海外の調査会社によるとSonyは2023年/国内市場において前年対比40%のマイナスと出荷台数が大幅に減少したことを指摘されています。また調査会社の指摘からも国内市場においてPixelが売れれば売れるほどXperiaは厳しい状況に追い込まれるとしています。
今回は国内市場においてXperiaが売れにくくなった理由について主観的にまとめたいと思います。
キャリアでの価格。
直近の市場統計がないため何ともですが一時期直販市場のシェアは10%近くまで拡大したと言われていますが、そのあと8%までに縮小したとも言われています。今や直販版の選択肢が増えたとはいえほとんどの人はキャリアで購入することが多いということになります。
その上でXperia 1Ⅵの大手キャリアの価格を改めて確認すると以下のようになります。
一括価格 | プログラム利用時 | |
docomo | 20万9440円 | 16万600円(2年) |
au | 20万9300円(5G機種変更お得割込み) | 12万9300円(2年) |
SoftBank | 21万960円 | 7万2040円(1年) |
あくまでも「機種変更」でみた場合の価格になりますが平常時で見ればドコモが一括価格では一番安い。一方でプログラムを利用した際にドコモが逆に一番高いということになります。
市場価値が低いと評価されていることの裏返しになりますが約21万円で購入した機種が2年後に返却した場合に僅か5万円でしか引き取ってくれないということになります。
ちなみにキャリアで購入するユーザーの8割近くはプログラムを利用して購入するとも言われています。なのでプログラム利用時の価格は非常に重要になってきます。
docomoでの販売が渋くなった。
以前よりdocomoとSonyの繋がりはかなり強かった印象で、Xperia ZシリーズやXperia Xシリーズの時の「Compact」や「Premium」は基本docomoだけが取り扱いがあった感じで、唯一例外があったのはdocomoが取り扱いをキャンセルしたと言われている「Xperia Z Ultra」くらいだと思います。
なのでXperiaが好きなユーザーはdocomoを選ぶという流れになりますが、先ほどの価格で見るとdocomoの価格が一番渋いです。これはXperiaに限らずdocomoは他社と比較するとAndroidはプログラムを利用してもそこまでお得感はありません。
とはいえXperiaが最も売れてもおかしくないキャリアで売れにくい価格設定になっていることを考えるとXperia全体の売上が鈍化する可能性があります。もちろん製品自体の魅力などもあると思いますがdocomoに依存してきたからこそXperiaが売れにくい環境になった可能性。
詳細なデータが公開されていないため何ともですが、フラッグシップモデルを中心に高価格化していることに加え総務省の横槍のせいで以前のように実質負担金を抑えにくくなったからこそキャリアの販売力も落ちている可能性があります。
ただだからといってキャリアでずっと購入していた人が、直販版の方が充実しているかといって直販版に大量に流れるとは考えにくい。このことを考えるとキャリアで他の選択肢を選ぶという流れになってもおかしくないのかなと思います。
昨年でみると直販版に初のストレージオプションを追加するなどSony自らがしっかり売っていく必要が出てきたように見えます。なのでまだまだ重要な存在であることに違いはありませんがキャリアに依存してきたツケが回ってきてしまったのかもしれません。
PR)購入は待ち時間不要のオンラインショップがおすすめ!
DoCoMoはこちらで! | auはこちらで! |
SoftBankはこちらで! | 楽天はこちらで! |
![]() ![]() |
|
LINEMOはこちらで! | ahamoはこちらで! |