Xperia 1ⅤにAndroid14配信開始。6つの新機能まとめ

先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

一方で先日にはXperia 5Ⅴの香港版を購入してみましたがネットで言われている人ほど悪くない印象で、Xperiaらしさがコンパクトな筐体に上手くハマった良機種という感じです。

詳細は「Xperia 5Ⅴ 開封レビュー。シンプルで分かりやすい進化を遂げた良機種」をご参照下さい。さて今回SonyがXperia 1Ⅴに対してAndroid14の配信を開始したので新機能についてざっくりとまとめたいと思います。

Android14の配信開始。

Googleは昨年より1ヶ月半遅れとなる10月4日にAndroid14の本配信を開始したことからも他のメーカーの本配信時期も遅れるかなと思っていましたがSamsungは昨年対比で約1週間の遅れでGalaxy S23シリーズに配信を開始しておりPixelとのタイムラグが大幅に改善。

Xperiaに関しては早くて年内で遅ければ年明けと思っていましたが一部市場で配信開始。執筆時点で配信を開始したのはイギリスなどヨーロッパの一部モデルという感じ。

さらに配信されたのはXperia 1Ⅴのみと限定的ですが昨年対比で大幅な前倒しになっています。基本Sonyはその年のプレミアムモデルから配信を開始するのでXperia 1Ⅴは妥当だと思う。

また今後Xperia 5Ⅴに配信されXperia 1ⅣやXperia 5Ⅳへの配信はその後になると思います。ちなみにミドルレンジへの配信は後回しにされがちなのでXperia 10ⅤやXperia 10Ⅴへの配信は早くても年内で年明け以降に配信されるのが妥当という感じであまり期待しない方がいい。

ちなみに配信時期は地域によって差がありヨーロッパやアジアでの配信が早いイメージが強い。一方で国内はキャリアでの調節も入るためグローバルモデルと2ヶ月近く差がある印象です。

そしてdocomoの発表を参考にするとXperia 1ⅢやXperia 5Ⅲなど2021年モデルは対象外。Xperia 1Ⅲからついにメジャーアップデートが3回に拡張されるとの噂がありましたが期待出来ず。

何より近年アップデートに消極的だったSonyがここまで早く配信を開始することは意味がある。11月に既存機種に対してアップデートを配信するのは2018年頃以来かなという印象です。

あとはどれだけのペースで配信地域を拡大できるのか非常に気になるところであり重要です。少なくとも今年で見ればSamsungなど大手メーカーに見劣りしない配信スケジュールに。

Android14の共通機能。

そしてSonyが公開したAndroid14の特設ページを確認していきたいと思います。まず最初にAndroid14にアップデートされるXperiaの共通機能を確認。

Find My device

一つ目はFind My device機能に対応しておりイヤホンや本体などを失くした際に位置の確認可能に。AppleのiPhoneなどでは当たり前の機能ですがAndroid14ではOSレベルで対応することに。

Find My deviceアプリと互換性がありGoogleアカウントにサインしている場合にアプリ経由でなくしたデバイスやイヤホンの最新の位置を表示することが可能になります。さらにアプリ経由でデバイスをロックしたりデータ消去などを遠隔で出来るようになります。

自分は無くしても部屋の中などで今までこの手の機能を重宝したことがないので何ともです。ただ多くのメーカーが採用している機能であることを考えるとニーズはそれなりにあるのかも。

また今後より正確に探せるようにXperiaでもUWB対応に加えアクセサリーが追加されるかも。ただ一方で探す機能をオフにせず売却などするとアクティベーションロックの原因になります。

今までXperiaでは無縁でしたが今後Xperiaをフリマで購入する時などは気をつけた方がいい。

Windowsとワイヤレスでデータ共有。

次に2つ目の機能としてWindowsパソコンとワイヤレスでデータを共有することが可能に。パソコンとデータ共有をする方法は複数ありますがOSレベルでワイヤレス対応は嬉しいところ。

共有したいパソコンがWindowsであることに加えNear By Shareの設定が完了していることが条件となりますがWindowsのパソコンを使っている人は今まで以上に共有が楽になります。

GoogleはWindowsパソコンとAndroidの連携性を強化することを明らかにしており今回のNear By Shareでのデータ共有はその一環の可能性があり今後に期待したいところ。

ロック画面のカスタマイズ。

そして3つ目としてロック画面のショートカットがカスタマイズ可能になることです。今まではロック画面自体のカスタマイズがほとんど出来ない状況でしたが壁紙とスタイルから簡単に変更できるようになり懐中電灯やおやすみモードなどショートカットの選択が可能。

現時点でどの程度のアプリからショートカットできるのか不明でショートカットも最大で4つかも。ロック画面をより有効活用したいと思うユーザーにとっては嬉しい新機能になります。

その他にも細かい部分で変更点であると思いますが分かりやすい新機能としてはこの3つです。またミドルレンジやハイエンド関係なくAndroid14にアップデートすれば共通で対応の可能性。

ハイエンドXperia専用の新機能。

次にXperia 1Ⅴ専用もしくはハイエンドXperia限定になる可能性が高い新機能を確認していきたいと思います。

Video Creatorアプリを搭載。

一つ目としてはVideo Creatorアプリが搭載されることで簡単にショートムービーの作成が可能。Xperia 5Ⅴで初めて搭載されたSony純正アプリですがGoogle Play Storeで配信済み。

対象機種がXperia 1ⅤとXperia 5ⅤのみとなっておりAndroid14関係なくインストール可能。ちなみにレコーディングアプリであるMusic ProもすでにGoogle Play Storeで配信。

Android11以降のAndroidであればハイエンドやミドルレンジ関係なくインストールが可能です。今回のVideo CreatorがXperia 1Ⅴに対応するのは妥当な流れという感じで特別感はないです。

気軽にショートムービーを作りたい人にとってはありがたいですが個人的にはそこまではない。この手のアプリは選択肢があるのでSony純正に拘る必要はないかなと思っています。

Photo Proの強化。

そして2つ目としてはPhoto ProのBASICモードの強化で120fpsのスローモーション撮影に対応。従来はVideo ProやCinema Proで使うことが出来ましたがBASICモードで気軽に撮影可能に。

Android14にアップデートできる海外版を持っていないので実機では確認出来ませんがおそらくUIも一部変更されている可能性あり。

エンタメアプリの強化。

次に3つ目としてゲームエンハンサーのUIが強化でこれもどのように変更されているのか現時点で確認出来ませんがSonyの発表によると機種次第としながらもPhoto ProやVideo Proにゲームエンハンサーなどエンタメ関連のアプリがより強化されているとしており以前より最適化されているのかもしれません。

ポートレートモードの強化。

そして4つ目として嬉しい反面残念だったのがSonyの告知通りポートレート撮影の強化です。Xperia 5Ⅴと同様に広角をクロップした光学2倍撮影に対応するかもと期待していましたが今回の発表を見るとXperia 1Ⅴの光学範囲である24/85/125mmで強化されたことが判明。

どの程度改善されているのかはアップデート次第実機で試す必要がありますがあまり期待出来ず。結局Xperia 5Ⅴを使っていて良いと感じるのは48mmで撮影できることでボケ感も素晴らしい。

また2倍撮影といってもメインカメラセンサーを使用しているので画質の劣化がほぼありません。Xperia 1Ⅴはメインカメラセンサーが一緒のため24mmは同程度に撮れる可能性が高いです。

ただ85mm以上に関しては望遠レンズに切り替わるためどうしても24mmよりは画質が劣化する。また85mmってちょっと画角差がありすぎて使いにくいことに加えポートレートモードでの取り回しの良さはあまり改善していない可能性が高いのでそこまで期待出来ないかなという印象。

ポートレートになるとHDR処理が甘めで白飛びがしやすく最短撮影距離は長めと使いにくい。Xperia 1Ⅴで48mm撮影に対応すれば神アプデになると思っていましたがそうならずです。

実機で確認する必要がありますがポートレートの強化はちょっと期待ハズレという感じでした。

アップデートサポート期間を強化すべき。

また執筆時点ではXperia 1Ⅴの新機能しか分かっていませんがXperia 5Ⅴもおそらく類似している可能性がありとなるとVideo Creatorとポートレートの改善は実装済み。

他に何か新機能が追加されているのか不明ですがPhoto Proでのスローモーション撮影とゲームエンハンサーのUIの強化が大きな進化ポイントの一つになるのかもしれません。

ちなみにミドルレンジであるXperia 10ⅤなどはPhoto Proなど専用アプリを搭載していない。ワンチャン搭載したら別の話ですが搭載しないと思うのでそれほど目立った恩恵はないかもです。

やはりアップデートで新機能に対応するのは嬉しいですがやはりサポート期間は重要です。特にメジャーアップデートが2回にしか対応していないのは短すぎるのでせめて3回に対応するべき。

最大で3年対応となれば型落ちのタイミングでキャリアで分割購入してもキリがよく使えます。

現状でメジャーアップデートまで考えると発売日当日に購入して2年後に返却が理想の流れです。国内市場では直販版ではなくキャリアモデルを購入する人が圧倒的に多く全体の9割前後。

さらに一括で購入する人は全体の1割もいないとされているのでほとんどの人が分割購入。つまりほとんどのユーザーはキャリアのプログラムを利用することになるので2年後に返却。

となればそこまでアップデートサポート期間を伸ばす必要がなく確かに購入方法には合っている。ただユーザーのニーズをカバーしているとは思えずやはり改善が必要になってくると思います。

少なくともXperia 5Ⅴで見るとSoftBankとRakutenは取り扱っておらずauに関してはオンラインショップ限定と来年はどうなるか不明ですがXperiaの取扱が消極的になっている。

そうなると直販版が重要になってきてキャリアに依存しない販売にサポートが重要になります。今年のモデルがどの程度の期間をサポートするのか不明ですが今後の改善に期待したいところ。

まとめ。

今回はSonyが一部市場でAndroid14の本配信を開始したので簡単にまとめてみました。何より配信時期が早くて例年よりアップデートに力を入れている印象を受けるのがいいところ。

まだまだ課題はあると思いますがアップデート含めて今後も頑張っていってほしいところです。

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