Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。
詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回docomoオンラインショップにおいてXperia 1IIが大幅な値引きになっていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
docomoオンラインショップ限定割引。
今回docomoオンラインショップ限定としてスペシャルセールを開催。対象機種はarrows NX9/Galaxy S21にXperia 1IIの3機種で今回はXperia 1IIにフォーカスしたいと思います。
Xperia 1IIはドコモオンラインショップでの販売が一度終了した後にahamo専用モデルとしてahamoの公式サイトで復活。そしてその後docomoオンラインショップで在庫がまた復活。
価格に関してもahamo版はdocomo版より安く販売され途中で値下げが行われた感じ。ただSony製品が半導体不足の影響などから今年の4月に価格改定を行った際に合わせて値上げ。
でも今回のスペシャルセールで値下げされておりまず機種変更の際は6万8200円で購入可能。5Gから5Gの機種変更でも5G WELCOM割が適用されるのはちょっと面白いですよね。
新規契約の場合はオンラインショップお得割のみで7万9200円。ただ5G WELCOM割で2万2000円がポイントで還元される感じでポイント込みでみると機種変更よりも安く実質5万9200円です。
最後にMNPの場合は新規契約と異なり5G WELCOM割2万2000円も購入時に値引きとなるため一括価格は5万7200円です。なのでMNPで購入するのが一番安く一番高いのは機種変更という感じ。
Xperia 1IIは2020年6月に発売された機種で発売当時のdocomoの販売の価格が約12万円。Androidの価格の一つの目安として発売2年経過で半額という感じなので6万円以下が望ましい。
なので個人的な印象としてはMNPと新規はぎりぎりありで機種変更はちょっと微妙という印象。ただ直販モデルはすでに終売になっており新品で欲しい人にとっては貴重なチャンスだと思います。
また購入時の注意点としてXperia 1IIは2021年10月より前に発売された機種なのでSIMロックがかかっている可能性が高いので購入するユーザーは自身で手続きが必要かも。
購入前の注意点。
そしてXperia 1IIを購入するにあたってまず一つ目に確認しておきたいのが通信方式です。5Gのdocomoのプランを契約しているユーザーやahamoを契約しているユーザーは影響なし。
ただ4Gのdocomoのプランを契約しているユーザーは注意が必要でXperia 1IIは3Gに非対応です。
田舎に行かないから3Gはなくても大丈夫と思うかもしれませんが都心でも地下に入った時や地下のホームやエレベーターの中などふとした瞬間に3Gに切り替わることがあります。
なのでahamoユーザーからよく声が上がりましたが自分達が思っている以上に3Gに繋がる時がある。普段から自分の生活圏の電波状況を調べている人なら問題ないですがそうではない人がほとんどだと思います。
なので白ロムで購入を考えている人は注意が必要。ただ白ロム以外で購入するユーザーは適したSIMカードも合わせて発行されると思うので心配する必要はないと思います。
そして2つ目としては直販モデルとの違いです。すでにSony Storeなどで直販モデルは終売していますが中古市場を見れば在庫はあります。直販モデルとの大きな違いはまずRAM8GB/ROM128GB。
直販モデルはRAM12GB/ROM256GBです。また直販モデルはDual SIMのDSDVに対応。一方で直販モデルは留守番電話サービスなどキャリアの一部のサービスに非対応になります。
通信速度に関しても直販モデルはキャリアアグリゲーションに非対応。ちなみにdocomo版は3Gに非対応ですが直販モデルは3Gに対応しており逆の対応になっているのが面白いところ。
その他直販モデルはフロスト加工を採用したフロストブラックがあるのに対してdocomo版はない。
直販モデルとの比較で特に気にすべきは容量構成でXperia 1IIでRAW撮影をがっつりしたい人はSDカードに直接保存出来ず本体のストレージ容量に依存するので足りるかどうかです。
そして3つ目としてはアップデートサポート期間です。従来通りであればAndroid12が最後のメジャーアップデートでセキュリティアップデートはあと1年。
なのでメジャーアップデートはもう終わりでアップデートサポート期間で見ると最大であと1年程度しか使えないことになります。ただ自分でセキュリティソフト対策をする人は別の話です。
セキュリティ関連を意識するのが面倒な人はサポート期間が短い機種は避けた方が分かりやすいです。 ただ深刻な脆弱性が見つかった場合など多くのメーカーは最新のセキュリティパッチで修正します。
一方でアップデートが終了している場合セキュリティソフトを入れていても修正自体はされない。また不具合やバグが新たに発生した場合も修正されることは基本ないです。
なのでアップデートサポート期間を全く気にしない人はいいと思いますが長く快適に使いたい人は本体がどんなに安くても避けた方がいい。
ハード面で見れば今後も数年は十分に使えますがセキュリティとセットで考えるべきでありXperia 1IIのサポート期間が短いのが残念です。
Xperia 5IIとどちらがおすすめか。
そして少しでも安いXperiaのハイエンドを使いたいユーザーにとって悩ましいのがXperia 5IIだと思います。docomoオンラインショップでは終売となっているため新品で購入するなら直販モデルになります。
記事執筆時点で本体価格は7万9200円となっておりピンク以外の3色は在庫ありの状態です。直販モデルとキャリアモデルの違いはXperia 1IIと同じ感じだと思って貰えれば大丈夫。
Xperia 5IIの方が2万円近く高いですが個人的にはXperia 5IIの方がおすすめしやすい。
Xperia 1IIとXperia 5IIを比較した場合Xperia 1IIのメリットは4Kの表示解像度に対応。簡単に言えばゲームよりも動画をよく見る人はXperia 1II そしてもう一つがTOFセンサーです。
やはり専用のセンサーを搭載していることもあり同じ被写体を撮影する際のフォーカス精度に違い。特に接写した場合に僅かですが差が生まれます。
あとは低照度の環境下においては照度関係なしのTOFセンサーでより正確に被写体を認識するので低照度の環境でよく撮影する人はおすすめです。
ただこれ以外の部分においてXperia 5IIにアドバンテージがある印象でスピーカーに関して両機種とも共振はひどいですが音質に音量はXperia 5IIでより低音が優れている印象です。
またXperia 5IIはXperia初となる120Hz表示に対応しており非常に滑らかに表示されます。
Xperia 1IIは残像低減技術を採用した擬似的90Hz表示に対応していますが残像の感じ方が違うやはりXperia 5IIの方が残像が少なく快適に使える印象。
そして同じバッテリー容量にあまり発熱が問題視されていなかったSnapdragon865を搭載していますがXperia 1IIの方が発熱がしやすく自分の経験上ではXperia 1IIの方が発熱が原因でカメラの強制終了がありました。
また電池持ちに関して海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとXperia 1IIは84。一方でXperia 5IIは102と圧倒的な差がありXperia 5IIの方が安定している印象です。
アップデートサポート期間などの問題は同様ですが少しでも安定性を求めるならXperia 5IIです。個人的にはここ近年のXperiaの中で最もバランスに優れた機種であり神機種という印象です。
今後Xperia 5IIの直販モデルが値下げされるかどうか不明ですが現時点での価格でも安いです。価格差2万円をどう捉えるかはユーザー次第ですが個人的には価格差の価値は十分にあると思います。
まとめ。
今回はdocomoオンラインショップにおいてXperia 1IIが値下げになったのでまとめてみました。
やはり6万円弱で購入できるのは魅力でXperiaの場合基本安くなればなるほど微妙になるので少しでも安くXperiaが欲しい人は型落ちの安くなったハイエンドが狙い目という感じです。
2年前の機種ということもありますが6万円以下で購入できることからアップデートサポート期間が気にならない人は下手にXperia 10Ⅳなどミドルレンジを購入するより満足度が高いと思います。
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