先日には売れ筋かつ廉価モデルの最新機種であるGoogle Pixel 6aの開封レビューをしたので詳細は「こんなスマホを待っていた。Google Pixel 6aは想定以上に丁度いいスマホ」をご参照下さい。
また先日にGoogle Pixel 7とPixel 7 Proを購入して開封レビューをしてみましたが思っていた以上に前モデルのデメリットがしっかり改善されておりかなりの完成度に仕上がった印象を受けます。
詳細は「Pixel 7とPixel 7 Pro 開封レビュー。発熱が想定以上に改善でめっちゃいい」をご参照下さい。さて今回Google Pixelに関してよく頂く4つの質問についてざっくりとまとめたいと思います。
iPhoneからの買い替え。
まず一つ目として今iPhoneを使っていますがどのPixelを選べばいいですかという質問。正直この質問からおすすめのPixelなんて選べないです。iPhoneと言ってもiPhone 12など比較的新しい世代のものを使っているのかそれともiPhone 8など古い世代の機種を使っているのかにもよる。
iPhoneからAndroidに買い替えをする人でよくある失敗例として同じ価格帯で選んでしまうこと。さらに自分が購入した時の価格で見てしまうこと。
例えばiPhone SEが値上がりする前の価格は5万円ちょっとだったのでAndroidに買い換える際に同じく5万円くらいのAndroidがほしいと思うのは当たり前ですが価格が一緒=パフォーマンスが一緒には基本なりません。
iPhoneはSoCで見た場合Androidのようにミドルレンジやエントリーモデルという区分けはなく全てハイエンドモデルです。
iPhone SEはコストカットのため発表当時最新のAチップではなく型落ちのAチップを搭載とはいえハイエンド向けのSoCを搭載していることに違いはありません。
一方でAndroidの場合はミドルレンジ向けのSnapdragon 6 Gen 1やエントリーモデル向けのSnapdragon 4 Gen 1などがあるため価格が5万円前後の機種であれば多くの機種はハイエンド向けのSoCは搭載していないです。
そのためAndroidに買い換えて今までのiPhoneならゲームができたのにAndroidは出来ないとこの手の批判の声をよくみます。ただ今使っている機種があまりにも古いため結果ミドルレンジ向けでも最新世代ならパフォーマンスが同程度ということもあります。
ただPixelがユーザーにとって分かりやすくなったのはiPhoneのように基本ハイエンド向けであるGoogle Tensorを搭載していること。
そのためPixel 6シリーズ/Pixel 6a/Pixel 7シリーズであればハイエンド向けSoCを搭載とGoogle Tensorの世代に違いはあれどそこまで気にしなくていいです。
あとは自分が重要視しているスペックを把握した上で判断するべきです。例えばiPhone SEはワイヤレス充電に対応していますがPixel 6aは非対応です。iPhoneでよく使っていたハード的な機能がどのPixelなら対応しているのか。
iPhone 8であっても発売当時はフラッグシップモデルとして販売されている一方でPixel 6aは最初から廉価モデルとして発売されています。
そのためiPhone 8ではその当時搭載できなかった機能が今は当たり前になっていてもPixel 6aではコストカットのためにそもそも搭載していない機能などもあります。
iPhoneもPixelもハードでゴリ押しのメーカーではないためiPhone SEや無印であればそこまでスペックに差がないことが多いですがそれでも違う部分はあります。
Pixel 6aはコスパがいいと注目を集めており自分もかなりいい機種だと思いますが全てのユーザーにハマるわけではありません。これは他のPixelにも言えることで今まで使って機種でどんなスペックがお気に入りだったのか。
しっかりと確認する必要があり単純に安いからと言って購入すると失敗する可能性が高くなります。
対応バンドの問題。
次に2つ目としてPixelの対応バンドです。特にdocomoで問題なく使えるのでしょうか?と質問を頂きますがユーザーの住環境やどれだけ通信速度を重要視しているかによって答えは変わります。
一番手っ取り早いのはdocomoがPixelを再び取り扱ってくれればおそらく直販も同様に問題なしに。docomoのバンドで非対応となっているのがまずn79です。
docomo専用の5G専用バンドとなっておりdocomoはn79を中心に5G対応エリアを拡大しています。一部情報によるとn79に非対応になることでdocomoの5G対応エリアの約半分で使えなくなるとしています。
そして2つ目として4GのB21ですが地方都市で通信速度を上げるために補助的に使われているバンドと言われています。なので非対応で通信速度が遅くなるというよりは速くならないとイメージした方がわかりやすいのかもしれません。
ただB21に関して東京/名古屋/大阪に住んでいるユーザーにはB3があるのでほとんど問題ないです。なのでこの都道府県に住んでいるユーザーはB21非対応は気にせずn79をどう捉えるかだと思います。
ちなみにB21に対応していたとしても契約しているプランがdocomoのMVNO系であればそもそも通信速度自体が遅いのでそこまで気にする必要ないと捉えることができ気にするのはdocomoもしくはahamoを契約しているユーザーという感じです。
自分の住環境だとdocomoの5G対応エリアにギリギリ入っているという感じで家の中にいても5Gの時もあれば4Gの時もあると微妙な感じです。通信速度に関しても正直5Gだから速いとは感じません。
これは手持ちの機種で見ればPixel含めて同じなのでPixelがn79に非対応だからといって自分の住環境だと特段困ったことはないです。何より5Gよりも5G対応料金プランの一つであるギガホでデータ無制限の方が個人的には重要。
逆に通信速度は普段使う上では十分なスピードが出ているので正直4Gでも5Gでもどっちでもいいです。
またdocomoやahamoのeSIMで使いたい場合Pixelは対象機種に指定されていないので注意が必要。自分はahamoをeSIMにしてPixel 7 Proで使っていますが物理SIMの時と大きな違いがないです。
ただ万が一何かあった場合にdocomo側がサポートしてくれない可能性があると捉えた方がいいです。自分はdocomoでPixelを使っていますが今まで不自由に感じたことはありません。
ただこれは自分の住環境での話で気になるユーザーは自分の生活範囲におけるdocomoの整備状況を確認するのが一番だと思います。ちなみにn79やB21にはdocomoモデル以外は非対応のことが多いです。
発熱と電池持ち。
そして3つ目としては電池持ちと発熱です。これは最初の話と重複する部分もありますが今使っている機種が何なのかにもよります。
海外サイトのバッテリーテストの結果を確認するとPixel 6aのスコアは94でPixel 7は96と電池持ちが悪いと散々言われてきたPixelの中ではだいぶ安定してきた印象です。
とはいえ電池持ちが優秀かと言えば優秀ではありません。今やハイエンドモデルでも100を超える機種がどんどん増えてきており電池持ちが悪いと言われたXperia 1シリーズの最新機種であるXperia 1Ⅳは100を獲得しておりハイエンドでもトップクラスとなるiPhone 14 Pro Maxは121を獲得しています。
なのでPixelは他社のハイエンドと比較すると電池持ちが優秀とはいえず何方かと言えば普通です。
またPixel 6aは価格帯で見るとライバル機種はミドルレンジになりGalaxy A53 5Gは113を獲得。さらに電池持ちが脅威的なXperia 10Ⅳで見ると163なのでスコアで見れば大きく引き離されています。
そもそもハイエンドモデルはパフォーマンスが高いこと。さらに消費電力が多い最新機能にも対応しているため電池持ちは悪くなる傾向でミドルレンジに関してはパフォーマンスが低いことに加え消費電力が多い機能に対応していないことが多いため電池持ちが良くなる傾向にあります。
ただ注意点としてこれはあくまでも傾向でハイエンドで電池持ちがいい機種もいればミドルレンジでも電池持ちが悪い機種が存在します。
今使っている機種はハイエンドモデルなのかミドルレンジなのかハイエンドモデルを使っていたユーザーからすればPixelに買い替えても同程度の可能性がありますがミドルレンジモデルからの買い替えだと電池持ちが悪くなる可能性が高くなります。
なので今使っている機種のスペックを基準に判断した方がいいです。
また発熱に関しても同じ感じでハイエンドモデルはパフォーマンスが高い分消費電力が多くなるタスクも処理できるため結果発熱がしやくなる一方でミドルレンジはパフォーマンスが低く消費電力が多くなるようなタスクを処理できない。
そのため発熱はしにくいとなります。特にPixel 6aに関しては価格帯からもミドルレンジと比較されがちですがPixel 6aはハイエンド向けのSoCを搭載しているためミドルレンジと比較すれば発熱がしやいです。
ただこれはハイエンドとミドルレンジを比較しているようなものなので当たり前。今までミドルレンジを使っていたユーザーからすればPixel 6aは発熱しやすく電池持ちが悪いと感じる。
なので今まで使っていた機種によって評価が分かれがちでPixel 6aは特に勘違いされやすいです。
不具合がない機種なんて存在しない。
最後に4つ目として不具合が多いかどうかですが他のメーカーの機種と比較すれば多いと思います。Androidを開発しているメーカーなんだからもっと頑張ってほしいとは思いますが微妙なところです。
特に新しい試みをした時はバグや不具合が多い傾向で2019年に発売されたPixel 4シリーズは初の顔認証に高リフレッシュレートに対応。
顔認証は反応せずそのままフリーズするといった不具合やリフレッシュレートに関してはディスプレイ輝度の制限が厳しすぎてほとんどの状況では使えないなど発売当初はかなりボロボロでした。
また直近でみるとPixel 6シリーズはスペックが大幅に強化。ただそれ以上に初のの独自SoCであるGoogle Tensorを搭載したことでバグや不具合が多発していた。
海外サイトによるとGoogleがPixelにSnapdragonを搭載していた時はQualcommと共同してアップデートを開発していたとされていますがGoogle Tensor搭載機種はQualcommに開発の協力を求めることが出来ない。
そのため従来のワークフローが確立できずデバックなど十分にできる不具合が多発という結果に。今は四半期ごとのβ版を開始したことで比較的安定させています。
とはいえ不具合やバグが全くないわけではありません。自分が情報を見ている限りではGalaxyなど他のAndroidと比較するとユーザー数が少ない割には不具合報告が多いかなという印象です。
とはいえ不具合やバグが一切発生しない機種なんて存在しないです。なので正直運ゲーに近い側面があり安定していると言われているGalaxyやiPhoneを購入してもはずれ個体をひく人は引くと思います。
逆に不具合が多いと言われるXperiaやPixelで問題がないという個体もあるので正直何ともです。事実として不具合やバグは多めの印象で特にフルモデルチェンジのタイミングは要注意です。
逆に昨年のPixel 7シリーズのようにマイナーアップデートのタイミングだと安定しやすい傾向です。
まとめ
今回はPixel関連でよく頂く4つの質問についてまとめてみましたが正直答えにくいものばかりです。何よりコメントの内容だけでは情報不足で判断できないという感じです。
特に対応バンドは難しいところで今使っている機種でご自身で調べてもらった方が早い時の方が多いです。今年はさらにPixelが盛り上がりそうな予感があり興味を持つ方も増えると思うので参考になれば幸いです。
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