HarmonyOS Nextの地味な欠点。中国人が海外で現地アプリを使えない

先日にHuaweiは中国市場向けでHuawei Mate70シリーズを正式発表。Huawei Mate70シリーズに加えHuawei Mate X6も正式発表したこともあり新製品が多数登場した印象を受けます。

一方でHuawei Mate70シリーズは大きな転換期となっており「HarmonyOS Next」を標準搭載していることです。今回GSM ArenaによるとHarmonyOS Nextはグローバル展開する上でネックになると報告しているのでまとめたいと思います。

海外で使うこと自体が不便。

先日にHuaweiはHuawei Mate70シリーズを正式発表しましたが、今回の情報によると2025年に登場する全てのHuawei製品はHarmonyOS Nextを搭載することが判明したとしています。

ただ注意点として中国向けのモデルのみとしています。一方でグローバル展開する上でHarmonyOS Nextはネックになる可能性があります。AppInChinaのCEOであるRich Bishop氏によるとグローバル市場で活躍しているアプリ開発者がHarmonyOS Nextのためにアプリを開発する可能性は低いと指摘。

その理由としては「お金」にならないこと。またユーザーが頻繁に使用するアプリが一つでも快適に使えないとなると、多くのユーザーはその機種を次の買い替え先に選ぶ可能性は低いとしています。

何よりグローバルで見ればGMSが標準搭載されていない時点でもネックが高いのに、Androidとの互換性がないとなるとハードルが高いことになります。また中国のユーザーにとっても海外で使う際に、現地であると便利なアプリをインストールすることが出来ないことが大きなネックになっています。

そのためHuawei Mate70シリーズはHarmonyOS4.3/HarmonyOS Nextのどちらかのモデルを選べるようにしてあります。Huaweiとしてもどちらのモデルの人気があるのかニーズを把握するためにモデル構成を分けた可能性があります。

何よりHuaweiが今後グローバル展開をどのように強化していくのか気になるところです。

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