事前情報からもGoogle Pixel 10シリーズのベンチマークはかなり低いことが判明しています。実際に使っている限り負荷が高いゲームではない限りは十分に動作する印象で、海外サイトが指摘する「閾値」は十分に超えていると判断することができます。
そして今回Android PoliceがPixel 10のGPUドライバーに言及していることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
GPUドライバーが原因。
Google Tensor G5では従来のARMではなくImagination TechnologiesのPowerVR DXT-48-1536 GPUを統合しています。ざっくりと言えばエントリーモデル向けのSoCで採用されるGPUメーカーという感じでフラッグシップ向けであれば今やメジャーではありません。
そのため一部ゲームアプリは最適化されていません。
これは比較的強力なGPUであり、ハードウェアレイトレーシングをサポートしています。Googleは何らかの理由で実装しませんでした。Vulkan 1.3、タイルベースの遅延レンダリング、および1GHzでの理論上の1.5 TFLOPS FP32パフォーマンス。
ただGPU自体のスペックをみる限り悪くないと指摘。一方でGPUのベンチマークだとPixel 9が9023に対してPixel 10は3707と大幅に劣ります。またクロック数も最大1GHzの中で396MHzと制限されているように見えることを指摘しています。
そして正式発表直後にも同様の指摘がされていましたが、GPUのパフォーマンスが低い理由としてGPUドライバーの可能性があると指摘しています。現状Pixel 10シリーズはv24.3を搭載していますが、最新はv25.1になります。
Android 16の互換性、Vulkan 1.4のサポート、およびより広範なOpenCL機能を追加しました。
Pixel 5の時もそうでしたが発売当初は何かしらの理由でGPUを制限しており、Feature DropのタイミングでGPUを最新のバージョンに更新する。Googleも何かしらの理由で制限している可能性があり、今後のアップデートで更新される可能性があります。
それこそv25.1でAndroid16への最適化が含まれていることを考えると最新のドライバーにしない方がおかしいと判断することができます。何よりYouTubeなどでせめて150万点は欲しいとの声がありますが、現時点でも140万点を超えることからも、GPUドライバーが最新の状態になり制限が解除されれば150万点は簡単に超えるのかもしれません。
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