2月10日にSamsungは事前情報通りGalaxy S22シリーズとGalaxy Tab S8シリーズを正式発表。リークがあまりにも酷過ぎて全く新鮮味がないイベントでしたがようやく発表されたことになります。
詳細は「迷走なのか。進化なのか。Galaxy S22正式発表。スペックにデザインに価格総まとめ」をご参照下さい。また今年の後半に登場が予測されているGalaxy ZシリーズですがSnapdragon 8 Gen 1+でテストされていることが判明。
少なくともテスト段階だとSamsungも現状に満足していることが判明しています。詳細は「お墨付き。Galaxy Z Fold 4はSnapdragon 8 Gen 1+で確定」をご参照下さい。
さて今回8月に発表/発売される機種の中からこれだけはチェックしておきたい機種について簡単にまとめてみたいと思います。
Nothing Phone (1)
まず一つ目の機種としてNothing Phone (1)です。背面にバックライトが搭載されておりそのデザイン性が大きな特徴となっていますが個人的にはデザインよりも注目すべきはスペックの方。
スマホが好きな人間からすれば本体のデザインも重要だと思いますがバックライトのギミックは普段スマホを使う上でディスプレイ側しか見ないことからも数日で飽きるユーザーも多いと思う。
ただ仮に光らないとしてもバックパネルのデザインがカッコいいことに違いはないけど個人的にはミドルレンジとしてみた場合にスペックのバランスがよくベースモデルが7万円以下で購入できるのがいい。
自分は搭載機種を使ったことがありませんがSnapdragon 7 Gen 1を除いてミドルレンジ向け最高クラスのSoCとなるSnapdragon 778+を搭載しておりベンチマークスコアは55万点前後。
Snapdragon865と同程度で最低でもSnapdragon865のパフォーマンスが必要とされている原神もギリギリ遊べるかもしれません。少なくとも2年くらい前のハイエンドに近いパフォーマンスを搭載していることからも十分だと思います。
またNothingを立ち上げた人物がOnePlusの創業者の一人であることからもスペックが分かりやすい。ディスプレイサイズが6.55インチで表示解像度はFHD+にHDR+に対応で最大1200nitsに対応。
ちなみに記事執筆時点でHDR+をサポートしているのはYouTubeのみで今後対応アプリが拡大するかも。標準表示が500nitsなのでちょっと暗く感じるシーンもあると思いますが最大輝度でカバー。
また60Hzから最大120Hzのリフレッシュレートに対応。
Galaxy S22 Ulttaなど第2世代のLTPO技術を採用した1Hzからの可変式には対応しておらず無駄な部分がないとはいえませんがSnapdragon 778+に最大120Hz表示であることを考えるとと操作性はかなり快適だと思います。
バッテリーに関しては4500mAhと普通の大きさで海外サイトのバッテリーテストの結果を確認すると108のスコアを獲得しておりGalaxy S22 Ultraと同じ。
ちなみにライバル機種となるGalaxy A53は114でXperia 10Ⅳは163となっておりミドルレンジとしてみた場合電池持ちは普通という印象です。ただ充電速度は最大で33Wで対応の電源アダプターを使用することで30分で約50%の充電に対応。
またワイヤレス充電やリバースワイヤレス充電に対応と抑えるところは抑えている感じです。一方で多くのユーザーにとってネックになるのが筐体サイズで重さが193.5gとそこまで重くはない。
けど横幅が75.8mmもあるので多くのサイズはイメージ以上にデカくて持ちにくいと感じるかも。
その他中華スマホでもよくありがちですがユーザーがあまり意識しない部分でコストカットをしており例えば海外サイトの評価を参考にすればスピーカーに関しては音質も音量も残念と評価。
また国内で重要視されるIP68やおサイフケータイ非対応などユーザーによっては気になる部分もあります。
ただパフォーマンスが高く国内最適化が不十分であることと筐体サイズがネックでなければ約7万円で購入できる機種としては魅力的で今話題となっているPixel 6aとも悩みの種になりそう。
またメジャーアップデートが3回にセキュリティアップデートが4年と地味に長いのも嬉しいところ。
Zenfone 9
次に2つ目の機種として日本で発売されるか現時点で不明ですがハイエンドコンパクトであるZenfone 9です。国内で発売される可能性があるハイエンドコンパクトモデルはZenfoneにXperiaくらいと限定的。
さらに今年はiPhone 14 miniが存在していない可能性が高いことからも余計に選択肢がないです。ハイエンドコンパクトモデルのよくあるデメリットとしては筐体サイズが小さいことからも搭載できるバッテリー容量が小さく排熱が苦手で電池持ちが悪い。
現に前モデルであるZenfone 8もiPhone 13 miniも電池持ちが悪くまともなのがXperia 5Ⅲくらい。ただZenfone 9では前モデル対比で大幅増化の4300mAhのバッテリーを搭載しておりSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。
そして海外サイトのバッテリーテストの結果を参考にすると108を獲得しておりXperia 5Ⅲ以上のスコアを獲得。少なくともこの筐体サイズでハイエンドモデルであることを考えると十分な電池持ちだと思います。
ちなみに充電速度は最大で30Wとされておりワイヤレス充電非対応という感じです。
発熱に関しては海外サイトのレビューでは言及されていませんがハイパフォーマンスモードに設定するとテスト開始から15分経過で80%程度まで落ちた上で50分経過すると60%程度まで落ちるとしています。
ただ小さな筐体サイズであることを考えると発熱の制御が上手くできているからだと高評価にしています。またダイナミックモードにするとテスト開始5分くらいで60%まで落ちてそこからずっとそのまま安定。
ベンチマークでも100万点オーバーで高負荷の環境でも80%近くを1時間維持できることは優秀。少なくとも前モデルのように発熱がひどく電池持ちが悪すぎという感じではないと思います。
またディスプレイの設定が面白くオート/60/90/120Hzの4つのモードから選択することができる。
基本60Hzモードと90Hzモードではそれぞれのリフレッシュレートでロックする一方でオートの場合90Hzを維持する傾向にあるとしており対応するコンテンツのみ120Hzで表示するとしています。
逆に120Hzモードの場合アイドリング状態では60Hzまで落ちるとしています。
個人的にデザインは前モデルのような野暮ったさがなくなり大型化したカメラセンサーの搭載で逆にカメラのデザインと合わせていい感じでフラット形状に またスピーカーの音質はかなり優秀と評価されておりイヤホンジャックまで搭載と日本人が待っていたコンパクトモデルという感じ。
現時点でネックになりそうなのが日本で発売されるかどうか不明でヨーロッパでの価格が約11万円。前モデルの時ほどの価格のインパクトはないかもしれませんがXperia 5Ⅲより安いかもしれません。
前モデルのデメリット部分をしっかり潰した上で上手くまとまったいい機種に感じます。
Galaxy Z Fold 4
そして3つ目の機種として8月10日に正式発表が予測されているGalaxy Z Fold 4です。リークしている公式プレス画像からもベースはグレー/ベージュ/ブラックの3色展開であることが判明。
また一部情報によるとSamsungオンラインショップかつ1TBモデル限定でレッドが存在するかも。多くの地域では256/512GBモデルの販売で一部地域ではGalaxy Zシリーズ初となる1TBモデル。
またFCCの認証情報からも国内ではauとdocomoからGalaxy Z Flip 4と合わせて発売されるかも。
現行モデルを考慮すればauあたりがグレーとブラックでdocomoがブラックのみの販売になるかも。個人的には公式プレス画像をみる限りベージュがかなり良さそうなのでベージュが欲しいですが正直期待できない状況にあります。
Samsungが発熱対策をどうしているかにもよりますがGalaxy Z Fold 3が搭載しているSnapdragon888と比較してSnapdragon 8+ Gen 1は電力効率がかなり改善している可能性。
バッテリー容量は4400mAhと同じになると予測されていますが電池持ちはしっかり改善する可能性があります。また一部情報ではIPX8ではなくIP68に対応かも。
またサブディスプレイのことなのかメインディスプレイのことなのか不明ですがGalaxy Z Fold 4ではSamsungが純正のスクリーンプロテクターが発売されるとの予測。
仮にメインディスプレイ用であればかなりの衝撃です。ちなみにGalaxy Z Fold 3のメインディスプレイは開封時点でフィルムが装着。ただこのフィルムは他の機種と異なりディスプレイの一部扱いなので張り替える場合は基本修理です。
仮に自分で張り替える場合は保証対象外になります。これがGalaxy Z Fold 4で純正品がでればディスプレイ自体の構造が大きく変化している可能性が高くディスプレイの耐久性も改善しているかも。
またヒンジの改善に伴い閉じた状態における薄型化。折り畳んだ時にヒンジ近くの部分に隙間が現行モデルはありますがそれが改善。さらに本体の薄型化に加え軽量化すると言われており258gになるとの予測。
iPhone 14 Pro Maxが240gを超えてくると予測されている中いずれその重さは逆転するのかも。
またサブディスプレイ側のインカメラはGalaxy S22と同じ10MPのカメラセンサーを採用。さらに望遠レンズも12MPの光学式3倍ズームに対応でメインカメラセンサーは50MPに刷新されるかも。
現時点でメインカメラセンサーのセンサーサイズなどは不明ですが現行モデルよりは大型化するかも。そしてディスプレイサイズに変更はないとされていますがアスペクト比がメインもサブも変更される。
特にサブディスプレイに関しては23:9になるとされていることから使いやすくなる感じです。現行モデルは何方かと言えば縦長ですがGalaxy Z Fold 4では僅かに横長に変更される可能性。
全体的にマイナーアップデートという感じですが現行モデルのデメリットをしっかり改善。一部市場では8月28日に発売予定で価格は一部市場では据え置きでヨーロッパで僅かな値上げ。
日本では円安の影響でどの程度になるか不明ですが25万円くらいにはして欲しい感じです。
まとめ。
今回は8月に発売される可能性がある注目すべき3機種について簡単にまとめてみました。個人的には特にZenfone9とGalaxy Z Fold 4は気になる感じで国内での発売が非常に楽しみです。
自分が次に狙っているPixel 7 ProやiPhone 14 Pro Maxまでまだ1ヶ月近くあると思うのでその間に何かしら目ぼしい機種を購入してレビューをしたいなと思っています。
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