やはり今年の後半は新型が出ないかも。Xperia 1Ⅵがまさに正念場になりそう

先日より国内でも発売されたXperia 1Ⅵですが実店舗における売り上げはあまり芳しくないみたいです。ただ一方でドコモオンラインショップにおいては初登場ということもありますが1位を無事獲得しています。

賛否両論はあれどここ近年のXperiaの中ではかなり反響が高いのかなという印象です。今回は今年の下半期に新型Xperiaが登場しないとの話があるので改めてまとめたいと思います。

ラインナップを削減する可能性。

Sonyは2012年Xperia Zを発表してから基本上半期と下半期に何かしらの新製品を発表しています。またパンデミックの影響で深刻な半導体不足の状況下でもイレギュラーはあったとはいえ上半期にXperia 1ⅢにXperia 10Ⅲを発表して下半期にはXperia 5ⅢとXperia PRO-Iを発表しています。

ただ有名なリーカーによるとXperia 1ⅥとXperia 10Ⅵで今年は終わりと明言しています。これは中国で新型Xperiaが発売されないという意味もあるかもしれないので断定は出来ません。

ただ同氏によるとXperia 5シリーズはカットされXperia PROシリーズの復活はないと指摘しています。なので同氏の今まで発言を考慮すると下半期に新製品が出なくてもおかしくない流れです。

ちなみに一部噂によるとXperia 5シリーズは2025年に復活する可能性があると予測されています。この情報によるとXperia 5Ⅵを今年出すことが出来なかった理由としてはディスプレイの供給不足だとされています。

単純に考えればXperia 5ⅥはXperia 1Ⅵと同じくアスペクト比19.5:9に変更されるかもしれません。とはいえアスペクト比19.5:9は普遍的なアスペクト比であることからも供給不足は考えにくいです。

なのでこの噂は個人的にはフェイクだと思っておりカットされた可能性が高いかなと思います。

少なくともディスプレイの供給不足と投稿した人物よりもXperia 1Ⅵでアスペクト比が変更されることを的中させたリーカーの方が信憑性が高くXperia 5は終了したとの情報の方が信憑性がある。

そして先日のSonyの発表からもモバイル部門とテレビ部門に関して今後成長性もなければ収益性も悪いことを明らかにしており今後利益改善を優先していくことを明らかにしています。

単純に考えればラインナップを削減した上で利益を確保しやすい価格設定にして売っていく。Sonyの発表を合わせて考えるとXperiaは今後さらなる利益改善のためにラインナップを削減する可能性。

そう考えるとリーカーの指摘通りXperia 5シリーズがカットされてもおかしくないと思います。何より現状だと製品自体のコストカットだけでは厳しいくらい追い込まれていることになります。

最悪のシナリオ。

そしてスマホに限らず今後最悪を想定した場合として次のフェーズはアップデートサイクルの見直しだと思います。少なくとも国内において価格が安いことからもXperia 10シリーズの方が売れているみたいですがグローバルでみるとXperia 10シリーズの販路はかなり限定的な上に販売台数も微妙との話です。

なので本当にやばくなったら次はXperia 10シリーズがカットされる可能性があること。もしくはアップデートサイクルの見直しで1年に1回最新機種を出さない可能性が出てきます。

GoogleのPixel aシリーズが分かりやすいですが廉価版であるaシリーズを毎年アップデートしています。ただ世界的なインフレなどからも最新機種を出すだけでも前モデル対比で値上がりする可能性。

Googleとしては値上げを少しでも回避するためにGoogle Tensorの採用やフラッグシップの無印とコンポーネントをある程度共通化しているように見えますが結果無印とaがそっくりになりました。

Googleにどのようなビジョンがあるのか定かではありませんが現状を見るとコストカットのために無印と可能な限り共通化した結果ラインナップのバランスが崩れた上にそこまで安くはない感じ。

メーカーも売り上げを考えると厳しいのかもしれませんが毎年出すことが優先になっています。

そのため機種によっては大して進化もしていないのに価格だけが値上げされているという状況に。中華メーカーに関しては薄利多売で端末をひたすら出して売ることによって利益を確保する。

そのため毎年出すことに縛られていると思いますがSonyの場合はそこまで縛られていないです。そうなった時に次はアップデートサイクルを見直しつつ研究開発費もコストカットするのかもしれません。

あくまでもアメリカの市場統計を見ると販売方法にも影響されると思いますがiPhoneユーザーは平均で2年ちょいという感じでSamsungに関しては3年弱になっているとも言われています。

以前のスマホ黎明期であれば端末自体が2年使うことは厳しいという感じでしたが今のスマホはミドルレンジであっても3年くらい使えるようになっておりユーザーの機種変更サイクルが長期化しています。

つまりユーザーの使い方を考慮すれば毎年新型を出す必要もなくなってきているのかもしれません。とはいえ毎年から2年周期に変更されただけでもあまりポジティブな捉えられ方はしないかもしれません。

繰り返しになりますが次に起こりうる最悪の想定としてはXperia 10シリーズのカットもしくはアップデートサイクルの見直しでその次はXperia 1シリーズのアップデートサイクルを変更だと思います。

そしてユーザーからの注目度がどんどん下がっていき最後には市場から撤退の流れになるのかも。何より現状ではXperia 1ⅥがSonyの想定以上に売れることで踏みとどまってほしいところです。

エコシステムの強化も難しい。

少なくともSonyの発表を見る限り今後エコシステムの強化などにもあまり期待出来ないです。個人的には従来のXperia 1シリーズとタブレットの相性は良いと思っていましたがXperia 1Ⅵのディスプレイをみる限りわざわざわタブレットを出す必要もなくなったという感じに見えます。

仮にタブレットを出したとしてもあまり特徴がない上で価格的にもスペック的にも他社に劣る可能性があります。また以前はスマートウォッチを展開していましたが途中で開発中止になっており同じSonyからWenaが発売されていましたがおサイフリンクのサービス終了に伴い完全に終わった感じに見えます。

個人的にはXperiaとの連携性を強化した上でスマートウォッチとして継続して欲しかったです。ただwenaのコンセプトは当時おサイフケータイが使えなかったiPhoneでも電子マネーが使えるように始まった製品であり初期設定などは基本iPhoneからしか出来ない仕様になっていた。

ここで存続のためにXperiaと最適化するとwenaのコンセプト自体が崩壊するからこそやめた可能性があります。まして研究開発費に莫大な投資が必要となる折畳式機種にも残念なことに期待出来ない状況です。

少なくとも折畳式機種にしろタブレットにしろ従来の尖ったコンセプトがあったからこそSonyが出す意味があったかなと思いますがXperia 1Ⅵで一般向けの進化をしたからこそ現状ではわざわざ出す意味はないという感じでむしろ利益率を悪化させるだけの可能性があります。

結局のところはXperiaに最適化されているわけではありませんがオーディオ関連くらいしか期待出来ない状況でエコシステムを構築出来ないとなるとユーザーの囲い込みも難しくなります。

自分に周りで見るとiPhone自体には飽きたと思っている人が非常に多くAndroidへ移行するのが面倒で結局惰性でiPhoneを使っているみたいですが最新機種も別に欲しいとも思わないとの話です。

なので良くも悪くもエコシステムを上手く構築できるとユーザーは逃げにくくなります。少なくとも直近の情報をみる限り今年の後半に新製品が発表される可能性は低いかなと思います。

一部情報によるとXperia PRO-Cやオーディオ特化型モデルがXperia PROシリーズから登場との噂もありますがSonyの現状を見るとXperia PROシリーズを復活させる余力はないと思う。

何よりXperia 1Ⅵが国内でどれだけ売れるかが重要で直販版の発売で加速してほしいところです。

まとめ。

今回は今年の後半に新型Xperiaが登場するのか直近の情報をもとに改めてまとめてみました。あくまでもリークなので実際にはどうなるのか不明でSonyも何かサプライズを用意しているかもしれません。

何よりこのまま縮小していったら非常に寂しいと思うので個人的には応援していきたいところです。

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