5月下旬からアジア圏の一部でいよいよ「Xperia 10Ⅲ」が発売されており、またその発売地域は順調に拡大。ヨーロッパの一部でも発売に。先日には「Xperia 10Ⅲ」の香港版を購入したのでファーストインプレッションをまとめてみました。
詳細は「想像以上の進化。Xperia 10Ⅲはかなり快適になっていた(レビュー)」をご参照下さい。一方でYouTubeのコメント欄でもよく聞かれる質問の一つとしてサイズ感が似ている「Xperia 5II」と「Xperia 10Ⅲ」のどちらがおすすめか。なので徹底比較をしてみました。
詳細は「もう迷わない。Xperia 5IIとXperia 10Ⅲ どちらがおすすめか」をご参照下さい。さて今回中国版の「Xperia 1Ⅲ」を購入したのでファーストインプレッションをまとめたいと思います。
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付属品は充実。
グローバルモデルの「Xperia」は基本付属品が充実しています。今回の中国版も従来のXperiaと同じく電源アダプター/USB-Cケーブル/説明書が同梱しています。「Xperia 1Ⅲ」では充電速度が30Wに強化されていることもあり、付属の電源アダプターも30W対応のものとなっていました。
化粧箱は白を基調としたシンプルなもの。ある意味Xperiaって分かりやすいですが、最近の「Xperia」のハイエンドモデルは非常に高価になっていきているのでもうちょっと化粧箱に高級感があって欲しいように感じてしまいます。話はそれますが「Xperia PRO」の時も非常にシンプルだったのは残念でした。
ただまだ付属品が充実しているので許容できるかなという感じです。
高級感を感じるデザイン。
デザイン自体は前モデルである「Xperia 1II」と比較して大きな違いはありません。ただ細部を確認すると地味に違います。まず「Xperia 1Ⅲ」のデザインを引き立てているのがフロスト加工が施されていること。「Xperia 1II」の時はブラックのみでしたが、「Xperia 1Ⅲ」はレギュラー色全てに採用。
さらにXperiaの伝統とも言えるパープルにもフロスト加工が施されています。
「Xperia 1」や「Xperia 1II」のパープルとまた違いよりシックな色合いに。さらにフロスト加工が施されたことでより高級感が増していてめちゃくちゃカッコいいです。ただ他の機種のマット仕上げのように指紋が目立ちにくいわけではありません。光の反射角度によってはそれなりに目立ちます。
僅かに小型化したデザイン。
「Xperia 1II」と比較すると「Xperia 1Ⅲ」は僅かに小型化しています。本体サイズは165x71x8.2mmとなっており、持ちやすさ/片手操作に影響する横幅は1mmスリム化しています。スペックで見れば1mmという数字は大したことがないように感じますが、実際に持ってみるとこの1mmの差はかなり大きいことを実感することができます。
また横幅が変わることで持った時の指の位置も変わるため、音量ボタンと電源ボタンは本体上部に少し移動してより自然に押しやすくなっています。またカメラキーは質感が変更されており押し間違いしにくいようになっています。
ちなみに今回購入したのは中国版ということもありGMS関連はもちろんなし。ただGoogle Play StoreのAPKをインストールすれば一通り問題なくインストールすることができます。また中国版はGoogle Assistantボタンがカスタマイズ可能となっていますが、Google Assistantを設定すると普通にGoogle Assistantボタンとしても使うことができます。
ボタン自体としても少し凹んでおり押し間違いへの配慮。ただ実際に使ってみると押し間違いどころかしっかりと押さないと反応しない仕様になっているので押し間違いする心配はないと思います。
120Hz表示に対応。
ディスプレイ自体は「Xperia 1II」と比較しても大きく進化しているわけではありません。
ディスプレイ | |
ディスプレイ | 有機EL |
ディスプレイサイズ | 6.5 |
表示解像度 | 3840×1644(643ppi/4K) |
画面占有率 | 90.99% |
前モデルと比較してディスプレイ自体は大きく変更されている印象は受けません。ちなみにディスプレイ輝度ですがまだ短期間使った中では特段明るくなったという印象は受けません。あと一つ気になったのは「Xperia 1Ⅲ」は出荷前に1台ずつディスプレイキャリブレーションされている影響なのか、Xperiaのディスプレイは青っぽい色味ですがちょっと暖色よりに感じます。
自分の目だと暖かい白に近い色合いになったという印象です。そして何よりの特徴が120Hz表示に対応したこと。ネイティブ対応したことで残像が少なくより滑らかに。また4Kの表示解像度に影響を与えている印象も受けません。
ディスプレイ輝度と自動調整とまだ確認しなければいけないこともありますが、4Kの表示解像度に120Hz表示と現行のスマホの中では最高クラスのディスプレイスペックとなっていると思われます。
発熱がちょっと気になる。
そして次に基礎スペックを確認したいと思います。
中国版 | |
OS | Android11 |
SoC | snapdragon888 |
RAM/ROM | 12GB/256GB |
SDカード | 対応 |
防水/防塵 | IP68 |
生体認証 | 指紋 |
まず気になる人が多いsnapdragon888の影響ですが、開封してから最初に回したベンチマークの結果が以下のようになります。
1回目のベンチマークは76万4335とsnapdragon888らしいスコアとなっていましたが、1回目計測終了時点でしっかり発熱していました。snapdragon888搭載機種と比較すると特段熱いという印象は受けませんが、比較的安定していたsnapdragon865搭載機種と比較するとかなり熱いなという印象を受けます。
そしてやはり発熱の影響なのか2回目で大きくスコアを落としており、おそらくですがクロックダウンした可能性があります。本体内部温度を見てもかなり発熱してから温度を落ちるように抑制していることを確認できます。
電池持ちに関してはまだ正確な評価は出来ませんが、開封時点での電池残量が55%くらい。その後最低限の初期設定にスピーカーテストなどの各種チェック。そして写真や動画のサンプル撮影。その後ベンチマークを3回回した後の電池残量が18%くらいだったので、使った分はしっかりと電池が減るという印象です。
事前情報でも「Xperia 1II」と同じくくらいとの評価だったのでそこまで期待していませんでしたが、特に発熱がしやすいゲームなどをやると電池は一気に消耗してしまうかもしれません。そして地味に嬉しいのが指紋認証が改善していること。
「Xperia」の指紋認証自体が他のハイエンドと比較すると劇的に優れているというわけではなくむしろ普通かそれ以下。ただその中でもしっかりと反応が良くなっているのは嬉しいです。以前のXperiaと違って連続で認証させようとしても反応してくれる感じです。
スピーカーもしっかりと改善。
イヤホンジャックやデュアルフロントスピーカーも継続して採用。さらに前モデルでは話題になった共振問題ですがしっかりと改善されていることを確認。それなのに前モデル対比で音圧が40%も強化されています。
「Xperia 1II」と比較すると音量が大きくなっていること。さらに低音がより強化されているように感じ、より音がはっきりした印象を受けます。個人的には「Xperia 1II」の時点で特段不満はありませんでしたが、「Xperia 1Ⅲ」ではより多くのニーズを満たせる進化を遂げていると思います。
望遠レンズが楽しい。
最後にカメラを確認したいと思います。
まずは16mm/超広角で撮影したサンプルになります。
次に24mm/広角で撮影した画像になります。ハードでみると広角と超広角に関しては「Xperia 1II」と比較して変わらないです。
そして105mmで撮影した画像になります。手持ちでもそこまで手ブレを起こすことなく撮影することができ、ボケ感はしっかりと出ていることを確認することができます。個人的にはボケ感を出したい時は24mmで拙者することが多かったですが、105mmでも十分にボケ感が出るので、かなり撮影の幅が広がったように感じます。
まとめ




まだファーストインプレッションですが、簡単にまとめてみました。個人的には120Hz表示と望遠レンズカメラの進化だけで満足度がかなり高くなりました。ただ一方で発熱は要検証が必要という感じです。今後しっかりと試していきたと思います。
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「スマホ」を少しでも安く購入する方法。
最近のスマートフォン。特に「ハイエンドモデル」は非常に高価で「10万円」超えは当たり前になりつつあります。自分は「ドコモ」ユーザーなので、自分が国内モデルを購入する際にやっていることを簡単にご紹介したいと思います。結論から言ってしまえば「dカード GOLD」で「一括購入」してしまうこと。
(例)本体価格税込10万円の「Android」機種を「ドコモオンラインショップ」で「一括」購入して3年使用した場合 |
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一括払いによる獲得ポイント | 合計2000ポイント |
ケータイ安心保証未加入(月750円と仮定) | 2万7000円 |