先日にはSonyがXperia 1Ⅳなど今年の新型Xperiaを正式発表。なぜここまで発表時期がずれこんだのか不明ですが今年こそは安定的な供給に期待したい感じです。詳細は「Xperia 1ⅣとXperia 10Ⅳがついに正式発表。価格やスペックにデザインまとめ」をご参照下さい。
また先日にXperia 1Ⅳの実機レビューをしましたがSonyの拘りを強化しつつも使い勝手にフォーカスした歴代で最も安定したXperia 1シリーズに仕上がっています。詳細は「PR)Xperia 1Ⅳ 実機レビュー。使い勝手がより進化したXperia」をご参照下さい。
さて今回docomo版のXperia 1Ⅳが手元に届いたので気になるポイントを確認してみたいと思います。
化粧箱がちょっと。。
先日お借りしたのはあくまでもテスト機ということもあり製品版とファームウェアなどが異なり二度手間になると嫌だったのであまり深く試さなかったので何より製品が届いて嬉しい。
やはり製品版を開封しても化粧箱の中に何もなし。ただこれはキャリアモデルではいつも通りです。グローバルモデルは今までフルセットだったのにXperia 1Ⅳからはフルカットである意味極端。
Galaxyで見てもUSB-CケーブルとSIMピンは入っていますがXperiaの場合はUSB-Cケーブルすらなし。またSIMピンが不要なSIMトレイを採用していることもありSIMピンすらないので余計に寂しい。
ちなみに実機をSonyさんからお借りした時の化粧箱は硬めの質感でおそらく海外版の化粧箱。一方で今回購入したdocomo版に関しては従来通り柔らかめの質感で安っぽい質感です。
またキャリアモデルがそうなのかイマイチ把握していませんが今回初期設定していた時にケーブルを使用してのデータ移行が可能に。
今まではデバイス同士を近づけた上で無線でデータ移行をしていたイメージで有線できるようになったのでデータ移行の時間も早くなった印象。
アクセサリーを用意。
今回購入に合わせてまず用意したアクセサリーは全部で3つ。一つ目はガラスフィルムです。いつもSpigenのガラスフィルムを購入していますが記事執筆時点で予約可能でも6月3日間に合わず。
フィルムなしで使うのは嫌なので今回はエレコムのフチ付き全画面保護用を購入しました。Spigenのにように貼り付け用のガイドは付属していませんがガラスフィルムなのでそこまで難しくない。
やはりフラットディスプレイに画面内指紋センサーを搭載していない機種は好きなガラスフィルムを選べるのが良くアクセサリーとの相性を考えなくていいのが何よりもストレスがなくていい。
そしてケースに関しては2種類用意しており一つ目はSpigenのクリアケースです。しっかり保護しつつもクリアケースなのでデザインを少しは楽しむことができるのがメリットです。
個人的には主に子どもと公園に行くときなど万が一落としたり汚してもいい用に購入しています。材質がハイブリットなので取り外しの際に本体に傷がつくことを避けやすいのもポイントです。
そしてもう一つがお決まりですが純正ケースです。今回は本体のカラバリに合わせてグレーを購入。ただなぜホワイトがないのかは疑問です やはりホワイトだと汚れが目立ちやすいということなのか。
スタンド付きで外出先でもちょっとした使い方ができて側面が大きく開いているのでサイドセンスはもちろん持ちやすさにもそこまで影響が出ない。
ただ側面が大きくあいていることから万が一落とした時に傷がつく可能性があるのがデメリットでクリアケースと併用する感じです。自分は普段alumaniaのケースを購入していますが記事執筆時点で公式HPでは特段動きなし。
おそらく同サイトが実機を入手してから発売まで2ヶ月近くのタイムラグがあると思うのでalumaniaのバンパーケースが発売されるまではこの2つのケースを使い分けしていく予定です。
ベンチマークと発熱。
次に先行レビューでは試さなかったことの一つがベンチマーク関連のアプリです。先日の記事では原神を起動させる際にXperia 1Ⅲと比較した場合は最高温度がちょっと低め。
Xperia 1Ⅲは50度を超えるのに対してXperia 1Ⅳは47度くらいという感じでした。そして今回ベンチマークをいつものように3回連続で回してみました。
ただ初期設定も完全に終わっていない状態で回しているので予めご了承下さい。
今回発売されたばかりもあるのかベンチマークアプリが正常に動いておらずスコアが60万点と本来のパフォーマンスは出ていません。ただ3回目でようやく内部温度が41度という感じでSnapdragon888搭載機種と比較するとマシ。
でも3回目で内部温度を一気に下げようとしているのでこのタイミングでクロックダウンしたかも。
Xperia 1Ⅲとの比較は改めて後日しっかりやりますがXperia 1Ⅲは開封直後の同じ条件だと最高温度は3回目で43度を超えるという感じでしたがXperia 1Ⅳではまだいくらかはマシという感じ。
Xperia 1Ⅳの正式発表から10日後くらいにSnapdragon 8+ Gen 1が正式発表されたので待てば良かったとの声も分かりますが現時点でのテスト機の評価だと発熱も消費電力も大してSnapdragon 8 Gen 1と差がないことが判明。
もちろん機種ごとのハードによる冷却機能や放熱機能にソフトによっては印象が変わるかもしれませんが現時点では期待されていた程ではない。リーカーが予測していた通りこの感じだとサプライヤーの問題ではなくARMのアーキテクチャの問題。
Snapdragon 8 Gen 2ではどうなるか不明ですがARMが原因なら2023年の後半に発表されるSnapdragon 8 Gen 3まで大きく変わることはなく2024年の上半期に登場する機種から変わるかも。
少なくとも現時点での情報を参考にすればSnapdragon 8 Gen 1もSnapdragon 8+ Gen 1も差はほとんどなし。自分はまだ試しきれていませんが海外のレビューを見る限りだと発熱に対してクロックダウンが早い。
そのためハイパフォーマンスよりも安定性を重視している感じで自分のようにライトなゲームしかやらないユーザーはゲームエンハンサーでバランスモードもしくは省電力モードにすることで発熱と消費電力を抑えつつ楽しむのがありかなという感じ。
両手でがっちり持って原神など負荷の高いゲームをやると発熱/放熱はかなりするのでゲームを今後がっつりやりたい人は今年の秋以降に登場予定のゲーミングギアの購入。もしくは冷却ファンを買った方がいいと思います。
電池持ちに関してはSIMを入れてから評価したいと思っているので現時点で評価出来ずです。Sonyは前モデル対比でハード面ではグラファイトシートの装着範囲は拡大しておりさらにソフト面では全体的に消費電力の抑制に注力。
消費電力が多ければ電池が減るのは早いし発熱の原因にもなるので動作ごとに出来るだけ無駄な電力の消費を見直すことで対策しています。
海外サイトのバッテリーテストではスコア100と歴代Xperia 1シリーズで最高スコアを獲得しており今後SIMを入れた状態で自分の使い方だとどの程度の電池が持つのか試していきたいと思います。
ちなみにキャリアモデルもeSIMに対応していますが現時点ではeSIMを入れるか検討中です。自分が手持ちのSIMでeSIMに変えるとすればahamoのeSIMですが再発行が実店舗でしか出来ない。
またレビューのために機種は高頻度で入れ替えることを考えると機種によってはeSIM非対応。ネットで簡単に再発行が出来ないとなる現時点で自分にとってeSIMのハードルが高い感じです。
さらに普段Single SIMで使った上で電池持ちを評価していることが多いことからもDual SIM運用にしてしまうと電池持ちにも影響が出る可能性があるのでレビューが落ち着いたらDual SIMにするかどうかで考えたいとことです。
ディスプレイ輝度。
Xperia 1Ⅳの進化ポイントとしてディスプレイ輝度が前モデル対比で50%改善していること。海外サイトを参考にするとXperia 1Ⅲは手動調節で最大で300nits程度。
直射日光下における自動調節で600nits程度。そしてクリエイターモードにおける自動調節で640nits程度。Sonyがどこを基準にしたか不明ですが最大となる640nitsを基準にすればXperia 1Ⅳのディスプレイ輝度は950nits程度になる可能性。
自分の環境だとディスプレイ輝度を計測する手段がないため詳細は確認出来ませんが明らかに前モデル対比で明るくなっていることを確認できます。
ただ前モデルから同じと言えば同じですがディスプレイ輝度を自動調節にしておくと微妙です。
直射日光下だとまだ明るくしてくれますが夜だと周囲の照度に合わせて暗くなります。これは他のメーカーの機種も一緒ですがXperiaの場合は一段階以上暗めの調節に感じます。
なので夜の撮影時など結局ディスプレイが暗くて見にくくて手動で調節した方が早いと感じたのが多々。ただ手動で調節するとその分消費電力が増える可能性があるのでバランスが難しいところです。
一部海外サイトによるとGoogle Photoの場合のみ最大1200nitsになるとしていますがなぜテストするサイトによって結果がバラバラなのか不明。
何よりディスプレイ輝度の改善ははっきりわかる一方で輝度の調節自体は相変わらずイマイチで勿体無いという印象です。
カメラの発熱。
そしてカメラに関して写真は動画のようにシームレスズームには対応していないため変わらずあくまでも短期間使った印象だと子どもを撮影する時はワンタップで画角が切り替えられた方が楽。
Xperia 1Ⅳは85mmから125mmは光学ズームで微調整できるのは便利に感じますが子どもをサクッと撮りたい時はXperia 1Ⅲの70mmに105mmとワンタップで切り替えが便利な印象。
前もってどう撮るのか決めているか決めていないかでも使い勝手の印象が変わると思います。また自分が好きなバースト撮影ですが子どもを複数枚撮影した感じだとHDR対応は大きい。
特に晴れた日だと空などが白飛びしにくい。けどHDRだと画像処理に時間がかかるため撮影後に保存されるまでタイムラグがあります。
感覚として通常のバースト撮影は200枚くらい連写できるけどHDRのバースト撮影だと60枚くらいの連写で画像処理に2分近くかかる印象です。また画像処理で負荷がかかるため仕方ないですがHDRのバースト撮影を複数回使うと地味に発熱。
もちろん外気温にもよると思いますが撮影に保存に撮影に保存と2回繰り返すと発熱を感じます。これが真夏になった時どの程度使えるのか気になります。
またボケモードで10枚程度撮影するとやはり少し暖かくなってくる感じでカメラの長時間撮影はちょっと厳しい感じがします。今回室内で早く撮影が終了することを前提にVideo Proで4K/120fps撮影をしてみました。
まずは普通のグリップにスタンドで特段何かを撮影するという感じではない状態で録画開始。本体が発熱していると警告表示が出たのは割と早い段階で出ており結果は7分ちょっとで強制終了。
本体の温度を計測してみましたが最も高いところで44度くらいでかなり発熱しているわけじゃない。
次に海外サイトの情報からもXperia 1Ⅳはシューティンググリップとペアリングすることで新たなエンデュランスモードに対応しているとしているので今回追加で購入してみました。
とりあえずエンデュランスモードが上手く動作すれば先ほどの7分以上の撮影ができるはず。ただ十分に本体が冷えきる前にテストを開始してしまったのか同じく7分程度で撮影が終了。
今回は十分に試している時間がなかったので後日しっかりと試したいと思います。ただどちらにせよ長時間撮影はこれからの時期はちょっと厳し目の印象を受けます。
まとめ
今回は先行レビューの時に確認しきれなかったことをとりあえず急ぎでまとめてみました。今後数週間使っていけば最適化も終了すると思うのでまた印象が変わってくると思います。
また今後Xperia 1ⅢやGalaxy S22 Ultraなど他の機種としっかり比較していきたいと思います。ただ何より個人的にはXperia 1Ⅳを購入して良かった。やはり自分で買わないと愛着が出ない。
少なくとも廉価モデルなどをは除いて次メイン機種として使ってみたいAQUOS R7やPixel 6aが発売されるのは7月下旬とまだまだ先なのでじっくりとXperia 1Ⅳを使っていきたいと思います。
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