先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回価格の安さからも注目度が高いPixel 7を約1週間使ってきたので短期レビューをしてみたいと思います。
発熱は大幅に改善。
今回の記事は主観に基づいてまとめてあるので予めご了承下さい。約1週間使ってきて思うのは手持ちで見ればという話になりますが非常に安定している印象。
これで実質0円で購入出来た可能性があることを考えるとかなりお買い得だったと思われます。今回は開封以降使って気になった部分を確認したいと思います。
まず一つ目として発熱ですが前モデル対比でもしっかり改善していることを確認することができこれだけも値千金に感じます。
Pixel 7でベンチマークを3回連続回してみると内部温度が40度近くまで上がります。とはいえPixel 6シリーズが搭載しているGoogle TensorにSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1搭載機種と比較しても比較的抑えめの印象を受けます。
ベンチマークの際に合わせて外部温度を計測しても40度以下であることが多い。
またバランスを極端に崩さない限りはベンチマークも緩やかに減少。
そのためトップパフォーマンスはA16 BionicやSnapdragon 8+ Gen 1ほど高くはないですがパフォーマンスの持続性と発熱の抑制を意識したチューニングが採用されているという印象です。
Pixel 4シリーズやミドルレンジだったPixel 5ユーザーからすればPixel 7の発熱は正直びっくりすると思いますがSnapdragon888以降の機種を使ったことがあるユーザーからすれば割と頑張っているなという印象でPixel 6シリーズを使っていたユーザーが一番実感しやすいかも。
この時期って窓を開けていると寒いけど締め切るとちょっと暑いという感じの時がありますが締めきるとちょっと暑いなという環境でKindleを30分程度読んでいるだけでも発熱を感じることも。
熱暴走みたくなっているわけではありませんがなぜこんなに暑くなるのかと思うくらい発熱。逆にパフォーマンスがあまり意識されない部分ではちょっとチューニングが甘めなのかもしれません。
自分はゲームをほとんどやらないため発熱する状況にほぼ遭遇することはなくこれはPixel 6以上に遭遇しないという感じです。
ゲームをバリバリやりたいとなれば発熱対策は必須だと思いますが日常使いでは評判の悪いSamsungの5nmを採用したGoogle Tensor G2を搭載しているとはいえしっかりと発熱抑制に力を入れていることを実感でき個人的には十分に感じます。
発熱はユーザーによって感じ方が違うところで難しいところですが自分はもっと発熱をする機種を今まで見てきたからこそGoogleはPixel 7シリーズでしっかり対策してきた印象を受けます。
電池持ちの改善。
次に2つ目として電池持ちですが開封初日はダメで2日目も全然ダメという感じでしたが4日目あたりから早くも安定してきた印象で自分の使い方だと寝る前の電池残量が40%以上50%以下。
なので体感的にはPixel 6aよりちょっと悪い感じですが思っていた以上に電池持ちが良い印象です。やはり使った分はしっかり減るという感じですが待機状態における電力効率が改善した印象。
なので電池の減りが特にPixel 6と比較しても遅くなって電池持ちが改善したという印象です。ただ筐体サイズとハイエンドモデルであることを考えるともうちょっとバッテリー容量は欲しい。
せめて4500mAhくらいあればまた印象が変わってきたのかもしれませんがこれは仕方ないです。
あとは当たり前と言えば当たり前ですがベンチマークテストをした日など本体が発熱すると電池の消費量がかなり多くなる印象なので日常で地図アプリなどからGPSを多用する人や移動時間などにゲームをしっかりとやる人にとって電池持ちは心もとないかもしれません。
前モデルの電池持ちが微妙だったからこそ劇的とは言わずも着実に改善してきている印象。先ほどの発熱と電池持ちの改善だけでもかなりPixel 6の時からイメージが変わりました。
指紋認証の改善。
そして3つ目としては指紋認証の改善。自分の手持ちで見るとPixel 6にガラスフィルムを装着。ただ認証する際はしっかり押し込むような感じで指をあててあげないと認証が出来ない。
ただPixel 7は同じくSpigenのガラスフィルムでもセンサーが改善されたのかチューニングの問題なのか不明ですが軽く指を触れてあげるだけでもしっかりと認証できるようになります。
自分の手持ちのPixel 6の状態があまり良くなかっただけかもしれませんが劇的な改善に感じます。ガラスフィルムを装着した上でここまで気軽に認証できるようになればほとんどストレスに感じません。
もちろん超音波式を採用しているGalaxy S22 UltraやAQUOS R7の快適さには及びません。ただ前モデルの悪いイメージを払拭するには十分なほど改善された印象を受けます。
一方で指紋認証が改善されたのは嬉しいですがロック解除においては顔認証がかなり快適です。
マスクを装着している時や照度が足りない環境では認証出来ないとデメリット部分もありますが日中でマスクをちょっとずらせば爆速で認証が出来るのでそもそも指紋認証の出番が減りました。
Pixel 7を使って改めて思うのは顔認証と指紋認証の両方が搭載されているのが一番便利。
顔認証はセキュリティの問題からロック解除の時しか使えないのは残念ですがそれでも多くのユーザーはロック解除の時にいかに生体認証がストレスなく使えるかが重要だと思います。
となると用途は限定したとはいえ顔認証に対応したことでユーザビリティが爆上がりです。
一部アプリに不具合?
少なくともPixel 6シリーズであった発熱のしやすさ/電池持ちの悪さ/指紋認証の部分をしっかり改善しただけでもマイナーアップデートモデルと言われればそれまでですがデメリットをしっかり潰したことで印象が大きく違います。
Pixel 6シリーズは手持ちの個体で見れば目立った不具合やバグに悩まされることはありませんでしたがユーザーからの不具合報告は多め。
逆に言えば当たり前に求められることが十分に満たすことが出来なかったのがPixel 7でようやくある程度満たすことが可能になり価格に関しても急激な円安の状況の中では最低限の値上がり。
Googleが求める80%ポリシーがようやくPixel 7シリーズで形になってきた印象を受けます。一方で4つ目として不具合に関して手持ちで気になるのはサイコミなど一部アプリの挙動がおかしい。
残念なことにデータの引き継ぎが出来ないのでちょっとテンションが下がっています。これはPixel 7 Proでは発生しないのでAndroid 13が問題なのかアプリ側に問題があるのかそれともPixel 7に問題があるのかよく分からないです。
致命的な不具合ではありませんがようやくネタにちょっとできる不具合に良くも悪くも遭遇したという感じでこれ以外は特段なし。
スピーカーの物足りなさ。
そして5つ目としてスピーカーです。Pixel 6と音量を50%に設定した上でテストをしてみました。少なくとも音量に関しては明らかに改善していることを実感することが出来ます。
ただ他の機種と比較した場合に音量だけ改善して音質はそこまで改善されていない印象。結果音質が微妙なままで音量だけ大きくなったので音質の微妙さがさらに強調されている感じです。
スピーカーにどの程度を求めるかはユーザー次第ですが個人的にはもうちょっと頑張って欲しい。
オーディオ関連のスタートアップ企業を買収してからPixel Buds Proなどの登場に繋がっている可能性があるので今度は本体のスピーカーの改善に注力して欲しいところです。
まとめ
カメラに関しては相変わらずの安定性でマクロ撮影に対応していないとはいえポートレートでも十分に被写体によって撮影することができる。
また手ぶれ補正もしっかりしているのでちょっとしたズーム撮影やナイトモードも気軽に撮影ができ何より動く被写体でもしっかりと描写することができポートレートでもいけるのはPixelのカメラの絶対的な強みだと思います。
新たにボケ感のある動画撮影ができるシネマティックモードに対応しましたがフォーカスは甘め特に被写体の動きが激しくなるとまだまだかなという印象がありますが使えるだけでもありがたい。
予約特典は終了しましたが今後ブラックフライデーやホリデーセールなどチャンスもあります。個人的には1週間使ってきて今年のハイエンドの中では最もおすすめしやすい機種に感じます。
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