長所が強すぎ。vivo X Fold 3シリーズは無印とProのどちらがおすすめか

  • 2024年4月19日
  • Vivo

vivoのCEOの発言からも今年はグローバル展開をより積極的に行うことを明らかにしており、さらにインドネシアやインドにおいてvivoはvivo X Fold 3シリーズを発売する可能性があることが判明。

今後グローバル展開されれば活気付く可能性があるvivo X Fold 3シリーズですが今回は短期間使った上でvivo X Fold 3シリーズのどちらがおすすめかまとめたいと思います。

取り回しの良さが全く違う。

今回はvivo X Fold 3シリーズの主な違いと気になる部分について確認していきたいと思います。まず何より気になるのがデザインでカラバリや質感に関しては大きな違いはありません。

また改めて本体サイズを確認すると縦幅は全く一緒ですが横幅が僅かに違うという感じです。

本体を開いた状態だと横幅の違いは1mmもなく実際に使っていて差を実感することはありません。

また本体を閉じた状態においても横幅の違いはほとんどなく逆に縦横なぜ全く一緒にしなかったのかと思うくらい極僅かな違いがしかなくぱっと見では完全に同じに見えると思います。

一方でぱっと見と大きく異なる部分としては本体の厚みと重さでスペック以上の違いを実感。正直今までPixel FoldやOnePlus Openなどを使ってきたこともありvivo X Fold 3 Proのサイズでも十分だと思っていましたが先に手元に届いたのがvivo X Fold 3なのが良くなかった。

正直vivo X Fold 3はスペックでもインパクトがありますが実際に触ると衝撃的な存在です。少なくともブック型の折畳式機種を使ったことがある人にとってこの薄さと重さは異次元です。

vivo X Fold 3を触ってしまうとvivo X Fold 3 Proですらやぼったく見えてしまいます。

また閉じた時に横幅が73mm以下に抑えてあるのもポイントで同じく薄型化/軽量化にフォーカスしているHonor Magic V2を触った時はここまで持ちやすいという感じはなかった。

自分の手の大きさだと73mm程度であればギリギリ片手で快適に使えるサイズ感でありながら本体が折り畳んだ時でも本体の厚みが10mm程度しかないのでほぼ普通のスマホのように使える。

ちなみに自分が好きなPixel 8 Proの本体の厚みは8.8mmなのでもちろん違いはあれどGalaxy S24 Ultraなど9mm近くの厚みがある機種と個人的には同じ感覚で使えるのが良いです。

今のスマホは最上位モデルを中心にカメラバンプもどんどん派手になっているため10mmを超えてくることがザラになってきているのでvivo X Fold 3の10mmは絶妙な部分だと思います。

その上で重さが219gと通常の大型モデルと同程度であるのでかなり軽く感じるのもポイントです。ちょっとvivo X Fold 3のサイズ感に慣れてしまうと他の折畳式機種はもちろん下手な通常のフラッグシップよりも取り回しがいいのでめちゃくちゃ病みつきになる感じです。

カメラ部分も最初はvivo X Fold 3 Proと比較してもっと小さくて不恰好なのかと思いきや全然違和感ないデザインなので個人的には質感もデザインも十分に満足している感じです。

強いていうならここまでvivo X Fold 3が気に入るのであれば黒を購入しておけば良かった。何よりvivo X Fold 3の最大の特徴はデザインでここまで長所で衝撃的な機種は久しぶりです。

vivo X Fold 3 Proも所有欲を満たしてくれますがvivo X Fold 3のインパクトが強すぎ。

スペック上の違い。

一方でvivo X Fold 3はそのデザイン性から一部スペックは異なっているので確認すると一つ目としては防水性能でvivo X Fold 3 ProはIPX8に対応していますがvivo X Fold 3はIPX4と軽い水飛沫程度であれば大丈夫ですが水に沈めたりするのは完全にNGという感じです。

開閉音とヒンジの硬さ。

次に2つ目としてヒンジでちょっと開閉の感覚が全然違い個人的にはちょっとびっくりしました。ヒンジの開閉自体はvivo X Fold 3の方が本当にちょっとだけ緩いかなという印象を受けます。

ただ一方で気になる部分としてはヒンジの音でvivo X Fold 3は本体を開く時にミシッと音がする時がありvivo X Fold 3 Proに関しては同様の音がしないので安心感があります。

手持ちのvivo X Fold 3のヒンジがおかしいだけの可能性もありますが気になる部分の一つです。

生体認証の違い。

そして3つ目としては生体認証でメインにサブと2Dの顔認証を搭載しているのは共通です。

ただvivo X Fold 3は側面の電源ボタンに指紋認証が統合されておりvivo X Fold 3 Proはメインとサブの両方に超音波式画面内指紋センサーを搭載しておりvivo X Fold 3 Proの方が認証速度や認証精度は優秀に感じますが認証のしやすさは個人的にはvivo X Fold 3の方が楽。

片手で持ちやすいことに加え片手で持った時に丁度親指でスムーズに認証が出来るのは便利。ただこれはユーザーによって好みが分かれるところで正直どちらでもストレスに感じることはない。

スピーカーの違い。

次に4つ目としてはスピーカーで音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。音量に関してはvivo X Fold 3 Proの方が圧倒的に大きい感じで前モデルから良くも悪くも踏襲。

音量はデカいけど音質は微妙で個人的には音がスカスカという印象を受けてしまいます。一方でvivo X Fold 3は音量が小さいですが今まで使ってきたvivoの機種の中で音質は良さげ。

本体を薄型化する上でスピーカーの構造を一から見直した可能性があるのか僅かですが改善に。自分はよくLINEぽこぽこをやりますがvivo X Fold 3の方が明らかに音質がよく聞こえます。

発熱とパフォーマンス。

そして5つ目として発熱とパフォーマンスでベンチマークを3回連続で回してみました。一応容量構成を確認しておくとvivo X Fold 3はベースモデルのみがRAM12GBとなっていますがそれ以外のモデルはRAM16GBが共通で最大1TBモデルでvivo X Fold 3 Proと遜色なしです。

そして分かりやすい違いとしてvivo X Fold 3は2世代連続でSnapdragon 8 Gen 2を搭載。

搭載SoCに違いがあるのでベンチマークスコアに大きな差があるのは仕方ないですが原神など重いタイトルをやらない限り差を実感することはなく日常使いで気にする必要はないと思います。

気になる部分としては内部温度でvivo X Fold 3は内部温度が33度程度までしか上がらない。

一方でvivo X Fold 3 Proは40度近くまで上昇するとスロットルダウンをかけている印象。また計測終了ごとに外部温度を計測してみましたがvivo X Fold 3 Proは32.1/33.6/36.5度でvivo X Fold 3は36.5/35.1/36.3度と本体が薄いこともあるのか外部温度が高め。

おそらくvivo X Fold 3 Proほど排熱が得意ではないので放熱性能を強化したのかも。その結果外部温度はvivo X Fold 3の方が高めという感じですがどちらも発熱は感じにくいです。

またパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testを実施。

トップスコアにしろロースコアにしても大きな差がありますが安定率はvivo X Fold3が僅かに上。正直両機種ともフラッグシップモデルであることを考えると70%近く出ているので優秀だと思う。

ただ気になる部分として計測終了後にvivo X Fold 3は38.2度でしたがvivo X Fold 3 Proは48.3度まで上がっており長時間高負荷をかけるとvivo X Fold 3 Proの方が圧倒的に熱い。

本体サイズの違いも影響しているのか発熱に対するチューニングが大きく違うことを確認できる。

電池持ちと充電速度の違い。

次に6つ目としては電池持ちですがスペックで見るとバッテリー容量はvivo X Fold 3 Proは5700mAhに対応している上に最大100Wの充電に加え最大50Wのワイヤレス充電に対応しています。

一方でvivo X Fold 3はワイヤレス充電非対応となっておりここは評価が分かれるところ。そして気になる部分として電池持ちですがここ数日使った印象としてvivo X Fold 3の方が優秀。

もちろん使い方によりますが寝る前の電池残量がvivo X Fold 3は70%前後のことが多いですがvivo X Fold 3 Proは60%前後ということもあるので10近く電池持ちに違いがある印象です。

ちなみにvivo X Fold 2の時は自分の使い方で寝る前の電池残量が40%前後だったのでvivo X Fold 3シリーズでは電池持ちがしっかり改善したことに違いはないです。

ただ結局のところ発熱対策によるチューニングの差なのか搭載SoCの電力効率の問題なのかvivo X Fold 3の方があくまでも自分の使い方だと電池持ちが優秀でvivo X Fold 3 Proは使った分だけしっかり電池が減るという感じなのでスペックでちょっと期待しすぎた印象です。

少なくともガチでゲームをやるようなユーザーではないならvivo X Fold 3でも十分かも。あとソフト部分は共通で大陸版なので仕方ないですがvivo X Fold 3 ProはChromeをインストール出来るのに対してvivo X Fold 3はChromeのβ版しか出来ない。

また同じ設定でもvivo X Fold 3の方が通知は安定しないなど大陸版特有の不安定さがある。

カメラを比較。

そして最後にカメラですがハードで見ると超広角は一緒ですがメインカメラセンサーに大きな差。またvivo X Fold 3 Proはペリスコープ仕様の望遠となっていますがvivo X Fold 3はポートレートセンサーという感じでズーム撮影もできるけどズーム目的ではないという感じです。

ちなみにvivo X Fold 3は光学2倍にデジタル50倍ですがvivo X Fold 3 Proは最大100倍に対応。さらにマクロ撮影に関してvivo X Fold 3は超広角ですがvivo X Fold 3 Proは望遠を使用。

とりあえずvivo X100 Proと合わせて写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

今回のサンプルはvivo X Fold 3/vivo X Fold 3 Pro/vivo X100 Proの順番になっているので予めご了承下さい。

ちなみにvivo X Fold 3はSnapdragon 8 Gen2 +V2チップでvivo X Fold 3 ProはSnapdragon 8 Gen 3+V3チップでvivo X100 ProはDimensity9300+V3チップになっているので搭載SoCに加え画像処理エンジンも異なるため同じメーカーのフラッグシップとはいえ色味が全然違うことを確認できます。

広角で撮影。

次に接写してみましたがvivo X Fold 3はちょい明るめに補正されているのに対して他の2機種はシャドウが強めの印象を受けます。ちなみにvivo X100 Proはセンサーサイズが大きいこともあり被写体に寄って撮影しにくいです。

ノイズ感などはほぼ変わらないように見えますが、やはり色味の違いが気になるという感じです。

センサーサイズの差もあり個人的にはvivo X Fold 3 Proあたりが一番撮影しやすくボケ感も丁度よく感じます。

ポートレートで撮影。

フォーカス精度が優秀なのは相変わらずですがvivo X100 Proがセンサーサイズが大きいことも影響しているのかボケ感含めて一番しっかりしている。

ちなみに開封直後の時はvivo X Fold 3のフォーカス精度などがイマイチでしたがアップデートでしっかり改善しています。

次に50mmで撮影してみましたがvivo X Fold 3 Proが一番寄って撮影しやすく逆にvivo X Fold 3が一番寄って撮影しにくいです。

ただ被写体に寄ってはvivo X100 Proが最もフォーカスを合わせにくくなる印象です。

次に出来るだけ同じ画角になるようにポートレートで撮影してみました。まず最初に24mmで撮影しています。

次に35mmで撮影してみました。

そして50mmで撮影してみました。

vivo X Fold 3は85mmの画角ないのでスキップしています。vivo X100 Proの方がより良い色味で撮影できていることを確認できます。

最後に100mmで撮影してみましたがvivo X Fold 3が意外にもフォーカスを合わせやすい。一方でvivo X100 Proは回転ボケ?がすごくフォーカス精度も甘めです。

望遠で撮影。

そしてズーム撮影を比較していきたいと思いますが最初は1倍で撮影。

次に2倍で撮影してみましたが色味の違いはあれど大きな差はない印象です。

3機種ともデジタルズームとなる5倍で撮影してみましたがvivo X Fold 3は色潰れしていることを確認できます。

10倍になるとvivo X Fold 3が最もノイズが多くvivo X100 Proが一番鮮明に写真を撮れていることを確認できます。

20倍になるとvivo X Fold 3は限界という感じでvivo X Fold 3 Proもちょい厳しいという感じです。

30倍になるとvivo X100 Proでもちょい厳し目という感じでしょうか。

そして50倍で撮影してみましたがvivo X Fold 3にとっては最大ズーム倍率という感じでvivo X Fold 3 Proもノイズが多めで実用性はないです。

 

最後に100倍で撮影してみましたが正直どっちもどっちという感じで20倍から50倍程度のズームを使いたいならvivo X100 Proを選んだ方がいいです

マクロで撮影。

次にマクロ撮影をしてみましたvivo X Fold 3は超広角を利用しているため被写体に寄りやすい。一方で他の2機種に関しては望遠を利用しているため寄りにくいですがテレマクロのためボケ感が出やすいです。

個人的にはテレマクロが使えないvivo X Fold 3はちょい寂しいです。

超広角(低照度)で撮影。

次に手持ちかつナイトモードでサンプルを撮影してみました。

改めて比較すると色味はvivo X Fold 3のみがちょい落ち着かない印象です。

広角(低照度)で撮影。

広角になるとvivo X Fold 3 Proの色味が一番落ちつている印象を受けます。

3機種とも白飛びはしっかり抑制されています。

個人的にはvivo X Fold 3もかなり頑張っている印象を受けます。

望遠(低照度)で撮影。

最初に1倍で撮影してみました。

次に2倍で撮影してみました。

最後に3倍で撮影してみましたがvivo X Fold 3はノイズが多めという印象を受けます。今回のサンプルを見る限り10倍以上のズーム撮影をしたい人やナイトモードを多用したい人はvivo X Fold 3 Proの方がいいです。

また20倍以上の撮影したいとなった時はvivo X100 Proを選ぶのが一番分かりやすいのかもしれません。

まとめ。

今回はvivo X Fold 3シリーズを短期間使った上でどちらがおすすめなのかまとめてみました。個人的にはvivo X Fold 3を使ってカメラの物足りない部分をvivo X100 Ultraでカバーすればいいのでないかと思っておりvivo X100 Ultraが出れば比較したいと思います。

何より今後一部市場でvivo X Fold 3シリーズはグローバル展開されるとの予測なので楽しみです。

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