先日の情報からも、ロシアにおいて「Xperia 1Ⅲ」は7月下旬に。そして「Xperia 5Ⅲ」に関しては8月上旬に発売することが明らかになっており、「Xperia 1Ⅲ」の本体価格が15万円前後であることも判明しています。詳細は「Xperia 1Ⅲ。ロシアでの本体価格と発売日が判明」と「Xperia 5Ⅲ。ロシアでの発売日が判明」をご参照下さい。
また国内では6月中旬以降の発売予定となっている「Xperia 10Ⅲ」ですがすでにアジア圏の一部で販売されており、早速香港版を購入したのでファーストインプレッションをまとめてみました。詳細は「想像以上の進化。Xperia 10Ⅲはかなり快適になっていた(レビュー)」をご参照下さい。
さて今回「Xperia 10Ⅲ」は購入するべきなのか。「Xperia 10II」と比較した上で簡単にまとめたいと思います。
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質感は悪くない。
「Xperia 10II」と比較するとバックパネルはガラス。そしてサイドフレームは樹脂となっており共通。手持ちにあるのは両方ともブルーとなっていますが、「Xperia 10Ⅲ」ではだいぶポップな色合いとなっているため印象が異なります。「Xperia 10II」の方が言い方が悪いですがちょっと澱んでいるように感じます。
本体サイズ | 重さ | |
Xperia 10II | 157x69x8.2mm | 151g |
Xperia 10Ⅲ | 154x68x8.3mm | 169g |
「Xperia 10Ⅲ」の方がベゼルがスリム化されており横幅に縦幅と小型化。ただ本体の厚みは増しており地味に重くなっています。「Xperia 10Ⅲ」が決して重いという重さではありませんが、「Xperia 10II」と比較するとはっきりと重くなっていることを実感することができます。
デザイン上の大きな違いとして一つ目はカラバリ。そして2つ目としては上部スピーカーのデザイン変更。「Xperia 10Ⅲ」は本体上部ギリギリに搭載されており、スピーカーの場所が移動したことによってベゼルのスリム化に貢献しています。
そしてもう一つはGoogle Assistant専用ボタンが搭載されたこと。正直これは必要性があるかどうかはユーザー次第だと思います。自分は動画を撮影する際にジンバルを使いますが、その時に物理ボタンが増えたことでグリップする場所がなくなって不便に感じます。Google Assistantをほぼ使わないからこそデメリットに感じてしまいます。
少なくともデザイン全体で見ると「Xperia 10Ⅲ」はカラバリにもよりますが女性でも手に取りやすくなった印象。そしてポップなカラバリは上位モデルとの差別化にも繋がっており「Xperia 10II」の時よりは中途半端さは消えた印象。ただ「Xperia 10II」と比較してデザインに大きな変化がないので最新機種としての新鮮味はないように感じます。
ほぼ変化がないディスプレイ。
ディスプレイのスペックを確認すると以下のようになります。
Xperia 10II | Xperia 10Ⅲ | |
ディスプレイ | 有機ELディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 6.0インチ | |
HDR | × | ○ |
表示解像度 | 2520×1080(FHD+) | |
アスペクト比 | 21:9 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
タッチサンプリングレート | 60Hz | 120Hz |
違いとしては2つしかありません。一つ目はHDRに対応したこと。なので対応コンテンツはより明るく見やすくなります。そして2つ目としてはタッチサンプリングレートが120Hzに強化されたのでタッチレスポンスが改善。
「Xperia 10II」と比較してちょっと見やすく、そしてちょっとレスポンスのいいディスプレイを搭載したという感じです。正直大きな違いではありません。
全く違う動作性。
そして基礎スペックを確認したいと思います。
Xperia 10II | Xperia 10Ⅲ | |
OS | Android11 | |
SoC | Snapdragon665 | Snapdragon690 5G |
RAM | 4GB | 6GB |
RAM | 128GB | |
SDカードスロット | 最大1TB |
個人的にはSoCの底上げでどこまで動作性が改善しているかが一番気になっていました。「Xperia 10II」の時は非力すぎるSoCを搭載していたのでもたつきにカクツキがひどくかなりストレスに。
AnTuTuでベンチマークを計測したところ大幅にスコアが改善。またベンチマークスコアの差を実感することもでき、「Xperia 10Ⅲ」は60Hz表示なのでハイエンドモデルと比較すれば物足りなさを感じますが、かなり頑張っている印象。この動作性の改善だけでもかなり印象が変わりました。




手元にあるのは両方とも香港モデルなのでDual SIMに対応。ただ「Xperia 10Ⅲ」はSIMトレイのデザインが変更されており表裏タイプと従来のように長細いタイプではありません。SIMトレイをコンパクトにしたことで内部スペースをより有効活用できるようになったと思われます。
Xperia 10II | Xperia 10Ⅲ | |
バッテリー | 3600mAh | 4500mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
防水/防塵 | IP68 | |
イヤホンジャック | ◯ | |
スピーカー | モノラル |
バッテリー容量が大型化したこと。一方で消費電力効率が悪化するようなスペックアップは5Gに対応したこと。5Gで通信できることが現時点ではかなり限定されるのでバッテリー容量が増えた分電池持ちの改善に繋がっています。ちなみに「Xperia 10Ⅲ」のバッテリーテストのスコアは137。




最近の機種で最もバッテリーテストのスコアが良かったのは「Xperia 5II」の110。なので「Xperia 10Ⅲ」の電池持ちは驚異的とも言えます。まだ短期間しか使っていませんが電池持ちはかなり良いように感じます。少なくともライトユーザーなら一日は持つ。
またバッテリーテストを3回連続で回すという負荷をかけてみましたがほとんど発熱を体感することもありませんでした。またスコアも安定していることからも軽いゲームであれば熱暴走を起こすこともなく電池持ちもそこまで気にせず楽しみことができると思います。
そして指紋認証ですが、「Xperia 10II」の時よりは僅かに改善という感じです。ただ正直快適で反応が良いという感じではありません。あとは残念だったのがスピーカーが進化しなかったこと。曲によっては「Xperia 10II」の方が鮮明に聞こえるくらいです。
有線イヤホンやワイヤレスイヤホンであれば問題なく音楽を楽しむことができますが、スピーカーだとちょっと物足りない印象を受けます。
加工感が強化されたカメラ。




ハード面でみるとカメラセンサーに大きな違いはなく画角が僅かに変更された程度。とりあえずサンプル画像をご覧ください。ちなみに左側が「Xperia 10II」になります。








































「Xperia 10」シリーズ自体がミドルレンジモデルのため、より万人受けしやすいようになっていると思いますが「Xperia 10Ⅲ」ではより色鮮やかに。加工感が強めになっています。なので加工感が強めのカメラが好きな人にとってはより好ましいデザインに。一方でより現実を忠実にというXperiaのカメラが好きな人にとっては微妙に感じるかもしれません。
ただシャッターボタンを押してから保存されるまでのタイムラグなどは改善されておらず使い勝手は改善していません。次に低照度の環境でサンプルを撮影してみました。写真は出来るだけ手振れを防ぐために三脚に固定しています。左側がXperia 10IIで撮影した画像になります。
































1枚目に関してはナイトモードの違いが分かりやすいようにXperia 10Ⅲのみナイトモードで撮影。2枚目以降はオート撮影です。ただちょっと気になるのはオート撮影の場合、「Xperia 10Ⅲ」の方が明らかにノイズがひどいこと。やはりある程度の光量がないとナイトモードでは明るく撮影するのが難しいと思われます。一方で動画撮影に関しては同じく色味は濃いめ。ただ電子手ぶれ補正でも手振れは改善されています。
まとめ。




正直「Xperia 10II」と比較してそこまで大きな進化はありません。ミドルレンジモデルに求められる電池持ちの良さ。価格の安さ。そして簡単に綺麗に撮影できるカメラ。電池持ちは十分に満たしていますが、カメラがあとちょっと物足りないように感じます。
シンプルという面では「Google Pixel 4a」の方が分かりやすいカメラを搭載していると思います。一方で価格に関してもドコモ版で5万2000円。5G対応機種であることを考えればちょっと安いですがミドルレンジモデルであることを考えると微妙な感じです。
少なくとも中華スマホを使っている人が乗り換える機種ではありません。一方で3〜4年前の「Xperia」を使っているユーザーにとって「Xperia 10Ⅲ」の動作性があれば候補の一つとしてありのようにも感じます。
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「スマホ」を少しでも安く購入する方法。
最近のスマートフォン。特に「ハイエンドモデル」は非常に高価で「10万円」超えは当たり前になりつつあります。自分は「ドコモ」ユーザーなので、自分が国内モデルを購入する際にやっていることを簡単にご紹介したいと思います。結論から言ってしまえば「dカード GOLD」で「一括購入」してしまうこと。
(例)本体価格税込10万円の「Android」機種を「ドコモオンラインショップ」で「一括」購入して3年使用した場合 |
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一括払いによる獲得ポイント | 合計2000ポイント |
ケータイ安心保証未加入(月750円と仮定) | 2万7000円 |