先日にSamsungはGalaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4を正式発表しており合わせてGalaxy Buds 2 ProやGalaxy Watch 5シリーズも発表するなど下半期の新製品に関してもかなり充実している印象です。
詳細は「何が変わったのか徹底比較。Galaxy Z Fold 4とZ Flip 4が正式発表」をご参照下さい。また先日には韓国版のGalaxy Z Fold 4を購入して思うのはパッとした分かりやすい進化はないものの完成度が着実に高くなっていることを実感できる良機種に仕上がっていること。
詳細は「Galaxy Z Fold 4の開封レビュー。Z Fold 3から本当に変わった?」をご参照下さい。さて今回SamsungがGalaxy Zシリーズを正式発表したので短期レビューと合わせてまとめたいと思います。
国内正式発表。
まず9月8日にSamsungが国内で新製品発表会を開催してGalaxy Z Flip 4とGalaxy Z Fold 4を正式発表しておりドコモ版においてGalaxy Z Fold 4はグレーグリーンの1色でGalaxy Z Flip 4はパープル/ピンクゴールド/グラファイトの3色展開です。
スペックなどは割愛しますがeSIM対応でDual SIMに対応。Galaxy Z Fold 4はミリ波対応でB26やB28などに対応するなどバンド制限もなくなっています。記事執筆時点でGalaxy Z Flip 4のバンドの詳細は確認できず。
また9月29日に発売予定ですが価格に関しては現時点で不明。
Z Flip 4 | Z Fol 4 | |
docomo | ? | ? |
au | 15万9870円 | 24万9960円 |
Rakuten | 13万9800円 | – |
ちなみに予約特典としてGalaxy Z Fold 4は予約購入かつ応募でGalaxy Watch 4が無料で貰えます。また本体を予約購入+Galaxy Watch 5を購入に応募で2万5000円のキャッシュバックが貰える。
Galaxy Z Flip 4に関しては予約購入に応募でGalaxy Buds 2が貰えます。ただ予約購入かつGalaxy Buds2 Proを購入+応募で1万5000円のキャッシュバックが貰えます。
またこの予約特典は取り扱うdocomo/au/Rakutenで共通となっています。期間としては10月16日までとなっているので自分はGoogleの発表会まで様子見かもです。
auに関しても取り扱いのカラバリにeSIM対応や発売日などは基本一緒なのでちょっとつまらない。またアクセサリーとしてGalaxy Buds 2 Proが正式発表され3万1000円で9月29日より発売。
さらにGalaxy Watch 5シリーズも正式発表されましたが期待していたFelicaの記述を確認できず。これでFelicaチップを搭載する可能性があるのはPixel Watchのみという感じになりました。
ヒンジのより改善は必須。
ここからは海外版を使った上で感じたことなので国内版と違う可能性があるのでご了承下さい。
Galaxy Z Fold 4が正式発表されてから前モデルとの違いをしっかり実感できるようにじっくりとGalaxy Z Fold 3を使っていましたがスペックでは分かりにくい部分がしっかり進化。
前モデルから買い替える必要性はないと思いますが満足度はさらに一段階上で完成度が高いです。その上で気になる部分を確認していきたいと思います。
まず一つ目としてデザインですが自分は今回サンドを購入したこともあり明るい色合いでありながらも高級感をしっかり感じられる。
サイドフレームは光沢感がある質感で指紋が目立ちやすいですがゴールドを採用していることで全体的に上品なデザインに仕上がっている印象です。デザイン全体で見た時に満足度が高いですが気になるのはヒンジ部分の隙間です。
これは前モデルからも一緒ですがGalaxy Z Fold 4でも改善されていない。特に直近でXiaomi Mix Fold 2を見てしまったこともあり余計に気になります。
個人的にヒンジは薄いことに越したことはありませんが現時点でこれ以上薄くできないのであればヒンジ部分の隙間がなくなるように本体の厚みをもっと増せばいいのではないかと思っちゃいます。
その分本体は重くなる可能性がありますが内部スペースに余裕ができた分バッテリー容量を増やすとかカメラバンプをより減らすとか他の部分を改善できる。
結局閉じたと状態で片手操作する際に最も分厚い部分が基準になるため今のように変に隙間があある楔型みたいな感じではなく完全に並行になる形状にしてもそこまで持ちやすさに影響が出ないのではないと思います。
この隙間からチリや埃が入りやすくディスプレイの上部と下部についていることが多い印象で特にポケットに入れた時につきやすい印象です。
個人的には防水に対応していて欲しいので中華メーカーのように水滴型のヒンジを採用して欲しいとは思いません。ただヒンジが薄く出来ないならもうちょっと折り畳んだ時のデザインも考慮して欲しい。
ただあくまでも素人目線なのでSamsungにも何かしらの理由で隙間部分ができるのは許容していると思います。今後数年かけて防水性能を維持した上でXiaomi Mix Fold 2のヒンジくらいまで薄型化することが目標みたいなので待つしかない。
ただ前モデルの時から気になっていた部分なのでほとんど改善していないのが残念に感じます。あくまでもGalaxy Z Fold 4ではヒンジの幅変わらず薄くなったという感じです。
発熱と電池持ち。
次に2つ目としては発熱と電池持ちですが発熱に関してはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているためベンチマークスコアが100万点超えてくるので十分です またRAM12GBもあるためパフォーマンスは十分。
ただ負荷がそこまでかからないKindleなどサブディスプレイで1時間程度読んでいると発熱を感じる。もちろんずっと手で持っているなので本体も熱くなりやすい状況なですがちょっと気になります。
冷房が効いた室内で直近の機種で見ればPixel 6aは発熱なしでXperia 1Ⅳは同様に熱くなる。普段屋内で使っている時はXperia 1ⅣにしろGalaxy Z Fold 4にしろ発熱を感じることはほぼない。
ただKindleで1時間程度読書しているだけで発熱を感じるので変な話Galaxy Z Fold 4もXperia 1Ⅳと同様に発熱がしやすいという印象。また屋外でカメラを使っているとやはり熱くなります。
ただXperia 1Ⅳと大きく違うのはかなり熱くなってもカメラが強制終了という感じにはならないこと。結局Snapdragon 8 Gen 1と比較するとSnapdragon 8+ Gen 1はパフォーマンスの持続性が優秀。
なのでゲームをやるユーザーからすればより安定してプレイできると思いますがゲームをやらない人間からすればどちらも熱くなることに違いはないので正直Snapdragon 8+ Gen 1だから発熱の問題がないとは思えないです。
発熱すれば燃費も悪くなるので電池持ちなどにも影響します。一方で電池持ちに関してかなり改善している印象です。
前モデルの時は午後7時には電池残量が20%以下のことが多かった。ただGalaxy Z Fold 4では夜の11時頃でも電池残量が40%近く残っていることが多いです。
休日は使う頻度が高くなるため電池の減りは増えますが平日でみた場合自分の使い方だと3割近く改善。自分は基本メインディスプレイを使うことが多いですがそれでも平日なら充電なしで1日は持つ感じです。
Galaxy Z Fold 4はSnapdragon 8+ Gen 1に加え前モデル対比で電力効率に優れたディスプレイ。スペックでの違い以上に電池持ちが改善された感じでようやく折畳式機種でも電池持ちが普通の機種が出てきたという感じです。
通常のスマホと比較すれば電池持ちがまだまだいいとは言えませんが前モデルを使っている人からすればかなり電池持ちが良くなったと実感できると思います。
体感的にはXiaomi 12S UltraやPixel 6aと同じくらいの感じで十分に満足できる電池持ちです。
その他改善が実感できること。
そして3つ目としてスペックで分かりにくい部分ですがまずディスプレイが綺麗になった印象。ディスプレイ輝度が改善していることも影響しているのかもしれませんがディスプレイが綺麗に見える。
スペックでみると解像度などはほとんど違いがないのでなぜここまで綺麗に見えるのか不明です。だいぶふんわりしていて申し訳ないですがかなり見やすくなった。
また自分が購入した目的の一つですがアスペクト比が23:9に変更されたことでサブディスプレイの使い勝手はかなり改善されています。
正直動画で比較しても写真で比較しても大きな違いがないように感じると思いますが実際に使ってみると見やすやさ文字入力のしやすさは段違いで改善されておりスペックで分からない良さです。
また操作性に関してGalaxy Z Fold 4の新機能というわけではありませんがタスクバーは地味に便利。Android12Lで実装された新機能ですがアプリの切り替えも早くあるとないとでは全然違います。
一部情報で今後Galaxy Z Foldシリーズ全体で対応するとも予測されていますがタスクバーは折畳式機種と相性がいいように感じます。本配信がされてから5ヶ月程度経過しますがようやくその本領を発揮できたという感じ。
またOneUIは豊富な機能がある一方で重いというイメージが強いですがGalaxy Z Fold 4ではなんか軽くなった印象でタスクバーと合わせてかなり滑らかな印象です。
Samsungがチューニングを変えたのか定かではありませんが以前のような重さはないです。
また自分はよくLINEポコポコをやりますがその時に一番実感するのがスピーカーの音質の改善。
前モデルとスピーカーテストをしてみるとかなり違うという感じではないのにゲームをやっていると明らかに低音が改善された上で音の輪郭がはっきりしたことを実感することができます。
本当に細かい部分ですが何気なく使っていてしっかりと改善を確認できるのは地味に嬉しいところです。
多くのユーザーにとって買い替えの動機になるようなポイントではありませんが歴代モデルを使ってきたユーザーからすれば地味に満足度が高くなる部分もしっかり強化されている印象です。
カメラはなんとも。
そして最後にカメラですがメインカメラセンサーと望遠レンズの刷新が大きな特徴です。
望遠レンズに関しては光学式3倍にデジタル30倍ズームに対応と大幅に強化されており前モデルと比較しても明らかに改善されていますが自分は普段ズームをあまり使わないのでプラス評価にならず。
むしろポートレート撮影など1倍と3倍で画角差がかなりあるのでちょっと使いにくくなった印象です。
一方でメインカメラセンサーに関しては前モデルと比較すれば色味は大人しめになりましたがそれでも相変わらず派手であることに違いはなくポートレートモード撮影時の最短撮影距離も長め。
また当たり前といえば当たり前ですが高解像度モードで撮影するとシャッターボタンをおしてから保存されるまでのタイムラグが結構あるので被写体によっては手ブレが発生してしまいます。
メインカメラセンサーが強化されたことで良くも悪くもSamsungらしいカメラに仕上がった感じです。次期モデルはカメラをどのように進化させてくるのか。使い勝手の部分にフォーカスして欲しいところです。
まとめ。
今回はGalaxy Z Fold 4を約2週間使ってきたので簡単に短期レビューをまとめてみました。Galaxy Z Fold 3を使ってきたからこそGalaxy Z Fold 4の良さがより分かるという感じです。
ただその進化点はこれから初めて折畳式機種を使うユーザーには分かりにくい部分という印象です。ちなみにドコモオンラインショップにおいてGalaxy Z Flip 3とGalaxy Z Fold 3がそれぞれ大幅割引。
MNPで購入すればGalaxy Z Flip 3は最大で約6万円の値引きなので実質8万円程度で購入可能。そしてGalaxy Z Fold 3は最大で約10万円の値引きなので実質13万円程度で購入可能。
最新機種の約半額で購入できるので電池持ちやカメラが気にならない人で折りたたみ式機種が使ってみたいと思う人は旧世代のモデルを選ぶのもありかなとと思います。
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