Google Pixel NotePadのデザイン判明!?改めて情報を再整理してみた

先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。

また有名なリーカーによるとPixel NotePadとPixel 7 Ultraを中国のFoxconnが製造すると予測しています。詳細は「超朗報!FoxconnがPixel NotePadと最上位Pixel 7 Ultra生産」をご参照下さい。

今回91mobileseがGoogle Pixel NotePadのデザインのヒントが特許から判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。

第三世代Google Tensorが開発開始。

記事執筆時点でPixel 7シリーズが搭載する2世代目のGoogle Tensorの詳細も不明な状況。ただ一部情報によると2世代目はSamsungの4nmを採用との予測。初代がSamsungの5nmを採用なのでプロセスノードが小型化することで処理性能や電力効率は改善する可能性が高いです。

ちなみにSamsungの5nmを採用したSnapdragon888に対してSamsungの4nmを採用したSnapdragon 8 Gen 1は処理性能は20%改善しており電力効率は30%改善しているとしています。

これはあくまでもカタログスペックですがGoogle Tensorでも改善することに期待できると思います。ただPixel 7のプロトタイプのブートログから2世代目Google Tensorの高効率コアのヒントが判明。

ざっくりいえば古いコアを使っているためSnapdragon 8 Gen 1のメインコアであるCortex-X2と互換性がない可能性があるとされておりメインコアは初代から同じくCortex-X1のままの可能性も。

この場合どの程度パフォーマンスが改善するか不明ですがメインコアを2つ搭載するなど独特な構造。

そして今回の情報によるとGoogleはすでにSamsungと協力して3世代目のGoogle Tensorの開発を開始している可能性があるとの話。そのモデル番号からもSamsungと共同開発していることに違いなし。

ただ今回の情報ではその詳細は不明です。少なくともSamsungは2023年においてハイエンド向けSoCはおそらくGoogle Tensorのみの開発でSamsungモバイル部門に供給していたExynos2300は開発中止。

SamsungはExynos1380を開発しているとの予測もありますがGoogleとの開発に注力できる可能性。Pixel 6aでソフトで上手く制御したのか発熱はちょっと控えめでパフォーマンスの持続性が改善。

このことからも2世代目でも上手く安定させる可能性。となれば3世代目はさらに期待という流れに。Androidのハイエンド向けのSoCが近年の発熱問題に悩まされていますがもちろんサプライヤーのプロセスノードや製造品質もあると思います。

ただ根本的な原因はARMのアーキテクチャだとされており2023年まではARMを採用。2024年から変更されると予測されていますが3世代目はどこを採用するのか。

少なくとも同じARMのアーキテクチャを採用しながらもそこまで発熱しないAチップはAppleとARMが共同で最適化しているからだとされており独自SoCという強みをいかせている状況にあります。

逆にSnapdragonは汎用品のためメーカーごとの最適化は難しい。一方でGoogle Tensorは独自SoCなのでARM含めて最適化を進めれば不安視されているSamsung製でも安定する可能性はあります。

どうなるか現時点で不明ですが2023年もSamsungと共同開発という流れに変化はないと思います。

特許からデザインのヒントが判明。

そして次に折畳式機種であるPixel NotePadについて今年の後半に出るとの話もあれば来年に延期されたとの話もあり情報が錯綜しています。ただ今回Googleが2021年6月に特許を申請。

そして直近で公開期間に入ったためこの特許からPixel NotePadのデザインのヒントを確認できます。事前情報からもPixel NotePadのデザインはOppo Find Nのように横長のデザインになるとの予測。

今回の特許図からも横長であることを確認することができます。

またこれも事前情報と一致していますが上部ベゼル部分にインカメラを搭載しています。

Galaxy Z Fold 4でUnder Display Camera/Xiaomi Mix Fold 2はメインディスプレイにインカメラがなくHono Magic Vはパンチホールなどメーカーによってインカメラの扱い方が違いますがGoogleの場合はベゼル部分に統合している。

そのためか上下でベゼルは地味に太めという感じで実際にみるまでは何ともですが不恰好かも。ちなみに自分情報においてメインディスプレイは7.6インチでSamsung製の可変式120Hz表示に対応。

サブディスプレイに関しては5.8インチでアスペクト比は18:9に近いと予測されており可変式120Hz表示。今回の特許図ではアスペクト比が分からないため何ともですがGalaxy Z Fold 4より大きく感じるかも。

また閉じた時のヒンジ内部を確認することができおそらくですがこれは中華メーカーが採用している水滴型に見えます。水滴型を採用するメリットがディスプレイに折り目やシワがつきにくくヒンジ自体薄型化もしやすいです。

ただ水滴型を採用したからといっても折り目は気になると思います。正直全く折り目がない機種はなくOppo Find Nも使っていけばそれなりに目立つようになる印象。

なので折り目がない機種がいいと思う人は今後数年は待つしかない感じでPixel NotePadにも期待するべきではない。また水滴型のデメリットとしては構造上の問題なのか技術的な制約なのか防水/防塵に対応できないとされています。

このことからもPixel NotePadは防水/防塵非対応かも。この時点でヒンジが分厚いと言われますがGalaxy ZシリーズのIPX8対応は大きな差別化に繋がる。

少なくとも昨年の6月時点でGoogleの中でデザインはある程度固まっていたことになります。ちなみにバックパネル部分はPixel 6シリーズのような感じになると予測されています。

その他のスペック。

またPixel NotePadの情報を再度まとめたいと思います。まず第二世代のGoogle Tensorを搭載。容量構成は不明ですがRAMは12GBにROMは最低でも256GBにして欲しいような感じはします。

また読めないのが搭載OS Galaxy Z Fold 4は初めてAndroid12Lを標準搭載して発売された機種に。仮にPixel NotePadが今年の秋に登場する場合にAndroid12LなのかAndroid13なのか不明です。

Android13は実質Android12Lがベースになっている部分もあるのでAndroid13でもカバーできる。逆にGoogleがAndroid12LとAndroid13をどう捉えているのか確認できるのでどちらなのか楽しみ。

そしてカメラセンサーに関しては情報が錯綜しておりメインカメラセンサーはIMX363とPixel 6aと一緒。また超広角は不明ですがPixel 5aかPixel 6aのどちらかと一緒の可能性がありインカメラはIMX355を搭載との予測。

インカメラに関してはPixel 6aなどと同じ可能性がありこの場合噂されている顔認証に非対応。ただ一方でメインカメラセンサーはPixel 6シリーズと同じくSamsungのGN1になるとの予測もあります。

折りたたみ式機種はディスプレイの原価コストが非常に高いためある程度金額を抑えるためにもカメラセンサーは従来のものを採用してカメラソフトでカバーする流れになりそうな予感もします。

ちなみにXiaomi Mix Fold 2やGalaxy Z Fold 3のディスプレイコストは9万円前後です。Pixel NotePadの価格は一部情報で$1399になると予測されていますがディスプレイだけで$900前後。

仮にこの価格であるなら他の部分で使えるコストはPixel 6aなど廉価モデルと同等になる可能性。となればPixel NotePadのメインカメラセンサーはIMX363あたりが妥当という感じです。

Pixel 6aで古いカメラセンサーを搭載しているとはいえGoogle Tensorとカメラソフトを合わせて十分に綺麗な写真を撮影できます。Pixel NotePadでも同等の写真を撮影できるのであれば十分です。

その他本体サイズや重さなどの情報はなし。バッテリーに関してもおそらく4500mAh前後で電池持ちはPixel 6aと同等からそれ以下が一つの目安かも。

何より事前情報通りの価格であればクラムシェル型を除いて最も安い折りたたみ式機種になる可能性があるので注目度が高くなります。

まとめ。

今回は第三世代のGoogle TensorとPixel NotePadの最新情報について簡単にまとめてみました。個人的には今年最も欲しい機種の一つがPixel NotePadなので是非秋のイベントで発表して欲しい。

ただ今回の特許からもGoogleが折りたたみ式の準備をしていることは確実なので今から非常に楽しみ。

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