Xperia 1Ⅳが国内で6月3日より発売されて早速購入したので先行レビューで試しきれなかった部分をレビューしてみました。詳細は「Xperia 1Ⅳ開封レビュー。結局発熱はちょっと不安が残る感じに」をご参照下さい。
また国内でサイズ感からも人気が高いXperia 5Ⅲと価格差が約8万円ある中その価格差の価値があるのかXperia 1Ⅳと比較レビューをしてみました。
詳細は「約8万円の価格差をどう捉えるか。Xperia 1ⅣとXperia 5Ⅲ徹底比較」をご参照下さい。さて今回Sony StoreにおいてXperia PRO-Iが大幅値引きされていることが判明したので簡単にまとめたいと思います。
Sony Storeで値引き。
2021年の2月にはデジカメに通信機能を持たせるXperia PROが発売され2021年の12月にはカメラ特化モデルでありXperia初の1.0型センサーを搭載したXperia PRO-Iが発売されました。
Xperia PROは何方かと言えば業務用機材の側面が強かったせいもあるのか25万円でもそこまで話題にならず。一方でXperia PRO-Iは何方かと言えば一般向けに近い立ち位置だったので約20万円という価格は話題に。
発売以降一度割引がされていましたが今回Sony Storeにおいて1万9800円の値引きで15万9500円。この価格は発売当初のXperia 1Ⅲの直販モデルの価格と同じでやはり16万円以下になると印象が違います。
昨年の12月15日に発売され約8ヶ月で約4万円の値引きと考えると値引きのペースが結構早い感じです。約4ヶ月に1回の周期で値引きになっているので年末頃にはもう一声値引きされてもおかしくないかも。
ただ少なくとも購入を考えていた人にとって今回の値引きはチャンスであることに違いはありません。
デメリット。
今回の値引きで約16万円になったとはいえ16万円の価値があるかどうかの方が重要に感じます。正直メイン機種としてはしばらく使っていませんが改めてメリット/デメリットを確認していきます。
まずデメリットで1つ目は本体の発熱がひどいこと。Snapdragon888を搭載していることに加え内部スペースの問題なのか構造の問題なのか把握していませんが本体のシャーシ全体を利用してディスプレイ側に放熱する仕様を採用しています。
なので同世代のXperia 1ⅢやXperia 5Ⅲと違う仕様です。またベンチマークで負荷をかけるとXperia 1Ⅲは43度くらいでXperia 5Ⅲは40度くらいに対してXperia PRO-Iは50度を超えることがあるので正直不安に感じます。
ここ直近の気温であればどちらにせよ長時間撮影は無理ですがカメラ特化型ということもあり撮影持続モードがあります。
Xperia 1Ⅳがすぐに発熱のせいでカメラが終了してしまうと話題。
一方でGalaxy S22 Ultraなど他の機種はもっと長時間撮影できると言われますが撮影できるか出来ないのか前にかなりの発熱は本体の内部にかなり負荷がかかるので仮に発熱していて使えたとしても故障につながるリスクがあります。
結局発熱で使い物にならないのと故障のリスクがありながらもとりあえず使えるのとどちらがいいのか正直よく分からないですがXperia PRO-Iの場合内部温度が他の機種よりもかなり高くなるので不安です。
放熱を開始すれば当たり前ですが本体もかなり熱くなりますがそれ以上に内部温度の方が気になります。
そして2つ目として自分がメイン機種として使わない最大の理由ですがバースト撮影時のラグです。自分がXperiaのカメラに求めていることはすごく単純で高速オートフォーカスとバースト撮影です。
高速オートフォーカスに関しては快適で動画に関しても瞳オートフォーカスやオブジェクトトラッキングが使えるので満足度が高いですがシャッターボタンを押してから撮影開始するまでにタイムラグがある。
他の機種ではシャッターボタンを押してから保存されるまでにタイムラグが発生し結果手ぶれになる。ここに関してXperia PRO-Iは問題ないですが何より狙ったタイミングで撮影が開始しないのでどうしてもズレることがあります。
自分の子供を撮影することがメインで動きに当たり前ですが規則性なし。なのでバースト撮影が重要になってきますが狙ったタイミングで撮影出来ないのでストレスです。
メリット。
そしてメリットに関して自分のように動体が被写体かつバースト撮影の場合は正直何ともですが風景など動体以外の撮影になるとピカイチだと思います。
1.0型センサーをフル開放していないとはいえ実質60%でも1/1.3インチ相当で歴代Xperiaのカメラセンサーと比較してデカイことに違いはなし。大型センサーの威力を実感できやはり表現力が違う。
カメラソフトでの加工が他の機種と比較して最低限に感じるからこそハードの違いを実感できます。また地味に嬉しいのは絞り機能があること。
今や多くのメーカーの最上位モデルは大型センサーを搭載しておりポートレートを使わずとも光学式のボケ感がある撮影が可能。ポートレートはあくまでもデジタル加工なので機種によっては雑な処理がされます。
けど光学式であれば自然にボケてくれます。
一方で被写体によってはボケ感が強すぎる場合もあります。Xperia PRO-Iはセンサー自体がデカイため接写などには限界がありますが絞りが調節できるのは他の機種にはない魅力です。
ちなみに風景の写真でもあえてF2.0とF4.0で切り替えれば印象が変わる。スマホのカメラは基本絞り機能がないため現状では貴重な選択肢。そして2つ目がポートレート動画です。
Xperia 1Ⅳが登場したことで特別感は薄れましたが何よりVideography Proに対応したこと。瞳オートフォーカスやオブジェクトトラッキング機能に対応したため動体の撮影でも問題なし。
そして動画でもF値を切り替えることができてF2.0で近距離寄りであればポートレート撮影になります。
今までのXperiaはセンサーサイズが小さいためボケ感が写真の場合はまだしも動画は微妙でしたがXperia PRO-Iではしっかり撮影できて今までのXperiaの動画とランクが違うように感じます。
その他2021年のハイエンドXperiaと同等のスペックを搭載しているので日常使いは問題ないと思います。コンセプトの通りカメラに少しでも拘りたいかつナチュラルに撮りたい人におすすめの印象です。
Xperia 1Ⅳとどちらがおすすめか。
そして値段が逆転してしまいましたがXperia 1Ⅳと比較するとどうなのか。個人的には今購入しなきゃいけない理由がない限りはXperia 1Ⅳの直販モデルまで待つべきだと思います。
余計なキャリアアプリに加え物理のDual SIMに対応しておらずストレージも256GBしかありません。おそらくですが従来通りであれば直販モデルは512GBの可能性が高く限定色がある可能性も。
そして本体価格に関しても直販モデルはキャリアモデルのように19万円までいかないと推測しています。勝手な推測ですが18万円以下の可能性があるのではないかと思っておりキャリアモデルよりも安いと思う。
ただもちろん今買い替えたいと思っている人もいると思うのでざっくり違いを確認していきます。とは言ってもカメラ以外の部分に拘りがあるのであればXperia 1Ⅳを選んでおけば間違いないです。
スピーカーはもちろんイヤホン接続時における音質は優秀。ディスプレイ輝度に大きな違いがあり同じ4Kのディスプレイに対応しているとはいえディスプレイの見やすさが全く違うという印象です。
また過度の負荷をかけている時は別の話になりますが電池持ちはXperia 1Ⅳの方が優秀です。Xperia 1Ⅳの方が最新世代ということもありますがスマホとしてみた場合はかなり優秀に感じます。
一方でカメラで見た場合非常に分かりやすくXperia 1Ⅳでは全てのカメラセンサーで同じことができる。4K/120fps撮影もバースト撮影も超広角だろうが望遠だろうができる。
一方でXperia PRO-Iはメインの24mm中心で超広角と望遠も搭載しているとはいえ正直おまけ程度と考えた方がいいです。
Xperia 1Ⅳのように全画角で同じことができるわけでもなくまた24mmのみ圧倒的にセンサーサイズが大きいためXperia 1Ⅳ以上に画角ごとの画質の差を感じます。
ズーム撮影含めてそれぞれのシーンを好きな画角で撮影したい人はXperia 1Ⅳで基本1倍以外で撮影しない人はXperia PRO-Iという感じ。
まとめ
今回はXperia PRO-Iが値引きされたので改めてメリットやデメリット含めてまとめてみました。
一部情報によれば今年は後継機種が出ないと予測されていますが折角IMX989が出てきたことからもカスタマイズ版を採用した上でセンサーフル開放版の後継機種に出て欲しいと思っちゃいます。
Xperia PRO-IはXperiaのカメラが好きな人にとってはたまらない存在だと思います。
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