直近の情報からもAndroid 16はBeta3まで進んでおり所謂「安定期」に入っています。この段階になると新機能などは特段追加されず、不具合やバグの修正がメインで一般ユーザーがBeta版を試すにもおすすめのフェーズだと言われています。
またこのまま開発が進めばGoogleの発言通り6月頃にはAndroid16が正式に公開される可能性があります。今回9To5GoogleによるとGoogleはまもなく完全に非公開でAndroidの開発を進めるようになると報告しているのでまとめたいと思います。
完全に非公開に。
AndroidはAOSPのためGoogleの開発状況を今までは一般ユーザーでも確認することが出来ましたが今回の情報によると4月から完全に非公開で開発が進められることが判明しました。
AOSPはサードパーティの開発者からのコード提供を受け入れます。しかし、Googleは「プラットフォームとして、そしてオープンソースプロジェクトとしてのAndroidの活力を確保するために、Androidプロジェクトを本格的な製品開発操作として扱う」ため、ほとんどのAOSP開発を自ら行っています。したがって、Googleは、どのコードをAOSPにマージできるか、新しいバージョンのソースコードがいつリリースされるかについて、最終決定権を持っています。
また従来グーグルはAOSPのオープンな性質と製品開発戦略のバランスをとるために、誰でもアクセスすることが可能である「パブリックAOS」とGoogleモバイルサービスの契約を結んでいるメーカーのみがアクセスできる「内部開発」と2つのブランチを維持してきました。
ただ今回の情報によるとGoogleは「内部ブランチ」に全てを統合することになります。
開発より簡素化するために。
一方でGoogleはAndroidの大部分を「内部開発」で進めていることもあり、パブリックAOSPブランチの開発ははるかに遅れをとることが多いとしています。この不一致によりパブリックAOSPと内部開発の間で発生するパッチをマージするためにコストと時間を費やすことを余儀なくされているとしています。
ただ「内部開発」ブランチに統合することでAndroidの開発をより簡素化できることになります。またこの変更はAndroidがクローズドソースになることを意味するものではないとしています。
変更されるのは、特定のAndroidコンポーネントの公開ソースコードリリースの頻度です。ビルドシステム、アップデートエンジン、Bluetoothスタック、仮想化フレームワーク、SELinux構成などの一部のコンポーネントは、現在AOSPファーストであり、完全に公開されていることを意味します。
少なくともユーザーへの影響は最小限としており、GoogleはAndroidの開発を合理化し、新しいバージョンの開発とバグ削減のスピードに影響を与える可能性がありますが、全体的な効果を知覚出来ない可能性があるとしています。
少なくともAndroidの開発を合理化することによって、アップデートの配信頻度が多くなったり、メジャーアップデートの配信時期が前倒しになるなどは期待するべきではないとしています。
そして今回の変更はプラットフォームの開発のみに関係しているためアプリ開発者もほとんど影響を受けないとしています。何より「非公開」ときくとなんか不気味な感じがしますが、結局はGMSを契約しているメーカーであれば今まで通り開発状況も確認できるのでほぼ問題がないという感じです。
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