最安5G対応Xperia「Xperia Ace Ⅲ」開封レビュー。質感めっちゃいい

Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。

詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。今回はエントリーモデルであるXperia AceⅢを購入したので開封レビューをしてみたいと思います。

開封。

まず開封をしたいと思いますが従来のキャリアモデルを同じく柔らかめの質感の化粧箱。

付属品に関しては説明書くらいなので特に初めてのスマホの人にとっては別途準備が必要です。

ちょっと調べた感じだとXperia AceⅢの充電速度の詳細を確認できなかったのですが前モデルと同じdocomo純正のACアダプタ07で1時間半程度の充電時間が必要ならおそらくですが充電速度は18W程度。

なので余裕を持たせて30W以上の充電器があればいいかも。

また今回は開封に合わせてエレコムのガラスフィルムを購入。Xperia AceⅢはディスプレイにGorilla Glass Victusを採用しているため引っ掻き傷などへの耐久性はハイエンド相当。

ただ傷がつかわないわけではないので今回用意。またフラットディスプレイを搭載していることから貼るのも比較的楽なガラスフィルムを選択しました。

Xperia 1Ⅳ用も同じシリーズのものを購入しましたが気泡も抜けやすくディスプレイも非常に綺麗で貼りやすいという印象でした。

またケースは合わせて純正ケースを購入しました。個人的にはスタンド付きが地味に便利に感じる。廉価モデルで本体価格が約3万円と抑えめですがそれでもしっかり保護はした方がいいと思います。

デザインを確認。

そして次にデザインを確認したいと思います。先日開催された新製品体験会の時にも思いましたが質感がかなり良くとても廉価モデルというデザインではない。今回購入したのはブリックオレンジ。

個人的に体験会で見る前まではブラックとオレンジで悩んでいましたが実機をみてオレンジを選択。

全体的に暗めの色合いを採用していることに加えマットなテクスチャーを採用したことで高級感を演出しており、さらにザラザラしていることから手にフィットしやすく傷も目立ちにくい。

廉価モデルはどうしてもどんなカラバリを採用しても安っぽい印象を受けることが多いですがXperia AceⅢは実機をみる限り安っぽさを感じません。

ディスプレイを正面にした場合本体左側面にSIMピンが不要なSIMトレイを搭載。

本体右側面は音量ボタンと指紋認証が統合された電源ボタンを搭載とお決まりのパターン。

また本体下部にスピーカーとUSB-Cを搭載。

そして本体上部にイヤホンジャックを搭載。サイドフレームがフラットでバックパネルと質感が統一されているのもいいところ。

また横幅が69mmに加え縦幅が140mmなので片手に収まる。Sonyの発表によれば4500mAhのバッテリーを搭載した5G対応スマホとしては世界最小としています。

ミドルレンジではもともとコンパクトの選択肢があまりなくハイエンドでも今や絶滅危機。ただその中で廉価モデルとはいえコンパクトモデルが欲しい人にとっては貴重な選択肢に感じます。

前モデルと比較して筐体サイズが変わらないですが重さは僅かに軽くなっているのもすごい。少なくともSonyは今後もニーズが高いコンパクトモデルとしてこのサイズ感を維持するかも。

ただ仕方ないとは思いますがフロント部分においてベゼルが廉価モデルではよくありますが不均等かつかなり太め。そしてXperiaでは非常に珍しくノッチを採用した機種になります。

全体的にはかなり質感が高いですがフロント部分だけを見るとちょっと安っぽいのが残念。ただそれでもXperia 1Ⅳなどの高級感とはまた違った質感で非常に面白く感じます。

ディスプレイ。

次にディスプレイにおいてディスプレイサイズは5.5インチの液晶で表示解像度はHD+。このくらいのディスプレイサイズであれば表示解像度がHD+であってもそこまで気にならない。

画素密度など確認できませんがこの価格帯の機種であることを考えれば十分だと思います。また製品ページでは確認出来ませんがおそらくアスペクト比は18:9くらいだと思います。

ノッチスタイルを採用していることに加えアスペクト比21:9を採用していないことからXperiaであってXperiaのように感じない。個人的にはアスペクト比21:9を採用した上で5.5インチのディスプレイを搭載すればiPhone 13 miniくらいのサイズ感になる。

なので逆に面白いと感じますが横幅がスリムになりすぎるとコンテンツがかなり小さくなってしまうので見やすさと片手に収まるサイズ感のバランスからアスペクト比は21:9を採用していないのかも。

ディスプレイ輝度は普段廉価モデルに触れないので何ともですが撮影時点で外は晴れ。その状態の屋内でディスプレイ輝度を50%に設定した状態だと個人的には暗くてかなり見にくい。

屋内でもディスプレイ輝度を100%にしてそこそこ見えるという感じです。サンプル写真を撮影に屋外に撮影しにいった時はかなり厳し目の印象です。

ターゲット層を考慮するならもうちょっと明るいディスプレイでもよかった印象を受けます。

基礎スペック。

そして基礎スペックを確認するとOSはAndroid12 前モデルはAndroid12へのアップデートが配信。

ただXperia 10シリーズでようやく最近メジャーアップデートが2回に対応したことを考えるとXperia AceⅢもおそらくAndroid13が最初で最後でセキュリティも2年くらいだと思います。

ハイエンドモデルを購入するユーザーの方が相対的にスマホに興味がある確率が高い印象。

また同じ機種を長く使うというよりは2年くらいの周期で乗り換えるユーザーが多い印象なのでアップデート期間はそこまで長くなくてもいいと思いますが逆にミドルレンジ以下になるとスマホに興味がないユーザーが増えてくるので少しでも長く使えた方がニーズを満たせる。

ただSonyに限らずですがAndroidメーカーの多くはハイエンドがやはり売れて欲しいこともあるのかハイエンドに注力という感じでミドルレンジ以下はアップデートが後回しになりがちです。

少なくともセキュリティ面を考えれば安いからいいと考えるべきなのかはユーザー次第ですがマックスで2年くらいが目処になるのが残念。

また通信関連を確認すると5G対応ですがミリ波非対応。そしてSIMトレイを確認すると表裏型を採用しています。注意点としてはauとSoftBankモデルはeSIM対応でもdocomo版は非対応であること。

なのでDual SIMで運用したい人にとってdocomo版はお勧めできないです。

そして容量構成に関しては正直最低クラスです。

ちなみにひと昔前はRAM4GBが最低ラインでしたが今はAndroidを最低限快適に動かすにはRAM6GBは必要とされておりGoogleのPixelで見ても最低でRAM6GB以上と分かりやすいです。

実際に触ってみると前モデルのようにもっさりした印象は消え最低限は動くという感じです。ただ普段ハイエンドを使っているユーザーからすればタップしてから反応するまでワンテンポ以上遅い印象。

一方でおそらくターゲットになっているのが初めてスマホを使う年配の方や小学生など低学年の子供。なのでおそらパフォーマンスにそこまで不満を抱くことはないと思います。

ちなみにベンチマークを回してみたところ30万点弱という感じで意外とスコアは高い印象。Snapdragon600番台に迫るスコアとなっており前モデルと比較しても進化したのがSoCくらい。

ただSoCが進化したからこそ5Gに対応した以上に動作性がより快適になった印象を受けます。おそらく最低限のゲームは出来ると思いますが少なくともゲームをやるための機種ではないです。

一方で気になったのは内部温度は40度近くなる中で本体は熱さを感じにくい。材質の問題もあると思いますが放熱対策があまりされていないという感じでパフォーマンスは割と不安定になりやすいかもしれません。

またバッテリー容量は4500mAhを搭載しておりワイヤレス充電には非対応です。初期設定で触った程度の印象ですがとりあえず電池は30%以上消費でおり思っていたよりはめちゃくちゃ減るなという感じ。

ただこれは今後使っていかないと評価するのは難しいです。

生体認証は電源ボタンに指紋認証が統合。実際に試してみると反応はちょっとにぶい。ただ指紋センサーに触れるだけで認証をしてくれるのでわざわざ電源ボタンを押しながらやる必要はないです。

指紋が季節や仕事柄なくなりやすい人は同じ指でも複数回登録できるので最低でも同じ指で2回は登録しておいた方がより快適だと思います。

そしてスピーカーはモノラルで音量50%に設定した上でスピーカーテストをしてみましたが個人的には想定以上。モノラルなので全く期待していませんでしたが音量はまだしも音質はチューニングが変わったのか音の輪郭がよりはっきり。

なのでよくあるモノラルスピーカー搭載機種のように音量小さく音が軽いと破綻している感じではありません。またイヤホンジャックを搭載していること。

さらにハイレゾに対応しているので音楽などをの楽しむならイヤホンを有効活用した方がいい。

カメラを確認。

そして最後にカメラですが13MPのシングルレンズカメラでインカメラは5MPです。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたました。

フォーカスが思っていたより合いやすい印象でくっきり撮影できます。

ボケ感もいい感じに出ていますがフォーカスの甘さはやはり目立ちます。

HDRでちょっと色が濃いめという印象です。

ただちょっと気になったのは実際のシーンより一段階以上暗く撮影されることが多いこと。この写真を撮影した時は太陽が少し雲で隠れているという印象でしたが完全に曇りの日みたいな写真になりました。

そして最後にズームを確認。まずは1倍で撮影。

次に最大となる5倍で撮影。画質はかなり残念なのでおまけのようなものです。オート撮影でシンプルに撮影できる感じ。

実際に撮影してみて思ったのはシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグがほとんどなく、かなりサクサク写真を撮影することができます。なのて手ブレだけに注意してあげれば十分。

そして動画に関しては最大でFHD撮影で4Kは非対応。手ブレ補正に関しては思っていた以上は効いているという印象です。

まとめ

少なくともコスパとか気にするような機種ではない。またGorilla Glass victusの採用にIP68への対応。そしておサイフケータイへの対応に大型バッテリーの搭載などターゲット層は明白。

ライトユーザー向けの機種であり少なくともスマホに興味がある人が買い替える機種ではない。また同様に安いXperiaが欲しいと今までスマホを使っていたユーザーが選んでも失敗するかも。

Xperiaらしさは正直全くないですがハイエンドと同様にターゲット層を明確化している。だからこそ機種を選ぶ際にもわかりやすい機種に感じます。

価格に関してはdocomo版で一括で約3万4000円と前モデルと比較すれば結構高くなりましたがそれでもわかりやすいと思います。

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