Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。
詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回2022年上半期の時点でのおすすめのXperiaについて3機種選んでみたいと思います。
第3位 Xperia PRO-I
まず第3位としてXperia PRO-Iで何よりXoeriaのカメラの良さを最大限活かすことができる。あくまでも記事執筆時点での話になりますが最新機種であるXperia 1Ⅳのズーム撮影は微妙。
最大ズーム倍率にした際のぼやける現象は不具合なのかハード的欠陥なのか不明ですがXperia PRO-IとXperia 1Ⅳでのカメラで大きく異なる部分がズーム撮影であること。
Xperia PRO-Iが光学2倍までなのでそれ以上のズーム撮影をしたい場合はXperia 1Ⅳがおすすめ。ただ85mmで画質がギリギリという感じでそれ以上になるとあまり実用性がないように感じます。
今後アップデートで改善するのであればまた評価が変わってくるかもしれませんが現時点での評価ではズーム機能がイマイチであることからXperia 1Ⅳが強みを活かせていない。
となると1.0型センサーを搭載しているXperia PRO-Iの方が使い勝手がいいように感じます。
カメラを主軸に考えている人にとってはXperia PRO-Iを選んだ方が満足度が高いと思います。特にF2.0での撮影は写真にしろ動画にしろオート撮影でも表現力が全然違うことを実感。
ズーム撮影はあまり使わず基本は24mmで撮影することが多い人におすすめ。
仮に24mm以外をあまり使わないのであればXperia 1Ⅳの新機能であるシームレスズームや全画角での4K/120fps撮影や秒20コマのバースト撮影はアドバンテージになりません。
またXperia PRO-Iは直販モデルしかないとはいえ値下げされているためXperia 1Ⅳより安い。ハイエンドのXperiaが欲しくて特にカメラに拘りたい人にとっては非常におすすめです。
ただエンタメという部分で見るとディスプレイ輝度の改善にオーディオ前半の改善などカメラ以外の部分で見るとXperia 1Ⅳの方が魅力的でありトータルバランスを求めるならXperia 1Ⅳを選んだ方が後悔はしないと思います。
ただ発熱に関してはどちらも微妙なところでXperia PRO-Iはまだ長時間撮影モードを搭載しているのでXperia 1Ⅳよりはマシかもしれません。
Xperia 1Ⅳは今後熱制御のアルゴリズムを最適化させるアップデートやズーム画質改善のアップデートを控えていることからも全体的な印象をもっと改善する可能性があります。
ただXperia 1Ⅳの価格が許容範囲であればXperia PRO-Iを視野に入れるのもありです。
自分は何よりバースト撮影が優先のためXperia 1Ⅳの方が自分の使い方に合っていますが多くのユーザーにとってはXperia PRO-Iのカメラの方が楽しいかもしれません。
Snapdragon888を搭載していることからも発熱はひどく長時間のパフォーマンスは厳しいです。ただそれでも他のXperiaでは経験できないカメラの魅力があるので個人的にはありです。
第2位 Xperia 5II
次に第2位としてXperia 5IIです。Xperia 5Ⅳが登場すれば2世代分の型落ちになります。ただそれでも十分に魅力的ですが前提としてアップデートサポート期間が残りが短いこと。
メジャーアップデートはすでに終了した可能性が高くセキュリティアップデートもあと1年程度。なので自分でセキュリティ対策をする人やセキュリティは全く気にならない人におすすめです。
Snapdragon865を搭載しているためベンチマークスコアで見れば60万点前後と最新のミドルレンジ向けとなるSnapdragon 7 Gen 1とほぼ同じとちょっと物足りない感じ。
ただ実際のところ60万点だろうと100万点だろうとSoCによるパフォーマンスの差は実感しない。何よりSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1と比較すると発熱はまだしにくい方です。
ちなみに発熱しないわけではなくハイエンドモデルであることからある程度の発熱は仕方なし。ただ現行世代が搭載しているSoCと比較すれば印象が大きく異なり発熱も控え目であることから消費電力も割と少なめで電池持ちも安定しています。
海外サイトのバッテリーテストの結果を確認するとXperia 1Ⅳは100でXperia 5IIは102とほとんど差がありませんが日常使っている上でXperia 1Ⅳはやはり発熱がしやすく燃費が悪いのかスコア以上の差。
自分の使い方だと寝る前の電池残量では10%以上の差があることが多くXperia 5IIの方が安定。記事執筆時点だと新品で購入するのであればキャリアモデルは厳しく直販モデルがメインに。
価格に関しては2年の型落ちとはいえ8万円以下で購入できることからもやはり魅力的。ミドルレンジであるXperia 10Ⅳのドコモモデルとの価格差も1万5000円程度とそこまでなし。
Xperiaは残念なことに安くなれば安くなるほどその分微妙になっていくので価格とスペックのバランスをある程度を優先するなら型落ちとなったハイエンドモデルが一番おすすめ。
Xperia 10Ⅳほどの脅威的な電池持ちはありませんがそれ以外はXperia 5IIの方が優勢。今回紹介する機種の中で一括価格は一番安くとりあえず価格優先の人におすすめです。
多くのユーザーが求める安定性と価格の安さのバランスがうまくとれている機種だと思います。ただ繰り返しになりますがセキュリティがあまり気にならない人におすすめという感じです。
第1位 Xperia 5Ⅲ
そして最後に第1位としてXperia 5Ⅳです。おそらくメジャーアップデートはAndroid13までセキュリティアップデートに関してもあと2年半はサポートされるのでそこそこ長めの機種。
Xperia 5IIと比較するとSnapdragon888を搭載していることからも電池持ちや発熱など安定性の部分は多少欠けますがそれでも搭載しているSoCを考えればかなり頑張っている。
むしろこの筐体サイズで4500mAhのバッテリーにペリスコープを搭載しているのはすごい。カメラにおいてXperia 5IIの弱点だった望遠レンズをSony製のカメラセンサーを採用した上で可変式望遠レンズの搭載などで長所に進化。
スピーカーに関してはちょっと残念ですがイヤホン接続時においては音圧が40%改善するなどスピーカー愛用ユーザーにとっては共振の悪化などむしろ退化していますがイヤホン愛用ユーザーにとっては嬉しい進化に。
今思うとXperia 1Ⅲはよりステレオ感が強化された印象ですがXperia 5Ⅲに関しては2022年モデルと同じく空間を意識したチューニングに変更され始めていたのかもしれません。
その結果ステレオ感が物足りなくXperia 1Ⅲと比較して音質や音量が物足りなかったのかも。
また好みの問題もありますが個人的にXperia 5Ⅲのフロストシルバーのデザインは最高。
個人的にはXperia 1シリーズの角ばったデザインの方が好きですがXperia 5Ⅲはこのシルバーばかっこよすぎて実機をみた瞬間に一目惚れしたくらいお気に入りです。
4月下旬には直販モデルが発売されており国内限定色であるフロストカラバリがなかったのは残念。
ただストレージは2倍でDual SIMに対応しているのは嬉しいところで歴代直販モデルを見ると3ヶ月くらいの周期で値下げされていることからそろそろ1回目の値下げに期待しています。
大体5000円から1万円の値下げ幅なのでもしかしたら10万円ちょっとで購入可能になるかも。キャリアモデルもdocomo版で見れば約11万3000円とハイエンドであることを考えればそこまで高いという感じではなくこのサイズ感に質感の高さ。
さらにXperiaの中では安定性に優れた機種が10万円ちょっとで購入できるのは魅力的で非常におすすめです。
まとめ
そのコンセプトからもXperia 1シリーズは尖りまくった上でかなり高価ということもありXperia 5シリーズの方がおすすめしやすい。そして何よりXperia 5Ⅳも期待したくなる。
Xperia 1Ⅳで採用された新機能のほとんどが搭載されより安く発売されるのは魅力です。
一部噂では今年発表されないとの情報もありますが今年発表されるのであれば8月から9月頃に何かしらのリークが出てくると思うので気になる人はそこまでは最低待った方がいいです。
ただ今が買い替えの時期になっている人にとっては今回の3機種がおすすめという感じです。
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