Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。
詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回SoftBankにおいてXperia 10Ⅳが発売直後から大幅な値引きで販売されていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
SoftBank版が大幅値引き。
香港などでは6月中旬に発売されたXperia 10Ⅳですが国内では大手3キャリアから7月8日に発売。最初に価格を発表したdocomo版の約6万4000円でも高いと感じましたがSoftBank版は約7万5000円。
あくまでも主観ですが香港版を使った印象では6万円以上のお金を出して買う機種には感じない。ただ今回SoftBankがXperia 10Ⅳを大幅値引きしていることが判明しました。
48回分割払いをした上でMNPもしくは5歳から22歳の方が新規契約でメリハリ無制限プランに加入が前提で6万5040円の値引き。つまり最大の割引でXperia 10Ⅳが9840円で購入可能です。
また条件を満たさない機種変更や新規契約。さらに端末の購入のみでも4万3056円の値引きで一括価格3万1824円で購入することが可能です。
個人的には5万円以下が理想で5万5000円くらいまでならアリかなと思っていましたが今回の割引は5万円以下で非常に魅力的に感じます。ただ注意点としては先ほどの条件に加えこの大幅な値引きを行なっているのはSoftBankの直営店のみでオンラインショップなどは対象外。
ちなみに街中になるSoftBankショップのほとんどが代理店で直営店はSoftBank銀座店やSoftBank表参道店にSoftBank渋谷店など最新の情報を確認できませんでしたが全国でも20店舗以下。
東京ならまだしも他の地域において販路がかなり限定されているのがネックになると思います。
Xperia 10Ⅳを狙っていた人で価格の高さから諦めていた人でSoftBankの直営店に行ける人はかなり魅力的な施策に感じます。記事執筆時点では直営店のみですが今後代理店や家電量販店など全く同じ金額じゃないにしろある程度の値引きで販売されることにも期待することができます。
ちなみにSoftBank版の魅力としては他のキャリアモデルのようにキャリアロゴが全くないこと。FelicaのマークすらNFCのマークのままで海外版だと認証マークがある部分にその認証マークもなく非常にデザインがすっきりしている。
そして他のキャリアとも共通ですがSIMロックなしでSoftBankとau版に関してはeSIMに対応しておりDual SIM対応というのはメリットです。docomo版は対応していないことからもドコモユーザーは他社のモデルが気になる人もいると思います。
ただdocomo版以外はB21やn79に非対応なので対応バンドの最適化を優先するのか。それともDual SIMを優先するのかで選んだ方がいいようにも感じます。
予約していた人がバカを見る感じも。
一方でこの施策が発表されたのはXperia 10Ⅳの発売日前日となる7月7日でちょっと気になる部分もあります。
大手3キャリアの中でもSoftBankは特にXperiaの販売に弱いということもあり仕入れ値が高いからか本体価格も高いことがあると思いますがそれでも発売日より前に割引の予告をしていること。
単純に考えれば予約状況が絶望的でまずは動向をみるために直営店のみで割引をするのかそれともユーザー獲得のために新製品の中からXperia 10Ⅳが選ばれただけなのか気になる。
今までSoftBankはXperia 10シリーズを扱っておらず参加のY-mobileが扱ってきましたが今年はXperia 1Ⅳが高すぎたことも影響したのかXperia 1Ⅳはオンラインショップ限定での販売。
そしてSoftBankでXperia 10Ⅳを扱ってY-mobileでXperia AceⅢを扱っている感じ。そのためXperia 10シリーズが欲しかったユーザーがSoftBankで扱ったことで手が出しにくいかも。
こう考えるとXperia 10Ⅳの予約状況が絶望的だからこそ今回の割引に踏み切ったのかもしれません。
今回の割引はあくまでもSoftBankのみのため今後auとdocomoがどのような動きをするか不明。ただSoftBankが直営店限定とはいえ大幅な割引をしたことからもauとdocomoも動くかもしれません。
発売前からこの価格って正直よく分からない。またキャリアがコストカットのためにも推奨しているオンラインショップで予約していたユーザーは定価で購入して割高に感じると微妙ですよね。
欲しくて予約をした人がバカをみている感じで今回の割引は条件が合う人には魅力的である一方多くのユーザーにとっては不満を持つだけの流れになる可能性。
発売以降は売れ行きに合わせて値引きをするのはありだと思いますが発売前の時点で販路限定の割引はちょっと残念な感じです。
改正電気通信事業法の改正で料金とセットの場合の割引は上限が2万2000円と制限されていますが料金とセットじゃない場合の割引には制限がありません。
なので今回のような金額になるのですがこれだと電波法を改正して意味があったのか原因。料金は確かに分離したことで安くなりましたが端末の割引がなくなったためトータル的には高くなっているユーザーもいる感じ。
何より発売日に新製品を購入する人がなんか損したなと感じるような施策は避けて欲しい気がします。
Xperia 10Ⅳの長所。
そしてそもそもXperia 10Ⅳは購入すべきなのかどうかですが今回の割引価格なら個人的にありです。繰り返しになりますが5万円以下ならありでキャリアの定価の価格だとちょっとおすすめしにくい。
ただXperia 10Ⅳはミドルレンジなのでスペックにそもそも拘るべきではないと思っています。その上でメリットは2つで一つ目はデザインです。6.0インチのディスプレイを搭載しながらも横幅が67mmとかなりスリムなので片手で持ちやすい。
また本体の重さも161gとそこまで重くないので非常に取り回ししやすいサイズ感だと思います。よく縦長なので指が届かないと言われますがジェスチャーナビゲーションやサイドセンスを使うことである程度はカバーできると思います。
自分は成人男性としては手が大きくないこともありますが標準的な大きさであるiPhone 13やPixel 5などのサイズ感でも持ち替えなしかつ親指で全ての範囲は届かないです。
むしろiPhone 13などは横幅71mmになるので横幅がました分片手操作がよりしにくくなります。自分の手の大きさだと持ち替えなしでカバーできるのはiPhone 13 miniがギリギリという感じです。
手が大きい人は別の話ですが多くの人にとっては縦長だろうとそうじゃなくても手が届かない。むしろジェスチャーナビゲーションなど機能を使っていかに快適に使うかが重要だと思います。
また本体の質感もよくバックパネルはガラスですがマット仕上げで指紋は目立ちにくい。また明るい色合いからブラックまで用意されているため男性はもちろん女性でも選びやすいと思います。
何よりこのサイズ感とデザインはポイント。
そして2つ目として電池持ちが脅威的であること。海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると163を獲得しておりXpria 10Ⅲの時点でも電池持ちが気持ち悪いくらいいいと思っていましたがXperia 10Ⅳではさらに2割近く改善。
キャリア版に関してはまた電池持ちが変わってくると思いますが香港版を使っている感じだと自分の使い方では3日は充電なしで持つ感じでミドルレンジの中でも電池持ちは優秀な方だと思います。
何より電池持ちが優先の人にとってはおすすめの機種でデザインと合わせてこの2つが優秀。ただそれ以外の部分は微妙でスピーカーはモノラルだし高リフレッシュレートは非対応。
さらにSoCはパワー不足で前モデルよりは改善しましたがまだちょっともっさりしている印象。
なのでメリットよりもデメリットの方が目立つからこそ余計に割高に感じていましたが5万円以下で購入できるのであれば個人的には妥協できる範囲になったという印象です。
まとめ。
今回はSoftBankの直営店のみとはいえXperia 10Ⅳが大幅値引きされたので簡単にまとめてみました。最初から頑張って5万円くらいにしてくれれば定価でも動きが全く違ったように感じます。
価格優先ではないとはいえSonyはミドルレンジでも6万円オーバーになってきたことを考えると今後さらに円安がインフレが進んだ時にはおそろしい価格になり割引ありきになるかもしれません。
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