Galaxy S23 Ultraはおそらく最高クラスの使いやすさ。ただ買うべきなのか?

先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。

詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。そして先日には今年のSamsungの命運を占うGalaxy S23シリーズが正式発表された一方で進化幅が少なくちょっと物足りなく感じます。

詳細は「Galaxy S23 正式発表。前モデルから進化がちょっと乏しいかも」をご参照下さい。さて今回最上位モデルであるGalaxy S23 Ultraは買うべきなのか主観に基づいて簡単にまとめたいと思います。

電池持ちと発熱の改善。

最初に自分はレビューのためもありますが海外版をすでに予約しており韓国版/香港版を購入予定。今後実機を使ってみないと分からない部分もあり今回はスペックに基づいてまとめたいと思います。

まず購入を考えている人が最初に確認してほしいのが安定性の部分です。Galaxy S23 UltraはGalaxy専用となるSnapdragon 8 Gen 2のオーバークロック版を搭載していることが特徴。

ただ多くのユーザーにとってベンチマークスコアで100万点とか130万点とか獲得することに大きな意味を見出している人はほとんどいないと思います。何より発熱と電池持ちがどうなったのか。

Snapdragon 8 Gen 2はSnapdragon 8 Gen 1対比で消費電力が抑えられている結果電池持ちも良く発熱も抑えめであることが他の搭載機種とはいえベンチマークテストの結果から判明しています。

そのためSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1に嫌気が差していた人にとってはおすすめ。

一方でGalaxyに限らずSnapdragon888やSnapdragon 8 Gen 1搭載機種を使っていたユーザーで真夏は別としてほとんど発熱に遭遇することがなかった人はSnapdragon 8 Gen 2に変えても発熱という面では変わらないかもしれません。

逆にSnapdragon 8 Gen 1などで不満を感じていないユーザーはわざわざSnapdragon 8 Gen 2搭載機種に買い換える必要はないと思います。Galaxy S22 Ultraは散々批判されたとはいえGOSによってパフォーマンスはだいぶ安定していた。

Galaxy S23 UltraはGOSなしでより安定するくらいのイメージでよくユーザーに大きな恩恵があるとすれば電池持ちの改善です。

Snapdragon888を搭載していたGalaxy S21 Ultraは海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると116に対してGalaxy S22 Ultraは108と悪化。バッテリー容量は一緒ですがGalaxy S23 UltraはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したことで電池持ちが改善する可能性が高い。

一方で本体が熱くなるという意味での発熱は大幅に改善するかは微妙なところで最近のハイエンドモデルが搭載しているSoCはパフォーマンスが高すぎるため負荷をかければ発熱はしやすいです。

なのでユーザーの使い方によってはSnapdragon 8 Gen 2でも本体が熱くなることは十分に考えれます。ただパフォーマンスの持続性は改善している可能性。

自分は真夏ではない限り本体が暑いと感じたことは少なくともGalaxy S22 Ultraではなかった。なので自分の使い方では発熱は心配しておらずあとは単純に電池持ちがどの程度改善するのか気になる。

少なくとも本体が熱くなるという意味での発熱の改善には過度の期待はしない方がいいです。自分のようなゲームをやらない人間だとvivo X90 Pro+は暖かくするならないくらい安定している。

Galaxyはハード面でも発熱対策がしっかり強化されているので個人的にはほどんど心配なし。

使いやすいカメラに進化。

次に2つ目として大きな進化と言えばカメラですがセンサーで見るとメインカメラ/超広角にインカメラは変更されていますが望遠レンズは据え置き。分かりやすい進化になるのがメインで画素数が前モデル対比で約2倍となっています。

最近のスマホは昔のようにセンサーを増やすとかしているわけではなくセンサーサイズの大型化に画像処理の強化などちょっと分かりにくいです。そういう意味では画素数が2億もあるぞとなれば分かりやすいですが正直微妙に感じてしまいます。

Samsungの発表をみている限り高画素化したことでズーム時や低照度の環境における画質の改善などがありますがいかなるシーンでもフォーカス速度が改善したことに加えシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグが改善したことで撮影しやすいカメラに進化した感じです。

低照度の環境でも前モデル対比で動体の撮影がしやすくなったという感じですが2億画素あるから出来ることである一方で2億画素のめちゃくちゃ綺麗な写真が撮れるという感じではありません。

いまだに高画素=高画質というイメージが強いですがスマホのカメラは本体の画像処理に加えセンサーサイズやF値など様々な組み合わせから成り立っているのであり画素数もその内の一つ。

なので高画素化したところで写真が綺麗に撮れるとそんな単純な話ではないです。

Galaxy S23 Ultraが搭載しているHP2センサーのセンサーサイズは1/1.3インチと前モデルと一緒なので200MPモードで撮影する際のボケ感やポートレートモード撮影時の最短撮影距離はおそらくですが現行モデルとほとんど変わらない可能性。

一方でフォーカス速度の改善とシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグの改善で動体の撮影の強化が楽しみ。現行モデルはタイムラグがひどくて走り回る子どもを上手く撮影するのは厳しかったですがそれがどこまで撮りやすくなっているのか気になる。

Xperiaのように動体の撮影に特化しているわけではありませんが最近はvivoにやXiaomiと動体の撮影にも力を入れておりSamsungもこの流れに乗った可能性。

少なくともこの価格帯の機種になってくると画素数だけで判断して購入するユーザーは正直いないと思いますが分かりやすく何か新しくできるようになった感じではなく今まで以上に被写体に囚われず使いやすいカメラを搭載したくらいのイメージでいいかも。

自分のように動体の撮影に拘りがない人はGalaxy S22 Ultraのカメラでも十分かもしれません。

価格とコンセプト。

そして3つ目としては価格です。アメリカでは前モデルと同じく$1199からとなっていますが多くの市場では値上げの傾向。

これは世界的な材料費や運送費のコスト増加などが原因だと思いますがSamsung自体がグローバル企業であることを考えると世界共通通貨であるドルベースで開発。

また現状ドル高となっていることからもアメリカ以外の地域では為替もあり値上げの傾向です。まだ執筆時点で国内における価格は発表されていませんが関連資料からの情報として日本は$85から$125程度値上げされる可能性があります。

執筆時点での為替で計算すると1万1000円から1万6000円程度の値上げになる可能性。

Galaxy Sシリーズは国内においてはキャリアモデルしかないため何ともですがdocomoの現行モデルにそれぞれ加算した場合にGalaxy S23は13万8500円から14万3000円が一つの目安でGalaxy S23 Ultraは19万4700円から19万9700円が一つの目安という感じで少なくとも高くなることはあっても安くなることはない。

少し前でもはハイエンドモデルが10万円を超えていると高いと言われてきましたが今や無印が15万円前後で最上位は20万円前後の価格帯になってきた中スペックとのバランスをどう見るのか。

Galaxy S23シリーズはフラッグシップシリーズとはいえ価格を優先するために最低限のデザイン変更の留め基礎スペックをしっかりと底上げ。

またSamsungのソフトの作り込みは定評がありトータルバランスを意識して使いやすさがモットーという感じの機種が非常に多くSamsungがチャレンジしているのはGalaxy Zシリーズくらいの感じます。

人によってスマホに何を求めるべきは違うので何ともですが自分は使いやすさを求めて15万円以上の出費はあまりしたくないのが本音。

使いやすさや慣れを求めるなら同じAndroidで見ればPixelで十分で同じ価格帯でみるならiPhoneで十分となってくるので個人的に実際に使ってみて満足度が高いとしてもおすすめはしにくい。

使いやすさを求めるなら他にも選択肢があるという感じです。

正直値上がりするのは仕方なく国内の夏モデルとして発表される可能性が高い機種の中でGalaxy S23シリーズが最速なので余計に悪目立ちしていますが今後登場するXperia 1ⅤやAQUOS R8などはもっと高いかもしれません。

せっかく投資するならスマホに何を求めるのか。個人的には以前のようなイケイケ感がちょとないので最近のGalaxyは物足りなく世界情勢とはいえ高くなってきて余計に物足りなく感じてしまいます。

まとめ

繰り返しになりますが現行モデルを使っている限りは使いやすい機種にしっかり仕上がっているかも。特段不満があったわけではありませんが電池持ちがより安定してカメラはもっと使いやすくなる。

Galaxy S22 Ultraの時に感じていたデメリットがしっかり潰さ満足度は高くなると思います。また国内版はおそらくeSIMに対応かつバンド潰しがなくなりよりSIMフリーライクに使えるかも。

いつも国内版を買うまではいかないですがGalaxy S23 Ultraではどうなるのか今から楽しみです。手元に届いたらまずは開封レビューを出来るだけはやくあげたいと思います。

購入は待ち時間・手数料不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG