ブランド価値が毀損?Pixelのストアクレジット商法はやめるべきなのか

先日よりGoogleは今年初の大型セールとなる「新生活キャンペーン」を開催していますが、従来通りストアクレジット+下取りでユーザーの実質価格を抑えるプロモーションです。

ただ「ストアクレジット」に関しては否定的な人が地味に多い印象を受けます。今回はGoogleが今後ストアクレジットでユーザーを囲い込むプロモーションはやめた方がいいのか主観的にまとめたいと思います。

ブランド価値が既存しているのか。

まず今回YouTubeにおいてストアクレジットについて以下のようにコメントを頂きました。

今回のセールもストアポイントと下取り商法が、Pixelのブランド価値を毀損していますね。

そもそも国内においてPixelにブランド価値があるのか疑問です。国内黎明期は物好きしか買わないメーカーという感じで、円安が進む中Pixel 6シリーズやPixel 7シリーズでコスパがいいと話題になり一気にシェアを拡大した印象です。

自分は黎明期からPixelが好きだったので、そう思わないですが多くのユーザーにとってPixelは「安い」というイメージが強いと思います。なのでPixel 8シリーズやPixel 9シリーズで為替に対して忠実な価格を設定しただけで「高い」とかなり批判されています。

そもそも「高い」という批判は「安い」というイメージがない限りここまで批判の声が大きくなることはなかったと思います。少なくともPixel 9シリーズでプレミアム路線に力を入れてきた印象ですが、まだまだ安いというイメージを引き摺っている感じでブランド価値がそもそもないように感じます。

そもそもほとんどの人に関係ない。

またストアクレジットや下取り強化はPixelの市場価値を落とす要因だと言われています。確かに発売直後のPixel 9 Pro XLの中古市場における価値はかなり下がりました。

とはいえそこまでの影響があるのか疑問に感じてしまいます。一時期は直販市場が拡大するかと思いきや逆に縮小傾向に。直近のデータがないとはいえ多くのキャリアで分割で購入することが多いです。

実際のところ国内におけるPixelの売上構成比がどうなっているのか不明ですが直販市場に規模を考えるとよくてもシェアは2%くらいしかないのかなと思います。つまりPixelのシェア拡大に貢献しているのはキャリアモデルと考えても間違いがなさそうです。

一方で直販版の安売りはキャリアモデルの市場価値を下げる=プログラム利用時の下取り価格を下げるとの指摘もありますが、直近でみるとSoftBankが実質負担金をGalaxyと同等のレベルに揃えています。

国内でほぼ安売りをしないGalaxyと実質価格を同程度にできるということは、ストアクレジットで安売りしてもPixelの価値はそこまで下がっていないと考えることも出来ます。

誰にでも安くする必要はない。

Googleのプロモーションの批判的な意見を持つ人の多くは単純に考えれば条件が合わないから恩恵が少ないです。例えばストアクレジットは「Google Store」内でしか使えないため本体購入以外に使い道がないと考える人もいる。

そして下取りに関しては下取りが強化されている機種を持っているかどうかはユーザー次第で、そもそも条件よく下取りに出せるかは準備していないと厳しいいのかもしれません。

何よりPixel 7シリーズの頃は単純に誰にとっても安いというイメージでした。ただ今は本体価格自体が高くなったことでプロモーションを上手く利用しないと安く購入できず、誰にとっても安くないから批判的な声が増えたのかなと思います。

個人的には値引きするのであれば「囲い込み」を必須だと思っています。それこそ誰にでも安く購入できる状態にしておけばブランド価値なんていつになっても上がりません。

直近の情報をみるとGoogleはブランドロイヤリティの育成にフォーカスしている印象です。そのため施策としてストアクレジットで既存ユーザーを大切にするというのはありなのかなと思います。

PR)購入は待ち時間不要のオンラインショップがおすすめ!

 DoCoMoはこちらで! auはこちらで!
SoftBankはこちらで! 楽天はこちらで!

LINEMOはこちらで! ahamoはこちらで!
最新情報をチェックしよう!
>Gazyekichi VLOG

Gazyekichi VLOG

記事ではなかなか伝えることが難しい機種のスピーカーや動画の手ぶれ補正などをYouTubeでよりわかりやすくご確認できます。

CTR IMG