Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。
詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回Xperia 5Ⅳが正式発表されたら絶対確認したいポイントを簡単にまとめてみたいと思います。
発表直後に予約開始?
毎年ハイエンドXperiaの大きなデメリットの一つが発表から発売までのタイムラグがありすぎなこと。ただXperia 1Ⅳは国内でみた場合に発表から約1ヶ月後に発売で香港では約2週間後に発売されています。
もともと下半期に登場するXperia 5シリーズはそこまでタイムラグがひどくなく1ヶ月が一つの目処。なので上半期の流れを踏襲するのであればXperia 5Ⅳも発表からタイムラグなしで発売になるかも。
なので発表されたら確認しておきたいことを確認したいと思います。
本体の形状。
まず一つ目は本体の形状です。従来のXperia 5シリーズは手にフィットしやすいようにと丸みを帯びたサイドフレームを採用。ただ認証情報からも縦幅/横幅が1mmずつ小型化しておりXperia 10Ⅳなどと同じ進化の方向性かも。
となればサイドフレーム含めてフラットな形状を採用する可能性。またサイドフレームと合わせて確認しておきたいのがバックパネルの形状でXperia 5Ⅲのバックパネルは2.5Dガラスと僅かに湾曲。
なのでサイドフレームから僅かに高さがあるため落とした時などにバックパネルが先に破損する可能性。
ただこれがXperia 1Ⅳではバックパネルを完全にフラットにしたことでサイドフレームが僅かに高い。
なのでバックパネルはより割れにくくなっていますが今度はサイドフレームが僅かに高くなった分コーティングの問題なのか剥げやすくなっています。自分の手持ちのXperia 1Ⅳは結構ひどい状態。
なのでXperia 5Ⅳが発表されたらサイドフレームとバックパネルの形状がどうなっているのかチェック。これでXperia 1Ⅳと同じデザインであるならケースでしっかり保護。
またあまりケースでデザインを隠したくない人はバンパーケースも視野に入れて方がいいです。現時点でカラバリに関する情報はなし。ただ個人的には日本限定色だったフロストシルバーは2021年に購入した機種の中で最も良かった。
今回もフロストシルバーがあるか分からないですがそのサイズ感にそのデザインと下半期の機種の中でも最も期待しているのがXperia 5Ⅳなので出来るだけ綺麗に使うためにも形状をまずチェックしたい。
リフレッシュレートと最大輝度。
次にXperia 5シリーズの最大の特徴とも言えるのが安定性でやはり気になるのが発熱と電池持ちです。その上でまず欠かせないのがディスプレイで一つ目としてXperia初の可変式120Hz表示に対応するか。
Xperia 5シリーズがレギュラーフラッグシップモデルになるため新しい技術を先に搭載するとは思えないかもしれませんがXperia 5IIの時にXperia初として120Hz表示に対応しています。
今後ディスプレイの分かりやすい進化としてはリフレッシュレートが可変式に対応するかどうかです。一部ゲーミングスマホのように120Hz表示以上に対応しても対応しているコンテンツがなければ意味なし。
XperiaのハイエンドはSamsung製のディスプレイを搭載しているためLTPOを採用したディスプレイを今後供給してもらってもおかしくない状況に。最新であれば第二世代のLTPO対応ディスプレイなので現状の固定式と比較すれば電力効率は大きく改善する可能性。
また一方でXperia 1Ⅳなどと同様にディスプレイ輝度の改善に期待できます。今まではソフトでガチガチに制御した上で最大輝度で表示できるシーンもかなり限定的でしたがXperia 1Ⅳではより多くのシーンで最大輝度で表示可能に。
めちゃくちゃ明るく見やすくなりましたが一方で消費電力は増加している可能性が高いので電池持ちにも影響します。なのでまずディスプレイで電力効率が改善されるのかどうか。
単純にディスプレイ輝度は改善しても可変式非対応であれば消費電力が増え燃費が悪くなります。
発熱対策。
そして次に確認したいのがSoCで個人的にはSnapdragon 8 Gen 1の一択であまり期待していません。Snapdragon 8+ Gen 1を逆に採用すれば大きな転換期ともいえます。
ただSnapdragon 8+ Gen 1を搭載している機種を使っていて思うのはやはりSoCだけではなく発熱対策がどうなっているのかが重要。
結局Snapdragon 8+ Gen 1搭載機種でも負荷をかければかなり熱くなるので冷却性能と放熱対策を合わせてパフォーマンスの持続性がどうなのか。Xperia 1Ⅳは発熱や電池持ちの悪化の原因になる消費電力をソフトで制御することで電池持ちを改善しましたがハード面ではほぼ進化なし。
そのためソフトでの制御の限界を超えると発熱が原因ですぐにアプリなどが終了する感じでした。
Xperia 5Ⅳではハード面での発熱対策の強化があるのか。仮にほぼ変わらない場合Xperia 1Ⅳと同様に消費電力を抑えるチューニングであればどれだけパフォーマンスが安定するのかをチェック。
Xperia 1Ⅳでのフィードバックで熱制御のアルゴリズムはより完成度が高くなっている可能性。また同じチューニングであれば発熱はひどくても電池持ち自体は改善している可能性があります。
これからの時期外気温が下がるため真夏での評価になるXperia 1Ⅳと比較すれば条件はマシです。ただパフォーマンスの持続性がどうなっているのか搭載SoC以外の発熱対策をチェックしたいです。
オーディオ関連。
そして3つ目としてはスピーカーとバイブです。あくまでも個人的な印象ですがXperia 5IIの時まではかなりいい感じのスピーカーでしたがXperia 5Ⅲでは残念なことに悪化した印象を受けます。
本体のスピーカーで360 Reality Audioを再生できることを優先して他が後回しになったのか音質/音量がイマイチになり共振も悪化しています。SonyとしてもXperia 1Ⅳのスピーカーはかなり拘りを持って開発したとされているのでXperia 5Ⅳでも共振含めて改善に期待しています。
実際に音質や音量は実機で試してみないと分からないですがスペック上で例えば新構造のスピーカーを採用したとか共振がないスピーカーになったとかの表記などがあるか確認したいところです。
イヤホンに関しては何も心配しておらずXperia 1Ⅳと同等のレベルになると思います。なのでWF-1000XM4などと合わせて使うことで満足度はかなり高くなる可能性が高いと思います。
またXperia 1Ⅳで採用されたようにクイックメニューで今再生してい曲と音質も確認できると思います。
Xperia 5ⅢがXperia 5II対比でかなり残念だった部分がオーディオ関連なのでXperia 5Ⅲの発表から約1年半あいてどの程度進化しているのか気になるところで進化していたら最高です。
基本はXperia 1Ⅳで新たに採用された新機能などがXperia 5Ⅳでも踏襲される可能性が高いので進化の方向性は目処がつきやすいです。
ただXperia 1Ⅳも使ってきた中でXperia 5Ⅳではそのまま踏襲して欲しくないと思うのがコーティングの剥げやすさや熱制御のアルゴリズムなどです。あとはXperia 5ⅢがXperia 5II対比で進化しきれなかったポイントがしっかり進化して欲しい。
それが発熱や電池持ちにスピーカーという感じです。Xperia 1Ⅳの良さを踏襲することでかなり魅力的に仕上がりますがそれ以上に前モデルの時にあったデメリットをしっかり潰すこと。
Xperia 1Ⅳでも電池持ちの悪さやディスプレイの暗さなどしっかり潰しているからこそ価格が高いとはいえ満足度も高いです。なのでXperia 5Ⅳにもしっかり潰してきてほしいところです。
まとめ
どう転ぶか分からないですが発表から発売までのタイムラグがあまりないようであれば悩んでいる時間もあまりないので発表時点である程度ポイントを掴んであとは予約するかどうか決めたいところ。
おそらくですがSonyがXperia 5Ⅳを正式発表した後に国内でも予約が開始する可能性が高いです。
自分は当たり前ですが予約をしますが本体価格が高くなる可能性が高い以上よりポイントを把握した上でしっかりと予約に臨んで欲しいなと思います。今年のXperiaの命運はXperia 5Ⅳの売れ行き次第。
なので前モデルから時間があいた分ちょっと想像を超えた何かも欲しいところです。
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