今年の10月にQualcommはSnapdragon 8 Gen 4を正式発表すると予測されており合わせてXiaomi 15シリーズなど搭載機種が続々と登場することからも新製品ラッシュになる可能性。
国内では当面目ぼしい新製品は出てこない可能性があるからこそ海外スマホが気になるところ。今回はvivo X200 ProやOppo Find X8 Ultraなど今年の後半にかけて登場する機種の特徴について簡単にまとめたいと思います。
カメラセンサーの変更。
もちろんメーカーや機種によって異なりますが一つ目に確認したい部分としてカメラです。中華系を中心にvivo X100 Proなどもそうですが望遠にOV64Bを搭載している機種が多い。
その中で今後コストは増加するとはいえ画質改善のためにLYT-600を採用する機種が増えるとの話。現状のフラッグシップでみるとOppo Find X7 Ultraやvivo X100 Ultraが超広角に採用。
ただ今後は望遠+ペリスコープで搭載する機種が増えると言われており光学3倍程度になるとの話。少なくとも画質面ではどの程度改善するのか定かではありませんが望遠の流れが変わる可能性。
そしてインカメラに関しても流れが変わる可能性があり従来は超広角として採用する機種が多かったSamsungのJN1ですがvivo X100 Ultraのようにインカメラとして採用する流れです。
コストがリアカメラとしてみた場合は安い上にインカメラで利用するとなると大型化に加え高画素化の流れになるためインカメラの全体的な画質改善に繋がる可能性があると予測されている。
割とお決まりのセンサーというのが出てきますが数年周期で節目を迎えることが多いです。その中で今年の後半から来年にかけて望遠とインカメラに関しては大きな動きになる可能性。
その他メインカメラセンサーに関しては中華メーカーを中心にLYT-900搭載機種が増える可能性。あくまでも現時点ではXiaomi 14 Ultra/vivo X100 Ultra/Oppo Find X7 Ultraの3機種のみとなっていますがコストが下がればvivo X200 Proなど中位モデルが採用する可能性も。
少なくとも1.0インチ以上の大型センサーを搭載するという話はそこまで出てきてきないことからIMX989からLYT-900への切り替えが今年の後半から来年にかけて進む可能性があります。
ちなみにLYT-900にLYT-600とSonyの新しいイメージセンサーのブランドとなっていますがXperia 1Ⅵが採用しているIMX888のように2層トランジスタ技術は採用していないので注意が必要。
またフラッグシップでみるとXiaomi 15 Ultraでは2億画素の大型望遠センサーを搭載との予測。現行モデルはズーム倍率が異なる2つの望遠センサーを搭載していますが1つに統合する可能性。
少なくとも画素数で見ればSamsung製のカメラセンサーの可能性が高くvivo X100 Ultraと同じくHP9センサーを搭載する可能性がある一方でvivo X200 Ultraはセンサーは不明ですが1/1.3インチとより大型の望遠センサーを搭載すると予測されておりOppo Find X8 Ultraはデュアルペリスコープの継続採用と望遠センサーの流れが変わっていく可能性があります。
生体認証の進化。
次に2つ目としては生体認証でインカメラを利用した2D顔認証はおそらく変わらずの可能性。一方で指紋認証に関してフラッグシップモデルの中位モデル以上は超音波式画面内指紋センサーを採用すると予測されており例えばvivo X200のみ従来通り光学式画面内指紋センサーを採用に。
少なくとも中国のサプライヤーが超音波式画面内指紋センサーの大量生産に成功しています。そのため従来はQualcommの3D Sonicを採用している感じでしたがvivo X100 Ultraなど一部メーカーの機種は早速コストの安い超音波式画面内指紋センサーに切り替わっています。
ちなみにリーカーによるとQualcomm製と比較して新たな中華製の超音波式画面内指紋センサーのコストは半額以下となっているみたいですが光学式と比較すると数倍高いと言われています。
逆に言えばQualcomm製を今まで採用してきたvivoやSamsungにSHARPは相当頑張っていた。
まだまだコストが高いとはいえ従来よりは圧倒的に安くなることから採用機種が増えるとの話。そのためvivoはもちろんXiaomiやOppoなども一部機種で採用する可能性があるとの指摘です。
生体認証のチューニングも難しいところで中華メーカーの機種をみると認証精度を落として認証速度を改善している印象で顔認証なんか分かりやすいですがかなり雑にやっても認証できる。
一方で超音波式画面内指紋センサーであればユーザーとの相性が出にくい上で認証速度もかなり早いという感じなのでチューニング次第ですが結果的にセキュリティが改善する可能性も。
Samsungが超音波式画面内指紋センサーを採用して数年経過しましたがようやく採用機種が増える感じで今後超音波式画面内指紋センサーの搭載が割と当たり前になるのかもしれません。
バッテリー容量の増加。
そして3つ目としてバッテリー容量で今年の後半にかけてさらに増量する可能性があるとの話。
少なくとも今年の時点でも中華メーカーを中心に5000mAh以上のバッテリーを搭載した機種が増えてきていますがリーカーによると次期フラッグシップの標準モデルでさえ5000mAh以上は当たり前という感じで中位モデルになると5500mAh前後で最上位になると6000mAh前後との話。
ちなみに直近の情報だとXiaomi 15 UltraやOppo Find X8 Ultraは6200mAh以上のバッテリーを搭載すると言われておりvivo X200 Ultraも同程度になる可能性があります。
注意点としてはバッテリー容量の増加に合わせて本体サイズも大型化しているわけではないです。シリコン技術の発達によってバッテリーサイズを維持しながらもバッテリー容量が増加している。
このことからも従来と同程度のサイズ感でバッテリー容量が増えるという流れになっています。またバッテリー容量の増加によって恩恵を受けやすいのがコンパクトモデルの存在です。
一部噂によるとvivoは中国での売上が順調であることからもvivo X200 Pro Miniと正式名称なのか定かではありませんが小型のProモデルを開発しているとの噂があります。
ちなみにこの機種は超音波式画面内指紋センサーに光学3倍程度のペリスコープを採用との話。さらに6.3インチ程度のディスプレイサイズでありながら5500mAh前後のバッテリーを搭載との話。
やはりコンパクトモデルは内部スペースの問題からも大容量のバッテリーを搭載しにくい。
そのためスペックを削って電池持ちを少しでも安定させる感じでしたが大容量のバッテリーを搭載することで今まで以上にスペックとのバランスがとりやすく何より小型のProモデルにすることでコストが増しやすいコンパクトモデルにもそれなりの価格をつけやすくなります。
直近の情報からもiPhone 16 ProやGalaxy S25などは6.3インチに大型化するとの話です。
さらにPixel 9 Proも6.3インチであることからもコンパクトモデルの基準は6.1インチから6.3インチ前後に変更される感じで6.3インチでいかにスペックを詰め込めるかが重要になるかも。
何よりバッテリー容量が増加するということはチューニングがイマイチでも力押しで電池持ちを改善させることができる可能性がありフラッグシップはさらに電池持ちが安定する可能性。
SoCの電力効率の改善。
最後に4つ目としてハイエンド向けのSoCでSnapdragon 8 Gen 4はよくわからずです。少なくともQualcommの発表からもアーキテクチャはオリオンコアに変更されることが判明。
一方でリークしているベンチマークを見るとCPU関連はほとんど進化せずGPUの進化がメインになるとの話もあれば30%近くスコアが改善しているとの話もあり現時点で判断出来ずです。
一方で同時期に正式発表される可能性が高いDimensity9400に関してはシングルコアが現行モデル対比で30%程度改善する可能性があると予測されておりそれ以上に気になるのは電力効率でSnapdragon 8 Gen 3対比で30%程度に留まる可能性があると予測されています。
つまりSnapdragon 8 Gen 3と比較して同じ負荷をかけた場合の消費電力は3分の1程度になので消費電力は圧倒的に少ないので発熱しにくく電池持ちにもプラスに作用する可能性がある。
正直ベンチマークはこれ以上高くなっても意味がないと思っており実感するのも難しいところ。ゲームに関してもSoCがどんなに優秀でも最適化が不十分であればイマイチになると思う。
現時点でSnapdragon 8 Gen 4がどうなるのか不明ですがDimensity9400は電力効率が一気に改善する可能性があるので搭載機種の電池持ちにより一層期待できる状況にあります。
少なくとも大容量バッテリー+SoCの電力効率の改善で電池持ちはかなり期待できる可能性も。
まとめ。
今回は現時点で噂されている今年の後半に登場する機種の特徴についてまとめてみました。少なくとも中華系が中心であって来年登場するGalaxy S25シリーズなどは違います。
スペックの面でみれば今後中華系とそれ以外ではさらに差がついていく可能性があると思います。
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