Xperia 1Ⅴを約2週間じっくり使ってみた。過去最高の完成度でただただ楽しい

先日にはSonyの新製品体験会に参加させて頂き、短時間とはいえXperia 1Ⅴの進化をしっかり感じることが出来たので今から発売が非常に楽しみです。詳細は「実際を触ったら超やばかった。Sony新製品体験会でXperia 1Ⅴをチェック」をご参照下さい。

さらに先日には香港版のXperia 1Ⅴを購入して開封レビューをしてみましたが、Xperiaが好きなユーザーにとっては堪らない一台になっていると思います。詳細は「Xperia 1Ⅴ 開封レビュー。ずっとこんなXperiaを待ってました」をご参照下さい。

さて今回香港版のXperia 1Ⅴを約2週間使ってきたので短期レビューを改めてしてみたいと思います。

発熱はしやすい印象。

今回の評価はあくまでも香港版を使った上での評価であり国内版ではまた違った評価になるかも。また主観的にまとめているので予めご了承下さい。気になった部分としては大きく2つあり一つ目は発熱です。

Xperia 1ⅤやGalaxy S23 Ultraとの比較レビューの時にも言及させて頂きましたがカメラの長時間撮影に関しては熱耐性が改善して強制終了がない。自分の使い方だと1時間も連続で動画を撮影することがないのでそれ以上は計測していません。

これから真夏になった時はどうなるか分からないですが5月下旬から6月上旬の25度前後の気温であればXperia 1Ⅳの時のように強制終了地獄にはなりにくいかなと思います。

また詳細は以前の記事を確認して欲しいですが長時間撮影していても外部温度がそこまで上がらない。

Sonyの発表通り消費電力を抑えた上で上手く放熱できているのかパフォーマンスは安定。ただこれはカメラに限った話で自分の使い方だとちょっと不安に感じているのが本音です。

自分が唯一やるゲームであるLINEポコポコでもプレイ開始2分前後でそれなりに暖かくなります。ちなみに外部温度を計測してみると37度前後のことが多いため不快に感じることはありません。

完全にズブの素人である妻に熱い?と聞いたら熱くはないという感じでしたが気になる人は気になる可能性が高く本体の温度の上昇速度はXperia 1Ⅳより速いという印象です。

ちなみにゲームエンハンサーでリフレッシュレートは60Hzに制御しているので120Hzの影響なし。Xperia 1Ⅳと比較すると暖かくなるのが速いですがXperia 1Ⅳほど熱くならないという感じです。

昨年末からvivo X90 Pro+やGalaxy S23 UltraなどSnapdragon 8 Gen 2搭載機種を使ってきましたが一番発熱しやすい機種かなという印象。カメラに関しては十分な対処が施されているのでそこまで心配ないですがゲームに関してはちょっと不安かなという印象です。

自分はそこまで気になる感じではありませんがGalaxy S23 Ultraなどで同じ使い方ではここまで暖かくなる感じではないです。ただSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1を搭載している機種を使っている人からすれば暖かくなると言っても大したことはないかも。

結局発熱も許容範囲は主観に依るところなので気になる人は店頭で触った方がいいです。

カメラは撮影持続モードがおそくら直販版は対応していると思うのでシューティンググリップを購入して回避可能でゲームに関してはXperia Streamを使うことでカバー出来ます。

以前のような不快になる発熱はしにくいですが地味に熱い状態になりやすいという印象です。

電池持ちがあまり良くない。

次に2つ目として海外サイトがバッテリーテストの結果を公開しており115のスコアを獲得していますが現時点で電池持ちがいいとは言えない。最適化にもっと時間が必要だけなのか。

それともバグでも発生しているのか不明ですが体感的には100以下の機種と同じ感じです。ちなみにXperia 1Ⅳは100でしたがXperia 1Ⅴは現時点で評価すればもっと悪いです。

どの機種でも発熱状態は消費電力が増えるため電池の減りも速くなりますがXperia 1ⅤでLINEポコポコを10分程度やると3%から4%減る感じでXperia 1ⅣやPixel 7 Proでは減っても1%前後という感じなので減りがかなり速いです。

一方で待機状態における消費電力はかなり抑制されている印象でXperia 1Ⅳ対比で3分の1と8時間放置でも2%前後と優秀です。なので自分の中でLINEポコポコをやった度合いによって1日の電池残量が決定する感じです。

寝る前の電池残量は50%以下のことがほとんどでちょっと使ったなと思う日は30%以下です。仕事が忙しくて触っていない日と比較的触る余裕があった日で電池持ちの印象がかなり違う。

最近触った機種で見ればスコア的に76と厳し目のPixel 7aよりちょいマシという印象です。またバッテリーテストで同じスコアを獲得としたXiaomi 13 Proと非常に近い印象です。

先ほどの発熱の話と重複しますが思っていたよりも本体が暖かくなりやすく電池持ちも寝る前の電池残量が50%以下のことがほとんどとスコアの割には電池持ちが良くないです。

おそらくゲームをガチでやる人やマップアプリを多用する人は1日充電なしでは持たないと思います。自分の使い方であれば1日で電池がきれることはまずもってないのでそこまで心配していません。

ただGalaxy S23 UltraやXperia 5ⅣにZnefone 9などの安定感はない感じです。

スピーカーが劇的進化。

とりあえず今後もじっくり使っていく必要がありますが電池持ちに関しては正直良くない。そして発熱に関しては異常なほど熱くなるなることはないですが地味に熱くなる感じです。

これから夏を迎えて外気温が上がってきた時により発熱しやすいという印象になるかもしれません。自分が気になったのはこの2つくらいであとは非常に満足度が高いです。

その理由として一つ目はスピーカーの改善です。デュアルフロントスピーカーを搭載していることからも本体を横持ちにした状態で正面から聞く必要がある。さらにステレオ感よりサラウンド感を意識したチューニングという印象で自分一人で最大限楽しめるようなチューニング感じます。

とりあえず音量を50%に設定したうえでスピーカーテストをしてみましたが音量を大きくしても音のバランスが歴代モデルと比較して崩れにくいので汎用性が増している。

また音量自体も大きくなった印象で歴代Xperiaにあった音量が小さいというイメージがないです。自分はイヤホンよりスピーカーを使うことが多いのでかなり満足度が高いという感じです。

屋外でも十分に使える音量に進化したと思いますが屋外で爆音で大人数で楽しむには向かない。ただ屋内屋外問わず音楽をゆっくり楽しみたい時にかなり優秀なスピーカーに感じます。

デザインがかっこいい。

2つ目の理由としてデザインがめちゃくちゃカッコいいことです。実機を触って頂かないと実感しにくいですがサイドフレームにスリットが入ったことでグリップ力がかなり増している。

また背面に独自テクスチャーを採用したことで他の機種にはない手触りを実現しています。

バックパネルにガラスを採用している機種は指でこすった場合サッサッって感じの音がしますがXperia 1Ⅴを擦るとキュッキュって音がするのが他の機種にはないところでなんか面白いです。

指紋も目立ちにくく独自テクスチャーを採用したからこそ光の反射具合で色合いが異なる。また手持ちにあるグリーンがすごくカッコよくてずっと眺めていたくなる気持ちです。

デザインでこれだけXperiaでハマったのはXperia 1IIのフロストブラック以来という印象です。また地味に嬉しいがサイズ感でスペックがしっかり底上げされたのにサイズ感は一緒です。

重さは2g重くなっていますが最上位モデルが200gオーバーの中で187gに抑えたのはすごい。自分は最近折畳式機種やGalaxy S23 Ultraなど重量級ばかりを使っていたので余計に軽く感じる。

6.5インチのディスプレイを搭載している機種の中ではかなり軽い方で横幅も71mmと他社の標準モデル程度の横幅なので持ちやすいです。最近で見ればPixel 7aは6.1インチですがXperia 1Ⅴより横幅があり重いとXperia 1Ⅴの取り回しの良さがかなり目立つという感じです。

Xperiaのデザインはよく変わらないと言われますが他社の最上位モデルを見ても一緒です。

iPhoneに関してはカメラ部分が大きくなっているだけでGalaxy S23 Ultraは何も変わらずどのメーカーもデザインがある程度洗練されているからデザインの変化はあまりしない可能性。

Xperia 1Ⅴもぱっと見で見ればカメラ部分くらいしかデザインが変わっていませんが独自テクスチャーにスリットとXperia PROの時のシボ加工のように質感で楽しませてくれる。

カメラの進化。

最後に3つ目の理由としてはカメラがめちゃくちゃ使いやすくなったことです。

正直今までXperiaのレビュー動画用のサンプルを撮影する時は三脚を持っていく必要があり低照度の環境だとISO感度にシャッタースピードを設定した上で手ブレ防止のためにタイマーを設定していたので一枚撮影するのにかなり時間がかかっていました。

これがXperiaの良さとも言えますが時間がない時はちょっとストレスに感じることもありました。ただBasicモードとAモードのみとはいえ画像重ね合わせ技術に対応したことでナイトモードでも手ブレがそれなりに補正され汎用性が大幅に改善。

ナイトモードに対応したことよりも手持ちで気軽に撮影できるようになったことが嬉しい。

そしてめちゃくちゃ楽しいのがS-CinetoneでPhoto Proでもvideo Proと両方で楽しめるのが個人的には最高です。Photo Proの場合は最初STになっているので撮影する前に任意で切り替えておけばいいだけ。

そしてVideo Proに関してはSDR/HDRの部分からS-Cinetoneに切り替えることが可能。

一方でフォーマットをSDRを選択した上でCreative Lookから任意に選択することも可能です。個人的にはPhoto ProがCreative Lookに対応したことが大きく自分好みの雰囲気で撮影できる。

簡単に雰囲気がある写真を撮影することができ今までのXperiaにはない楽しさがあります。今回はSHとポートレートモードの組み合わせで撮影してみましたがスタジオの雰囲気と合う。

現実をより忠実にというコンセプトはそのままでで今まで通りの撮影ももちろん出来ますが撮影シーンに合わせて自分の好みで撮影できるのはオート撮影が強化されたからこそ引き立ちます。

正直Xperia 1Ⅴでは他社の機種にはない何か特別なことが出来るようになったわけではないです。ただオート撮影もある程度同じ立ち位置になったからこそ日常から楽しめるようになった。

まとめ

今回はXperia 1Ⅴを約2週間使ってきたので短期レビューをしてみました。今回は直販版の発売がキャリアモデルとほとんどタイムラグなしというのもすごく良く直販版を迷わず選択しました。

容量構成が豪華なのに一番安いというのはキャリアのサービスに依存していない自分にとっては非常に嬉しいところ。またXperia 1Ⅴは何よりXperiaが好きなユーザーにとって待望の存在で他社のスマホが好きなユーザーが買い換えるような機種でもなく一般受けする機種でもないです。

ただXperiaが好きなユーザーにとって今まで物足りなかった部分がしっかり底上げされた。Sonyがやりたかったことが5世代目でようやく成熟してきたという感じで個人的には最高です。

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