悩む人がめっちゃ多い。Xperia 5ⅢとXperia 10Ⅲはどちらがおすすめか

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。

詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回はスペック的にも価格帯的にも悩ましいXperia 5ⅢとXperia 10Ⅳのどちらがおすすめかまとめたいと思います。

持ち運びやすさとデザイン。

現行のXperiaの中でもXperia 10シリーズとXperia 5シリーズで悩む方は多いという印象。

ただ今回比較する2機種のどちらかを選ぶとなった時にポイントとしてはXperia 10Ⅳで物足りないと思う部分がどれだけあるかだと思います。その上でポイントを確認したいと思います。

まず一つ目としてデザインにおいてサイズ感は非常に近いです。

少しでも小さい方がいいと思う人はXperia 10Ⅳの一択ですが個人的に気にして欲しいポイントはまず縦幅の違いです。特に男性はポケットに入れることが多いと思いますが出来るだけ縦幅が短い方がいいのか。

実使用において縦幅の差は正直そこまで差を感じません。

ジェスチャーナビゲーションやサイドセンスを使えばある程度カバーできる感じで逆にジェスチャーナビゲーションなしで使いたいとなると少なくとも自分の手の大きさであればXperia 10Ⅳのサイズ感でも親指で持ち替えなしではディスプレイ全範囲はカバー出来ないです。

なので普段どのようにしてスマホを持ち運んでいるのか。そして合わせて確認して欲しいのがデザインの質感です。

どちらもバックパネルは共通してマット仕上げを採用しておりXperia 10Ⅳの質感もいい感じ。ただカラバリの違いもありますがXperia 10Ⅳは流石にXperia 5Ⅲの高級感に及ばない。

同じガラスでもXperia 5Ⅲはガラスの良さをさらに引き立てているという印象です。

またXperia 5Ⅲはキャリアモデルか直販モデルでも変わってきますがキャリアモデルで見た場合光沢感がある質感とマット仕上げとカラバリが異なるとはいえ2種類の質感からも選べる。

個人的にはXperia 5Ⅲのサイズ感でも十分に魅力的ですがさらにサイズ感に拘りたい人はXperia 10Ⅳを選んだ方がよくサイズ感よりデザイン性を楽しみたいのであればXperia 5Ⅲです。

ディスプレイのポイント。

次にディスプレイですがディスプレイサイズはほぼ一緒で表示解像度はFHD+でHDRにも共通対応。少しでもコンテンツを大きく表示させたいと思う人はXperia 5Ⅲを選んだ方がいいと思います。

また採用されているディスプレイ含めてスペック以上に動画再生などで比較するとXperia 5Ⅲが発色も良く感じるので動画もしっかり見たい人はXperia 5Ⅲを選んでおけば間違いないなし。

ただディスプレイで気になるのは2つあり一つ目としてはディスプレイ輝度の差です。海外サイトの情報を参考にするとXperia 5Ⅲは手動で調節するのか自動で調節するのか。

そしてクリエイターモードで表示されているのかディスプレイ輝度のMAX値が異なります。ちなみにXperia 5Ⅲはクリエイターモードで最大590nitsに対してXperia 10Ⅳは680nits。

あくまでも最大輝度で比較すると差がないように感じますがXperia 5Ⅲは手動調節の場合は最大で327nitsとされておりXperia 10Ⅳは手動調節で683nitsとしています。

上記の画像は最大輝度で表示。Xperia 10Ⅳの方が明るくて白飛びしているような感じに。

そのため日常使う上ではディスプレイ輝度に2倍弱の差があり実際に比較しても明らかに差がある。

さらにXperia 5Ⅲはクリエイターモードでなら最大輝度で表示できますがクリエイターモードに対応しているのってNetflixなどかなり限定されており日常生活では恩恵を受けにくい。

屋外においては両機種とも十分な輝度とは言えませんが屋内において見やすいディスプレイを搭載しているのはXperia 10Ⅳですが操作性に影響をしてくるのがリフレッシュレートの差です。

搭載SoCの差もありますがXperia 5Ⅲを使った後にXperia 10Ⅳを使うともっさり感がひどく何よりディスプレイをスクロールさせた際の残像がはっきり感じてしまい目が疲れます。

残像が少ないことはもちろんより滑らかに表示されるため結果動作性もかなり快適に感じます。

少なくとも今まで60Hz表示以上の機種を使ったことがない人は問題ないと思いますが高リフレッシュレート対応機種を使ったことがある人はXperia 10Ⅳはストレスだと思います。

Xperia 5ⅢとXperia 10Ⅳでは異なる見やすさのディスプレイを搭載しているという感じです。

基礎スペックの比較。

そして基礎スペックに関してポイントを比較していきたいと思います。

オーディオ比較。

まず一つ目としてオーディオですが音量を50%でスピーカーテストをしたところモノラルスピーカーとステレオスピーカーという大きな差があるためXperia 5Ⅲの方が優秀。

ただ一方でイヤホン接続時においてスペックだけで見ればあまり差がないように感じますがXperia 5Ⅲの方がWF-1000XM4で聴き比べをしても音圧に違いを感じ音質もいいです。

またXperia 5Ⅲは360 Spatial Audioに対応するなどXperia 10Ⅳで追加された新機能をより幅広く楽しむための機能も搭載されておりオーディオに拘りがある人はXperia 5Ⅲです。

ただよく手に持ってスピーカーで楽しみ人は本体の共振がひどいので注意が必要です。

指紋認証の違い。

次に指紋認証ですが個人的には両機種とも認証精度には特段問題ないですが認証速度に関してはXperia 10Ⅳの方がちょっと遅れるという感じでこれは採用している指紋センサーの差なのか。

処理性能の差なのか不明ですがせっかちな人はXperia 5Ⅲを選んだ方がまだいいように感じます。

アップデートサポート期間。

またアップデートサポート期間において両機種ともおそらくメジャーアップデートは2回です。なので発売時期の差からXperia 5ⅢはAndroid13でXperia 10ⅣはAndroid14まで。

セキュリティアップデートは従来通りであればXperia 5Ⅲが3年に対してXperia 10Ⅳは2年。おそらくですがXperia 5Ⅳは2024年まででXperia 10Ⅳは2024年の6月頃までの可能性。

なので最長で使える期間としてはそこまで差がある感じではありませんがアップデートの配信時期はハイエンドが基本優先なので少しでも早く最新のアップデートを試したい人はXperia 5Ⅲです。

パフォーマンスの違い。

搭載しているSoCの差からもXperia 5Ⅲの方がパフォーマンスは圧倒的に高いです。ただ安定性という面ではXperia 10Ⅳの方が優れている可能性。とりあえず発熱を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

Xperia 5Ⅲはsnapdragon888搭載機種としては発熱を頑張って抑制している方ですがそれでも40度近くまでは簡単に上がります。

また放熱でパフォーマンスを安定させようとするため本体が熱くなりますがXperia 10Ⅳは内部温度があまり上がらないので結果放熱もあまりされないため本体が熱く感じることも少ない。

さらに発熱が原因による制限もかかりにくいのでLINEでのビデオを通話などスペックはそこまで要らないけど負荷がかかるという使い方だとXperia 10Ⅳの方が長く使える。

またXperia 10Ⅳのカメラは4K撮影に対応していませんがFHD/60fpsという同じ条件であればXperia 10Ⅳの方が長く撮影できる。もちろんゲームをやるユーザーはXperia 5Ⅲの一択。

ただそれよりも何かを長時間楽しみたいとなった時は発熱が少ない機種の方が有利かも。

電池持ちの違い。

またXperia 10Ⅳを購入したばかりなのでまだしっかりとした評価はできませんが海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとXperia 10Ⅳは163に対してXperia 5Ⅲは100なので圧倒的にXperia 10Ⅳの方が電池持ちが優れています。

操作性に関しては明らかにXperia 5Ⅳの方が優秀でありユーザーごとに求めることは違う。ただ持続性という面では発熱がしにくいXperia 10Ⅳの方が優れている印象を受けます。

カメラ比較。

そして最後にカメラですがまず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。

超広角で撮影。

まずXperia 10Ⅳで撮影。

次にXperia 5Ⅲ。サンプルを撮影しにいったタイミングで唯一空がちょっと明るい時でしたがXperia 10Ⅳは白飛びしていることを確認することができます。

広角で撮影。

まずXperia 10Ⅳで撮影。

次にXperia 5Ⅲで撮影。全体的な写真の明るさにかなり違いを感じます。

そしてXperia 10Ⅳで接写してみました。タップしてフォーカスを合わせましたがそれでもぼんやりしている印象。

次にXperia 5Ⅲで同じく撮影しましたがタップしてフォーカスして合わせなくてもビシッとフォーカスがあっていることを確認することができます。

そしてXperia 10Ⅳで撮影。

次にXperia 5Ⅲで撮影してみましたがXperia 5Ⅲの方が暗いですがしっかりとフォーカスがあっている印象でXperia 10Ⅳは色含めて全体的にボヤッとしている感じです。

望遠で撮影。

まずXperia 10Ⅳで2倍で撮影。

次にXperia 5Ⅲで2倍で撮影してみましたが大きな違いとしてXperia 10Ⅳは光学式2倍ですがXperia 5ⅢはAI超解像ズームとデジタルズームになります。

Xperia 10Ⅳの最大ズーム倍率となる10倍で撮影。

同じくXperia 5Ⅲでも10倍で撮影してみましたが同じくAI超解像ズームですが画質に大きな差を感じます。ざっくり言ってしまうとXperia 10ⅣはAI超解像ズームに対応したとはいえ光学式2倍が実用範囲。

一方でXperia 5Ⅲは4.4倍までが実用範囲という感じでまずズーム性能を優先するかどうか。

そして次にXperia 10Ⅳはパフォーマンス不足の影響かシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグがあるので被写体が動体の場合はブレが発生しやすいです。

一方でXperia 5Ⅲはシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグはほぼなくさらに秒20コマのバースト撮影にも対応しており動体が被写体の撮影にかなり強いです。

なので普段よく撮る被写体が動体なのかそうではないのかで選ぶのもありだと思います。

正直高照度の環境下で使い勝手が全く違うので今回は低照度の環境のサンプルは撮影していません。

ただ注意点としてXperia 10Ⅳはナイトモードに対応しているから非対応のXperia 5Ⅲより夜の撮影が強いということはありません。

Sonyが低照度の環境でよりノイズを抑制した上で綺麗に撮影することにフォーカスしており他の機種のように明るく撮影するナイトモードとは違う。

そのためXperia 10Ⅳのナイトモードも明るく撮影することにフォーカスしていません。暗い場所では暗いままである程度の照度がある環境じゃないと撮影は厳しいです。

一方でXperia 5Ⅲも24mmのみとはいえ露光時間を長くして撮影する低照度撮影に対応。名称は違えど結局は似たようなもんなのでそうなるとセンサーがより強いXperia 5Ⅲの方が優秀。

何よりカメラにおいてはズーム性能と被写体が動体かどうかで優先順位を決めるべきだと思います。

まとめ。

ドコモオンラインショップの価格でみるとXperia 10Ⅳは約6万4000円でXperia 5Ⅲは約11万円と価格差が約5万円ありますがXperia 5Ⅲと比較したポイントでXperia 10Ⅳでも問題ないと思うポイントが多い人はXperia 10Ⅳでそうじゃない人はXperia 5Ⅲがおすすめ。

個人的にはXperia 10Ⅳはミドルにしては割高でXperia 5Ⅲはハイエンドではちょっと安い感じ。同じ2年を使うとすれば1ヶ月あたりでは価格差が約2000円で日割りでは70円くらいです。

個人的には2年間ある程度満足して使いたいとなればパフォーマンスはある程度余裕があった方が臨機応変に使えるのでXperia 5Ⅲを選んでおいた方がいいかなという印象です。

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