時期尚早では?「Xperia 1」や「Xperia 2」に「5G」対応モデルを追加しても失敗すると思う理由。

先日よりその存在が明らかになった「J8010」。一部情報では、「Xperia 1」の「5Gモデル」であるとの予測もあれば、「Xperia 2」の「5G」モデルだとの予測もあり、さらには「Xperia 1」でもなく「Xperia 2」でもない「premium」モデルである可能性が高いとの予測もあります。詳細は「「Xperia 1」を超える「premium」モデルとして。「J8010」が「5G」に対応で今年唯一の「premium」モデルに。」をご参照下さい。

正直判然としない状況にありますが、有名なリーカーであるZackbuks氏は、「J8010」が「5G」モデルである可能性は高いとしており、どういう形かで「SONY」は今年中に「5G」に対応した最新機種を発表する可能性が高いと考えることができます。詳細は「「5G」モデルとされている「J8010」。「Xperia 1」の「小型/廉価」モデル「Xperia 1s」として発表に?」をご参照下さい。

さて今回、「Samsung」や「Huawei」が、「5G」対応機種を積極的に発売している中、「SONY」は「2019年中」に「5G」対応機種を発表すると失敗すると思うのでその理由を簡単にまとめたいと思います。



「5G」対応地域が限定的。

「SONY」がすでに発表しているように、「モバイル部門」を「2021年」までに「黒字化」を達成するために、「マーケティング戦略」を見直しており、その一つが「重点販売戦略地域」です。先日の情報からも、「SONY」は今後「日本」「台湾」「香港」「ヨーロッパ」を「重点地域」として設定し、その地域でより「販売」を強化していくとしています。詳細は「黒字化のために超超超地域限定に。「Xperia 1」含め次期「Xperia」は「4つ」の地域のみでマーケティングを強化に。」をご参照下さい。

ではこれらの「重点地域」が「5G」を開始しているのか。「香港」に関しては今年中とされていますが、主だって始まっているのは「ヨーロッパ」の一部地域のみです。「イギリス」が特にメインです。「5G」対応機種を先行して発売している「Huawei」や「Samsung」であっても、「ヨーロッパ」ではまだその販売地域を拡大できていません。つまり始まっているとはいえ、かなり限定的な範囲のみとなっていると判断することができます。

つまり「IFA2019」で正式に発表し、今年中に発売を開始したとしても、劇的に「5G」が使える地域は拡大していると考えにくく、そもそも「ヨーロッパ」のみでの発売になる可能性もあります。さらに「5G」に魅力を感じるユーザーがまだ圧倒的に少ないことを考えると、本体価格が高くなる「5G」対応機種を積極的にユーザーが購入するは考えにくく、むしろ「コスト」が高くなる「5G」モデルを展開することで、「SONY」の収益が悪化する可能性があります。

収益が全てではありませんが、「SONY」に「収益」を無視できるほとの余裕もありません。となると、今のタイミングで導入することは相当のリスクがあると判断することができます。

 

「電池持ち」の問題。

先日には海外サイトが、「Xperia 1」のレビュー記事を公開しており、特に「バッテリー」に関して、歴代「premium」モデルと比較して「電池持ち」が改善することがなく「電池持ち」が悪いままだと厳しい評価を下しています。詳細は「海外サイトが酷評。「Xperia 1」は歴代「premium」モデルから「電池持ち」は進化せず。そして充電時間が長すぎに。」をご参照下さい。

「Xperia 1」が「4K OLED HDR」に対応したことは、大きく評価するべきですが、「電池持ち」に関しては、同サイトがいうように全く良くありません。上記の画像が「バッテリーテス」の結果となっていますが、「Huawei P30 Pro」が「100」で「Galaxy S10+」が「91」であることを考えると、いくら「4K HDR」に対応しているといえ、「電池持ち」がかなり悪いことを確認することができます。

そして「5G」に対応すると、消費電力効率が悪化することからも、より大型バッテリーを搭載する必要性があることが判明しており、「Galaxy S10 5G」や「Huawei Mate20 X 5G」など、「5G」対応機種は、「電池持ち」の問題を解決するために、「4000mAh」以上の「大型バッテリー」を搭載しています。一方で今年発表された「Xperia」は昨年と異なり、「バッテリー」が小型化しています。

少なくとも現状の「デザイン」を維持したまま、「5G」に対応することは難しいと思います。逆に「縦長」になりすぎた「アスペクト比21:9」の採用が、「大型バッテリー」を搭載する上での弊害になっている可能性が高い。つまり「5G」に対応するためには、「本体」の「厚さ」を変更するか、そもそも「本体サイズ」を大型化させることで「大型バッテリー」を搭載させるしかありません。となると「デザイン」的にも「持ちやすさ」の面でもマイナスとなってしまいます。

 

そもそもユーザーが求めているのか。

「Xperia 1」のコンセプトは「好きな人にとことん好きになってもらえるように」となっています。つまり「ニッチ」なニーズを満たすための製品として完成しています。逆に言えば、多くのユーザーが求めているような、「顔認証」や「ワイヤレス充電」などに「Xperia 1」は対応していません。

「5G」がいずれ「4G」に取って代わる存在になるのは明白ですが、そもそも「Xperia 1」を購入するユーザーが、最先端技術である「5G」を求めているかとなると正直疑問です。「顔認証」が使いたくて「ワイヤレス充電」さらに「5G」に対応してて欲しいのであれば、より「万人ウケ」する機種を発売している「Huawei」や「Galaxy」の機種を最初から購入している可能性が高く、「Xperia」には見向きもしていないと思います。

もちろん「Xperia 1」のコンセプトが、次期「Xperia」でも同じになると限りませんが、そのコンセプトがコロコロ変わるようであっても、ユーザーが戸惑うだけであり、さらに失礼だと思います。そしていち早く「5G」に対応することは、このコンセプトからかけはなれていると考えることができます。そして「Xperia」ユーザーは、そもそも「5G」のニーズがそこまでないと考えることができます。ニーズがなければ売れません。それこそ先述しましたが収益を悪化させるだけです。

かなり情報が錯綜していますが、今年「5G」に対応した機種が発表される可能性が高いと予測されている中、今「5G」対応機種を発売したら失敗すると思う理由について簡単にまとめてみました。

 



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