国内においても海外からのニーズに応えるためか「NFC」を利用した決済システムが拡充されています。国内はローカライズされた「Type F」を使用したおサイフケータイが主流でしたが、逆に日本以外の市場ではほとんど使うことが出来ません。
だからこそ海外のユーザーが使いやすいように「Type A/B」を利用したタッチ決済がどんどん拡充している感じです。今回Android PoliceによるとGoogle Walletがさらに便利になる可能性があると報告しているので簡単にまとめたいと思います。
簡単に起動することが可能に。
現在Android 16 開発者向けβ版の開発が進行していますが、今回の情報によるとGoogle Walletに関する新機能に関するコードが見つかったとしています。
walletDoubleTapPowerGestureEnabled
今回の情報からも仮に実装されれば、ユーザーは電源ボタンをダブルタップすることでGoogle Walletを起動することが可能になるとしています。ちなみに機種によりますが電源ボタンのダブルタップは「カメラの起動」に割り当てられています。
なので今回の情報をみる限り電源ボタンにおけるジェスチャーで新たにGoogle Walletのオプションが追加されるくらいのイメージでいいのかなと思います。ただ残念なことに現時点ではコードが見つかっただけでいつ実装されるかは不明としています。
とはいえ早ければAndroid16で追加される可能性もあるのかもしれません。
クイックアクセスは便利に。
Felicaを起点としてSuicaやiDなどの決済方法は決済する際にアプリを開く必要もなければディスプレイがオンになっている必要もありません。ざっくり言えば本体の電源が入っていればいいという感じですがType A/Bを利用したタッチ決済は決済時に使いたいカードの画面を開いておく必要があります。
ここがタッチ決済とおサイフケータイとの大きな違いでタッチ決済が今後便利になるためにはクイックアクセス機能が重要になってくると思います。日本だとまだまで進んでいる印象を受けませんが、今後運転免許証なども取り込めるようになる可能性もあります。
そのためニーズが高くなるからこそGoogleはせめてPixelではクイックアクセスに対応する。もしくはAndroidの標準機能として開発を進めてほしいところです。またWearOSにおいてそろそろオートチャージ機能や定期券機能にも対応してほしいところです。
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