平均VS一点突破型がいいか。Pixel 6 ProとXperia 1Ⅳの比較レビュー

先日にXperia 1Ⅳの実機レビューをしましたがSonyの拘りを強化しつつも使い勝手にフォーカスした歴代で最も安定したXperia 1シリーズに仕上がっています。詳細は「PR)Xperia 1Ⅳ 実機レビュー。使い勝手がより進化したXperia」をご参照下さい。

一方でXperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。

今回は自分がお気に入りのメーカーの機種の最新機種であるXperia 1ⅣとPixel 6 Proを比較したいと思います。

結論。

最初に結論を言ってしまうとPixelは80%ルールを採用していることからスペックより多くのユーザーが満足して使えることを意識して開発されており何方かと言えばバランス型です。

Xperia 1Ⅳと比較してこれと言った特徴はありませんがカメラだけは異常です。なので手軽に綺麗に撮れるカメラが何よりも優先な人にはPixel 6 Proがおすすめという感じです。

ただ逆にカメラ以外はXperia 1Ⅳはかなり強いです。

デザイン比較。

まずデザインから確認していきたいと思います。デザインに関しては好みの問題ですが自分は以前のようなシンプルなPixelのデザインが好きだった。

カメラを中心にデザインが設計されたとしていますが個人的にはカメラの存在感がありすぎ。搭載しているセンサーサイズの違いなどから単純に比較は出来ませんがXperia 1Ⅳの方がすっきり。

筐体サイズに関しては大きく異なり重さ含めてXperia 1Ⅳの方が取り回しがしやすい感じです。

また持ちやすさにも影響してきますがXperia 1Ⅳはフラットディスプレイに対してPixel 6 ProはEdgeスタイルを採用しているためフラットディスプレイの機種と比較すれば片手操作する際に手がEdge部分に触れてしまい誤反応が発生する可能性が高くなります。

最近は各メーカーの最上位はEdgeスタイルを採用している確率が非常に高くAndroidの中ではXperia 1Ⅳはフラットディスプレイを搭載している機種として貴重な選択肢にも感じます。

あとは大型モデルでフラットディスプレイを搭載しているのはiPhone 13 Pro Maxくらいかも。大型モデルこそ片手操作がしやすくなるのになぜEdgeディスプレイを採用するのか気になるところ。

個人的にはデザイン性よりも操作のしやすさなど実用性をメインにしてほしいようにも感じます。

ディスプレイ比較。

次にディスプレイですが個人的に気になるのは大きく3つあり一つ目は120Hz表示に対応していること。Xperia 1Ⅳは基本120Hz表示ですがPixel 6 Proはユーザーの使い方に合わせて可変式です。

そのためディスプレイで見れば燃費がいい。ただ一方でPixel 6 Proの問題なのか可変式120Hz表示が原因なのかアプリが問題なのか不明ですがTwitterをスクロールさせる時はかなりカクツキます。

ただこれも常にカクツキが発生しているという感じではないのでややこしい。Xperia 1Ⅳは発熱が原因でリフレッシュレートが制限されない限りはカクツキは発生しないです。

次に2つ目としてはディスプレイ輝度で従来はXperiaもPixelもディスプレイが暗めの評価。

ただ最近で見ればPixelの方がまだ明るいという感じでしたがXperia 1Ⅳでは前モデル対比でディスプレイ輝度が50%程度改善されたことからも明らかにXperia 1Ⅳの方が明るく感じます。

ちなみに海外サイトの情報をもとにすればPixel 6 Proは最大800nit程度と言われておりXperia 1Ⅳは950nits程度とされていますが明らかににXperia 1Ⅳの方が明るく感じます。

上記の画像はPixel 6 Proを屋外で撮影した画像。

次にXperia 1Ⅳを撮影した画像。とはいえ両機種とも高照度の屋外においては見えやすさにそこまで差がある感じではないです。

ただ散々暗いと批判されてきたXperiaとPixelがお互いに切磋琢磨して明るくなっている感じで個人的にはほのぼのします。

そして3つ目としてディスプレイのスペックですがPixel 6 Proは他のハイエンドモデルと比較しても遜色ないディスプレイスペックに対応していますがXperia 1Ⅳは4Kに対応していることもあり特に黒の表現力に大きな違いがあり臨場感に違い。

Pixel 6 ProはXperia 1Ⅳと比較すると横幅もあるためコンテンツは大きめに表示されます。

さらにWQHD+に対応など見やすいディスプレイを搭載していますがXperia 1Ⅳはさらに高精細が追加され屋内でより明るいディスプレイとなっておりコンテンツに没入感があるディスプレイです。

文字やコンテンツの大きさを優先ならPixel 6 Pro コンテンツの大きさより高精細さが優先ならXperia 1Ⅳがおすすめという感じでユーザーごとの使い方で判断するのがいいと思います。

基礎スペックの比較。

そして基礎スペックを確認したいと思います。まず通信関連では両機種ともミリ波にeSIM対応。ただPixel 6 ProはSDカードスロットを搭載していないのでユーザーで評価が分かれるところ。

またPixel 6 ProはauとSoftBankのバンドには対応していますがdocomoのバンドには不十分。ユーザーの住んでいる地域によりますが4GではB21非対応で5Gで見ればn79に非対応です。

そのため5Gに関してはざっくり言えばdocomoの5G対応エリアの半分近くで使えないことになります。特にdocomoユーザーは注意が必要です。

サポート期間の違い。

容量構成に関してPixel 6 Proの場合256GBがいいならカラバリが限定されること。またOSはAndroid12は一緒ですがサポート期間に大きな差があります。

Pixel 6 Proはメジャーアップデートが3回にセキュリティアップデートが5年は対応。一方でXperia 1Ⅳはメジャーアップデートが2回にセキュリティアップデートが3年とされています。

Pixel 6 ProはAndroid15まで対応するのに対してXperia 1ⅣはAndroid14までの可能性。

またXperia 1Ⅳのキャリアモデルはキャリアによってアップデート時期に差がありますがPixel 6 Proの場合はキャリアであっても基本Googleから直接配信されるためキャリアの影響を受けず基本はAndroidの中で最も早く最新のOSを使うことが可能なのも魅力です。

キャリアのプログラムを使う人は別かもしれませんが長く使いたい人にはPixel 6 Proがおすすめ。

発熱と電池持ち。

そして搭載SoCに関してPixel 6 ProはるGoogle TensorでXperia 1ⅣはSnapdragon 8 Gen 1を搭載。発熱を調べるためにベンチマークを3回連続で回してみました。

最高温度でみるとほぼ差がなし。実際に触った感じでも発熱している時はそこまで差がないように感じます。

ただXperia 1Ⅳはパフォーマンスよりも温度優先という感じ最高スコアは高いですば2回目でスコアが大きく落ちるのに対してPixel 6 Proは発熱してクロックダウンさせているのか。

3回目でスコアを大きく落としておりXperia 1Ⅳの方が発熱に対して敏感という感じです。

特にXperia 1Ⅳはかなり早い段階でリフレッシュレートも制限をかけて発熱を抑制するので高リフレッシュレートでゲームを楽しみたい場合は発熱と電池持ちの悪化に目を瞑ってゲームエンハンサーでパフォーマンス優先モードにしてプレイした方がいいのかもしれません。

電池持ちに関してXperia 1Ⅳはまだ短期間しか使っていないためなんともですがここ数日の印象としては待機状態においてPixel 6 Proの方が明らかに電池が減るのが早い。

また海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にするとPixel 6 Proは84に対してXperia 1Ⅳは100なので電池持ちはかなり優秀。

もちろん使い方にもよると思いますが待機状態における燃費の悪さがPixel 6 Proの電池持ちの悪さに繋がっている印象を受けます。

指紋認証の違い。

そして生体認証に関して共通で光学式指紋センサーを搭載。ただPixel 6 Proの場合は画面内です。自分の手持ちで見ると問題ないですがPixel 6 Proの方が指紋認証の評判は良くないです。

また画面内のためアクセサリーとの相性もありガラスフィルムに関しては特に難しい。なのでアクセサリーとの相性も考えるとXperia 1Ⅳの方が単純で分かりやすいように感じます。

オーディオの比較。

そしてオーディオに対して音量を50%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。音量はPixel 6 Proの方が大きく感じますが音質に関してはXperia 1Ⅳの方が優れている印象。

またXperia 1Ⅳはイヤホンジャック搭載。そして個人的にXperia 1Ⅳはスピーカーの進化よりイヤホン接続時の進化の方が優れていると思っておりイヤホンを使うユーザーこと恩恵が大きい。

基礎スペックの部分ではオーディオ部分が一番明白な違いがあるような印象を受けます。

カメラを比較。

そして最後にカメラを確認したいと思います。完全に主観ですが自分はどちらのカメラも好きです。Xperia 1Ⅳはオート撮影に加えマニュアル撮影で自分の好きなように撮る楽しさがある。

一方でPixel 6 ProはGoogleが最も力を入れている印象を受けるカメラソフトが魅力です。しっかり補正してくれますが色味などは過剰にならずオート撮影に関しては強い。

超広角で撮影。

まずPixel 6 Proで撮影。

そしてXperia 1Ⅳで撮影。

次にPixel 6 Proで撮影。

そしてXperia 1Ⅳで撮影。2枚目の写真になると色味の違いがより顕著に感じます。

広角で撮影。

次にPixel 6 Proで撮影。

そしてXperia 1Ⅳで撮影。

次にPixel 6 Proで撮影。

そしてXperia 1Ⅳで撮影。センサー自体はXperia 1Ⅳの方が小さいですがカールツァイスレンズの効果もあるのか画像処理の問題かボケ感は少し強めの印象があります。

ただPixel 6 Proの場合はポートレートモードで撮影すれば一段階上のボケ感で撮影することが可能です。

望遠で撮影。

次に倍率が中途半端で申し訳ないですが、まずPixel 6 Proが2.9倍で撮影。

次にXperia 1Ⅳで2.9倍で撮影。

そしてPixel 6 Proで4倍で撮影。

そしてXperia 1Ⅳで4.4倍で撮影。同じ光学式ズームの範囲だとあまり差を感じません。

次にPixel 6 Proで4倍で撮影。

そしてXperia 1Ⅳで4.4倍で撮影。今回も同じく光学ズームの範囲ですが立体物を撮影するとPixel 6 Proの画質やボケ感がちょっとイマイチという印象。結構差を感じます。

どちらも高倍率ズームに力を入れている機種ではありませんが地味に差を感じます。

低照度撮影。

次に三脚に固定した上で低照度の環境でサンプルを撮影してみました。Pixel 6 ProはオートモードでXperia 1ⅣはBASICモードで撮影しています。まず上記の画像はPixel 6 Proの超広角で撮影。

同様にXperia 1Ⅳで撮影。

次にPixel 6 Proの広角で撮影。

同様にXperia 1Ⅳで撮影。Pixel 6 Proがナイトモードを使っていないとはいえ明るさには大きな差があります。

次にPixel 6 Proで2.9倍で撮影。

同様にXperia 1Ⅳで撮影。

Pixel 6 Proで4倍で撮影。

同様にXperia 1Ⅳの4.4倍で撮影。

最後にPixel 6 Proの天体写真モードで撮影。

そしてXperia 1ⅣのMモードで撮影。Pixel 6 Proは露光時間が約4分に対してXperia 1Ⅳは露光時間を30秒にしましたがISOをあげわすれたのでかなり暗い感じになっちゃいました。

相変わらず天体写真モードはすごいですよね。個人的にXperia 1Ⅳは全画角でのリアルタイム追跡機能含めた高速オートフォーカスに加え全画角でのバースト撮影が好きで特に動き回る子供を撮影する時にかなり重宝しています。

一方でPixel 6 ProはXperia 1Ⅳほどのフォーカス速度はありませんがフォーカス精度が優秀。特にポートレートモード撮影時においてフォーカス精度が非常に優秀で動体が被写体でもしっかりと描写してくれる。

他の機種だとポートレートモードで動体の撮影はかなり厳しいですがPixel 6 Proはそれが出来るのでXperia 1Ⅳに近い使い方が出来るのが好きです。

まとめ。

Xperia 1Ⅳは記事執筆時点で直販モデルが出ていないためPixel 6 ProとXperia 1Ⅳの両方を扱っているSoftBankの価格でみると同じ容量で価格差は6万円近くあります。

少しでも長く使いたい人やカメラに拘りがある人にはPixel 6 Proがおすすめという感じでディスプレイやオーディオなどに拘りがあるユーザーにとってはXperia 1Ⅳがおすすめという感じ。

自分はメインがXperia 1ⅣでPixel 6 Proをサブ機として撮影シーンによってカメラを使い分けする予定です。

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