Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。
今回今Xperiaの購入を悩んでいるならXperia 5Ⅳの登場を待った方がいいと思う理由について簡単にまとめたいと思います。
Xperia 5Ⅲがベストではない。
もちろん安くなっている影響もあると思いますが動画の反響などで見ると動画撮影時点で最新となるXperia 5Ⅲより型落ちモデルであるXperia 5IIの方が注目度が高いように感じます。
過去にも記事を出させて頂きましたが少なくともXperia 5IIユーザーはXperia 5Ⅲに買い換えるべきではなくXperia 5IIの完成度が高かったことに加えXperia 5Ⅲは微妙だった。
価格を考えない場合やはりおすすめのXperiaは?と聞かれたらXperia 5シリーズがおすすめです。価格にしろ筐体サイズにしろ安定性にしろXperiaの良さもありつつバランスがいい方だと思います。
一方で残念なことにXperia 5IIはアップデートサポート期間があまり長くないのでおすすめしにくい。となるとXperia 5Ⅲがおすすめかと思いますが今買うならXperia 5Ⅳを待った方がいいです。
その理由をXperia 5Ⅲのデメリット部分と併せながら確認していきたいと思います。
スピーカーの改善に期待。
まず一つ目の理由としてスピーカーがイマイチであること。
他のメーカーの機種と比較すればXperia 5Ⅲのスピーカーも十分だと思いますがスピーカーに力を入れているXperiaとしてみればかなり物足りなく何より問題に感じるのがXperia 5IIのスピーカーより劣化していること。
最上位モデルであるXperia 1シリーズに音質や音量が負けても仕方ないのでは?と思うかもしれません。ただXperia 1II対比でXperia 5IIが優れていた事実があるからこそ必ずしもXperia 1シリーズに劣るとはいいきれません。
Xperia 1Ⅲではスピーカーの構造を一から見直しをして音圧の改善。さらに共振問題もしっかり改善されましたがXperia 5Ⅲでは音圧の改善はイヤホン接続時のみで共振に関しては前モデル対比でむしろ悪化。
そのためスピーカーでみるとXperia 1ⅢやXperia 5IIに劣る感じでかなり物足りないです。せめてXperia 5II以上になって欲しかった印象を受けます。
Xperia 5Ⅲは例年と比較して約半年早く発表されたことで開発期間を十分に確保できなかったのか中途半端に感じますがXperia 5Ⅳに関しては仮に例年通り10月にグローバル市場で発表された場合前モデルから1年半あくことになるので開発期間は十分にあった可能性があります。
Xperia 1Ⅳでは従来のステレオ感を意識したチューニングではなくサラウンド感を意識したチューニングで従来のXperiaのスピーカーの方向性と違いますがXperia 5Ⅳもおそらく同じ方向性。
ただ音圧や音量は改善することに期待することができ共振も改善する可能性は十分にありまえます。
イヤホン接続時における音圧や音質に関しては何も心配しておらずオーディオにこだわりがあるXperiaだからこそXperia 5Ⅳでのスピーカーの進化にはかなり期待したくなります。
安定性の改善。
そして2つ目として安定性の改善です。Xperia 5シリーズといえばXperia 1シリーズと比較して発熱がしにくく電池持ちも安定している方です。ただXperia 5IIと比較した場合発熱は仕方ないのかもしれません。
評判よかったSnapdragon865に評判が最悪なSnapdragon888が勝るとは思えないで発熱がしやすくなっているのは仕方ない。ただ電池持ちに関しては大幅なスペックアップなしでバッテリー容量も500mAh増量したのに海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると悪化。
Xperia 5Ⅲでもスコア100を獲得しているのでハイエンドコンパクトモデルであることを考えるとかなりいい方だとは思いますがやはり悪化したという印象は正直良くないと思います。
逆にいえばそれだけSnapdragon888はじゃじゃ馬だったのかも。ただXperia 5Ⅳでは事前情報を参考にすると5000mAhのバッテリーを搭載するとさらにバッテリー容量が大型化される可能性。
またXperia 1Ⅳでは発熱や電池持ちの悪化に繋がる消費電力の抑制に注力したチューニングを採用。
Xperia 1Ⅳではまだ熱制御のアルゴリズムが最適化しきれていない印象ですがXperia 5Ⅳでもおそらく同じチューニングをしてくる可能性があるので単純に考えれば電池持ちは改善します。
大体Xperia 1シリーズ対比でXperia 5シリーズは3割程度電池持ちがいいことが多いです。なのでXperia 5Ⅲを基準にした場合Xperia 5Ⅳのバッテリーテストにおけるスコアは130前後。
記事執筆時点ではハイエンドの中で最も電池持ちの評価が高いiPhone 13 Pro Maxを上回りライバル機種となるZenfone 9のスコア108も圧倒する可能性がありハイエンドコンパクトでありながら電池持ちが最も優秀なハイエンドモデルになる可能性もあります。
2021年モデルを参考にするとXperia 5Ⅲの方がソフトでの制御が強めの印象でXperia 5ⅣもXperia 1Ⅳ対比で制御はきつめかも。なのでベンチマークスコアなどは控えめかもしれませんがそれでも電池持ちがいいかもしれません。
発熱は大幅に改善されていることに期待でませんが電池持ちが改善されているだけでも印象は違います。
新機能の追加。
Xperia 5Ⅲのフロストシルバーのデザインは個人的にちょうどハマりで最高のデザインに感じる。個人的にXperia 5Ⅲで残念に感じたのは進化ではなく退化したスピーカーと安定性という感じ。
これがXperia 5Ⅳで改善される可能性があるなら個人的には今悩んでいるなら待った方がいいと思う。また下半期に登場することもあるのか近年の流れを見ているとXperia 5シリーズの方が新しい技術が採用されていることも多い。
先ほどの話とも重複しますがXperia 5IIはソフトでXperia 1IIより優れたスピーカーを実現。また望遠レンズに関してはXperia 5シリーズの方がなぜか同じセンサーを採用していても評価が高く120Hz表示に先に対応したのもXperia 5シリーズです。
おそらくXperia 1シリーズのために開発された新機能などをXperia 5シリーズも踏襲することでコストカットをしつつも何か新しい試みが反映されているのもXperia 5シリーズという感じです。
Xperia 5Ⅲの時はXperia 1Ⅲと同時に発表されたこともあるのかほぼ小型版という感じでした。ただXperia 5Ⅳで発表時期がずれていることからも例えば可変式120Hz表示に対応など何かしらの新機能に期待したくなります。
一方でXperia 5Ⅳで一番のネックになる可能性が高いのが価格でXperia 1Ⅳは前モデル対比で市場にもよりますが約1万円の値上げが一つの指標です。
分かりやすいのはSoftBank版でXperia 5Ⅲの定価が約13万円なので15万円弱の金額の可能性。
auにも関しても同程度の価格になる可能性がありdocomoに関してはプログロラム利用前提の価格設定に変更される可能性が高いため一括価格が釣り上げられ14万円前後の可能性があります。
個人的にはもうキャリアモデルはどこで購入したとしても適正価格がないと思っており本来指標にするべきは直販モデルですがXperia 5Ⅳの直販モデルが登場するのはだいぶ先の話です。
Xperia 5Ⅲの時は10万円ちょっとで購入できるのが魅力的でしたがXperia 5Ⅳは高く感じるかも。やはり15万円近くになるとハイエンドが好きなユーザーにとっても手が出しにくい状況になります。
ただそれでもXperia 1Ⅳと比較すれば安くXperia 1Ⅳを狙っている人はここまできたら直販モデルの発表/発売を待った方が良くXperia 1Ⅳに興味がない人はXperia 5Ⅳを待った方がいい。
ただXperia 1Ⅳの直販モデルとXperia 5Ⅳのキャリアモデルでは結局同じ頃の発売かもしれません。
まとめ
今回は今Xperiaの購入を悩んでいるのであればXperia 5Ⅳの登場を待った方がいいと思う理由を簡単にまとめてみました。
もちろん売れるのは安いXperia AceシリーズやXperia 10シリーズですが価格優先のモデルはファンが付きにくくXperiaを支えているのはハイエンドモデルになります。
今年はかなり失速している印象なのでXperia 5Ⅳで勢いを回復させてほしいようにも感じます。
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