iPhone 14 Pro Max 2週間レビュー。メイン機種に出来ないたった一つの理由

事前情報では一部地域のモデルはSIMトレイが廃止になると予測されていましたが先日発表されたiPhone 14シリーズにおいてアメリカモデルのみはSIMトレイが廃止になり来年にはLightningが廃止になるの噂。

詳細は「iPhone 15 ProのみでUSB-Cを採用へ。無印はLightning継続」をご参照下さい。また先日には2022年における最上位モデルであるiPhone 14 Pro Maxを購入したので開封レビューしました。

詳細は「iPhone 14 Pro Max 開封レビュー。第1印象は正直微妙でべた褒め出来ない」をご参照下さい。さて今回iPhone 14 Pro Maxを約2週間使ってきたので気になるポイントについて簡単にまとめたいと思います。

最初に結論。

まず最初にiPhoneが絶対だと思っている人はここで記事を見るのをやめて頂くことをおすすめします。そしてこの記事は主観に基づいてまとめているので予めご了承下さい。

最初に結論を言ってしまうと自分はiPhone 14 Pro Maxをメイン機種として使うのは無理だと思っています。その理由としては唯一かつ絶対毎日プレイしているLINEポコポコの挙動が全く安定しないこと。

どの機種においてもそうですが最低限端末に求めていることが満たされないだけでもストレスです。その上で短期間使って気になったポイントを確認したいと思います。

電池持ちの悪化。

まず一つ目は電池持ちです。個人的に電池持ちは十分に感じます。自分の使い方だとスクリーンタイムは大体6時間で50%前後。ただYouTubeなどをしっかり使うと30%近くになることがありますが1日は充電なしで持つ感じです。

少なくとも自分の使い方だと1日使っていて電池が途中で切れるという心配はほぼありません。一方でAppleの発表によれば前モデル対比で僅かに改善していますが体感的には悪化している印象です。

この前の3連休の時にカメラをがっつり使いましたがその時は夜の9時頃に電池がなくなりました。iPhone 13 Pro Maxの時は基本どんな使い方でも自分の使い方の範疇であれば切れる心配はなし。

ただiPhone 14 Pro Maxはカメラを積極的に使うとすぐに電池がなくなるかなという印象です。カメラをがっつり使えばAndroidでもほとんどの機種は電池がめちゃくちゃ減ります。

ただ繰り返しになりますが前モデルに絶対的な安心感があったからこそちょっと物足りなく感じます。iOS16からキーボードを入力した際のフィードバックを有効化することが可能になりました。

Androidでは当たり前に近いですが入力した際にバイブがなるのにようやく対応した感じです。ただAppleはフィードバックをオンにすると電池持ちに影響を与える可能性があることを明らかに。

前までは非対応だったので都度バイブがなるようになれば電池をより消費するのは当たり前です。ただこれだけで電池持ちに影響をって個人的にはどんだけ消極的な対応なのかと疑問に思います。

またiPhone 14 Proシリーズで対応した常時表示ディスプレイですがAndroidと比較するとちょっと明るすぎに感じること。また表示内容がロック画面と変わらないという感じです。

これだと1Hzに制御しても電池の消費は大きくなりまた設定で変更できるのかもしれませんがAndroidは焼き付け防止のために一定の間隔で表示する場所などを変更していますがそれもなし。

なので焼き付けの心配もあります。キーボードのフィードバックも常時表示ディスプレイも消費電力が増えるのも明確ですが新機能込みで前モデル対比で電池持ちを維持して欲しかった。

おそらく今期のハイエンドの中で電池持ちは圧倒的ですが前モデルのような安心感はありません。

発熱はしやすい。

次に2つ目として気になったのが発熱です。Androidばかり発熱が話題となっていますが最新のiPhoneではどうなのか。あくまでも自分の使い方での範疇になりますが外で数分使うと本体が熱くなることを確認。

4K/60fps撮影などをしなくても割と簡単に発熱を感じます。また先日水場で長時間カメラを使いましたがその時はシネマティックモードをFHDでかなりの発熱を感じました。

さらに冷房が効いた室内でKindleを1時間で発熱を感じることも。これは個体差があるのか不明ですが少なくとも自分の手持ちの個体だとそれなりに発熱しやすいです。

Androidの一部機種のようにめちゃくちゃ熱くなる感じではありませんが前モデル対比では同じ使い方でも発熱しやすい印象です。やはりTSMCだろうとSamsungだろうと5nmと4nmでは大きな差がある感じでA16 Bionicで4nmが採用されたことによって発熱しやすいのかもしれません。

ちなみに今回発熱とは単純に本体が熱くなることを指しています。本体が熱くなるのは内部の熱を逃すために放熱している証拠ですが分かりやすくするために発熱という言葉を使っています。

自分はゲームを基本やらないため何ともですが発熱してもカメラもこの期間試した感じでは挙動が不安定になることなどはなくパフォーマンスの持続性は安定していると思います。

パフォーマンスの持続性という面ではSnapdragon 8 Gen 1よりはかなり優れている印象です。

ただ注意点として発熱しても使えるのと使っていいのは別の話で発熱してもパフォーマンスが安定している機種が優秀という扱いですが内部温度が高温の状態が継続すると故障に繋がる可能性も。

ちなみにAppleの公式サイトを確認すると動作環境温度は0度から35度で湿度は5%から95%の範囲。

少なくとも動作環境温度外で使うのは良くなく例えば最高気温が35度の日に負荷をかけるのはたとえ挙動が安定して使えたとしても故障するリスクがかなり高いと思った方がいいです。

ちょっと話はそれましたが筐体サイズが小さくなるiPhone 14 Proはさらに発熱がリスクする可能性があり逆に5nmを採用しているA15 BionicであるiPhone 14など無印は気にならないかも。

iPhoneは基本ハイエンド向けのSoCを搭載していること。さらにiOSにAndroid関係なくハイエンドモデルは基本発熱しやすいことを前提に使ったほうが個人的にはいいと思います。

なので個人的にはiPhone 14 Pro Maxの発熱は基本ハイエンドAndroidと大きな差がなく何の問題もありませんがiPhoneは発熱しないと思っているとちょっと痛い目にあうかもです。

あくまでも体感ですがiPhone 12シリーズの時と比較すればかなりマシかなという感じです。

スマホに求める最低条件。

発熱と電池持ちは前モデルと比較すれば気になりますがやはり全体的な完成度は高いと思います。個人的にマクロモードは使うことがなくオンにしていると切り替えのチューニング不足なのかめちゃくちゃ使いにくいのでオフにしたことで使いやすい。

ポートレートモードは被写体が小さい場合はフォーカス精度もイマイチで使いにくいですが人物を撮影する時は結構いい感じ。またメインカメラセンサーが大型化したのでポートレートモードを使わずともある程度のボケ感で撮影可能。

そしてiPhoneは世代を重ねるごとにHDRが強すぎなのか写真より絵に近い感じになっていましたがiPhone 14 Pro Maxではちょっとおとなしめになりより自然な雰囲気で撮影可能に。

自分が好きなシネマティックモードも前モデルの時は加工感がかなり強めでしたが少し自然に。また最大のデメリットだった本体の重さですが正直購入前から手首がおかしくなることを覚悟。

ただ本体の重さが重くなっても横幅が僅かにスリム化したことで地味ですが確実に持ちやすく改善。その結果手首も不調にならずにつかえているのでこれは完全に嬉しい誤算という感じです。

全体的にバランスがよく使いやすいのが特徴。ただ一方でiOS16はちょこちょこ不具合も発生。また冒頭でも触れさせて頂きましたが一番のデメリットがLINEポコポコの挙動がおかしい。

スペック不足の機種で無理やりゲームをしている感じの挙動でガタガタでかなりのストレスです。最初はiOS16の影響かなとも思いましたがアップデートしたiPhone 13 Pro Maxでは問題なし。

iPhone 14 Pro Maxのバックグラウンド処理に問題があるのか立ち上げ直後が非常に不安定です。かなりいい方が悪いですがLINEポコポコなんて5万円くらいの機種でも十分に動きます。

なのに17万円の機種で動かないなんてありえないとも思っちゃいます。今後アップデートで改善する可能性はありますが現時点での評価では残念で他のゲームアプリでも影響がありそう。

少なくとも自分はスマホにGoogle関連のアプリとブログ関連のアプリにTwitterにLINポコポコがしっかり動作して欲しいと求めている条件はかなり低め これを手持ちのiPhone 14 Pro Maxは満たすことが出来ないので正直満足度はかなり低めという感じです。

まとめ。

今回はiPhone 14 Pro Maxを約2週間使ってみたので短期レビューをしてみました。アップデートサポート期間が長めで電池持ちも発熱もそこそこ安定しており持ちやすくなった。

さらにカメラも良い部分はさらに強化。何か拘りがあるわけではないが長く安心した機種が欲しい。

そんな人にとってiPhoneはやはりおすすめしやすいですが自分のメイン機種の最低条件を満たすことが出来ないので少なくとも現時点ではメイン機種にすることは出来ないです。

今後アップデートで様子見をしつつ年末までにしっかり評価を固めていきたいと思います。

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