XperiaやPixel。Androidのリセールバリューは本当に悪いのか

フラッグシップモデルを中心に年々高価格化していることからも出来るだけ長く使いたいかと思うユーザーもいれば実質負担金を抑えつつ効率よく買い替えたいと考える人もいると思います。

今回はXperiaやiPhoneのリセールバリューや買い換えどきについて主観的にまとめたいと思います。

市場の相場を強く意識する必要性。

正直自分はスマホを購入する際にコスパとかリセールバリューを細かく気にして購入していません。コスパに関してはスペックや価格で判断できるものではなく実際に使ってみないと分からない。

つまり使ってみないとコスパがいいなんてそもそも判断出来ないので単純に魅力的なデザインやスペックを採用しているかどうかで自分が購入できる範囲の価格なのかしか気にしていないです。

そしてリセールに関しては目的と手段が入れ替わっているという感じで本当に欲しいものであればリセールを気にして買うのか?と思っており逆にリセールが気になるなら本当に欲しいのか?と何よりコスパやリセールに関してはユーザーによって捉え方が違うと思っています。

なので今回は主観的にまとめたいと思いますがリセールに関してはハードルがかなり高いと思う。一般的によく言われるのはAndroidと比較してiPhoneの方が高く売れるからリセールがいい。

高く売れること自体に違いはないと思いますがAndroidより高く売れる=リセールがいいとは思っておらずリセールバリューを最大限活かさななきゃ意味がないかなと思っています。

例えばiPhone 15 Pro Maxのdocomoのプログラムを利用した場合の価格を確認したいと思います。

ドコモ/256GB Xperia 1Ⅵ iPhone 15 Pro Max
本体価格 20万9440円 23万6940円
プログラム利用時(1年で返却) 12万5642円 17万4603円
プログラム利用時(2年で返却) 4万8840円 11万7480円

本体価格が23万6940円に対して一年後に条件を満たした上で返却した場合の実質負担金は8万8737円で極端に言い換えればドコモに17万4603円で売れたということになり2年目に返却する場合の実質負担金は12万6495年でドコモに17万7480円で売れたことになります。

そして一般的にiPhoneの市場価値は発売から一年で8割前後で2年で6割前後と言われています。これは機種の人気や中古市場において状況が変わってくるのであくまでも目安の一つに過ぎないです。

その上で1年で返却した場合は市場価格とそこまで相違がないので売っても返しても同程度の可能性。

一方で2年後に返却した場合の免除額が半額になっていることを考えると市場想定価格より安いです。つまり今回の例で見ると1年目に返却した場合はギリギリ損しない可能性がある一方で2年目で返却した場合は明らかに損するという流れになっておりリセールバリューが優秀とは言えません。

ただこれは当たり前の話でキャリアも端末から収益を発生させようとしているので多くのユーザーが2年後の返却を選ぶことからもそこでしっかり利益を確保しようとしてくるのは妥当な流れになる。

これはキャリアや確認するタイミングによって違ってくる可能性があるので現時点で見ればの話です。何よりリセールバリューがいいと言われているiPhoneですらプログラムの利用方法次第では損する。

ちなみにXperia 1Ⅵで見ると2年後の返却で4万8840円まで減額されていることを確認できます。Androidの場合は発売から2年で半額が一つの目安になりますがXperia 1Ⅵで見ると大損です。

少なくともiPhone 15 Pro Maxの方が本体価格も高いけど実質負担金を抑制できるのでリセールがいいと思いがちかもですが両機種とも市場価格より安いのでリセールは最大化できずです。

そのため損していることに違いはなくAndroidより高ければいいという話でもないと思います。

購入方法も限定される。

またiPhoneだろうとAndroidだろうと差はあれど発売から時間が経過するほど値崩れが発生します。つまりリセールバリューを最大化しようとした場合買い時は発売日のタイミングがベストになります。

絶対発売日じゃなきゃいけないというわけではありませんが発売日から遅れれば遅れるほど使用できる期間は短くなってくる感じで少なくとも手放すのであれば後継機種が出る前になります。

自分のようなレビューをする人間やアーリアダプターの人は毎年買い換える可能性があります。

特にレビューの観点で見ると後継機種との比較レビューをしてから前モデルが要らないと判断すれば売却する流れになるので後継機種が出た直後は売りたいとのニーズが高くなりやすいので買取の相場は下がりやすい傾向にあります。

つまりこのタイミングで売ると最大化できる感じではないです。また中古でも欲しいと思うニーズが高くなる傾向にあるので多少高めの価格設定にしても売れやすくなる可能性があります。

つまり後継機種が出た直後は売る方も買う方もあまりおすすめできるタイミングとは言えません。

また市場の相場を見ながら柔軟に売却しようと考えると分割支払いやキャリアのプログラム利用は論外という感じで基本は一括で購入した場合のみとこの時点でかなりハードルが高いと思います。

ちなみにある統計によるとキャリアで購入する人は全体の9割と言われておりキャリアで一括で購入するユーザーは全体の1割しかいないことを考えるとリセールバリューを最大化できる人は全体の1割もいない感じで売却先も複数の買取業者の価格を確認するなど手間もかかります。

また下取りに出すとしても同じメーカーに下取りを出すと相場より安くなりがちなので面倒だからといってApple Storeで購入したiPhoneをApple Storeで下取りに出すと相場より低いこともあるのでリセールバリューを最大化しようとする本当に面倒でここまで拘ってやっている人は本当に限定的で多くのユーザーにとっては正直ついていけないかなと思います。

もちろんここまでしなくてもタイミングなどが重なればリセールバリューが高いこともあります。

例えば先日コメントで教えて頂きましたが約4万円で購入したPixel 6がGoogle Storeのセール期間で4万円以上の下取り査定額だったから買い換えたとタイミングが一致することで最大化。

こう考えると一概にAndroidのリセールバリューが悪いとは言えないのかなと思います。

ただメーカーの販促などまで考慮すると本当に難しくなるので条件が合った時にラッキーくらいの感覚でいた方がよく先日Google Storeの下取りでiPhone SEが7万円オーバーと定価よりも高い下取り価格になっていて話題になりましたが結果的に見れば強制キャンセルになっています。

やはりそうなると王道なのは発売日に購入した上で売却するタイミングを狙いながら使うことにiPhoneの方がAndroidより高いとか考えるのではなく自分が買った時の価格に対して最高のタイミングで手放すことができるか重要だと思っておりiPhoneを買っても変なタイミングに手放して市場の相場より安くなっているのでは個人的にはリセールバリューを活かせていないと思う。

ある意味プログラム利用が最強。

何よりリセールバリューを最大化しようと考えると買うことが目的というよりは売ることが目的になっている気がして個人的にはそこまでして買う必要があるのかと疑問に感じてしまいます。

レビュー用に購入した海外スマホは売却を前提としているので自分は付属品を滅多に使わないです。少しでも良い状態で売却したいと思っていますが買取の相場などはほとんど気にしていないです。

例えばXperiaやPixelは後継機種が出るまでは手元に残すようにしており後継機種が出て比較レビューが終われば売却するという感じで相場より買取が安くなっても問題ないと思っています。

それよりも欲しくて買った機種の満足度が高かったかの方が重要で一年後に安い価格でしか売れなかったとしても1年間満足して使えたのであれば個人的にはそれで十分かなと思います。

また自分が好きな折畳式機種はよくリセールバリューが悪いと言われますがリセールバリューを気にするようなユーザーが購入するカテゴリーの製品では正直ないかなと思っています。

少なくともリセールバリューを強く意識しているのであればその機種自体にあまり興味がない可能性。折畳式機種こそロマンを感じるかどうかでリセールバリューを気にしている時点でロマンを感じていないと思っちゃうところで正直リセールにあまり拘って購入しない方が楽しいと思う。

また実質負担金を抑えるという意味ではキャリアのプログラムを利用して2年で24円とか48円で購入するのがある意味最強だと思っており返却は必要ですが残債免除額関係なく実質負担金が単縦に安い。

さすがに毎月2円とかになってくるとiPhoneやAndroid関係なくタイミングの問題だと思う。正直リセールバリューまで気にし始めるとある意味がんじがらめになるので楽しくないかなと思う。

まとめ

今回はスマホのリセールバリューについて主観的にまとめてみましたが個人的には面白くないです。売った時のことを考えて使うよりも使っている時にいかにコスパを感じられるかの方が重要だと思う。

だからこそリセールバリューという言葉に多くのユーザーは囚われる必要がないと思っており何よりAndroidよりiPhoneの方が買取価格が高いと価格差だけを安直に考えるのをやめた方がいい。

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