GoogleはPixelにAIをブレイクスルーするためにGoogle Tensorの開発を継続してきたことを明らかにしています。さらにPixel 9 ProシリーズでみるとGeminiの最適化が大きな特徴となっており現状だとスマホメーカーの中でも最もAIに力を入れている印象を受けます。
今回はGoogleがあまりAIに依存しすぎるとGoogle Pixelのカメラの進化が鈍化する可能性があるので主観的にまとめたいと思います。
ちょっと嫌な流れも。
Googleが初めてGoogle Tensorを搭載した機種として「Google Pixel 6シリーズ」になりますが、この時はハードからデザインとメジャーアップデートになりました。またPixel 6シリーズに合わせてGoogleが強くアピールしたAIが「消しゴムマジック」になります。
一方でGoogleは以前よりハードの強化よりもソフトの最適化を重視する傾向にあります。そして最近で見ればカメラソフトの最適化とAIを組み合わせすることで差別化しようとしています。
これはこれでもちろんありだと思いますが個人的に嫌な流れとしてHonor Magic 7 Proのズーム機能です。Honor Magic 7 Proは30倍で撮影する際にAIでリアルタイムで補正することが可能です。
これであればXiaomiであっても似たようなことをやっていますがHonor Magic 7 Proの場合オンライン接続が必要なことです。今まであればオフラインで処理している感じですがHonorの場合はAIをより活かすためにオンライン処理をカメラに組み込んでいます。
少なくともオフラインと比較すればオンラインの方がより強力な処理ができるメリットがありますがある意味「有料化」されたようなものです。この流れに関してGoogleがどのように判断するか不明ですが動画ブーストなどオンライン処理前提の機能があるため現状だと何ともです。
何よりオンライン処理はセキュリティ上のリスクが高くなるのでGoogleには出来るだけオフラインを中心にしてほしいところ。
AIはあくまでも編集機能。
写真や動画を撮影する際に多くのメーカーはここまで「AI」と騒がれる前から使ってきておりGoogleに関しても同様。ただ近年でみると音声消しゴムマジックや編集マジックや動画ブーストにズームエンハンスなど多数のAI機能をアピールしていますが、これら機能のほとんどは「編集機能」です。
ほぼAIが自動でやってくれることからもユーザーとしては手間がかかるわけではありません。そのため編集して良くなるならそれでもいいと考える人もいると思いますが、結局のところ編集ありきになるとPixelのカメラ自体の進化が鈍化する可能性があります。
別に本体のカメラが微妙であってもAIで編集してユーザーが満足してくれるのであればGoogleとしてはカメラにあまりコストをかけずに済みます。ただ編集すると言っても限界があり、結局本体で綺麗に撮れた写真や動画を編集できた方がGoogle AIをよりアピールしやすくなると思います。
以前Pixelのカメラといえば天体写真モードなど低照度の撮影にかなり強いというイメージでしたが、今や白飛びやフレアがひどく、正直ここ数年改善が見られない状況にあります。
なのでGoogleとしてAIを推したい気持ちも十分にわかりますが、編集機能を強化する前にカメラの基礎的な部分もしっかり強化してほしいところです。
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