多い一方でコンテンツは小さくなる。一方でPixel Foldに関しては横長のためコンテンツは大きくなりますが情報量が減ります。
来年の5月に正式発表と予測されている中そこまでにどれだけアプリの最適化が進むか次第ですがスペックだけ見ればPixel Foldの方がスマホ表示の拡大版が縦に潰れた感じになって見にくいかも。
一部情報によるとGoogleはPixel Foldで横長の形状を採用した理由としてアプリ表示。横長の方がアプリのタブレット表示がしやすくなることから横長を採用したとの話があります。
自分はアプリ開発の知識がないためさっぱりですがこの情報通り横長の形状を採用することで対応アプリがタブレット版を表示できるようになれば見やすさ/使いやすさは改善すると思います。
少なくともデザインとディスプレイは直結してくる部分であとはアプリの最適化次第です。そして比較がないため何ともですがパッと見の印象としてPixel Foldの方が薄く感じます。
また大きな差に繋がる可能性があるのがヒンジでGalaxy Z Fold 4はU字型を採用しているため本体を閉じた時に隙間ができる。
Galaxy Z Foldを使ったことがある人なら共感してくれると思いますがポケットなどにいれるとこの隙間から塵とか埃が入ってメインディスプレイの上下にくっくいていることが多い。
一方でPixel Foldは水滴型のヒンジを採用している可能性がありヒンジ部分が薄いことに加え折り畳んだ時の隙間もほとんどないように見えます。
さらに同じディスプレイを採用している場合水滴型の方がディスプレイの折り目が目立ちにくい。
今まで水滴型のヒンジを採用した機種で使ったことがあるのはVivo X Fold+とXiaomi Mix Fold 2くらいですがGalaxy Z Fold 4と比較すると確かに目立ちにくい。
一方でデメリットになるのは防水に対応できないこと。これは技術的制約なのか構造的な問題なのか不明ですがPixel Foldは防水/防塵に非対応と考えておいた方がいいと思います。
あと重さに関しては不明ですがGalaxy Z Fold 4自体が折畳式機種の中では軽い方なのでPixel Foldがそこまで軽くなるか不明。カラバリに関してGalaxy Z Fold 4は1色展開でPixel Foldは2色展開と予測されているのでおそらく国内でも2色とも扱うと思います。
Galaxy Z Fold 4は最新のUTGにGorilla Glass Victusに防水など耐久性が優秀。一方でPixel Foldはデザイン性に優れますが耐久性がどうなるのか不明で高価な端末だからこそ耐久性の部分でまず評価が分かれると思います。
ディスプレイを確認。
次にディスプレイに関してですがPixel Foldのスペックで確定的な情報が少ないです。
そのため不確定要素が強いですがメインディスプレイに関してはPixel Foldは7.58インチに対してGalaxy Z Fold 4が7.6インチと僅かに大きいですがアスペクト比が大きく異なります。
Pixel Fold | Z Fold 4 | |
ディスプレイサイズ(メイン) | 7.58インチ | 7.6インチ |
表示解像度(メイン) | 1840×2208 | 2176×1812 |
アスペクト比(メイン) | 5:6 | 21.6:18 |
リフレッシュレート(メイン) | 120Hz(可変式) | |
ディスプレイ輝度(メイン) | 1200nits | 1000nits |
そしてUTGも一緒だと予測されていますが採用する世代が異なる可能性もありディスプレイ自体の世代も異なる可能性があり電力効率や耐久性の部分ではGalaxy Z Fold 4の方が優秀かも。
Galaxy Z Fold 4のディスプレイが折畳式機種と思えないくらい綺麗なのでPixel Foldがどこまで追いつくことができるかだと思います。
またGalaxy Z Fold 4はインカメラがUnder Display Cameraを採用しているためベゼルは均等かつスリムという感じですがPixel Foldは上下のベゼルが太めで上部のベゼル部分にインカメラが搭載との予測。
なのでデザインという部分でみればPixel Foldの方が野暮ったさを感じるかもしれません。
そして差を大きく感じるのはサブディスプレイでGalaxy Z Fold 4は6.2インチでアスペクト比は23.:9と前モデル対比で改善したとはいえまだまだかなり縦長ですがPixel Foldは事前情報通りなら5.8インチでアスペクト比は18:9くらいになる可能性。
Pixel Foldが折り畳んだ時に横幅がどの程度あるのかにもよりますがスマホとして使う場合Pixel Foldの方が見やすく使いやすいと思いますがGalaxy Z Fold 4ほど持ちやすくはない。
またサブディスプレイに関してGalaxy Z Fold 4はGorilla Glass Victus+に対してPixel FoldはいいとこGorilla Glass Victusだと思うので耐久性は劣ると思います。
サブディスプレイの使いやすさにメインディスプレイにおけるコンテンツの大きさはおそらくPixel Foldの方が上ですがあとはアプリの最適化次第で不十分なら使いにくいかもしれません。
またPixel FoldはGalaxy Z Fold 4のようなフレックスモードに対応しているのか気になる。
基礎スペックを確認。
そして基礎スペックに関してOSは共通してAndroid13の可能性が高くRAMは12GBも共通かも。SDカードスロット非搭載は共通だと思いますがPixel Foldのストレージの情報はなし。
おそらくですが128GBはなく256GBが最低であとはオプションがあるかどうかだと思います。日本では関係ないですがGalaxy Z Fold 4のように1TBのオプションはないと思います。
ミリ波対応は共通で差がでるとすればPixel FoldはdocomoのN79やB21は非対応かも。ドコモが扱えば状況は変わると思いますが久しぶりのPixelがPixel Foldからとは考えにくいのでdocomoユーザーは注意が必要です。
搭載SoCはPixel FoldはGoogle Tensor G2でGalaxy Z Fold 4はSnapdragon 8+ Gen 1でベンチマークはSnapdragon 8+ Gen 1の方が優秀。消費電力やパフォーマンスの持続性もGalaxy Z Fold 4の方が優秀な可能性が高いです。
一方で消しゴムマジックやオフラインでの翻訳機能や文字起こし機能など強化されたAIが中心となっている機能を使いたいと思う人はPixel Foldを選ぶべきという感じです。
電池持ちに関してはPixel Foldのバッテリー容量に関する情報がないため判断できません。
ただデザインを見る限り本体が薄いことに加えカメラ部分で内部スペースが圧迫されていると思うのでGalaxy Z Fold 4と同じ4400nAhのバッテリーを搭載できれば御の字に感じます。
仮に4400mAhと仮定するとPixel 7とほぼ一緒でPixel 7よりディスプレイサイズが大きいので電池持ちは悪くなる可能性が高くGalaxy Z Fold 4と同程度かそれより悪いかも。
ワイヤレス充電には対応していて欲しいところですが現時点では情報がないため判断できず必ずしも搭載するとは言い切れないです。
そして生体認証は電源ボタンに統合された指紋認証は共通だと思いますがPixel Foldのインカメラに関する情報が曖昧で顔認証に対応するのか不明。9.5MPのインカメラを搭載すると予測されていますがDPAF対応なら顔認証に対応するかも。
少なくともメインディスプレイ側のインカメラで見ればPixel Foldの方が画質がいいと思う。
カメラを確認。
そしてリアカメラに関しては64MP+12MP+10MPのトリプルレンズカメラに関してGalaxy Z Fold 4は50MP+12MP+10MPのトリプルレンズにペリスコープ非搭載も一緒。
Pixel Foldの超広角はIMX386もしくはIMX712のどちらかとの予測ですが錯綜しています。
Pixel Fold | Z Fold 4 | |
広角 | IMX787/64MP | GN3/50MP |
超広角 | IMX386/12MP? | ?/12MP |
望遠 | S5K3J1/10MP | S5K3K1/10MP |
Pixel Foldの望遠はGalaxy S21 Ultraに搭載されていたものでGalaxy Z Fold 4はGalaxy S22などが搭載しているものと一緒でおそらくGalaxy Z Fold 4の方が僅かにマシかも。
メインカメラセンサーに関してGalaxy Z Fold 4は1/1.57インチのGN3に対してPixel Foldは1/1.3インチのIMX787と予測されていることからもセンサーサイズに大きな差。
あとは色味などは好みの問題で個人的にはGalaxyのカメラは派手過ぎで好きではありません。
また動体が被写体の撮影も得意ではなくPixel FoldにおけるIMX787の実力は未知数ですが歴代Pixelのカメラを考えるとPixel Foldのカメラの方が安心感があります。
自分はPixelのカメラが使える折畳式機種が欲しかったのでこの時点で一択になります。
まとめ
そして価格に関してリーク通りであれば現地価格で$1799と同じで国内での価格も約25万円とほぼ一緒なので価格で迷うことはないと思います。
ただ強いて言うならPixel Foldは直販モデルが販売されると思うので予約特典などで安く購入できる機会があると思いますがGalaxy Z Fold 4は型落ちのタイミングでの売りきりの時くらいしか期待できない。
またGalaxy Z Fold 4に直販モデルがないのは不利に働く可能性が高いように感じます。ただ価格が一緒となった場合ハード面でもソフト面でも完成度が高くなる可能性があるGalaxy Z Fold 4の方が安心かも。
Android13などで追加された機能の一部はOneUIですでに実装済みの機能だったりするので機能面はGalaxy Z Fold 4の方が優秀だと思う。ただ自分は直販モデルが欲しいことに加えPixelのカメラが好きなのでPixel Foldという感じ。
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