ミドルレンジとは思えず。Xperia 10Ⅵの実機レポ。質感が高すぎてやばかった

認証情報からもSonyは日本市場専用のエントリーモデルを出す可能性があるとの予測があった。ただ実際に発表されることはなく先日にはXperia 10ⅥとXperia 1Ⅵが正式発表されました。

今回はXperia 10Ⅵの実機に触れる機会があったので気になる部分と合わせてざっくりとまとめたいと思います。

十分に見やすいディスプレイ。

先日開催されたXperiaのスペシャルイベントにおいてXperia 1Ⅵにがっつり触ってきましたが合わせて展示されていたXperia 10Ⅵも触ってきたので気になる部分をまとめたいと思います。

まず海外サイトの各種テスト結果を元にスペック上で気になる部分を確認したいと思います。一つ目としてはディスプレイ輝度でディスプレイスペック自体に大きな進化はありません。

ディスプレイサイズが違うため何ともですが画素密度で見ればXperia 1Ⅵより高いです。一方で採用しているディスプレイの詳細は不明ですがベゼルの太さなどを考慮すればそこまでコストの高いディスプレイを搭載していると思えないので発色に大きな差があると思う。

そして海外サイトによると手動調節で見れば660nitsで自動調節で1010nitsとの話です。

ちなみにXperia 10Ⅴは手動調節で624nitsで自動調節で947nitsなのでほとんど変わらずです。他社と比較した場合手動調節は割と明るい方ですが自動調節は中間という感じの結果です。

少なくともミドルレンジモデルで1000nitsを超えていれば大きく見劣りすることはないです。また屋外で使用する場合も快適とは言えずとも最低限の視認性を確保できるという感じです。

少なくともディスプレイの見やすさに関してはXperia 10Ⅴとほとんど変わらない可能性大。また残念な部分としてリフレッシュレートで可変式は望みませんがせめて90Hz表示には対応してほしかった感じで電池持ちに余裕がある機種だからこそ底上げして欲しかったと思う。

今やミドルレンジでも120Hz表示対応機種が増えているので動作性は快適と言えないかも。

そしてXperia 10ⅥはXperia 1Ⅵと異なりアスペクト比21:9を継続採用しています。その理由としては持ちやすさを優先した結果だとしておりアスペクト比19.5:9などにすればおそらく横幅が70mmを超えてくる可能性が高いので片手操作のしやすさの印象も大きく変わる。

近年のXperia 10シリーズを見ると片手操作のしやすさと軽さが大きな特徴の一つだったので上位モデルとデザインに統一性がなくなるのは苦渋の決断だったかもしれませんがユーザーを優先。

ただ実際問題としてディスプレイのアスペクト比の変更に合わせてデザインも刷新すればコストが増加するのでデザインを維持したのはコストカットの側面もあった可能性があります。

パフォーマンスと電池持ち。

そして2つ目としてパフォーマンス部分でXperia 10ⅥはRAM6GB/ROM128GBの容量構成に。直近でリークしていたベンチマークからもRAM8GBに強化されているとの予測がありましたが実際にヨーロッパ向けのモデルはRAM8GBで国内向けのモデルがRAM6GBと維持されたのは残念。

ある研究機関が発表した結果によると今のAndroidを最低限快適と思える程度の動作性を担保するにはRAM6GBが必要と言われておりXperia 10Ⅵではそろそろ強化されるかと思ったら。

国内向けのモデルのみが強化されなかったのはちょっと意味がよく分からないという感じです。

そしてSoCはSnapdragon 6 Gen 1にようやく刷新され一つのメリットとしては4K撮影に対応。一方でベンチマークスコアを確認すると55万点前後なので前モデルが40万点ちょいだったことを考えるとスコアはしっかり改善しておりSnapdragon855あたりのスコアと一緒という感じです。

イベント会場で触った感じではSnapdragon 6 Gen 1に刷新された恩恵よりもリフレッシュレートが60Hzのままで残像を感じやすいことに目がいってしまいよく分からず。

とりあえず海外版を購入する予定なので手元に届き次第しっかりと試したいと思います。ただ前モデルでよく見られた引っ掛かりのような感じはだいぶ減ったかなという印象でした。

そして前モデルの大きな特徴だった電池持ちですがスペックで見れば容量も充電速度も進化なし。

海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると13時間56分で前モデルが16時間14分と残念なことに同サイトのテスト結果上で見れば大幅に電池持ちが悪化している感じです。

ちなみにXperia 1Ⅵは17時間を超えているのでSnapdragon 8 Gen 3搭載機種としては異常。何より前モデルの時点で電池持ちが良すぎたという感じでXperia 10Ⅵのスコアでも電池持ちが良いと評判のGalaxy S24 Ultraよりも優秀なのでそこまで心配する必要はないです。

一方で今年のミドルレンジは電池持ちの改善が進んでおりGalaxy A55 5Gは13時間27分でNothing Phone (2a)が15時間を超えていることを考えると電池持ちの良さが圧倒的とは言えず。

2年連続Snapdragon695を採用したことで最適化が上手くいきすぎたのかSnapdragon 6 Gen 1はなんだかんだ消費電力が多いのか不明ですがスペックでみれば残念です。

またソフト面で見るとアップデートサポート期間が強化されておりメジャーは従来と同じく2年。ただセキュリティアップデートサポートは最大4年になったので今までよりは長く使えます。

また会場で試すことは出来ませんがスピーカーもチューニングを強化したことで改善したとの話。実際にどの程度改善したのか不明なので実機が手元に届き次第しっかり試したいと思います。

デザインは別格。

そして3つ目としてはカメラでハードに変更はありませんがメインカメラセンサーの高画素を活かしてクロップすることで実質光学2倍相当のズーム撮影がすることが可能になっています。

ただ基本ズームはデジタルズームでAI超解像ズームで画質の底上げをしている感じです。

会場で試した感じではどの程度改善したのかよく分からず海外サイトの評価を参考にすればスペック上トリプルレンズからデュアルレンズになったのは良くないが今まで望遠を搭載していたこと自体に意味がなかったことを証明したとしておりズーム性能に影響がないかも。

自分がXperia 10シリーズのカメラを使う時に一番気にするのはシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグでXperia 1シリーズと比較して特に手ブレが発生しやすい。

会場で試した感じでは大きな改善もないような印象でここも実機が届いてから再確認します。何よりイベント会場ではXperia 1Ⅵの話に夢中になりすぎてXperia 1Ⅵの素材もあまり撮れておらずXperia 10Ⅵに関してはほとんど撮らずとりあえず試したという感じでした。

ただ実際に触っていて一番印象的だったのがデザインでミドルレンジの域を超えている印象。本体サイズは前モデルと同じですが重さが164gと僅かに重くなったとはいえ十分に軽いです。

筐体の材質は前モデルと同じくプラスチックですが気になったのがバックパネル部分です。別途マット仕上げのガラスでも搭載しているのでは?と思うくらいプラスチックには見えず背面のSonyのロゴが浮いてみえる感じで個人的に質感はかなり上品にまとまっている印象でした。

またデザインが変更されたカメラ部分においてカメラフレーム部分はプラスチックを採用。ただバックパネル部分と同じく上品な質感に加えカメラバンプも目立ちにくいので優しい印象。

もともと前モデルの時点でもデザインは良さげと思っていましたが今回はさらに洗練してきた。少なくともミドルレンジ特有の安っぽさはほとんど感じない仕上がりになっていると思います。

一方で価格に関して執筆時点では価格は公開されていませんが市場想定価格は7万円前後。これが直販版で6万5000円前後になってくるのであればまだマシですが7万円に近いなら微妙。

何よりキャリアモデルに関しては一括価格は全く期待できないですが多くのユーザーがキャリアで購入することを考えると結局のところは高いという印象になってしまうのかも。

ちなみに国内においては7月以降の発売予定とグローバル市場より2週間以上遅れる流れに。

まとめ。

今回はXperia 10Ⅵの実機に触れる機会があったので気になる部分と合わせてまとめてみました。前モデルと比較して電池持ちが悪化したとはいえ電池持ちの良さは健在で何よりデザインがいい。

あとはイベントで確認しきれなかった部分は実機が届いたら確認したいと思います。

取材協力:ソニーマーケティング株式会社

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