Xperia 1Ⅳ 長期レビュー。Sonyさんアップデートを頑張ってくれ

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。

詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回Xperia 1Ⅳのdocomo版を発売日から2ヶ月弱使ってきたので長期レビューをしてみたいと思います。

19万円に見合ったスペックなのか?

最初にこんなこと言ったらふざんけなと思われるかもしれませんが19万円の価値があるかどうか不明。

例えば本体価格が10万円ならこの程度のスペックが欲しいとから15万円ならこの程度のスペックが欲しいとかXperia 1Ⅳのように20万円ならこの程度のスペックが欲しいという考え方をしていない。

単純に買って良かったと思えるか思えないかで自分はXperia 1Ⅳは買って良かったです。なのでコスパという面では20万円でも満足度が高いので良い方ですが価格に見合ったスペックを搭載しているかどうか判断できません。

そもそもキャリアが価格を釣り上げているので余計に判断が難しく今後Sonyが直販モデルを発表してその価格を見ないと難しいのかもしれません。約2ヶ月使ってきて思うのはめちゃくちゃ尖っているけど歴代と比較すれば使いやすくなった。

だからこそ満足度が高いんだと思います。その上で良かったと思う部分を確認したいと思います。

1シリーズ最高クラスの電池持ち。

一つ目は電池持ちが歴代と比較すれば安定しているところ。Xperia 1Ⅳを購入する直前まではXperia 1Ⅲを使っていたこともあり余計にそう感じる。

1日の中でも動画を見たりゲームをすることはほとんどない自分の使い方でもXperia 1Ⅲは午後7時くらいで電池量が20%以下。充電なしだと23時前には電池切れになる感じでしたがXperia 1Ⅳは23時頃で平均40%くらい電池残量があるので電池持ちに大きな差を感じます。

自分が使ったなと思う日でも20%を切ることはほぼないという感じで少なくとも平日で自分の使い方であれば文句なしの電池持ちを実現しています。

先日配信されたズーム撮影時の画質改善を目的としたアップデートをした後は発熱がしやくすなり電池持ちも悪化したのにズーム画質は改善しないと自分にとって最悪の流れ。

ただ直近で配信された指紋認証の改善などを中心としたアップデート後からは発熱もちょっと落ち着いて電池持ちも安定。

アップデートに振り回されることはXperiaに限らずどのメーカーの機種でもあることなので仕方ないと思っていますが直近のアップデートで落ち着いてくれたからこそ余計に満足度が高いです。

電池持ちがいいと言われる機種と比較すればまだまだでゲームやマップアプリなどを多用する人には発熱も重なって決して電池持ちがいい機種だと思えないと思いますが自分にとっては十分。

電池持ちと言えばXperia 5シリーズでしたがXperia 1シリーズの今後にも期待できるかもしれません。

オーディオ性能がやばい。

また今までのXperiaはSonyの拘り部分が実際にどのシーンで動作しているのか分かりにくかった。例えばクリエイターが意図した色味で表示するクリエイターモードはXperia 1の時から搭載。

ただ実際にクリエイターモードで表示されているのはいつと分かりにくかったですがXperia 1Ⅳはクイックパネルからクリエイターモードで表示されているのかスタンダードモードで表示されているのか確認できます。

また設定にもよりますがオーディオに関してはハイレゾで再生されているのか360 Upmixで表示されているのか確認できるので見ながらオプションを設定できるのでより自分好みに設定しやすくなった印象です。

例えば前モデルの時360 Spitial AudioはYouTube MusicやAmazon Musicなど一部サービスの音源を360 Reality Audio相当にアップコンバートする機能でしたが実際に聞いてみないと分からないし聞いても曲によって分かりにくい。

Sonyが拘りを持って搭載した新機能などが可視化されたことでより身近になった感じがします。

またスピーカーに関しては音圧が前モデル対比で15%程度改善されていますが前モデルのスピーカーはステレオ感を最大限高めるチューニングという印象でXperia 1Ⅳはサラウンド感を最大限高めるスピーカーという感じなのでチューニングの方向性が違います。

個人的な印象としては多くのスマホのスピーカーがステレオで強化されてきたこともあり聞き慣れているせいかXperia 1Ⅳのスピーカーはちょっと違和感を感じます。

ただ一方で有線にしろワイヤレスにしろイヤホンを接続した場合明らかに音質が改善しておりより音楽をXperiaで聞くのが楽しくなった。自分の時間をより楽しめる機種だと思っているからこそオーディオの改善で全体的な満足度がかなり高いです。

これだけでも購入して良かったなと思えるくらいXperia 1Ⅳのオーディオに満足しています。ディスプレイ輝度の改善で見やすくなったディスプレイに満足度が高いオーディオ性能。

そして電池持ちの改善と歴代Xperia 1シリーズで最も安定しつつ尖っているのが最大の魅力です。

アップデートを頑張れ!

ただ一方で不満もあり個人的に最大の不満はアップデートをもっと頑張ってくれと思います。ちょっと話は重複しますが少なくともドコモ版に関しては発売以降2回のアップデートが配信。

1回目はズーム撮影時の画質改善を目的としたもので2つ目は指紋認証と通知ランプの改善が中心。アップデートも個体差があり自分の手持ちが不良個体の可能性がありますがアップデート後にズーム撮影時の画質改善の効果は見られず。

2回目の指紋認証でロック解除後ホーム画面を開くまでのタイムラグを改善したアップデートにおいては言われてみれば僅かに改善したかなという印象でむしろ記載がなければ分からないくらいの差しか感じず手持ちで見れば2度のアップデートの恩恵をほぼ受けていません。

一方で中国においては熱制御のアルゴリズムを改善したアップデートがすでに2回配信されていることが判明。

もちろん国内で配信されたアップデートの内容からもユーザビリティの改善に繋がっていると思いますがXperia 1Ⅳユーザーの多くが抱えている不満は
発熱でここの改善に期待していると思います。

Xperia 1Ⅳでは発熱や電池持ち悪化の原因となる消費電力をソフトでガチガチに制御しています。このソフト制御が正直やりすぎな感じでちょっとでも内部温度が上がるとリフレッシュレートを60Hzに制御。

TwitterやChromeなどを使っている時に急にカクカクし始めたら内部温度の上昇が原因でソフトによって制御された結果。またもともと負荷がかかりやすいカメラですが制御が厳しいからこそすぎに強制終了になる。

Sony Chinaはユーザーからのフィードバックを集めた上ですぐに改善のアップデートを配信。中国の有名なリーカーによれば他のSnapdragon 8 Gen 1搭載機種と同程度の感じになったと評価。

急激に温度が上昇した場合はすぐに制御がかかるとしていますが日常使っている範囲であればそれなりに快適に使えるようになったとしておりまた熱制御がより効率的になった影響なのか電池持ちに関しても改善した可能性があるとしています。

個人的には発熱対策の方を優先して欲しい。Sony Chinaが積極的なだけなのかSonyが中国市場を優先しているのか不明ですが日本を含めた他の市場との差がありすぎに感じます。

もちろんアップデートで発熱のしやすさ自体が大幅に改善されるわけではなくアップデートで発熱とより上手く付き合っていくという感じです。ただ現状で発熱がひどい上に動作が不安定でユーザーの評価はかなり厳し目という感じです。

今年の秋にはゲーミングキアが発売予定ですがアクセサリーに頼らず本体だけでどうにかしてほしい。

自分のようにゲームはやらないけどカメラは割と使うユーザーも発熱が気になるならゲーミンングギアを使え?ということなのかアップデートで最低限の安定性は欲しいように感じます。

しかもゲーミングギアが登場する頃には外気温も下がるので今はほど発熱も問題視されないです。せめてAndroid13が配信される前までにはもうちょっと安定させて欲しいところです。

まとめ。

今回はXperia 1Ⅳを約2ヶ月弱使ってきたので長期レビューをしてみました。夏に発売される機種なのに発熱対策が微妙なことから動作が不安定でおすすめできる機種ではない。

もちろん使い方次第ですが今の時期はメリットよりもデメリットの方が目立っている印象です。今購入を考えている人は今後のアップデートの様子見含めて直販モデルの登場に期待したいところ。

ここ2年で見れば10月下旬から11月中旬の発売なので目安としては10月頃だと思います。流石にその頃になれば今よりは安定している可能性があり時期的に外気温は下がっている。

さらにキャリアモデルよりどの程度安いのかも非常に気になるところです。ちなみに香港だと前モデルから価格が変わってないので国内では16万円くらいだったら面白く感じます。

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