使っていて不安な部分もあるとはいえXperia 5Ⅳは今までのXperiaの中でも割り切った存在で分かりやすくより選びやすくなった存在に感じます。詳細は「Xperia 5Ⅳ 1週間レビュー。満足度激高だけど不満がないわけではない」をご参照下さい。
そして先日にSonyは新製品発表会を開催してXperia 1ⅤとXperia 10Ⅴを正式発表しており順当なブラッシュアップという仕上がりになっています。詳細は「超絶欲しい。Xperia 1ⅤとXperia 10Ⅴがついに正式発表」をご参照下さい。
さて今回国内では6月中旬より発売予定のXperia 1Ⅴがおすすめな人について簡単にまとめたいと思います。
ワクワク感はあるか。
まず前提として発表されたXperia 1Ⅴのスペックを見て進化したと感じるかどうかです。スマホ市場自体が成熟期に入っていることからも以前のような分かりやすい進化はしていない。
ただその中でもXperiaはSonyの拘りが詰め込まれているので余計に分かりにくいです。
スペックや特徴を見て進化したと感じる人はSonyのコンセプトとそのユーザーのニーズが一致している可能性があり逆に進化を感じない場合はコンセプトと一致していない可能性。
進化を感じない人はユーザーにとって求める機種ではないと同時にSonyのターゲット層でもない。なのでここから先の話はスペックや特徴を見てワクワク感を感じたり欲しい人向けになります。
広角(1倍)を多用する人。
まず一つ目としてスマホのカメラを使う際にメインカメラセンサーを使うことが多い人。もちろん実機で試してみないと分からない部分もありますがXperia 1Ⅴの超広角と望遠は前モデルからセンサーが進化していないです。
Sonyは全画角で秒20コマのバースト撮影や4K/120fps撮影に対応するためカメラセンサーの読み出し/書き出し速度を重視した上で決定。なので他社がカメラセンサーを決定する際の基準とちょっと異なると思った方がいいです。
Xperia 1Ⅳの時は処理速度を改善させるために望遠センサーはかなり小型化して話題に。また画質も多少なりとも劣化した印象ですが全画角での共通対応を優先した結果になります。
あまり評判が良くなかった望遠センサーはXperia 1Ⅴでも継続採用されているのが心配。Snapdragon 8 Gen 2を搭載したことに加え独自AIの強化などで画質は改善しているかも。
ただハードが弱くGoogleほどの補正をかける訳ではないので改善にも限界があると思います。
また85mmから125mmの間は光学シームレスズームが出来るのは面白いのですが24mmの次が85mmと画角がちょっと離れすぎているのも個人的にはちょっと使いにくくここも変更がない。
結局Xperia 1Ⅳの時に感じた望遠/超広角の不満の改善にはあまり期待できず他社と比較すれば仕上がりもイマイチの可能性がありますがメインカメラセンサーはしっかりと進化している。
センサーサイズで見れば1/1.35インチと他社と比較すると多くはありませんが歴代Xperiaと比較すれば一気に大型化しておりXperia PRO-Iが実質1/1.3インチだったので近いサイズ感。
また世界初の2層トランジスタピクセル技術に加え48MPに対応でピクセルビニング対応で解像感が改善された上で高感度になっためノイズが少なくと描写力が改善しています。
つまりXperia 1Ⅴの良さを最大限引き出すにはメインカメラセンサーで24mmを多用する人と相性が良く逆にズーム性能などに拘りを持つ人はXperia 1Ⅴを選ぶ必要がないです。
自分はメインの24mmでいかに自分好みの写真が撮れるかが重要だと思っており望遠や超広角がどんなに優れていてもメインがイマイチであればその機種を好きになることはないです。
単純に言えば1倍撮影を多用する人にとってXperia 1Ⅴはおすすめしやすいように感じます。
スマホカメラがあまり好きではない人。
次に2つ目として同じくカメラですが現実をより忠実に撮影するコンセプトが好きな人です。
Xperia 1以降カメラのコンセプトが明確化されており現実をより忠実に撮影することを主軸に他のメーカーはSNSでウケが良さそうな補正や過剰な補正をかけたりしますがXperiaのカメラは他社のような過剰な補正はしないです。
歴代XperiaもカメラソフトやAIを使って補正をかけていますがそれはあくまでも現実をより忠実に撮影するために使ってきた感じ。なので他社のスマホと比較するとXperiaで撮影された写真は素っ気ないように感じます。
逆に言えば素っ気ない写真が好きか分かりやすい写真が好きかで分かれると思います。ただ明確なコンセプトがあってもXperiaのカメラは白飛びがしやすくフレアも発生しやすい。
ハードの問題もあったと思いますがカメラソフトの問題もありシーンによっては現実を忠実に撮影することが出来ていませんでしたがXperia 1Ⅴはメインカメラセンサーのみとはいえ刷新されたことで再現が難しい夜景や夕焼けのグラデーションも上手く表現できるように進化。
また実機で確認する必要がありますが白飛びなどがどの程度改善されているのか気になる。
そしてSonyのαシリーズを使ったことがある人であればおそらく共感してくれるのではないかと思いますがαシリーズのような色味や画質でXperiaでも撮影することが出来ればいいなと。
SonyはXperiaをαシリーズの入門機やサブカメラ扱いの立ち位置にしていますがαシリーズと比較すると表現力が乏しく厳しかった。ただαシリーズで採用されているS-Cinetoneがモバイル用に最適化されておりデジカメのようなシネマティックな撮影にも対応しています。
前モデルと比較してセンサーサイズが大型化したことでボケ感もより強化されると思うのでデジカメには及ばないと思いますがより臨場感がありデジカメライクの色味で撮影できる。
あくまでも動画撮影に限定されているとはいえカメラソフトの進化でαシリーズに近づいた。写真に動画とスマホカメラではなくαシリーズのような雰囲気が好きな人には堪らない。
また従来は24mmのみ低照度の環境で露光時間を長くして撮影する低照度撮影に対応していました。ただXperia 1Ⅴでは全画角で対応しており分かりやすくするためかナイトモードに名称が変更。
他の機種のナイトモードはノイズや白飛びやゴーストなどを抑えつつも明るく撮影することにフォーカスしていますが同じナイトモードでもXperiaの場合は現実をより忠実に撮影する。
そのため明るく撮影することがメインではなく目で見える景色をノイズ少なく撮影する感じ。他社のように過剰に明るく補正されるナイトモードが嫌い人にとってはおすすめしやすいです。
自分は過剰な補正はあまり好きではなくスマホのカメラで自分が納得できる写真が撮れれば他人から見てお洒落だと思う写真や動画である必要はなく現実に忠実なコンセプトが好きです。
ざっくり言えばスマホカメラよりデジカメの雰囲気が好きな人におすすめしやすいです。
動体の撮影に拘る人。
そして3つ目として撮影する被写体が動体のことが多い人におすすめでシャッタースピードを改善している機種は増えてきていますが動体の撮影となるとやはりスマホのカメラでは厳しい。
例えば自分の娘がブランコに乗っている時に正面から撮影する場合失敗する可能性が低いのは機種によりますがXperiaとPixelという感じでXiaomiやvivoだとフォーカス場所が違うとかGalaxyは単純に画像処理が遅くて狙ったタイミングで撮影出来ていないことが多いです。
もちろん撮れないわけではなく自分が狙ったタイミングで失敗することが多いという印象。一方でPixelの場合は広角と超広角で同時撮影して補正をかける顔フォーカスに対応。
Xperiaの場合は瞳オートフォーカスに対応していることからも顔にしっかりと合っている。その結果失敗したと感じることが少なくと自分の娘を撮影する時にかなり重宝しています。
風景や動体でも動きがゆっくりであれば今のハイエンドは問題なく撮影できることが多い。ただ不規則に走り回る娘を撮るとなった時にPixelやXperiaしか自分の条件は満たない。
特に子育てをしている人におすすめで遊んでいる時など臨場感ありで撮影したい人におすすめ。
スピーカーに拘りがある人。
最後に4つ目としてスマホのスピーカーに拘りがある人におすすめで他のメーカーと違う。
そもそも多くのメーカーの機種はベゼルレスにパンチホールデザインに採用で上部はフロント部分にスピーカーを搭載していても下部は本体下部に搭載されていることが多い。
一方でXperiaの場合はデュアルフロントスピーカーなので音の広がりのバランスがかなり良い。その上でSonyミュージックとSonyピクチャーズのエンジニアがサウンドをチューニング。
また前モデル対比で最新のスピーカーアンプを採用したことでパワフルかつ低ノイズに改善。
もともとXperia 1Ⅳでもレベルが高くXperia 5Ⅳではトップクラスのスピーカーでしたがそれ以上に改善されているのであればXperia 1Ⅴのスピーカーは業界トップクラスの可能性。
自分は基本家にいるときはイヤホンを使うことはなくゲームをするにも動画を見るにも本体のスピーカーを使うのでスマホのスピーカーは非常に重要に感じています。
スマホのスピーカーに拘りがある人はXperia 1Ⅴを非常におすすめしやすいと思います。
まとめ
今回はXperia 1Ⅴがおすすめな人についてまとめてみましたがカメラの癖が強いため逆に言えばカメラのコンセプトや特徴に興味がある人はかなりおすすめしやすいです。
基礎スペック部分では他社と大きく差があるわけではなくスピーカーやイヤホンジャックなどSonyだからこその拘りが反映できる部分はしっかり反映されている感じで魅力的です。
個人的には20万円オーバーですが全体的な進化をみると文句なしの価格にも感じます。
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