結局どちらがおすすめ?Xperia 10ⅣとPixel 6aを徹底比較レビュー

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。

詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回質問が多かったXperia 10ⅣとGoogle Pixel 6aのどちらがおすすめか比較レビューをしてみたいと思います。

最初に結論。

最初に結論を言ってしまうと電池持ちに拘りがあるならXperia 10Ⅳでそれ以外の部分において拘りがあるならPixel 6aという感じで電池持ちに関しては比較にならいくらい真逆という印象です。

ミドルレンジとして見ればパフォーマンスが高い一方で発熱と電池持ちがネックのPixel 6aといかにもミドルレンジといった感じのXperia 10Ⅳと両極端で「ミドルレンジらしさ」を求めるかどうかで評価が分かれると思います。

デザインを確認。

その上でまずデザインから確認したいと思います。個人的にはXperia 10Ⅳのデザインの方が好き。

Pixel 6より前はPixelのデザインはシンプルでしたが最近はPixelらしいポップなデザインとはいえちょっと以前のようなシンプルさはなくXperia 10Ⅳの方がカメラデザイン含めてシンプルです。

また好みが分かれる部分ですがXperia 10Ⅳはマット仕上げで指紋がほとんど目立たないのに対してPixel 6aは光沢感のある質感と指紋が少し目立ちます。

また縦幅にそこまでの差がありませんが横幅に関しては4.8mmの差があるため圧倒的にXperia 10Ⅳの方が片手操作がしやすい。

ジェスチャーナビゲーションは共通して対応していますがサイドセンスに対応しているXperia 10Ⅳがより片手操作がしやすい印象でさらに本体の重さの差に関しても17gもあるため大きな差を感じます。

フロント部分においてまずXperia 10ⅣはベゼルありですがPixel 6aはパンチホールのため好みが分かれるところ。ベゼルの太さに関しては個人的にPixel 6aの方がパンチホールを採用しているか余計に気になります。

デザイン全体で見た時にPixel 6aの方がユーザーごとの好みが強く出やすいという印象です。一方で使いやすさ込みの取り回しの良さだとXperia 10Ⅳの方が圧倒的に優れている印象です。

少しでもコンパクトな方がいい人はXperia 10Ⅳで標準サイズでよければPixel 6aでも大丈夫。

ディスプレイを確認。

次にディスプレイにおいてどちらもミドルレンジのためスペック的にそこまで気合は入っていないです。

ただ気になるポイントとして一つ目として視認性でどちらも縦長のアスペクト比を採用しているとはいえPixel 6aの方が横幅があるためその分コンテンツは大きく表示され見やすいと思います。

ディスプレイサイズの差以上にPixel 6aの方が大きく表示され文字の大きさもちろんコンテンツ全般。

またディスプレイの色味に関してはPixel 6aの方が暖色系でXperia 10Ⅳはちょっと寒色系で好みが分かれるところで自分はPixel 6aの方が見やすい印象です。

ちなみにアスペクト比による余白や黒帯に関して表示されるコンテンツの大きさの差からPixel 6aの方がひどく見える時もありますがそこまで違いなし。

どちらの機種もコンテンツによっては出るので単純にどちらが見やすいかで判断するべきだと思います。そしてディスプレイ輝度に関してPixel 6aがまだ明らかになっていませんがおそらく標準は500nitsでXperia 10Ⅳは600nits程度。

HDR表示の場合Pixel 6aはおそらく800nits程度で表示される可能性がありXperia 10Ⅳは680nits程度で暗いですがただ屋内でTwitterを開くなど日常的な動作においてディスプレイ輝度がどちらも自動調節の場合明らかにXperia 10Ⅳの方が明るい。

スペック以上にかなりの差を感じてディスプレイの色味の違いも重なっている可能性がありますがXperia 10Ⅳの方が明らかに見やすい。ただ屋外では両機種ともかなり厳しいかなという印象です。

そして2つ目としてディスプレイの耐久性でどちらも落下による耐衝撃性に優れているわけではありません。ただ引っ掻き傷や擦り傷はXperia 10Ⅳの方が圧倒的に優れています。

スクリーンプロテクターなしで使う人は少数だと思いますが一応どちららも保護した方がいい。そしてPixel 6aに関してはさらにケースで落下の耐衝撃性においても備えた方がよく感じます。

流石に落として耐久差をチェックするとかしたくないのでディスプレイのスペックによる判断になりますがXperia 10Ⅳのディスプレイの方が耐久性は高く見やすさをとるか明るさをとるかにも感じます。

基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認したいと思います。両機種とも共通して5Gに対応ですがミリ波非対応。

Xperia 10Ⅳはdocomoモデルが存在しますがPixel 6aはdocomoモデルが存在しないので対応バンドはユーザーの住環境によっては影響が出てくるのでチェックしておいた方がいいです。

また両機種とも共通してeSIMに物理SIMのDual SIMですがXperia 10Ⅳのdocomo版のみSingle SIMに対応。

アップデートに関してPixel 6aはメジャーアップデートが3回にセキュリティアップデートが5年に対応。一方でXperia 10Ⅳは発表されていないため何ともですがおそらくメジャーアップデートが2回でセキュリティが2年もしくは3年で大きな差。

さらにアップデートの配信方法も異なりXperia 10Ⅳはキャリアごとに配信時期が異なりますがPixel 6aはキャリアモデルでもGoogleがまとめて配信。そのためPixel 6aはキャリアの判断関係なく基本毎月1回でメジャーアップデートは最速です。

常にセキュリティ含め最新の状態にしておきたいユーザーや少しでも長く安心して使いたいユーザーはこの時点でPixel 6a一択になります。RAM6GB/ROM128GBは共通でXperia 10ⅣのみSDカード対応。

本体に常にSDカードをセットしておきたい人はXperia 10Ⅳで外付けで構わない人やクラウドでもいい人はPixel 6aでも十分。

そしてSoCについて大きな差がありPixel 6aはハイエンド相当のパフォーマンスを誇るGoogle Tensorに対してXperia 10ⅣはSnapdragon695を搭載。とりあえずベンチマークを3回連続で回してみました。

Xperia 10Ⅳのスコアは安定で39万点前後。

一方でPixel 6aは発熱に合わせてスロットルダウンするのでスコアも少しずつ下がっていく感じです。

内部温度で見てもXperia 10Ⅳは36度前後に対してPixel 6aは40度前後と高めでXperia 10Ⅳはいいところ本体が暖かくなるという感じに対してPixel 6aは明らかに熱いなと体感が大きく違います。

リフレッシュレートは一緒ですが搭載しているSoCの影響かPixel 6aの方がもたつきやカクツキなし。Pixel 6aの方がOSが最適化されていることもあると思いますが日常使う上でも快適だと思います。

これはほとんどのシーンで差を実感できる可能性が高く例えばGoogle Assistantで音量を設定する場合Pixel 6aの方がオフラインで処理していることもありますがかなりの差を感じます。

同じ60Hzでもっさりというイメージがあるかもしれませんが実際に触っているとストレス値が全然違う。

記事執筆時点で海外サイトのバッテリーテストの結果が出ていないため参考になる指標がありませんがXperia 10Ⅳが獲得した163というスコアをPixel 6aが到底抜かせるとは思えず海外サイトのレビューを確認する限りPixel 6aはPixel 6より電池持ちが悪いという評価が多め。

このことからもスコアは86が一つの目安になりPixel 6のスコアと比較しても倍近くの差があります。

まだ自分自身もPixel 6aを使い始めたばかりで最適化も終了していませんがXperia 10Ⅳのような絶対的な安心感はない印象でこれは海外サイトのバッテリーテストの結果でも同じような感じだと思う。

生体認証に関しては同じく指紋認証でXperia 10Ⅳの方がアクセサリーの影響を受けにくいですがPixel 6aの方が自分が使っているガラスフィルム込みでも認証速度は早い印象を受けます。

どちらも指紋認証なので個体差に個人差が出ると思いますが自分の手持ちでみた場合Pixel 6aの方が相性がいいのか快適に感じます。そして音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。

Xperia 10Ⅳは前モデル対比で大幅にスピーカーが改善したとはいえ所詮はモノラルスピーカーです。

ただ複雑なのがXperia 10Ⅳはサラウンド感を重視したチューニングした影響もあるのか音の輪郭がはっきりしており結果音量は大きく聞こえる。一方でPixel 6aはステレオスピーカーですが音質は軽めで音量小さめ。

その結果Xperia 10Ⅳより音質はいいですが音量は小さく聞こえる感じです。一方でイヤホンジャック含めてイヤホンを使うならXperia 10Ⅳの方が汎用性が高い印象を受けます。

カメラを確認。

そして最後にカメラを確認したいと思います。Xperia 10Ⅳは望遠レンズを搭載しているため光学式2倍/AI超解像10倍ズームに対してPixel 6aは非搭載でAI超解像7倍ズームが最大です。

まず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずXperia 10Ⅳで撮影。

次にPixel 6aで撮影。多少画角がずれているとはいえ青空が白飛びしているかいないかで全く雰囲気の違う写真となっています。

次にXperia 10Ⅳで撮影。

そしてPixel 6aで撮影。Xperia 10Ⅳは空が白飛びしている一方で逆光のせいで全体的にボヤッとした感じの印象に。超広角の時点で大きな差があります。

1倍で撮影。

次にXperia 10Ⅳで撮影。

そしてPixel 6aで撮影してみました。そこまで暗いという印象ではありませんでしたがXperia 10Ⅳはちょっと暗く感じてしまいます。

次にXperia 10Ⅳで撮影。

そしてPixel 6aで撮影してみましたがXperia 10Ⅳはちょっとでも風があるとやはりピンずれが起こりやすいです。Xperia 10Ⅳは他のXperiaと比較すればオート撮影に注力している感じですが大きな差を感じます。

基本はPixel 6aの方が一枚以上上手という感じでさらにポートレートモードにも対応しており汎用性が高い。

望遠で撮影。

次にXperia 10Ⅳで2倍で撮影。ちなみにXperia 10Ⅳは光学式2倍にAI超解像10倍ズームに対応しています。

そしてPixel 6aで撮影してみましたが望遠レンズがないこともあり2倍の時点で画質の差を感じます。

そしてXperia 10Ⅳで7倍で撮影。

そしてPixel 6aで7倍で撮影してみましたがやはり画質に差を感じます。ただズーム倍率によほど拘りがない限りはPixel 6aの方が使い勝手もよく撮影できる写真も素晴らしい。

ミドルレンジでそこまで積極的に使う人は限定的だと思いますがXperia 10Ⅳは4K撮影は非対応。次にナイトモードで低照度の環境でサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

ナイトモードで撮影。

次にXperia 10Ⅳで撮影。

そしてPixel 6aで撮影。

次にXperia 10Ⅳで撮影。

そしてPixel 6aで撮影。Sonyが求めるナイトモードは明るく撮影することではなく低照度の環境でもノイズが少なく撮影とはいえノイズが決して少ないわけでもなく正直高照度の環境よりも雲泥の差に感じます。

最後にXperia 10Ⅳを三脚に固定して撮影。

そしてPixel 6aで撮影。どちらの機種も写真撮影の際に手ぶれ補正が弱めで特にXperia 10Ⅳは露光時間も短いのに手ぶれもかなりしやすいので綺麗に撮影したいなら三脚が必須という印象でPixel 6aの方がマシ。

カメラに関してXperia 10Ⅳは他のXperiaほどナチュラルという感じではないからこそ余計にオート撮影を主体とした機種と比較するとその差をはっきり確認できる感じです。

まとめ。

Xperia 10Ⅳは動画撮影時点でSony Storeから直販モデルが販売されていないため両方を扱っているauでの価格を参考にするとXperia 10Ⅳは6万9985円に対してPixel 6aは5万3270円です。

電池持ちや少しでもコンパクトなスマホが欲しいと思う方以外はPixel 6aの方がおすすめです。ただPixel 6aの注意点としてはミドルレンジに求められる安定性という部分が欠如しています。

圧倒的なデザインと電池持ちがXperia 10Ⅳの特徴ですがそれ以外が微妙とバランスが悪い。なので両機種ともミドルレンジであることを考えるとバランスが悪い機種にも感じてしまいます。

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