ほぼ毎年のことになりますが正式発表直前のタイミングになると大量にリークすることで正式発表を待たずとも新製品の大方のスペックやデザインがある程度分かる状態になります。
逆にいえばそれだけリーカーの中でもPixelの注目度が高いと判断している可能性があります。今回Google Japanさんにご招待頂き発表されたばかりの新製品に触ってきたので実機レポをしたいと思います。
Google Pixel Watch 4
いよいよGoogleは新製品発表会を開催してPixel 10シリーズなど多数の新製品を発表しました。Pixelが好きな自分にとっては今回発表された新製品はかなり魅力的ですでに欲しいです。
まずPixel Watch 4シリーズを確認していきたいと思いますが41mmと45mmの2モデル展開です。自分はディスプレイが大きい方が好きなのでPixel Watch 4でも注目しているのは45mmの方です。
デザイン自体は前モデルと同様に楕円型で他社のスマートウォッチと上手く差別化しています。
一方で前モデルと違う部分としては本体の厚みで2mm増加とそれなりにインパクトがあると思います。実際に比較してみると裏側部分の方がさらに出っ張った感じで割と顕著に違いを確認できます。
ただ本体の厚みが増したことで出っ張り感は強くになったとはいえ装着した時はむしろ快適になりました。
楕円型を採用しているからこそ本体の厚みが増せば増すほど手首を曲げた時に干渉しにくくなります。あくまでも自分の手首でみた場合だと厚みが増したことがむしろメリットになった印象を受けます。
45mmモデルのカラバリを確認するとシルバー/ムーンストーン/オブシディアンの3色展開です。前モデルにあったヘーゼルが廃止になって新色としてムーンストーンが追加と分かりやすいと思います。
ちなみにシルバーのみ光沢仕上げで自分はミーハーなのでムーンストーンがめっちゃ欲しいです。またムーンストーンは45mm専用のカラバリとなっているので45mm/ムーンストーンが欲しいと思っていた自分からすればラッキーで41mmに関してはゴールドが専用色扱いで合計4色展開です。
また本体の厚みが増した理由の一つはバッテリー容量の増加と言われていますが肝心の電池持ちがどうなっているのか気になるところでまずディスプレイ輝度が最大3000nitsに強化されています。
特に屋外での視認性が改善すると思いますが単純な話消費電力が増えるので電池持ちに悪影響を及ぼす可能性があります。ちなみにPixel Watch 4シリーズはベゼルが16%スリム化されたことでディスプレイサイズは10%も大型化しており実際に会場で比較した感じでは明らかにPixel Watch 4の方が大きかったです。
細かい電池持ちに関しては実際に使ってみないと分からないですがGoogleによると前モデルの電池持ちが常時表示ディスプレイをオンの状態で24時間だったのがPixel Watch 4/45mmでは40時間となっていることからもGoogleの発表通りであれば電池持ちがめちゃくちゃ改善しています。
ちなみに41mmモデルでも30時間となっていることからも電池持ちが改善していることに違いないです。自分の使い方だと前モデルの45mmで十分に感じていたのでPixel Watch 4では不満がないかもしれません。
充電方式の刷新。
あと大きな変更点としては充電方式で前モデルまでは背面にマグネット式充電器を装着していましたがPixel Watch 4では側面に電源アダプターをマグネットで装着するタイプに刷新されました。
充電方式を変更したメリットの一つとしては充電速度の改善で前モデル対比で25%も改善しています。Googleによると充電方式を刷新したことで15分の充電で50%以上の充電が可能になったとの話です。
コネクター自体にマグネットが入っていることからも従来のようにテーブルにおく必要はないです。
またジャイロセンサーを利用することで手首を自分の顔に近づけるとGeminiが起動するように進化しています。そのため以前のように掛け声やボタンの長押しが不要になったのでGeminiを使いやすくなります。
またアメリカでは提供されていましたが国内ではPixel Watch 4シリーズから心電図機能が実装されます。そして価格に関しては41mmのBluetoothモデルは5万2800円で45mmモデルは5万9800円からです。
なので前モデルと比較して価格が据え置きになったのは嬉しいところでPixel Watch 3を下取りに出すと2万7000円から購入可能となっており予約は8月21日より開始で10月9日より発売予定となっています。
Google Pixel 10
次に無印となるGoogle Pixel 10を確認していきたいと思いますが分かりやすい違いはカメラなのかなと思います。前モデルまではデュアルレンズカメラ構成でしたがPixel 10ではトリプルレンズカメラに強化されています。
またPixel 10は最大20倍に対応しているため今まで望遠を使ってこなかった人にとっては望遠を使うきっかけになる可能性がありカメラの汎用性はかなり改善する可能性が高いと思います。
一方でカメラ部分のデザインが大きく変わったわけではなく前モデルと同様に並列型を採用しています。
本体サイズを確認すると縦横は一緒で本体の厚みが0.1mm増している程度とほぼ変わらないです。
サイドフレームはフラット形状かつマット仕上げと前モデルから変更はなく物理ボタンの配置も本体上部にSIMトレイが移動したことでSIMトレイがあった部分はまたマイクに戻すかと思っていました。
ただ両方ともスピーカーとなっており会場で試せませんでしたがスピーカーを大幅に強化したとの話です。一方で本体の重さに関してはカメラセンサーやバッテリー容量が増えたことで重くなりました。
とはいえ会場で触っている感じだと特段重くなった印象はなくこれは実際に比較しないと分からない程度です。ただぶっちゃけ前モデルの時から軽くはなかったのでここまでくるとあまり変わらないかなと思います。
そしてカラバリに関してはインディゴ/レモングラス/フロスト/オブシディアンの4色展開です。会場の照明の問題もあり自分の撮影技術だと綺麗に写すことが出来ませんでしたがシンプルにオブシディアンは既存色であるからこそ分かりやすくレモングラスに関してはかなり濃く見えます。
またインディゴに関しても想定していたよりも濃く見えフロストが一番落ち着いている印象です。
リークしていたプレス画像だとバックパネルはマット仕上げに見えますが実際には光沢仕上げです。なのでプレス画像と実機ではだいぶ雰囲気が違うので気になる人はデモ機を確認した方がいいです。
光沢仕上げを採用していることもり色が濃いほど安っぽく見えるかと思っていましたが意外と良さげです。好みの問題もあると思いますが個人的には色が濃いレモングラスとインディゴがかなり良かったです。
個人的にはPixelと言えば原色で遊んでこそと思っているので濃い色の方が楽しめるのかもしれません。完全に好みの世界ですがプレス画像と見え方が全然違うのでぜひ店頭でチェックしてほしいところです。
Google Pixel 10 Pro
次に中位モデルとなるPixel 10 Proで自分のチャンネルで行ったアンケートでは一番人気です。前モデル対比で縦横は一緒で本体の厚みが0.1mm増加とPixel 10の時と同じ傾向にあります。
またPixel 10とPixel 10 Proは本体サイズが一緒なのでケースは兼用できると思います。
前モデルと比較するとデザインはほぼ一緒でサイドフレームはフラット形状かつ光沢仕上げです。光沢仕上げの方が高級感が出やすいと思いますが個人的には指紋が目立ちやすいので好きじゃないです。
ただ海外サイトが指摘していて納得したのはサイドフレームの色味でカラバリを選ぶことです。ケースを常に装着する人は関係ないと思いますが自分は基本屋内でケースを外したい人間です。
なので指紋が目立つのは避けて通れないですが逆に海外サイトはそこを好みで選ぶのが面白いです。一方でカメラフレームとバックパネルはマット仕上げを採用しているので印象が異なります。
ちなみにPixel 10と比較するとサイドフレームとバックパネルの質感が分かりやすく真逆です。ただカメラフレーム部分はマット仕上げが共通となっており似ているようで雰囲気は違います。
そしてカラバリはオブシディアン/ポーセリンに加え新色としてムーンストーンとジェイドの4色展開です。ポーセリンとオブシディアンに関しては定番色なので実機を見なくてもイメージがしやすいと思います。
前モデルと比較して自分の目では同じカラバリでも色味に違いがあるのか分からなかったです。
正直Pixel 9 Proシリーズの時はポーセリンがめっちゃ良かったですがPixel 10 Proでみるとやはり新色のムーンストーンかジェイドが欲しいところでジェイドがかなり気になる感じです。
ヒーロカラーであるムーンストーンもかなり良さげですがジェイドもかなり捨て難いという印象を受けます。ただリークしていた公式プレス画像と比較するとジェイドは想定していたよりは淡い色合いです。
色弱を持っている自分の目だと照明や見る角度によってはポーセリンにも見えなくない時もあります。デザイン全体でみると前モデルの時に感じていたサイドフレームの光沢仕上げや本体の重さなどはむしろ改善していませんが新色が追加されるだけでもこれだけ新鮮味を感じるのは面白いところです。
Google Pixel 10 Pro XL
そして最上位モデルとなるPixel 10 Pro XLで意外にもアンケートでは一番人気がなかったです。前モデルと比較すると本体サイズは全く一緒ですが本体の重さがまさかの230gと重くなりました。
このサイズになると両手で使う人もいると思うので本体の重さはそこまで気にならない可能性もあります。ただ自分は片手操作が基本なので不調な手首で長期間使うことが出来るのか気になるところです。
とはいえ横幅がまだ抑えられているのでまだマシな方でこれが78mmとかだったらやばかったかもしれません。
質感という部分ではPixel 10 Proと同じでサイドフレームは光沢仕上げに対してカメラフレームとバックパネルはマット仕上げでカラバリに関してもPixel 10 Proと同じ4色展開になっています。
Pixel 10 Proと比較すると当たり前ですが筐体サイズがでかい分カラバリのインパクトも強いです。
ムーンストーンに関しては照明によってはグレーと感じる時もあればブルーに近い印象も受けます。なので本当に見る角度で色合いが結構変わるので割と好みが出やすい色味になっているかなと思います。
筐体サイズがでかい分取り回しは良くないですがディスプレイが大きくなるため視認性は優秀です。良くも悪くもPixel 10 Proとデザイン上の違いは単純に本体サイズのみなので選びやすいです。
個人的には大型モデルの方が好きですがサイズ感を考えるとPixel 10 Proの方が人気が出そうかなと思います。あとは会場で試すことが出来ませんでしたがPixel 10 Proシリーズもスピーカーを大幅強化したとの話です。
それこそPixel 10 Proシリーズに関してはPixel史上最強となっているので早く試したいです。
Google Pixel 10 Pro Fold
次に折畳式機種となるPixel 10 Pro Foldですが個人的には一番気になっていた存在です。前モデルと比較すると本体を閉じた状態だと厚みが0.3mm増しているのはちょっとマイナスです。
Samsungを始めとしたライバルが9mm前後であることを考えると大きな遅れに感じてしまいます。一方で本体の厚みが増したにも関わらず本体の重さが僅か1gしか増えていないのは驚きです。
また本体を閉じた状態だと横幅が僅かにスリム化されたことで厚みは増したとはいえ取り回しは改善しています。
前モデルと比較するとヒンジ構造の改善でサブディスプレイ横にあったヒンジフレームがスリム化しています。その結果僅かですがディスプレイサイズが大型化しており操作性も視認性も僅かに改善しています。
一方でメインディスプレイはサイズ含めて変わっておらずベゼル幅も変わっていないように見えます。
本体のカラバリを確認するとジェイドとムーンストーンの2色展開で定番色が完全にカットです。ただ残念なことに今回の体験会では実機に触ることが出来なかったので今後触るのが楽しみです。
何よりデザイン的に大きな変更はありませんがカラバリが違うだけでも個人的には印象が全然違います。また薄型化/軽量化されなかったのは残念ですが取り回しが改善されたのは嬉しいとこです。
あとヒンジに関してギアレスヒンジを改善したことで折畳式機種としては初めてIP68に対応しています。またメインディスプレイもより強化されたUTGを採用した上に表面のスクリーンフィルムを2層にすることでメインディスプレイの耐久性を強化したとしているので個人的にはかなり期待したいです。
シリーズ共通の進化点。
そしてPixel 10シリーズ共通の進化点を確認していきたいと思いますが一つ目としてはQi2に対応することです。国内のAndroidの中で初でiPhoneのようなマグネット対応アクセサリーを使えるようになります。
SamsungでみればGalaxy S25シリーズやGalaxy Z Fold7は充電プロファイル的にはQi2です。ただ本体にマグネットを内蔵していないためQi2のロゴを使うことが出来ずマグネットを内蔵しているケースと合わせて使うことで実質Qi2対応扱いになるQi2 Ready対応機種になります。
ちなみにPixel 10 Pro Foldなど折畳式機種は本体の開閉にホールセンサーを採用しています。ただこのホールセンサーが磁力の影響を受けやすいため従来であればたまにバグったような挙動になることがあります。
一方でAndroid16ではロバスト開閉検出のオプションが追加されたためバグりにくくなっています。ただこのオプションをオンにすると消費電力に影響がでるので今後使ってみて影響を調べる必要があります。
またQi2に対応したことでマグネットに対応したアクセサリーをPixel Snapとブランド化しました。純正のQi2スタンドを用意しており充電スタンド自体もコンパクトで置き場に困らないと思います。
また純正ケースはマグネットを内蔵しておりマグネットタイプのスタンドも用意されています。
Google Tensor G5の搭載。
次に2つ目としてGoogle Tensor G5を搭載したことで20以上の機能がオフライン処理可能になったとしています。リークではMagic Cueと呼ばれていた機能は国内だとマジックサジェストという名称で実装されます。
簡単に言えばユーザーの行動に合わせてAIが先回りで提案してくれる機能で早く使ってみたいです。そしてPixel 10シリーズでおすすめの機能が2つあり一つ目としてはカメラコーチになります。
何か撮りたいとなった時にカメラコーチを起動させるとAIが判断して複数の候補を提案してくれます。その提案の中から一つ選択したらあとは画面の指示に従って撮影を進めることでより上手く撮影することが可能になります。
そして2つ目としてマイボイス通訳で通話が開始してから使用することが可能な新機能になります。現時点だと日本語から英語への翻訳にしか対応していませんが今後対応言語が拡大予定となっています。
何より通話時に発した自分の言葉を英語に翻訳してくれるだけではなく音声で発音してくれます。さらに通話している人物の声に似せて翻訳してくれるので今までより無機質な会話になりにくいです。
またこちら側がPixel 10シリーズであれば通話相手は公衆電話や他社のスマホでも問題なく使えます。
最後に3つ目としてはディスプレイ輝度でPixel 10は最大3000nitsに対してPixel 10 Proは最大3300nitsとなっており会場で触った感じだとPixel 10 Proシリーズは確かに明るく感じます。
もちろんこれは実機が手元に届いてからしっかり試す必要がありますが平均値が改善されたかもしれません。
価格と発売日。
最後に価格を確認していきたいと思いますがPixel 10は12万8900円からと据え置きとなっています。また国内においてPixel 10 Proシリーズは256GBモデルからとなっておりPixel 10 Proは17万4900円でPixel 10 Pro XLは19万2900円と高くなったように見えますが据え置きです。
またGoogle Storeにおいてキャンペーンを上手く活かすことで4万9800円から購入できるのは魅力かなと思います。最後にPixel 10 Pro Foldは26万円7500円なので前モデル対比で1万円の値上げという感じです。
128GBモデルが廃止になったことで高く見えますが価格を据え置きにしてくれたのはありがたいところだと思います。そして予約は8月21日より開始となりPixel 10 Pro Fold以外の3機種は8月28日に発売予定です。
一方でPixel 10 Pro Foldのみは10月9日とちょっと先の話になってしまうのは残念かなと思います。注意点としてはPixel 10 Pro Foldも予約開始日は一緒なので欲しい人はキャンペーン期間内に必ず在庫を確保しておくことがおすすめで昨年と同じになると平気で数ヶ月待ちになります。
まとめ。
今回はGoogleさんにご招待頂いたのでPixel 10シリーズの実機レポを簡単にまとめてみました。やはり実機を触ってしまうとめっちゃ欲しくなる感じで今年も全機種揃えたいと思っています。
また妻もPixel 10 Pro Foldを欲しがっているので最低でも2台は購入することが確定です。
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